妊娠しなくてセーフだった、くらいにしか考えていなかったが、エジーニャに相談するのはさすがに迷った。
今日はずいぶん遅いなあ、とちょっと心配になってきた。
お茶を飲みながら、そわそわしていると、元気なくアーチェラが帰ってきてエジーニャの背中にしがみつく。
「どうしたの、もうすぐ18歳になろうってお嬢さんが甘えん坊?」
「わたしね。今日、学校の帰りにね。」
「どうしたのかしらね。」エジーニャはお茶を飲む。
「知らないオジさんにスマタしちゃった。」
ぶーーー!!
エジーニャは勢いよくお茶を噴いた。
その後、ことの顛末を落ち着いて聞いたエジーニャは戦慄した。
「やっぱ、パパの血かなあ。」
「そうだ、そのおじさんとやらはどうしたの!」
「人が駆けつけてきたから怖くなって逃げてきちゃった。」
まあ、なんていうか・・・うちの子が被害者だし、こういっちゃなんだけど、女子学生に性的奉仕されたんだからご褒美みたいなもんだし・・・
未成年だし、うちの子が官憲に捕まったりは・・・
「じいじんとこ相談に行こ!」
エジーニャは、うーんとひと唸りして「しかたないかあ・・・」と同意した。
コールマ老は二人を歓待した。
「よう来た。よう来た。エジーニャ、アーチェラ。」
二人をかわるがわる抱きしめた。
「じいじとのハグ、マジいい!」
アーチェラはコールマの体に頬をよせてすりすりした。
コールマは、オーサリー先生とダスランの過去の因縁についてえてくれた。
話の途中でアーチェラは席を外し、吐いてきた。
もどってくるなり、ひどい、ひどい。と泣いて体を震わせる。
エジーニャに上半身を預けて泣いた。
「ダスランは貴族の社会の中でも鼻つまみものでな・・・
「悪徳貴族は数多いるが、殺人衝動を隠す気もないのはやつくらいじゃろう。まあ、足がつかないようあれこれ小細工はしておるがの。」
「でもパパも悪いんでしょ!」
コールマ「まあ、全面的にアレコレ悪いが・・・とくにオーサリー先生の野心があれで決定的にくじけたのは確かじゃな。もっともオーサリー先生とて善人ではなかったがの。」
アーチェラは大人の世界のどろどろを覗いた気がした。
「じいじはダスラン捕まえなかったの?警視卿だったんでしょ。」
「今のご時世ならば捕まえられたかもしれん。昔はほら、良くも悪くも大雑把じゃったから・・・」
「出たぁ。昔は理論!」
「それよりじゃ、アーチェラ。お前はその、男の人を、そのあれじゃ。あれ、成敗したのか。」
「やったった!」アーチェラは腕を突き上げた。
「悪い奴だったんだ。あいつがりっがりに痩せてた。」
エジーニャ「血・・・ですかねえ。」
エジーニャがなにか感づく。
「コールマさん、屋敷は今はどなたもいらっしゃらない?」
「エジーニャ、そうじゃ。来客かもしれんの。わしとしたことが・・・」
コールマは部屋に飾ってある剣をとり、エジーニャに渡し、自分は短い槍をとった。
「アーチェラ。隠れてなさい。エジーニャ、この家を燃やそう。本邸もそれで気づく。ためらわず、そこの暖炉から火をとり。」
アーチェラ「じいじ、燃やすよ!ほんとに、おうち燃やすよ!」
「そうじゃ、めったにない経験ができるな。アーチェラ。」
コールマの胸にナイフが刺さる。
エジーニャ「コールマさん!」
アーチェラ「ママ!」
エジーニャは間一髪ナイフをかわした。
物陰から若い男女が出てきた。
男「コールマ、やり。」
女「私はあの二人、いただくよ。」
エジーニャが剣をかまえ、コールマをかばう。
男「いまどき剣ですかあ。」
女「まあ、音立てるなっていわれてるから、私たちも刃物なんだけどね。」
アーチェラは怖くて床にぺたんとへたり込んでいたが、ふつふつと怒りがわいてきた。
(あ、これ運河の時の・・・)
男「俺、あのかわいこちゃんやっちゃうから。」
女「じゃ、私あのマダラ女ね。」
「なんつった。」
男「あ?」
アーチェラが大人の女性の体になっていた。
「なんつったってきいてんだよ。」
エジーニャが目を丸くする。
女「なに、これ。魔法ってやつ?いまだに使うやついたんだ。ウケる。」
男「なんだかしらねえが、年増女と丸腰の小娘だ。3分ありゃかたづくぜ。」
二人は刃物を構えて襲い掛かってきた。
3分後
精子まみれでがりっがりになった男のそばで女とアーチェラがまぐわっていた。
女のいやらしい貝はアーチェラに舐めまわされ、女はびくびくと体を震わせていた。
「や、やめて。おねがいやめ、あーーーー!!」
女は体を反らせて絶頂する。
それで勘弁するアーチェラではない。次は女の唇を官能的に奪いながら、今度は手で貝をほじくる。
いやらしい音がひびく。
アーチェラが放火したため、屋敷が燃え盛る。
炎をバックに二人の女のなまめかしい交合の影が動く。
女の頭は快楽で痺れ、もう何も考えられない。
襲い掛かったときのことはあまり覚えていない。
あっというまに男が射精して果てた。あんな早漏ではなかったはずだ。
めにもとまらぬ射精。
目をくるくるして気づいたらぼおっとしてあの女にまとわりつかれていた。
触られるだけでイキそうになる。
もっと触って!
私の、あそこも、ここも!
舐めて!
首筋にキスをされ、そのまま耳元までやさしくやさいくアーチェラの舌があがっていく。同時に乳首まわりを円を描くようになぞられる。
女が濡れる。そのまま後ろの菊座もほじられた。
やさしくもあり、激しくもあり。
女は昂ぶりを抑えられない。先ほどまでアーチェラは殺す対象だったが、いまはひたすらいとおしい。アーチェラの体を私も触りたい。
お互いに愛を確かめ合いたい。ずっとこの先もずっと、永遠に肌を触れ合わせて幸せをともにかみしめたい!
うっ!
女が前かがみになる。イッたのだ。愛液がにじみ、太ももを伝う。
今度はのけぞる。またイッたのだ。よだれがとまらない。涙が頬を伝う。
頭が真っ白になる。ああ!イく!
イく!
アーチェラ!もっと、もっと犯して、アーチェラ!
あああーー!!
3分後
がりがりにやせ細った男女をアーチェラが外に運び出す。
エジーニャがコールマを運び出した。
そのうち本邸から応援が駆けつけてきた。
アーチェラは燃える屋敷をへたりこんで眺めていた。
エジーニャ
「あんた。パパの子だねえ・・・」
コールマ
「驚いたわい・・・この年であんな艶どころを目の当たりにするとは。それも孫娘ののう・・・」
アーチェラ「もー言わないで!!」
運河の男と今回の男女はコールマの息子を通じて警視卿に引き渡された。