それは神の与えたもう祝福なのか、それとも……。
壮年の男は唇を尖らせた。
「……」
素早く顎を引いて顔を背けるうら若き女性。
男がその桜唇(おうしん)を執拗に追随する。
女はそれをかわすように、顔を左右へと振った。
男は声色を低くして囁いた。
「神の祝福はどうした……」
振りを止める女の頭……。
「んっ……!」
小さな花弁は、男の顎門(あぎと)に捉えられた……。
『ギュッ』と閉じられる女の瞳。
その両腕が『ダラリ』と垂れた……。
合わさる口元で鼓を打つような、舌を絡ませる音が鳴る。
張りのある太腿に男の股が窪みを作り、伸び切った水色が直の触れ合いを遮っていた。
それでも、硬く閉じられている女の脚の隙間……。
糸を引く口と口。
男は女から顔を離した。
そして膝で女の太腿をゆっくり割って、その間へと自分を挟み込ませていく。
「ひっ……!」
小さく声を出す女。
その顔が徐々に色を失っていった……。
「姉ちゃん……俺の女にならないか?」
深みのある声で囁く男。
彼女は即座に、顔を左右へと振る。
男は口の端を釣り上げると、女を敷布の上へと四つん這いにさせた。
「あっ……」
女から漏れる可憐な声。
その後ろで膝立ちになる男。
彼の目線の先……。
男の意識を天国へと送る扉が見える……。
男はそれへと吸い込まれるように、飢えたその身を覆い被せた。
壮年の男は女の耳を舐めるように訊いた。
「姉ちゃん、歳はいくつだっけ?」
耳を逸らして答える女。
「二十歳です……」
「教会も、親子ほど離れた歳の女を使って、俺たちに夢を与えてくれるなんてな……」
男は唸るように言い放った。
「違います!神聖なる戦いを生き残ったあなたへの、神からの恩賞です!」
女は振り向き、口調を速くしながら言い返した。
男は何も言わず、女の下腹部へと指を這わせた……。
「あっ……」
吐息を漏らす女。
男は彼女の子を宿す『宮』の位置を示す、刻印の部分を手の平で撫でた。
「それは私が神に仕える証……汚らしい手で触らないで……」
女は目をつり上げて男を振り返る。
壮年の男は目尻を垂らし、鼻息を吸う。
そしてその淫指を後ろへと伸ばすと、彼女の花弁を指で愛で始めた。
粘った蜜がその指へと纏わりつく。
男はそのまま指を花の中へと滑り込ませ、深く蜜を穿り始めた……。
「ひゃっ、ひゃぁん!」
背中を反らせ喘ぐ女。
「まるで仔犬みたいだな……」
男は女に低い声で耳打ちすると、股で遠吠えするように上を向く獣の頭を指でつまんだ……。
『パチッ』という弾ける音が鳴る。
「えっ⁉……何?」
女は躰を縮こませた。
男はその身を屈めると、明け放たれた花弁へと獣の鼻先を当てた。
『ピチョ』という、肌の触れ合う音が鳴る。
その時、彼女が後ろの桃肌を振って声を上げた。
「えっ!保護具は⁉」
「いいじゃねえか!こまけえ事は!」
男はそう荒ぶりながら生身の獣をつまみ、女の花弁を奪うかのように腰を前に突き出した。
花を掠める獣の鼻先。
「諦めな……俺の女になりなよっ、なっ?」
男は女の躰の下で舞う双峰の桜色を摘むと、それを指で転がしながら彼女を口説いた。
「あっ……」
女は声を漏らしながら、背中越しに男へと向かって、首を左右に必死で振った。
「あの保護具は、本当に駄目なんです……」
彼女の呻きが小さく響く。
「生で一回ヤっちまえば俺のモンだぜ……」
壮年の男は女の首へと腕を掛け、その体を引き寄せた。
生の契りを迫る男。
その後ろでは地に落ちた透明の物体が『ピクピク』と震え、妖しく蠢き出していた……。
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