年末。
祐巳と祥子の二人は祥子の部屋のベッドで裸になり対面に座り抱き合い舌と舌を絡めあっている。
祐巳が祥子をベッドに押し倒す。祐巳が祥子の頬、耳朶、顎、首筋へと舌を這わせると
「今夜は、上はいいわ、早く、あそこを舐めてちょうだい」
祐巳は祥子の指示に従い、祥子の脚を開かせて女性器を剥き出しにさせた。
祥子の大陰唇、小陰唇には汚ならしい色素の沈着はなかった。陰毛も綺麗に処理されている。祐巳はそこに顔を突入させジュルジュと下品な音をたてながら舌を這わせた。
リリアンのスールたちの秘め事は伝統的に妹が姉に奉仕することだ。
その夜も祐巳は祥子を何度も絶頂に導いた。祥子は満足するとすぐに寝てしまった。姉が妹の体を愛撫することは恥ずべきことだとされていた。
山百合会のメンバーで妹の体を愛撫する姉など真性のレズビアンである佐藤聖くらいのものだ。
妹たちは姉が伝統を破り体を愛撫してくれることを望んでいるが叶うことはない。そこが、お姉さまの素敵なところなのだと思うことで自分の気持ちを誤魔化していた。そして自分にも妹ができた暁には、お姉さまがそうしたように伝統に従い妹の体は愛撫しないと誓うのだ。
聖はそんな伝統に反発して従わなかった。というよりも彼女の真性レズビアンの本能が女の体を愛撫することを激しく求めた。
聖の妹の志摩子はお姉さまの指と舌に何度も絶頂に導かれながら姉の行為を浅ましく思い恥じてもいた。
聖は一年生の頃は祥子や令の体を愛撫してやり現在は祐巳や由乃の体も愛撫してやっている。
祥子が寝てしまうと祐巳はネグリジェを身に着けてから部屋を出た。
ブラジャーとショーツを身に着けるべきかどうか迷ったが着けずに素肌にネグリジェを身に着けた。本来なら下着を身につける着けるべきだろうが自暴自棄になっていた。
祐巳は部屋から出て音をさせないようドアを閉めると、そんなことは絶対にあり得ないことだろうが祥子お姉さまがこの事を知っていれば下着を身につける着けるよう指導しただろうと思ったが後の祭りだった。
それから小笠原家の広い屋敷の廊下をノロノロと歩いた。これから向かう部屋ですることを思うと憂鬱な気持ちになって足取りが重くなった。
祐巳は祥子の父親の部屋のドアをノックした。
前回、小笠原家に遊びに訪れたとき屋敷で偶然に祥子の父親と二人だけで顔を合わせたのだ。
その時に祐巳は祥子の父親に正月に愛人宅へ行くのをやめて祥子と過ごしてあげて欲しいと訴えたのだ。
それは自分でも信じられないような無謀な行動だった。しかし、祥子の父親と対面したとき思わず、そう口にしてしまったのだ。
すると父親は正月に愛人のところに行けないのでは性欲を処理することができなくなって困る。お前が年末に性欲処理をさせるなら正月は家にいて娘と過ごしてやってもいいと言ったのだ。
祥子の父親は祐巳に次に娘のところに泊まりに来て性処理をした後に自分の部屋にも来るように言い渡した。
「どうするね?」
祥子の父親は好色な笑みを浮かべ祐巳を見下ろす。
祐巳はうつむき震えていた。
「わ、わかりました…それで…お正月にお家で過ごしていただけるなら……」
祐巳は声を震わせてて、そう言ってから唇を噛み締め両手をギュットと握りしめた。
お姉さまの膣に指を挿入するために爪は切り揃えられていたために爪が掌に食い込むことはなかった。
祐巳は祥子の父親へ男へ性処理することを受け入れた。祥子お姉さまのために。
祐巳がドアをノックすると中から祥子の父親は部屋へ入るようにと促した。
祥子の父親はガウンを身に纏いベッドに腰かけていた。
「どうだ?祥子は満足したのかな?」
「……はい…とても…満足されて…ぐっすりとお休みになられています」
「そうか、ご苦労だったね、それでは、私も満足させてもらうとしようか」
祥子の父親は祐巳の手を優しく握って小さな体を抱きよせて膝の上に座らせた。