※この作品はR-18です。

厄災の魔窟 ―魔界の皇太子誕生―   作:裏の影

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神の名のもと、その欲情そそる躰を露わにした女神官。

それは神の与えたもう祝福なのか、それとも……。


花を嗅ぐ獣の鼻先

壮年の男は唇を尖らせた。

 

「……」

素早く顎を引いて顔を背けるうら若き女性。

 

男がその桜唇(おうしん)を執拗に追随する。

 

女はそれをかわすように、顔を左右へと振った。

 

男は声色を低くして囁いた。

「神の祝福はどうした……」

 

振りを止める女の頭……。

 

「んっ……!」

小さな花弁は、男の顎門(あぎと)に捉えられた……。

 

『ギュッ』と閉じられる女の瞳。

その両腕が『ダラリ』と垂れた……。

 

合わさる口元で鼓を打つような、舌を絡ませる音が鳴る。

 

張りのある太腿に男の股が窪みを作り、伸び切った水色が直の触れ合いを遮っていた。

 

それでも、硬く閉じられている女の脚の隙間……。

 

糸を引く口と口。

男は女から顔を離した。

 

そして膝で女の太腿をゆっくり割って、その間へと自分を挟み込ませていく。

 

「ひっ……!」

小さく声を出す女。

その顔が徐々に色を失っていった……。

 

「姉ちゃん……俺の女にならないか?」

深みのある声で囁く男。

 

彼女は即座に、顔を左右へと振る。

 

男は口の端を釣り上げると、女を敷布の上へと四つん這いにさせた。

 

「あっ……」

女から漏れる可憐な声。

 

その後ろで膝立ちになる男。

 

彼の目線の先……。

男の意識を天国へと送る扉が見える……。

 

男はそれへと吸い込まれるように、飢えたその身を覆い被せた。

 

壮年の男は女の耳を舐めるように訊いた。

「姉ちゃん、歳はいくつだっけ?」

 

耳を逸らして答える女。

「二十歳です……」

 

「教会も、親子ほど離れた歳の女を使って、俺たちに夢を与えてくれるなんてな……」

男は唸るように言い放った。

 

「違います!神聖なる戦いを生き残ったあなたへの、神からの恩賞です!」

女は振り向き、口調を速くしながら言い返した。

 

男は何も言わず、女の下腹部へと指を這わせた……。

 

「あっ……」

吐息を漏らす女。

男は彼女の子を宿す『宮』の位置を示す、刻印の部分を手の平で撫でた。

 

「それは私が神に仕える証……汚らしい手で触らないで……」

女は目をつり上げて男を振り返る。

 

壮年の男は目尻を垂らし、鼻息を吸う。

そしてその淫指を後ろへと伸ばすと、彼女の花弁を指で愛で始めた。

 

粘った蜜がその指へと纏わりつく。

 

男はそのまま指を花の中へと滑り込ませ、深く蜜を穿り始めた……。

 

「ひゃっ、ひゃぁん!」

背中を反らせ喘ぐ女。

 

「まるで仔犬みたいだな……」

男は女に低い声で耳打ちすると、股で遠吠えするように上を向く獣の頭を指でつまんだ……。

 

『パチッ』という弾ける音が鳴る。

 

「えっ⁉……何?」

女は躰を縮こませた。

 

男はその身を屈めると、明け放たれた花弁へと獣の鼻先を当てた。

 

『ピチョ』という、肌の触れ合う音が鳴る。

 

その時、彼女が後ろの桃肌を振って声を上げた。

「えっ!保護具は⁉」

 

「いいじゃねえか!こまけえ事は!」

男はそう荒ぶりながら生身の獣をつまみ、女の花弁を奪うかのように腰を前に突き出した。

 

花を掠める獣の鼻先。

 

「諦めな……俺の女になりなよっ、なっ?」

男は女の躰の下で舞う双峰の桜色を摘むと、それを指で転がしながら彼女を口説いた。

 

「あっ……」

女は声を漏らしながら、背中越しに男へと向かって、首を左右に必死で振った。

 

「あの保護具は、本当に駄目なんです……」

彼女の呻きが小さく響く。

 

「生で一回ヤっちまえば俺のモンだぜ……」

壮年の男は女の首へと腕を掛け、その体を引き寄せた。

 

生の契りを迫る男。

 

その後ろでは地に落ちた透明の物体が『ピクピク』と震え、妖しく蠢き出していた……。




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