※この作品はR-18です。

3分後   作:すりーみにっつ

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ここはマチハバ。王が治める異世界の国。
貴族ニージャ家は王家譜代で代々、王都郊外の森林管理を任されていた。
ニージャ家の次女ナゼリハは兄弟姉妹のなかでも傑出した才能の持ち主で何をやるにしても優秀であり、なかでも犬の操法に長け、広大な森林を犬たちを駆使して管理していた。
だが彼女はただひとつの欠点-それは人間として致命的なものだが-をもっていた。
冷酷で残忍。それが彼女のひととなりを表すにあたって的確な評価だった。


3分後のナゼリハ

「犬の餌にしなさい。」

鞭を片手に、ナゼリハは野盗の頭目に言い放った。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

部下のトリューが諫める。「死罪は相当かもしれませんが、なぶり殺しは王国の法に・・・」

 

「そうね。いいすぎた。」ナゼリハは鞭に魔力を込める。鞭が怪しく光る。

 

ナゼリハが鞭を一閃すると頭目の首が飛んだ。鞭の切っ先は隣に捕縛されていた野盗の肩を深く切り、野盗は転倒しのたうち回った。

 

「慈悲、ね。」若く美しいナゼリハは無表情だ。

 

トリュー「残りの野盗は?」

 

 

ナゼリハ「首魁は法により私の権限で死刑に処した。残りは吟味せよ。」

部下たちはてきぱきと野盗たちをひきたてていった。

 

 

ナゼリハは愛犬たちの頭をなでながら、その様子を満足げにみていた。愛犬たちが彼女に群がる。

 

愛くるしいが、いったんナゼリハが追えといえば地の果てまで追い、殺せと言えば確実に喉笛をかみ砕く恐ろしさを秘めた犬たちであった。

 

ナゼリハの処置はこの世界基準で言うと、非常に厳しかった。

 

確かに貴族身分の管理官は現行犯の首魁に対する処罪権を有するが、形骸化しており、通常は白州にわたされて吟味されるのが通例であった。

 

ナゼリハは本当に死罪相当の犯罪者をその場で処刑して犬に食べさせ、それをその家族に強制的に見せたこともある。

 

しかし治安は保たれ、民心は安定しているのではないかと思うむきもあるが、それはそうでもなかった。

 

ナゼリハは森林に点在する村落や集落を巡察のたび、ささいな罪をみとがめ、住人をむち打ちにするのだ。

微罪で老婆が村の広場でむち打ちをされたのは記憶に新しい。

 

ナゼリハは憎まれていたが、彼女はそれを熟知しており、それを快いとさえ思っていた。

 

「マチハバ王家はマチハバ=タルニャ連合王国を統べるが、私はこの王都郊外ツーリカルの大森林地帯を統べるのだ。」これが彼女の誇りと矜持である。

 

ここではナゼリハが王女であり、部下は彼女の大臣、幕僚、住人は臣民。

すべての生殺与奪の権は彼女の手中にあった。

 

ニージャ家もナゼリハを持て余していた。ニージャ一族の白眉。最優秀であり、恐怖政治の内実はともかく、王都に報告される治安や生産力の数字はマチハバ中央を十分に納得させていた。

 

国王は「ツーリカルにニージャのナゼリハあり。」と大満足なのだ。

 

 

ナゼリハが犬たちと部下をつれ、騎乗で定期巡察に向かう。

ところどころに木に括りつけられた白骨死体がある。野盗などの犯罪者である。

 

訪れた集落でナゼリハはさっそく住民の落ち度をみつけた。

なんということもない、ふつうはとがめるほどでもないことだった。

しかもそれが盲目の少女のなしたこととなればなおさらであったが、ナゼリハは許さなかった。

 

盲目の少女は広場に引き立てられる。

 

腹心トリューが猛烈に抗議した。以前からではあるが、最近は目に余る。

最古参の自分以外に諫言できるものはいない。

法の運用、民心の面からトリューはナゼリハに理路整然と食い下がる。

 

ナゼリハ「トリュー。あなたの抗議に理があり、私の風評を懸念していることも深く認識している。トリュー、感謝する。」

ナゼリハは胸の前で握っていた鞭をそっとおろした。

 

トリューは一礼して一歩下がる。

このやりとりをみて部下も住人達もほっと安堵した・・・が。

 

「それでもあえて!この少女を裁かなければならない。」

ナゼリハは鞭をするどく振る・

トリューたちは絶句した。

 

「それをなさねばならぬのが王に管理を任されたニージャ家のナゼリハ、この私である。」

トリューはなおも抗議しようとしたがそれを制し、ナゼリハは命じた。

 

「娘の上着をとれ。柱にくくれ。」

 

かくなればいたしかたなし。トリューが部下に命ずる。それをナゼリハが手で制した。

 

ナゼリハ「トリュー、お前がやるのだ。」

 

トリューはナゼリハ隊の中では古参の管理職である。そのような雑用をする立場にない。

が、観念したトリューは娘に近寄り服を脱がせた。

 

耳うちする。

「許してくれとは言わない。この森林官トリューが責だ。存分に憎んでくれ。」

とりすがる家族にもトリューは聞こえるように言った。

 

しくしくとな泣きはらす娘から家族を引き離し、トリューはナゼリハに、刑の準備完了を報告した。

 

むち打ちはさすがにトリューには命じなかった。

しかし、ナゼリハは盲目の少女と同年代の娘を持つ部下を指名したのだ。

 

3等森林官カブラック。彼には12歳の愛娘がいる。柱にくくられた盲目の少女とはほぼ同じだろう。

 

カブラックは腹をくくり、柱に向かった。

震える手で鞭を構える。「3振りだ。手加減はできん。3振りだ。頼む耐えてくれ。」

華奢な娘の背中は涙でにじんでまるでみえなかった。しかし外すことはできない。

カブラックは鞭を振り下ろそうとした、そのとき。

 

 

そこに浮浪者がまぎれこんできた。

刑場のど真ん中に。ふらふらと歩いてきたのだ。

 

 

トリュー「何者だ!」

 

カブラックも鞭を下ろし浮浪者を注視した。

住人達もがやがやと騒がしい。

 

ナゼリハ「つまみだせ。」

 

一人の部下が進み出て浮浪者の手をつかんだ。しかしつかんだ手を器用につかみ返される。部下は宙を舞い、一回転して地面にたたきつけられた。

他の部下もいっせいに浮浪者につかみかかったが、皆くるくると宙を舞っては地面にたたきつけられる。

 

トリュー「抜剣!」

部下たちが一斉に剣を抜いた。

 

ふふん、と鼻を鳴らすナゼリハ。

(そのへんの野盗とは少々ちがうようだな。)

 

「村人ども。よくみておけ!逆らったものの末路をみせてやろう。」

ナゼリハはトリューが浮浪者をなでぎりにする様を想像して微笑んだ。

はやく娘の背中にきざまれる鞭の跡をみたいものだ。娘の悲鳴を聴きたいものだ。

 

ナゼリハ「トリュー。3分やる。公儀妨害のかど、死刑もある。手加減はする必要はない。」

 

 

3分後

 

 

ナゼリハは浮浪者の陰茎を必死にしごいていた。

生き残るために、命ながら得るために。貴族の誇りも矜持も、この圧倒的な暴力の前にはぎとられてしまい、原始的な生命への渇望に精神をゆだねてしまった。

 

トリューたち部下はのこらず浮浪者に叩きのめされ全員地面に転がっている。

取り巻きの住民たちになすすべはない。村長が割って入ろうとしたようだが、むろん何もできない。

 

浮浪者は一切なにもしゃべらない。何を考えているかもわからない。フードを深くかぶり、表情は口元しか見えない。

 

恐怖と狼狽が支配した。

誰もひとことも発さない。森から聞こえる鳥のさえずりと娘のすすり泣きだけが聞こえる静寂の中でナゼリハは浮浪者の陰茎を必死に、必死にしごいていた。

 

「は、はやく出せ・・・」

 

浮浪者がナゼリハの髪をつかみ、平手で頬を強くたたいた。武術の訓練を除き、ナゼリハは生まれてこの方この手の暴力を受けたことがない。

 

-手をとめたら殺される-

 

そう直感した。ナゼリハは右手が疲れてきたが力を振り絞って陰茎を握る手を前後した。

浮浪者の体がわずかに揺れ、陰茎の先から白い液体がほとばしる。

ナゼリハの髪の毛や顔にかかった。湯気が出るほどに熱いその液は臭った。

 

思わず身をかがめるナゼリハ。浮浪者はふうと息を吐いて今度はナゼリハを組みしき、当たり前のようにナゼリハの下衣をぬがせ、瞬く間にナゼリハの秘所に陰茎をぶち込んだ。

 

あまりの早業にナゼリハは反応できなかったが、体はびくんと反応した。

あまり濡れていない女。めりめりと体内に音が響き陰茎は容赦なく入っていったが、陰茎が存分に濡れていたからか、それほど痛みはなかった。

 

野獣のようなひと突きひと突きにナゼリハはよがりの声を上げた。

演技などではない。ナゼリハはそのようなすべを知らない。

浮浪者の鋼鉄のような陰茎が体内を激しく出入りしている。

こんなことなら房中術をもっとまじめに習っておけばよかったとナゼリハはいまさら後悔するのだ。

 

なにをやっても優秀のナゼリハだったが、男女の交合はずぶの素人であった。

 

体を嘗め回され、シャツの上から乳房を揉みしだかれる。浮浪者の膂力は屈強な部下たちを赤子のようにあつかった。いかに武術に優れていてもナゼリハが対抗できるものではない。

 

ナゼリハは一縷の望みをかけ、愛犬たちをみやる。

 

-こいつの喉笛を食いちぎれ!!-

 

しかし、頼みの愛犬たちは浮浪者に動物的な恐れをなしたか、みなちぢこまり主人の凌辱の様を眺めるのみである。「くうん」とむなしい鳴き声が聞こえた。

 

ナゼリハの秘所から湧き上がる快感は体の深奥を満たし、波が脳に達する。

「あゥ!」ナゼリハはビクン!と体を弓なりにそらした。

 

寝所での一人の秘め事、体が火照る日、ナゼリハはベッドの中、指で自らを慰める夜があった。

そのときに感ずる悦楽の小さな雷とは段違いであった。

 

初めての大絶頂。もうナゼリハは浮浪者のいいなりであった。

 

ー自身の中の女が哭きながら命ずるのだ-

 

そのまま浮浪者はナゼリハを突き続け、あるとき気まぐれか、ナゼリハの体を返し、四つん這いにさせ、後ろから突いた。

 

すでに3度の絶頂を迎えたナゼリハに抵抗の意思はない。ただ悦楽に没頭し、なされるがまま、本能のままにリズムを合わせて腰をふった。いつしかシャツを自らはだき、豊かな胸を垂らした。

それは怪しくなまめかしく前後に揺れる。

 

しかし愛犬たちに囲まれた中で四つん這いで犯されるナゼリハはそう、まるで

 

村人「犬みてえだな。」

 

ナゼリハの耳にそれが届いた。

それはいままで精神を屈服されていたナゼリハのプライドをいたく刺激した。

 

「だれだ!いまのは!誰だ!!殺してやるぞ」ナゼリハは激高したが、パアン!

浮浪者に尻を叩かれ、言葉を飲んだ。屈辱だった。しかし屈辱にひたる間もなく、パアン!二発目をたたかれ、その衝撃を引き金に今日何度目だろうか。大絶頂を迎えた。

 

「あ・・・あ・・・」すべてを失った。ナゼリハは失禁してしまった。

 

片足を浮浪者にあげられた後背位での失禁、まさに犬そのものであった。

 

尿に続いてナゼリハの膣から浮浪者の精液がしたたった。浮浪者も本日何度目だろうか、達したのだろう。もっとも無限の射精をするようであったから何回目かなどは数える必要はなかった。

 

浮浪者は人形に遊ぶのに飽きた子供のようにナゼリハを地面に放った。

 

まだ凌辱は続くのか。しかしこのいったんの開放はナゼリハの心に安堵をあたえた。

 

しかし浮浪者は懐から数珠状のビーズをとりだした。

 

なんだろう。

ナゼリハの疑問は、想像力から確信に至った。

 

浮浪者は村人の一人を適当に顎で呼んだ。あわてふためく。

しかし村長がさえぎり、村長がやってきた。

 

浮浪者は村長にビーズを渡すと顎でナゼリハの尻を指さした。意図をはかりかねる村長。

浮浪者は逃げようとするナゼリハを捕まえ、尻をつかみ、肛門を指さした。

 

「やめろ、やめてくれ!頼む、頼む、この通りだ。」

 

ナゼリハはもがきにもがいたが、浮浪者の腕力からは逃げられない。

 

ーなにがおきてるんだー

トリューが目を覚まし、あたりを見て愕然とする。

痛む体にむち打ち、起こし、狼藉を働く浮浪者にそおっと近寄る。

背後から浮浪者を羽交い絞めにしようとするが、難なく地面にたたきつけられた。

たたきつけられたトリューは再び動けなくなった。首を捻挫したのかもう動かせない。

 

固定された視線の先は

 

-ナゼリハの肛門の特等席だった-

 

村長は浮浪者の威圧に耐え切れない。自身の原始的な恐怖はもちろん、ここで断れば村民がどのような目に合うかもわからない。

 

必死に許しを請い、泣きじゃくるナゼリハは浮浪者に完璧に固定されている。

村長は震える手で一粒一粒をナゼリハの菊に押し込んでいった。

 

圧倒的な異物感!!

 

肛門は持ち主の意に反し、いったん球が入れば飲み込んでいく。直腸に球を感じる。ナゼリハの号泣はいつしかすすり泣きに変わっていた。かすかに聞こえる嗚咽。

 

精魂尽きたトリューの眼にナゼリハの(当然ながら)いままで見ることがなかった秘所が、肛門が、そして絶対にありえない光景、数珠つなぎの球が飲み込まれていくさまが映っている。

 

すすり泣きに「あん」「うん」という重い、湿った吐息が混じる。

村長がすべての球を入れ終えた。ひもが垂れ下がっている。

 

直腸に便秘時のような強い不快感。

ナゼリハは苦しさではぁー!はぁー!と特徴的な息を吐いていた。

 

浮浪者は無慈悲にも村長にそれを引き抜けと顎で命じる。村長は恐る恐る一粒一粒抜こうとするが、一気に引き抜けと浮浪者は目で命じた。

 

ナゼリハは力なく懇願した。

「やめて、やめてください。お願いします。あやまります。もうやりません。」

幼子のような言葉遣いだった。

 

トリューはぎゅっと目をつぶった。

トリューの耳にナゼリハのつんざく悲鳴が聞こえた。

しばらくしてそおっと目をあけると村長がぬらぬらした数珠ビーズをもっていた。

 

ナゼリハは地面に大の字に伏せっており、股間からはさまざまな液体がながれている。ぶつぶつとなにかつぶやき続けている。

 

ようやく体が動くようになった部下たちがひとり、またひとりナゼリハのもとに歩み寄ってきた。

 

トリューは動かぬ首を無理に動かし、目線であたりを見やる。

 

浮浪者はもうどこにもいなかった。

 

日は傾き、森林の向こうから茜がさしていた。




ナゼリハは病気ということでニージャ家に引き取られ、その後はどうなったか誰も知らない。トリューが何度も見舞いに行くがそのたび拒絶された。
4度目の見舞いの帰りにトリューは池のほとり、花園で座り、シロツメクサで冠をつくる白いワンピースの女性をみた。
その背中に見覚えがある。
見舞いに持参したナゼリハが好きだった菓子はある。
トリューはその女性と一緒に菓子を食べようと近寄り、声をかけた。
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