※この作品はR-18です。

厄災の魔窟 ―魔界の皇太子誕生―   作:裏の影

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 上位悪魔により、体へと深い傷を負わされた碧眼の勇者。

 その頃、手薄になった施設の中では、女の熟れた体へとお仕置きが行われていた……。


続けられる魔の蹂躙

「はっ、はっ、はっ……」

息を上げる、うら若き女神官。

 

その前を、蒼き小さな体が駆ける。

 

彼女はその腰裏に装備した戦棍を揺らしながら、身を急がせていた……。

 

少し広い空洞では、地に両手を突く栗色の髪の少年が、その膝元に『ポタ、ポタ』と赤い雫の跡を作っていた。

 

「くぅぅぅっ……」

歯を噛みしめる少年。

 

上位悪魔は、その白面を鎧の乙女へと向け、言った。

 

「お前たちが隠している『叡智の果実』を出せば、彼を救う事が出来るであろう……」

 

鎧の乙女は胸に手を当て、身をよろめかせながら悪魔へと返した。

「叡智の果実?そんなものは知らない……」

 

「ぐあ゙あ゙ぁぁぁっ!」

響く少年の絶叫。

 

「ほらほら……果実の力があれば、このような傷なんぞ、たちまち癒えようものを……」

悪魔はそう言いながら少年に突き刺した剣先を、更に深く埋めていった。

 

「このままでは、勇者さまが事切れてしまう……」

 

黒衣の少女は戦棍の先へと意識を集中するようにして、呪文の詠唱を始めた……。

 

一方、密室の寝台の上では、依然としてお仕置きが続けられていた。

 

「はぁぁぁん♡」

響き渡る女の声。

 

壮年の男は臀部を浮き沈みさせて、呻くように声を出した。

「動く度に、絞まる……コイツからは簡単に抜け出せないぜ……」

 

「やぁぁぁっ……」

熟れた年頃の女はその身を捩らせる。

 

縛る縄が『ギチッ』と音を立てる度に、淫らにその躰を締めた。

 

「くっ……いっちまいそうだ……」

男は動きを止めて、突き出された女の胸を撫でる。

 

「中は……らめえぇぇぇ……」

女は、力無く訴えた。

 

その言葉に眉を寄せる壮年の男。

 

「駄目だ、これはお仕置きだぜ……」

彼はそう言うと腰の動きをムチのように変化させて、女の躰を『パンパンパン』と容赦なく打った……。

 

その頃、悪魔と対峙する空洞。

 

鎧の乙女は足を踏ん張り、剣を強く握った。

 

「聖剣よ、私に力を……」

彼女はそう呟いて、上位悪魔へと斬撃を浴びせた。

 

「何っ……」

表情をこわばらせる悪魔。

 

突き刺された長剣が素早く抜き去られる。

 

「くっ……」

少年は上体を伏せた。

 

――いける!

乙女の中で芽生えた、確かな手応え。

 

しかし。

 

『カラーン……』

その刀身が黒い衣に触れると、彼女の剣は無情にも折れた……。

 

「ふっ……」

表情を緩める悪魔。

 

「そんな……」

白銀の鎧の姿が膝から崩れる。

 

その時、教会施設の出入口から声がした。

 

「ミュウ!ミュウ!」

 

悪魔は鳴き声のする方へと言った。

 

「ここにいたのか、ルシェイル……」

 

「ルシェイル?」

その名を繰り返す乙女。

すると、彼女の意識が『スッ』と途切れた……。

 

寝台の上。

 

腰上で交差される女の生脚。

 

「あぁぁぁっ♡」

女はその豊かな胸へと男を縛り付けていた。

 

いじめられ尽くした花弁は縮こまり、振り注ぐ慈雨を求めている様子を見せた。

 

「ああっ!」

男が女への鞭打ちを止め、叫びを上げる。

 

縄に巻かれた女は、全身で男を『キュッ』と縛った……。

 

空洞の中、小さな獣は鎧を崩す女へと頭から勢い良く飛び出していった。

 

「行っては駄目!危険よ!」

女神官が辺りへと声を響かせた。

 

浮遊するような感覚。

 

乙女が目を開けると、そこには真っ白な空間が広がっていた……。

 

何かが浮かんでいる。

 

「青い、種?」

乙女がその物体を目にすると、瞬く間に視線は折れた刀身へと戻された……。

 

その時、黒衣の少女が長い詠唱を終えた。

 

――負けた……。

乙女は敗北感を胸に、その意識を遠のかせて行った……。




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