※この作品はR-18です。

天然ドSな彼女に抱かれ続けた結果、色々あって一緒に暮らすことになりました。   作:桃ノ木ネネコ

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第17話:不思議なお薬(その1)

ある日の夜中、すみれとユキヤの二人は

ベッドの上で行為に及んでいた。

「あ、あう、あひぃ……す、すみれ……俺……もう」

ユキヤが限界を迎えていた。

「えぇ~!? まだダメよぉ、もう少し頑張れるわよね?

ほら、もっと動いて?」

「そんなこと言われても……も、無理だよぉ……

お願い……出させてぇ!」

 

すみれは騎乗位の状態で腰を振りながら、

自分の上で爆発寸前でいるユキヤに対して、

先ほどから射精寸前まで動いては、

そこで動きを止めて抜くのを繰り返していた。

(なんで今日はこんなに寸止めしてくるの……?!)

射精したくてもさせてもらえない状態を

繰り返されているユキヤは涙目になっている。

 

すみれは妖艶な笑みを浮かべてユキヤを見下ろしていた。

「だぁ~め♪ さっきから何度も言ってるでしょう?

私がいいって言うまでは出しちゃだめだって。

私もそろそろイキたいんだから我慢してね」

 

「うっ……!うううっ……お願いですぅ……

出させてぐだざぁい……!!も、もお限界なんですぅ!!」

いつもの焦らしだと挿入寸前までなのだが、

挿入してからも続けるのは、すみれにしては珍しかった。。

 

だが、それでも絶頂に達するほどの刺激はなく、

ただひたすらに切なさだけが蓄積していく。

 

「うっ……ううっ!ぐぅぅぅぅ……おねがい……しますぅ」

「あら?どうしたのかしら?何か言いたいことがあるなら

ちゃんと言いなさい」

「もう無理です……出したい……」

寸止め地獄に耐え切れず、ユキヤ涙目で懇願を繰り返す。

「何を出したいの?」

「精液を……出させてくだざいぃ……!」

「よく言えたわねぇ……わかった!出しなさい」

その言葉を聞くや否や、

ユキヤは歓喜の声を上げて思いっきり果てた。

 

「あひゃああぁぁっ!? ああっ!あぁっ!

あぁっ! ああああああ!!!」

どぴゅ!びゅー!ぶっぴゅ!ビュルルルルーッ!ビュッ!

 

大量の精液がベッドに敷かれた大型犬用シートにこぼれ落ちる。

「あ、あぁぁ……」

「はぁはぁ……ユキちゃん頑張ったね……!

ちょっと待っててね。今外すから」

 

そう言ってすみれが拘束具を外すと、

ユキヤはそのままベッドに倒れ込んだ。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」

「本当にお疲れ様……」

そう言ってすみれは息も絶え絶えなユキヤの頭を撫でる。

 

汗と精液をウェットシートでふき取って、ここでいつもなら

二人ともそのまま眠ってしまうのだが……

 

「ねえユキちゃん……」

毛布をかぶって眠りに入りかけたユキヤをすみれが呼び止める。

「何……?」

「もっかい……しよ?」

「は?」

「だから……もう一回……」

すみれの口から信じられない言葉が出た。

 

「ええっ!?もう寝ようよ……明日学校だろ?」

疲労と眠気から、ユキヤの口調も少しイライラした感じで返す。

「そうなんだけど……なんか眠れなくて」

「……また?」「うん」

 

ここ数日、すみれはちょっと不眠症気味だった。

普段から夜更かしをしているわけではないが、

不意に深夜に目が覚めてしまって、

そこからなかなか寝付けなくなるのだ。

たまになら別に問題なのだが、ここ最近は

連日なので悩みの種になっていた。

 

ユキヤは小さくため息をつくと、すみれの隣に潜り込む。

そしてぎゅっと抱きしめると、頭を優しく撫で始めた。

「ほら、目ぇ瞑ってじっとしてればそのうち眠くなるって」

「……だと、いいんだけど」

「俺も一緒に起きてるからさ」

「ありがと……」

すみれは嬉しそうに微笑む。

 

が、

 

30分もしないうちにユキヤは寝落ちした……。

(こいつは……!)すみれは内心呆れながらも、

(……眠れないのは私の事情だし、こればっかりは

怒ってもしょうがないけどね。)

と、寝息を立てるユキヤを見ながらすみれは自分を納得させた。

 

***

 

翌朝。

すみれはぐったりして朝食を取っていた……。

結局昨晩も一睡もできなかったのである。

「大丈夫か?」

ユキヤがコーヒーを入れながら心配そうに聞いてくる。

どうやら先に寝落ちした事をすまないと思っているようだった。

 

「う~ん……ちょっとしんどいかも」

「今日は大学休んだら?」

「……でも今日は必修単位の日だし……」

すみれがコーヒーをすすりながら言う。

「……そんなんで講義受けても頭に入るのか?」

「それは、まあ……でも家にいても寝れるわけじゃないし……」

 

「じゃあせめて授業が終わったらまっすぐ帰れよ?

寄り道とかするんじゃないぞ」

「わかってるって!」

ユキヤが心配してくれるのが嬉しいらしく、すみれは笑顔を浮かべた。

 

***

 

大学に着いたすみれは、廊下をフラフラと歩いているところを

松葉結衣に呼び止められた。

相変わらずのゴシックドレス姿だ。

 

「白石さん、ごきげんよう。」

「あ……結衣ちゃん、おはよー……」

「あら、随分とお疲れの様子ですね」

結衣が心配そうにすみれの顔を覗き込む。

 

「うん、ちょっと寝不足で」

「あら……お盛んでいらっしゃいますのね?」

今度は友麻が驚きつつもどこか楽しそうに言う。

 

「いや……そっちじゃなくて、不眠症というか……」

すみれはちょっとうつろな笑顔で答えた。

 

「……あら、それは大変ですわね。」

「せめて原因が分かるといいんだけど、心当たりがなくて。」

「ふーむ……ひょっとしたら無意識のうちに何かストレスが

溜まっているのかもしれませんわね。」

友麻が顎に手を当てて考えるしぐさをする。

 

「そ、そうなの?!」

すみれは驚く。今の自分にはあまり縁のない言葉だ。

「……あなた方は同棲を始めてしばらく経ちますのよね?」

「え、ええ。」

結衣は考えながら続ける。

 

「一緒に住む事での相手への不満というのは、

知らないうちに蓄積されていくと聞きますわ。

人間誰しも他人に対して何かしらの不満を持つ者ですから、

それが知らぬ間に溜まっていたのかもしれませんわね。」

 

「そ、そっかぁ……」

「こういったものはお互い少しづつ妥協することで

解消されていくものなのですが、あなた方はまだ

その段階ではないのかもしれないですわね。」

「知らないうちに……ねぇ」

結衣からの意外な指摘にすみれは首をかしげる。。

 

「何かストレスが解消できるものがあればいいのですが……」

結衣は考え込む。そしてすぐ何か思いついたように顔を上げた。

 

「そうだ!いいものがありますわ!」

「な、何かあるの!」すみれも思わず顔を近付ける。

 

「はい!でも生憎と手元にはございませんので、

あとで家の者に届けさせますわ。

帰りまでには何とかしますので、

その時またお会いできますでしょうか?」

「わかった。待ってるね。」

「それではのちほど!」

 

結衣はそう言って去っていった。

 

***

 

午後の講義も終わり、すみれは待ち合わせの休憩室へと向かう。

休憩室では既に姉妹がテーブルに座っていた。

 

「すみれちゃん、ごきげんよう。」

友麻はすみれの事を「すみれちゃん」と呼ぶ。

 

「あ、どうも」

「ごきげんよう。あいつの我が儘に振り回されていませんこと?」

友麻は冗談っぽく微笑みかける。

 

「あはは、大丈夫だよ。」

すみれは笑顔でさらっと流す。

そんな二人のやり取りを見て、結衣が口を開く。

 

「ということで、白石さん。これが先ほど言ったものですわ。」

そう言って結衣は小さな瓶をテーブルに置いた。

 

「これは?」

「ハーブを調合したお薬です。心身ともに

リラックスできる効果がありますわ。」

結衣がにこやかに答える。

 

「お茶でもいいかと思ったのですが、

すみれちゃんは結構症状が深刻とお聞きして、

お薬の方がいいかと思いましたの。本場で作られたものですから、

効果は確かですのよ」

友麻が続ける。

 

「うわ、ありがとうございます。でも、いいんですか?」

「我が家は仕事の関係上、外国の方とも交流がありますから、

こういったものは手に入りやすいのですわ。」

結衣は涼しい顔で言う。

 

「寝る前に飲むと効果的ですのよ。でも薬草を使っているので

ちょっと苦いですから、スプーン一杯程を

ミルクなどに溶かして飲むのがいいでかと思いますの。」

「へぇ、じゃあ早速今日飲んでみるかな。ありがとう!」

すみれは嬉しそうに瓶を手に取った。

 

「いえいえどういたしまして。」

「では、そろそろ行きましょうか。」

「ええ。」「はい。」

3人は立ち上がり、休憩室を後にした。

 

***

 

その夜、風呂から上がったすみれは、パジャマ姿でミルクを温めていた。

(ええと、確かスプーン1杯って言ってたな)

すみれは言われた通り、カップの中にスプーンを入れ、かき混ぜる。

「よし、これでOK」

すみれはマグカップを持ってリビングのソファに行く。

 

そしてすみれがソファに座ると同時に

「ふぅ、いい湯だった」

風呂から上がったユキヤがリビングに入ってきた。

 

「あっ、ずりーな、自分だけそんなの用意してるの?」

ユキヤはすみれの前に置かれたマグカップを見るなり言った。

「……ミルク1杯だけでしょ?」

すみれは少しムッとして言い返す。

 

「君の分も作った方がいい?」

「あ、いいよ一口貰えれば」

ユキヤはそういうとすみれのマグカップを手に取り

一口飲んでしまう……。

「あー!!」

すみれは思わず声を上げた。

「な、なんだよ一口ぐらいで?」

「だって……それって……!」と言いかけてすみれは口ごもる。

 

(……ユキヤに言うとちょっと面倒なことになりそうかな。)

「ごめん……なんでもない」

「変な奴」

ユキヤはすみれの隣に座りながら呟く。

 

(まぁ変な薬じゃないし……)すみれはそう思い直し、

ミルクの残りを飲んだ。

 

「ところでさ、この前面白い本見つけたんだよね。」

ユキヤは話題を変えるように話し始めた。

「どんなの?面白かったら今度貸して欲しいな。」

 

……そんな他愛ない話をしているうちに、

やがて二人に眠気が訪れる。

 

「……なんか眠くなってきたな」

ユキヤがあくびまじりに言う。

「私もなんか……」

(あ、早速効果あったかな?)

「じゃ、今日こそは眠れそうだな」

ユキヤは嬉しそうに笑うと、すみれの手を引き寝室に向かう。

 

(結衣ちゃんたちにちゃんとお礼言わないとな……)

そんなことを思いつつ、すみれは眠りについた。

 

***

 

夜中、それは起きた。

 

「きゃあーっ!!」

 

ユキヤはすみれの悲鳴で目を覚ます。

「な……なんだ?どうした?!」

ユキヤは自分の横で寝ているはずのすみれを見ると、

すみれはこちらに背を向けてうずくまっていた。

 

「ど、どうしたの!?」

ユキヤは慌ててすみれの肩を揺する。

「な……なんでもない……」

そう言いつつもすみれの声は震えていた。

 

【挿絵表示】

 

 

「いや、絶対おかしいだろ!なんで泣いてるの?」

「……」

すみれは背を向けて固まったまま動かない。

「おい!しっかりしろ!」

ユキヤが必死に声をかけると、ようやくすみれが振り向いた。

 

「ゆ、ユキヤ……これ……」

顔面蒼白のすみれが震える手でユキヤの手を取り、

パジャマ越しに自分の股間を触らせる。

 

「ん?なにをすr……」

ユキヤが言葉を言い終わる前に、

この感触が身に覚えのあるものと気付いた。

 

しかしそれは、すみれにあってはいけないものだ……。

ユキヤは恐る恐るすみれのパジャマの中に手を入れると、

 

そこには男のシンボルがあった……。

 

つづく

 

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