彼はその手に持つ瓶から、黄金色の粘液をすくった……。
羽交い締めにされる白い躰。
金色の髪を跳ね上げて、麗人が声を上げた。
「それはまさか!エルフの秘薬!?」
合わせられた褐色の手が円を描き、『クチュッ、クチュッ』と音を立てている。
目を細めるダークエルフの顔。
その両手が、尻を地に付ける男の谷へと降りた……。
天を指す大樹が、褐色の手中へと納められていく。
「うっ……」
男は丸見えの肩を縮こませた。
「このまま果てても良いんだよ……それとも、何を期待しているのかな?」
銀髪から覗く妖艶な笑みが、男の頬に近づけられる。
細い指が幹を撫で、その活性化を促した。
「本当にやめてくれ……俺は男には興味がないんだ」
男はそう言って皇女を横目に見た……。
「あっ、そう……」
その訴えに、大樹を掴む手の高低が止まる。
「彼は男に興奮しないんだって」
エルフに向かって声を投げる褐色の顔。
金髪をうな垂れる麗人の頬には、涙の線が光っていた。
ダークエルフは黙って立ち上がると、そのまま男に背を向けた。
太腿の間には、褐色の身が揺れている。
「ゴクリ……」
喉を大きく鳴らす音が聞こえた……。
「あいつは何をする気なの!?」
白銀の鎧の乙女は顔を真っ赤にして、黒衣の少女の袖を引っ張る。
「さあ……」
少女はそれを軽く振り払った。
「正直に言ってくれたら、仲間たちと同じようにしてあげる……」
最後の標的へと告げる褐色の淫魔。
男は高く伸びる太い幹を見下ろす。
そして語り始めた……。
「仲間たちが君に絞られているのを見た俺は、躰に走った衝撃に、逃げ出してしまった……」
「それで?」
話を促す銀髪。
男は続ける。
「そのすぐ後、君と同じような美しいエルフに出会って、俺はその真実に蓋をしたんだ……」
顔を上げるエルフ。
「でも、本当は……」
下を向く男。
「早くしないと、薬が乾いちゃうよ……」
ダークエルフが急かす。
男は顎を素早く上げた。
「俺はこのふしだらに勃つものを、君に襲ってほしかったんだ!」
放たれたその衝撃的な言葉。
エルフは目を閉じ顔を下げた。
「よくできました……」
淫魔はそう言って自分の胸板を撫でた。
そして唾をひと飲みすると、男の躰へと臀部を降ろしていった……。
「はあぁぁぁん♡」
悦楽の声を上げる褐色の淫魔。
その肌同士が、隙間なく重ね合わされる。
栗色の髪の青年は、その碧眼を歪ませられた……。
「これで帝国の騎士は、全て私にヤられちゃったね!」
ダークエルフが、白銀の鎧へと言い放った。
「くっ……」
歯を噛む鎧の乙女。
――誉れ高き帝国騎士……彼らは女性たちの熱い眼差しを受ける存在のはずなのに……。
彼女は拳を握った。
「はあぁぁぁっ♡」
淫魔が天を仰いで叫ぶ。
その褐色の肢体が長い髪を跳ねさせながら、上下へと淫らに舞った。
他のダークエルフたちはその様子を、残忍な笑みを浮かべながら眺めていた……。
「薬の効果はどう?君の仲間たちはよだれを流して喜んでいたよ……」
褐色の顔が、可憐な雄しべを揺らしながら言った。
「ううっ、躰に突き抜けるものが走るようだ!」
男はそう呻き、褐色の腰を掴む。
「はうっ……君の巨幹に、私がハマりそう……」
淫魔はその表情を、攻めから受けへと変えた……。
昂りを極めた雄しべ。
それはまるで太鼓を打つように『パチン、パチン』と腹を鳴らした。
「はあぁぁぁん♡♡♡」
白目を剥き緩む褐色の顔。
その時、蔦の巻き付いていた白い脚が微かに動いた。
細い首に向けられる白刃も、その剣先が下がっていた……。
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