皇女はその黒い革鎧を纏う姿に、大扉の向こうへと連れられていった……。
扉の向こう。
寝具の置かれた暗い部屋。
『ズゾッ……ズゾッ……』と聞こえて来る、何かを引きずる音。
闇に兜の形が浮かび上がる……。
現れた黒い革鎧の姿。
その右手には白銀の鎧を纏う女の、長い髪の毛を掴んでいる。
女は声を上げた。
「痛いっ!離しなさい!」
革鎧の人物は、女の躰を寝具の方へと乱暴に放り投げた。
「キャッ!」
寝具の縁に背をぶつけ悲鳴を上げる女。
黒ずくめの被る兜から、鋭い眼光が覗いた……。
革鎧の姿が壁に掛けられた照明器具のつまみを捻ると、辺りが薄明かりで照らされていく。
革鎧の人物は兜を脱いで、その栗色の髪を晒した。
鎧の女の脳裏へと浮かぶ、手合わせで受けた虐待の記憶。
栗色の髪の青年は漆黒の目を細め、冷たい声色を放った。
「皇女さま……なに勝手にヤラれてるの?」
少しの間が開いた後、皇女は満身創痍の躰を押し、声をひねり出す。
「仇を……エルークをこの手で葬り去りたいの!」
青年は『フッ』とひと吹きした。
そして……。
「どうやらまだ解っていないようだね……これは、お仕置きが必要かな……」
そう言いながら彼は、ベルトのバックルへと手を掛けた……。
露出された青年の下腹部より下。
天へと突き上げるそれは、先より透明なものを涙のように滴らせ、悲壮な雄叫びを上げているかのようだった……。
「ひいっ!」
それを目の当たりにした鎧の女。
彼女の背筋に冷たいものが走る。
――何をする気!?
女がそう思った瞬間。
「オラァッ!」
再び彼女は髪を掴まれて、その顔面を青年の股へと急接近させられた。
青年は股に立つモノを指で水平にすると、その先を女の唇へと当てた。
「んんんっ!」
鎧の女は口を閉じその侵入を拒む。
青年が彼女の鼻を摘まむ。
呼吸を絶たれた女は、その口を開放する。
「ぷはっ!」
「もがあぁぁぁっ!」
その隙を突いて、青年の股先が口の中へと詰め込まれていった……。
『ジュルッ……ジュルッ……』
部屋の中に鳴る唾液の音。
栗色の髪の青年は、黙々と尻を前後に動かす。
――あの人にすらこんな事……。
鎧の女はそう心で呟きながら、舌の上を通る異物をやり過ごしていた……。
青年は自分の臀部の溝を指でなぞる。
「はぁぁぁっ……」
彼は目を細めて吐息を漏らすと、その尻の前後を速めた。
女は眉間を険しく寄せる。
「くうぅぅぅっ……」
呻きを漏らす青年。
繰り広げられる凌辱の中、二つの姿が身を引きずりながら扉の敷居を跨いだ。
「うわっ……」
壮年の男は眉をひそめる。
熟れた年頃の女神官が、声を大きく上げた。
「ちょっとあなた!何を!」
「イクッ……!」
鎧の女の額に、青年の下腹部が密着させられる。
彼女はその口の中へと、体温を帯びた熱い粘液を味あわされた……。
天を仰ぐ青年。
女神官は二人に駆け寄って、その体を引きはがす。
力なく寝具へと身を倒す鎧の女。
「うぅぅぅっ……」
その少し開けられた唇から白い液が漏れる。
女神官は目を吊り上げ、真実で青年を殴りつけた。
「何をやっているの!皇女さまは今、クーザーさまの子を身籠っているのですよ!」
「ちょっ……!?」
手を前に出す壮年の男。
青年は目を見開いて小さく言った。
「えっ!?皇女さまは処女じゃ……?」
「馬鹿っ!あいつの気持ちも考えろよ!」
女神官へと声を荒げる壮年の男。
彼女は強く言い返す。
「産まれて来る子供には関係ないわっ!」
「うわあぁぁぁっ!!」
青年が叫びを上げる中、皇女は身を伏せてすすり泣いていた……。
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