気の強い女はホントにアナルが弱いか、金髪ツインテールのツンデレ(クソザコ)幼馴染で確かめてみた! 作:クリームパイ太郎
「ば、ば、バカじゃないのー!?」
「阿呆のオマエに言われたくないな……」
「しみじみというなー!」
「まぁ、聞いてくれよ」
「ないないない!
お尻なんてありえない!」
「そう言わずに」
「だって!
アナ……ってお尻の……でしょ!?」
「そうだ。
オマエのケツの穴だ!」
「なんか嬉しそう!?」
実際嬉しいからな。
「バカ!
ヘンタイ!
可愛らしい幼馴染をいじめて楽しむサディスト!」
自分で可愛らしいって、オマエ……
いや、事実可愛いんだけど。
「楽しむなんてとんでもない!
オマエを真っ当な人間に導くのは俺の使命だと思っている!」
「女の子にアナ……お尻の……が弱いか確かめさせろとかいう奴に言われたくないー!
大体アンタ頭は良いかもしれないけど、常識がどっか足りないのよっ!
思い返してみれば、いろいろあったわ!
ちっちゃい頃にお風呂へ一緒に入った時にワタシのお、おま……大事な所を開いて見てくるし!
あのときはまだ意味が判ってなかったけど、よくよく考えてみたら子供同士とは言えとんでもなくない?
他にも胸とか事あるごとに触ってきてたし。
アンタ子供の頃から意味を理解してやってたんじゃ……」
「うるせー!」
「ひぎぃ!?」
俺の渾身のデコピンが幼馴染の綺麗な額に炸裂した。
さっきと同じ場所が赤くなるが、俺を刻みつけたみたいで大変気持ちがいい!
「まぁ、聞いてくれないか?」
「うぅ、わかったわよー」
目に涙をいっぱいに溜めて、大人しくなった。
うむ、泣き顔も可愛いな。
「学園の王子様を知ってるか?」
「何の話?
そりゃ、あれだけ有名なら知ってるけど。
すごい美形でまるで王子様みたいにカッコイイって」
「そう、その王子様だ」
「でも、女の子なんでしょ?
そうそう!
アンタが初めてテストの順位で負けたって。
ふんっ、いい気味ね」
幼馴染の表情にイラっとしたが、ここはスルーだ。話が進まない。
「あ!
でもワタシの好みじゃないからね?
ワタシはどっちかって言うとアンタみたいな地味顔が好みで……って、ナシ!
今のナシ!!」
地味で悪かったな。
まぁ、別にオレの容姿などどうでもいい。
「そもそもあの王子様は女だしな」
「そうそう!
いくら美形でもねー」
それでも女子連中から大人気どころか、ホントに俳優やアイドルもかくやというような、超人気っぷりなんだが。
「……ってアンタはどうなのよっ!
まさかあの手の顔が好みとか……」
「いや、まるで興味がない」
勉強ができるとか、頭が良いとかって話じゃなくて、ホントに同じ人間なのかと疑いたくなるほどの、逸脱者だ。
理解している奴は理解している。俺が知っているだけでも何人かは、近づくのも怖がっているし。
目の前の幼馴染みたいに普段から物事を深く考えない奴とか、外見だけを見てはしゃいでいるミーハーな連中は感じ取れないだろうが。
ファンの連中に笑顔で接しているところを見たことがあるんだが、あのバケモノは目が笑っていないのだ。
実験動物を観察してるような目をしていた。
能力的にもなんで学生なんてやっているのかわからんってレベルだし、そもそもどうして学園に通っているのかも不明だった。
まぁ、最近理由は判明したんだが。
「その王子様がな、最近になって男と付き合い始めたらしい」
「へー、ワタシはてっきり女の子が好きなんだと思っていたけど。
カレシができたんだ」
「あぁ、相手は幼馴染の男なんだとさ」
「ふぇ!?
ホントにっ?」
幼馴染ってところに反応したな。
「嘘を言ってもしょうがない。
たまたま選択授業でそのカレシと隣の席になったから、ちょっと話しかけてみたんだが、良い奴だったぞ」
話をしてみれば気さくな奴だった。
アニメとか漫画の話題をふってもノッてくるし、ゲームの話は特に喰い付きがよかった。軽いエロトークにも付き合ってくるし、人当たりも良い。
付き合っていることを軽く訊いても見たんだが、照れながら惚気る様は微笑ましいの一言だ。
至って普通……に見える。
しかし、あの王子様と付き合える精神性は……
「その男子って確か王子様の金魚のフンって、王子様ファン倶楽部の連中に目の敵にされてる人でしょ?」
「そうらしいな」
後からいろいろ調べて、正直驚いた。
王子様ファン倶楽部は本人非公式だが、ほぼ黙認。
会員数は多く、全員女子生徒。
狂信的といって差し支えないほど、熱狂的な連中も多数確認している。
そして、その会員から蛇蝎の如く嫌われている王子様の幼馴染。
ある意味この幼馴染のカレシも異常だ。
普通、思春期の男子が大勢の女子生徒から総スカンを喰らったら精神的にキツイだろう。
だというのに、あの良い奴っぷりは……しかも、普通に女子へ話しかける光景も見かけたんだが。
まともな精神をしていたら萎縮して話しかけられないと思う。
まぁ、面の皮が厚いってだけなのかもしれないけどな。
「で、その王子様と今の状況がどう関係が在るわけ?」
おっと、そうだった。
今やらなければならないのは、この金髪幼馴染の説得だ。
そのために覚悟を持って、ここに来たわけだし。
「うん。
その件の王子様は幼馴染と無事ゴールインして幼馴染同士のカップルが誕生したわけだ」
「うわー、羨まし……
べ、別に羨ましくなんてないんだからね!」
「いや、オマエ、ここでツンデレムーブはいらんから」
「べ、別にアンタとワタシが幼馴染だからってカップルになれると思ったら大間違いなんだからね!」
「…………」
「あ、その……そんなしゅんとした顔しないでってば。
別に嫌なわけじゃないっていうか。
いろいろ手順を踏んでくれればすぐにでもっていうか……」
「単純に付き合い始めたってだけじゃなくて。
もう
教室で宣言したらしい」
「済ませてって……
えぇ!?
それって、その……」
どんな宣言だったのかは尾ひれ背びれが付いた噂が飛び交っていて、定かではないんだが、とにかく結ばれたというのは間違いないらしい。
王子様本人が事あるごとに、周りに吹聴しているっぽいのだ。
「うぅ、すごい。
同級生なのに、もう幼馴染と結ばれてるなんて。
きっと長年の想いを遂げて、嬉しさが隠せないんだわ。
それで我慢できずに周りに自慢しちゃうんだ。
今度、どうやって結ばれたのか聞いてみてワタシも……」
「だからな!」
「ひっ!?」
なんか小声でブツクサ呟いている金髪幼馴染に、俺はズイッと近寄った。
青く深い瞳の奥まで覗き込めるような距離まで顔を寄せる。
驚きで目を見開いて固まっている幼馴染に俺は力強く宣言した。
「俺達もこのままじゃダメだと思うんだ!」
「え?
えっ!?」
「微温い関係はもう終わりにしたい」
「そ、それって……」
「好きだ!
ずっと好きだったんだ!!
俺と付き合ってくれっ!」
「なんでこのタイミングなのよっ!?
ムードとか、状況とかもっと気をつかないさいよ!!」
「む、どんな状況だったら満足なんだ?」
「え?
あー、えっと……放課後の屋上とか!
町並みの見える公園の丘で時間は夕方とか!
文化祭の終わった後の誰もいない教室とか!
デートの最後に乗った観覧車の頂上とか!
ちっちゃい頃の思い出の場所とか!
あとは、その、あ! 伝説の樹の下でとか!!」
「なんだよ、伝説の樹って……」
でも、コイツの理想というか思い描いていたことが判ったのは悪くない。
「と、とにかく!
なんでお昼寝してたら縛り付けられて、アナ……変なことを言われて告白されなきゃいけないのよ!?」
「オマエの理想通りにはいかなかったかもしれないが、そんなことはどうでもいい!
状況は差し迫っているんだ」
「どうでもよくないー!
差し迫ってるなら、もっと状況を整えなさいよ!!
せ、せっかくアンタからの告白なんだから……」
「ちっ、面倒くせーな」
「面倒くさいとか、い・う・なーっ!」
ブンブンと手枷から伸びた紐を振り回して、喚き散らす幼馴染。
しょうがないから状況を説明して、コイツの理解を深めてやろう。
「幼馴染なんて曖昧な関係を続けていたら、オマエを誰かに取られてしまうかもしれない!」
「そ、そんなことないっ!
……と思うわよ?」
「いや、ありえる可能性だ!
だからこそ、件の王子様もアレだけ周りからチヤホヤされていたのに、幼馴染の男とさっさとくっついたんじゃないのか?」
「そうかもしれないけど、ワタシとアンタに限って言えばありえないっていうか。
そもそもワタシはアンタ以外ありえないっていうか……じゃなくって!?
えっと、その……別にワタシはモテるわけじゃないし」
コイツは自覚がないのか?
黙っていれば容姿に文句のつけようもない。
天然の金髪とハーフという希少性。
勉強は出来ないが、明るく性格も悪くない。小賢しい女よりよっぽど良い。
胸は小さいが、バランスの良いスタイル。
狙っている野郎がいてもおかしくないのだ。
「返事は?」
「だから、その……」
「はっきり言ってくれ」
「あ、う……」
「俺の気持ちはもう伝えたぞ」
「うん」
「オマエの返事によっては強硬手段に出ざるを得ない」
「…………」
「なんで嫌そうな顔するんだよっ!」
「当たり前でしょうがっ!」
「嫌なのか?」
「……ない」
「なんだって?」
「……なことない」
「ちっ、しょうがない。
強硬手段に……」
「そんなことないって言ったのっ!」
「何慌ててるんだ?」
「強硬手段とか言われたら慌てるに決まってるしょうがっ!」
「慌てなくてもオマエが色良い返事をしてくれれば……
ん?
今、オマエ、なんて言……」
「だから!
そんなことないって言ったの!
ワタシもアンタのことが好き!
だから付き合う。
カレシカノジョとして」
「も、もう一回言ってくれ!」
「もう!
雰囲気は諦めたから。
アンタからもう一回告白して!」
「わかった」
目の前にいる幼馴染は顔が真っ赤だ。
俺も似たような顔をしているだろう。
「オマエが好きだ。
俺と付き合ってくれ」
「うん。
ワタシもアンタが好き。
いつから好きだったか、わからないくらい昔から」
「ぐはっ!?」
しおらしく、照れながら、でもはっきりと言葉にしてくれた金髪の幼馴染が可愛すぎた。
脳が灼かれるってのはこんな感じなのかもしれない。
「な、何よ、その反応は……」
「オマエの可愛さにやられているところだ」
「何よそれ、変なの」
胸の裡で歓喜が爆発して、もう衝動を抑えられそうにない。
クスクスと笑う金髪幼馴染が愛おしい。
「よし!
これでオマエと俺は、晴れて恋人同士、初々しいカップルになったわけだ」
「そ、そうね。
一応、告白をOKしたわけだし、ワタシとしても認めないわけにはいかないわ」
「なんか言い方がムカつくが、今は嬉しいからスルーしてやろう」
それでは早速始めようじゃないか!
俺は俺のカノジョになった幼馴染のショートパンツに手をかけた。
「ちょ!?
な、な、な、何するのよ!?」
「え?
だからさっきから言ってるじゃないか……」
なぜか照れ隠しとは違う感じで、顔を赤くして幼馴染が柳眉を釣り上げた。
「気の強い女はホントにアナルが弱いか、確かめさせてくれ!」
つづく