天然ドSな彼女に抱かれ続けた結果、色々あって一緒に暮らすことになりました。 作:桃ノ木ネネコ
数日後、結衣と友麻はキャンパス内を歩いていた。
「それにしても……あの子は残念でしたわね」
「仕方ありませんわ。あれだけ懐いている子を
無理に引き離すことは出来ませんもの。」
「ですわね。無理に引き取っても私たちには
絶対に懐かなかったでしょうし。」
「……今回はすみれちゃんというお友達が出来ただけでも
良しとしましょうか。」
「そうですわね。」
そう言って二人は優雅に微笑み合った。
「ところで友麻」「何ですの?お姉さま」
「大学内でマーキングしてた子たちはどうなりまして?」
「ええと、あれは……」友麻がそう言いかけた時二人に
声をかける人物がいた。
「あの……」
「あら?あなたは……」
ーその日を境に学校内で坊主頭が増えることはなくなった……。
***
そしてそれから 1 ヶ月ほど過ぎた。
あの日以降、髪が無くなっていた面々も髪を伸ばし始め、
学校内で坊主にしてるものは殆ど見なくなった。
真っ先に髪を剃られていたあの黒川ですら、
今では坊主頭をやめている。
「今度は何を企んでるんだ?」
学食で隣のテーブルに座ってきた友麻にユキヤが質問する。
「あら、何のことですの?」
すまし顔でそう返す友麻に向かって
「とぼけんじゃねぇよ。あんたらが学校で奴隷探し
やってたってのは聞いてるぜ」
ユキヤは目も合わせず言う。
「あらあら人聞きの悪い。前にも言ったでしょう?
髪と共に悩みを切り捨てた人たちは、
やがて新しい何かを見つけるって。
そしてその頃には新しい髪も生え始めていると。」
「……・。」
ちょっとはぐらかされた感じもするが、ユキヤは続ける。
「んで?新しいペットは見つかったのか?」
「さぁそれはどうでしょう?」
今度は本当にはぐらかされた。
(こりゃ、どこからかはともかく、新しいペットを見つけたな……)
ユキヤはそう思ったが、口には出さない。
「しかしなんであんたらは、調教するときハゲにしたがるんだ?」
ユキヤはちょっと疑問に思った事を聞いてみる。
「ふふ、何も隠せず、逃げることもできない絶望感と、
外見を大きく変えられる屈辱、そして私どもには逆らえないという、
絶対的な服従心を植え付けることが出来ますもの」
そう嬉しそうに答える友麻を見て(これがプロの女王様って奴か……)
とユキヤは身震いする。
「それにいい大人がそんな頭でみじめったらしく這いつくばって、
泣き叫ぶ様子がとてもかわいらしいものですよ。」
そこまで聞いてユキヤは(聞くんじゃなかったかも……)
と軽く後悔していた。
「そちらこそすみれちゃんとは上手くやっていますの?」
「……おかげさまでこれ以上はないほど仲良くやってるよ。」
ユキヤはニヤリとする。
「まぁ、お惚気ですのねぇ……」
「何とでも言え。」
ユキヤは友麻に背を向けた。
「もしすみれちゃんを泣かすような真似をしたら、その時は
貴方を無理やりにでも引き取って、徹底的に再教育してあげましてよ。」
「安心しろ、ハゲにされる気は全くねーから!」
そう言ってユキヤはその場を後にした。
その背中を見送りながら友麻はクスッと笑った。
***
その夜、
黒川がどこかに向かって歩いていた。
ニット帽をかぶったその頭からは短い前髪と後ろ髪が覗いている。
ある場所に着くと、黒川はどこかに電話を掛ける。
「俺です……今、家のお傍にいます。」
『あら、ようこそ。あなたはいつも時間通りに来ますわね。』
「はい……」
黒川が電話を切ると、目の前の扉が開いた。
彼が来ていたのは松葉家の屋敷の裏門だった……。
黒川は裏庭を通り、姉妹の待つ地下室へと移動した。
「ごきげんよう。今日も来てくださったのですね。」
友麻が優しく微笑む。
「ささ、早く支度なさい。」「はい。」
黒川はそういうと服を脱ぎだした。
そして最後にニット帽に手をかけるが……
その下には何もなかった。
ニット帽の端には前髪などを模したエクステが
張り付けられているだけだった。
「そろそろウィッグに変えてもよろしいかしら?」
「その頭が隠れてしまうのは残念ですけど
そのままでは目立ってしまいますものね。」
黒川は今もスキンヘッドのままだった。
「……しかしあの時、まさかお前の方から私たちのところに
来るとは思いませんでしたわ」
「自分で、考え抜いた上での決意ですから……」
黒川は俯く。
あの後、何度も姉妹と会っていたが、その度に自分の中に
これまでない気持ちが生まれていた。
(恋愛とも、尊敬とも違う……これは……)
黒川は、この気持ちが何なのか、まだわかっていなかった。
だが、それは決して悪いものではないという確信だけはあった。
そして気が付けば、姉妹に自ら声をかけ、
その身を捧げてしまっていた……。
「このひと月の間、いくつかの試験的なプレイをして、
考える猶予を与えましたが……本当によろしいのですか?
この先私たちがもしお前を気に入らなかったり、
飽きたりしたら、すぐに捨ててしまうのかもしれませんわよ?」
「それにここでは、お前を人間としては扱いませんのよ?」
姉妹が口々に問いかけた。
「はい……それでも……俺は」
「ふぅん、そこまで言うのであれば仕方ありませんわね。」
「では、こちらへどうぞ。」
友麻が手招きする。
「はい……」
黒川はゆっくりと結衣たちの前に立つ。
友麻は黒川の後ろに回り、黒川に首輪をはめる。
「さぁ、これでお前は正式に私たちのペットですのよ。」
「では、始めましょうか。」
結衣はそう言いながら黒川の頭を撫でる。
「うっ!」
黒川はビクッと身体を震わせる。
「ふふ、可愛い反応です事。でも、これからもっと可愛くなるのですよ。」
「はい……」
黒川は恍惚とした顔で頷いた。
「まずは四つん這いにおなりなさい」
「はい……」
黒川は言われるままに床に手を付き、尻を高く上げる。
「あら?もうこんなにしてますの?」
友麻が黒川の股間をツンと突く。
「あっ……」
恥ずかしさと期待で真っ赤になりながら、黒川は声を上げる。
「お前はなかなか見込みがありそうですわ。暫くは楽しめそうです。」
「あ、ありがとうございます。」
「ほら、こっちを向いてくださいな。」
友麻は黒川の顔を上げさせる。
「ふふ、いい子ですわ。」
そう言って二人は彼の頭を撫でる。
3人の夜の宴は、まだ始まったばかりであった。
おわり
ここまでお読みいただきありがとうございました。
松葉姉妹登場編、これにて完結となります。
面白かったらブクマ・高評価よろしくお願いします。
なおこの後の姉妹と黒川の物語はノクターンノベルズで
現在連載中ですのでこちらもよろしくお願いします。↓
【R18】双子の令嬢姉妹の専属ペットになった俺は今日も二人の足の下にいる。
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