気の強い女はホントにアナルが弱いか、金髪ツインテールのツンデレ(クソザコ)幼馴染で確かめてみた! 作:クリームパイ太郎
「ば、ば、バカじゃないのー!?」
「阿呆のオマエに言われたくないな……」
「しみじみというなー!」
「まぁ、聞いてくれよ」
さっき全く同じやりとりしたんだが?
「聞かないわよ!
あ、アナ……お尻でなんて……」
むぅ、コイツは何か勘違いをしているのかもしれない。
俺は渋々ホットパンツから手を離した。
「だ、だいたい、一階にはママだっているのよ!
こ、声とか聞かれちゃうかもしれなし……」
「あ、それだったら大丈夫だ。
うちの親とカラオケ行った。
たぶんその後は飲みにいくだろうから、朝までコースだ」
「ママ……」
「つまり誰にも邪魔されないし、時間はたっぷりあるということだ」
「うぅ、娘の貞操の危機なのに……」
「アナルだから貞操の危機じゃないぞ?
だから良いだろう?」
「よくないー!
むしろ、貞操を奪われるよりも危険よー!」
まぁ、貞操の危機っていうんなら、おばさんからはさっさと奪っていいからねっていうお墨付きをもらっているのだ。
だが俺としてはコイツの純潔を散らすのは然るべき時と場所を整えてからきっちりと貰うつもりである。
だから、
うーむ、カレシとしてカノジョの言い分に耳を傾けるのは吝かでないし、ちょっと聞いてみてやろうじゃないか。
「オマエ、勘違いをしてるんじゃないか?」
「してないわよ!
アンタはいろいろ過程を飛ばしすぎなのっ!」
「過程とは?」
「付き合い始めたんだからいろいろあるでしょう!
えっと、その……まずは手を繋いだり」
「こうか?」
金髪幼馴染の両手を取り、指と指を絡めるように、力を入れすぎないように優しく繋ぐ。
「ふぁ……
う、そうじゃないんだけど、これはこれで」
「お眼鏡にかなったようだな」
「うぅ、状況は変わってないけど、手を繋いだだけで嬉しくなっちゃう自分が情けないやら恥ずかしいやら……」
「俺は全力で嬉しいぞ!」
「せめて登校するときとか、家に帰るときとかだったらワタシも素直に喜んだのに」
「それは月曜日から早速実行しようじゃないか!
オマエ、ちゃんと起きろよ?」
「……うん」
「他には?」
「え?
あ、えっと……デートとか?」
「よし、明日早速デートに行くか!
プランは任せておけ。
こんなこともあろうかとデートコースはリサーチ済みだ」
「まぁ、毎週どこかしら遊びに行っているから、その辺りは心配してないけど」
「カップルとして行くのと、単なる幼馴染として行くのとじゃ、全然違うからな!
俺の力の入れようも変わってくるというもんだ」
「そ、そうなんだ。
それはちょっと楽しみかも」
「期待してくれていいぞ。
他には?」
「あ、その……」
「どうした?」
なぜか頬を染めて、目を伏せる幼馴染。
ドキッとするくらい可愛らしい仕草だ。
「キス……とか」
なるほど。
確かに恋人になったら、いずれ通る重要なイベントだろう。
うむ、早いほうが良いな。
「おい、こっち向け」
「……え?
んぅ!?」
恥ずかしげに俯いてモジモジしていた幼馴染だが、俺が声をかけたら反射的に顔を上げた。
その瞬間にサクッと唇を奪う。
瑞々しい感触に不覚にも理性を失いそうになったが。
ディープなやつは我慢できた。
唇が触れ合うだけのキスだった。すぐに顔を離して幼馴染の表情を確認する。
「ふぁ……」
普段から考えられないくらい柔らかく下りた眉と濡れた瞳、うっすらと開いた唇が色っぽかった。
が、すぐに力を取り戻す。
「ちょ、ちょっと何してくれてんのよーっ!」
「何ってオマエ……キスして欲しいっていうから」
「違うわよーっ!
ワタシがしてほしかったのは、ちゃんと過程を踏んでからの恋人同士に相応しい場所とシチュエーションを取り揃えた、甘い雰囲気をきちんと作ってからのどきどきするキスだったのにぃ!」
「ちっ、面倒くせーな」
「面倒くさいっていうなー!」
「えーと、ありがとう?」
「きーっ!
奪われた!
ワタシのファーストキスを雑に!
うーばーわーれーたっ!」
「は?
初めてじゃないだろ」
「うぇ?」
「俺とオマエのファーストキスは5歳の時に済ませてるだろうが?」
「お、覚えてるんだ、あんな昔のことなのに」
当たり前だ。
コイツと過ごした記憶は全部覚えている。
忘れるわけなどない。
「オマエと一緒にしたことは全部覚えてるぞ」
「そうなんだ……」
「俺のファーストキスはオマエに奪われた」
「うぅ……」
コイツは当時から少しマセていたからな。
「あと、その日の帰り道で犬のウンコ踏んで泣きわめくオマエを連れて帰ったのも覚えている」
「そっちは忘れなさいよ!」
オマエだって覚えてるだろうが。
「で、他にあるのか?
オマエの言う過程には」
「あとはその……」
またモジモジし始めたぞ。
喚いたり恥ずかしがったり忙しい奴だ。
「やっぱり初めては、もうちょっと長く付き合ってから……
でも、コイツの言う通りまごまごしてたら他の人に盗られちゃうかもしれないし。
うぅ、既成事実は早めに作っておきなさいってママにもアドバイスされてるし。
ワタシも興味ないわけじゃないし。
でもでも、やっぱり初めては大切にしたいし」
「ふむ」
独り言のつもりなんだろうが、全部聞こえてるぞ。
目の前でなにやら悩んでいる幼馴染の言わんとしていることは、よく理解できた。
「おい」
「なによ!
今ワタシはすごく重要なことを決断しようとしてるんだから、ちょっと待ってなさい」
「いや、その決断は必要ないから」
「え?」
なぜか幼馴染は意外そうな表情をして俺を見つめてきた。
「オマエが考えていることはわかるぞ」
「あ、う、それは……」
「キスの後にやることなんて決まってる」
「う、判ってるわよ。
別にアンタとその……するのは嫌ってわけじゃないし。
付き合ってればいずれ……ね?」
「するってなんだ?」
「ふぇっ!?
あ、するってのはその、セック……
言わせないでよっ!」
「まぁ、言いにくいなら代わりに言ってやるが。
オマエの処女膜をブチ抜くのはまだ早い!」
「他に言い方ないのーっ!?」
「オマエの穴っぽこに俺の金箍棒を挿入するのはまだ早い!」
「もっと酷くなってるーっ!?」
「オマエのマン……」
「もういいからっ!」
ちょっと涙目になっているのが、とてもそそる!
「オマエな?」
「ひっ!?」
俺は幼馴染の細い方をがっしりと掴んだ。
なぜ怯えたのか理解できないが、まぁ、些細なことだ。
「いいか、よく聞けよ?
大事なことだからな?」
「なによ!
ワタシだって色々思うことはあるの!
せっかく念願叶ってアンタと付き合い始めたんだし。
先のことだって色々……」
自分で言って想像してしまったのか、湯気が出そうなほど真っ赤になった。
「あぁ、俺も先々のことは考えている。
だからこそ
わかるだろ?」
「……うん」
「だからアナルなんだ!」
「やっぱりわかんないーっ!」
「オマエとの初めては、結婚して初めての夜を迎えたらだ」
「え……?」
「結婚初夜ってやつだ」
「それはわかるけど……
け、結婚!?」
なんで驚いた顔をするんだ?
「け、結婚ってあの結婚!?
あ、空耳……?」
「婚姻届を役所に提出して、結婚式で親しい人たちにお披露目して、法的にも世間的にも認められた夫婦の関係になることだ」
「空耳じゃなかった」
「ちゃんと責任を取れるようになったらでないと、な?」
「うん……」
「理解できたか?」
「うん、わかった」
しおらしく頷く様子が、なかなか新鮮だ。
しかも可愛い!
「よし、じゃあ早速」
「なに?
あ、もしかしてデートプラン一緒に考える?
ワタシとしてはアンタとなら何処へ行ってもいいんだけど。
遊園地? ショッピング? お小遣い前だし、お家デートとかもいいわね。
あんまりいつもと変わってないけど、ワタシとアンタはこ、ここ、恋人になったんだし……」
「気の強い女はホントにアナルが弱いか、確かめさせてくれ!」
つづく