窟の深い部分へと向かっていく人々を、救うものはいなかった……。
暗い坑道で跳ねる三つの足音。
無骨な白銀の鎧の金属音を鳴らしながら、それを纏う女が先頭を走る……。
「皇女さま!ご無理はお体に障ります……」
熟れた年頃の女神官が、前を走る鎧の女へと声を放った。
女は後ろを振り返る。
「大丈夫!これは王家に伝わる魔力付与の鎧……普通の衣服と相違ない軽さです!」
「いや……そうではなくて……」
口ごもる女神官。
女神官の隣で壮年の男が笑って言った。
「まあ、いいじゃねえか!あの姫さんは、言い出したら聞かねえたちだろ?」
「あなたは黙ってなさい!」
女神官は男の肩を小突いてそう言った。
鎧の女の後ろで夫婦漫才のような掛け合いが行われる中、一行はあの大きな扉の前へと着いた……。
白銀の鎧の女は、開け放たれたままの扉へと叫ぶ。
「出て来なさいエヴァルールー!こちらから出向いてあげたわ!」
「ミィウ……」
小さく鳴る、獣の鳴き声。
蒼き小さな獣が、その虚空の隙間より姿を現した。
鎧の女はその姿へと素早く剣を抜く。
「ルシェイル!あなた、一体何者なの!」
すると、獣の後ろの闇から声がした。
「その子は、ただの依り代だよ……」
現れた少年。
その透き通るような浅葱色の髪を、一行が照らすランタンで輝かせていた……。
一方、蝋燭で囲われた部屋。
昆虫の脚に縛られた背中が腰を前後させる。
下に敷く乳白色の小さな躰。
その股で出入りする甲殻の棍が、纏わりつく血で黒光りを増していた……。
「はぁっ……気持ちいい?」
棍を股より生やすうら若き女が、唸り声を出した。
彼女の下で躰を晒す少女は、蹂躙される股から顔を背けながら、口を『モゴモゴ』と動かしていた……。
「くううっ……」
時折呻く少女。
彼女は肌を黒く縛られた女の方へと顔を向け、潤ませる瞳を薄目に隠した。
女は声を上げた。
「あなたの中に、魔蟲の卵を沢山産んであげる♡」
「ひぃっ!」
その言葉に、顔色を青ざめさせる少女。
うら若き女の臀部の前後運動が、その速さを増した。
少女は冷や汗を垂らしながら、動かしていた口を早めた……。
同じ頃、後方にある幕屋群の一角。
栗色の髪の、漆黒の瞳の青年。
彼は下に敷く躰の臀部で、股の猛る部分を満たしていた……。
「くそっ!くそっ!くそっ!……」
青年から吐き出される声。
その腰が突き出される度に、犯す桃形の股より生えた竿が『ブラブラ』と力無く揺れる。
それは青年への想いを表すように、太さを帯びていた。
仰向けで性欲を叩きつけられているエルフは、か細い声を震わせた。
「私を見て……」
涙を浮かべるその美しい顔。
青年はその快楽のみを味わうように、ただ穴を穿った……。
「くっ……狭い……締め付けられる!」
犯す者は呻く。
下で揺れる乳白の胸。
魔法で保たれたような容姿が、その幼気な身を震わせる。
狭い穴を穿る『メリッ、メリッ……』という音がただ鳴っていた。
「嫌っ!こんなの本当に嫌なの!」
魔窟に響く叫び。
犯す者の目が、その凶暴性を輝かせる。
上から覆う腕が、白い躰を強く抱く。
そして、性を交わらせる動きを速めた。
「出さないで!」
拒絶が響く中、『ヌッヌッヌッ』と淫行の音が速度を増す。
股を打つ音が止まった。
「くぅぅぅっ……」
噛みしめるような唸りが漏れる。
絶頂の瞬間、少女の魔法が完成され、時間が巻き戻された。
目を覚まし、安堵の表情を浮かべる魔法少女。
しかし……。
「ひぃっ!」
上がる絶望の金切り声。
少女の筋へと、なぜか甲殻の棍が当てられていた……。
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