※この作品はR-18です。

厄災の魔窟 ―魔界の皇太子誕生―   作:裏の影

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 青年と共倒れになるも、その意識をいち早く取り戻したうら若き女。

 彼女は手を光らせて、魔蟲にその身を覆い尽くされる女から虫を引き剥がし始めた……。


女たちの戦い

広間を照らし続ける蝋燭の灯。

 

弦楽器に奏でられる邪悪な旋律が、玉座の間の緊迫した空気を震わせる……。

 

依然として羽交い締めにされる、熟れた年頃の女神官。

 

彼女は『くっ……』と歯を噛む。

そしてその身を引くと、勢いをつけて後ろで拘束する壮年の男を前に投げた。

 

『ドッ!』という体を打ち付ける音。

 

壮年の男は背負った背嚢ごと、その身を地面へと投げられた。

 

「いてぇぇぇ!」

男の声が辺りへと響く。

奏でられていた旋律が『ピタリ』と止んだ。

 

女神官たちの向かいで、腹を両手で押さえ笑う金髪頭。

 

神官服を纏う女は言った。

「神官たちは皆、それなりの訓練を受けているのをお忘れ?」

 

「フハハハハハ!これは、傑作だな!」

悪魔の頭の、針鼠のような金髪が前に振られる。

 

「いいかい……これは、腑抜けた事を抜かした、あなたへの鞭だよ」

 

その艶のある顔を引き締めて、叱咤の声を放つ女神官。

 

彼女は手を放し男を解放すると、手に持つ戦棍を前へと出して言った。

 

「これは、女神官を悪しき戒律から解放するための戦い……それらを正さないまま、私ひとり幸せになれない……」

 

そう言って、女は金色の髪へと戦棍を振り上げた……。

 

部屋の一方では、獅子のたてがみのような頭髪の背の高い悪魔が、その影で白銀の鎧の女を覆っていた。

 

「これで、一勝一敗だな……」

悪魔は静かにそう言った。

 

「くっ!殺せ……」

鎧の女が歯を噛んで呻く……。

 

たてがみの悪魔は手の平を出して言った。

「『叡智の果実』をよこせ」

 

悪魔の言葉に体を『ピクリ』と動かす、段上の玉座に腰かける男児。

その隣に控える司祭服を纏うふくよかな男はその姿を見て、小さな頷きを繰り返していた……。

 

女神官が戦棍を振るおうとしていた頃暗い坑道では、うら若き女の手で逝かされる魔蟲が、白い粘液を吐き出して、次々と果てさせられていた。

 

辺りに漂う酸っぱい臭気。

 

魔蟲は立ち尽くす女体を這い上がり、股への侵入を繰り返す。

 

うら若き女は光る手で、何体もの虫を女の体から引きはがし逝かせた。

 

『ヌプッ』

「はあぁっ!」

 

「えいっ!」

『ビュッ!』

 

『ヌプッ』

「はあぁっ!」

 

「えいっ!」

『ビュルッ!』

 

『ヌブブブッ』

「はあぁぁぁっ♡」

 

「ええいっ!」

『ビュルビュルビュルッ!』

 

地へと虫の殻が放り投げられる度に、女たちの裸体が白濁の汁で汚された……。

 

躰を覆う虫が取り除かれ、細身の女体がその肌を見せていく。

 

うら若き女が最後の一匹を駆除しようと手を伸ばした時、虫が音を鳴らした。

 

「マッ……マ……」

 

その身を魔蟲に襲われていた女は瞳を潤ませる……。

 

彼女は、うら若き女へと言った。

「待って……この子たちは私の魔法力を吸って生まれた……」

 

手を止めるうら若き女。

 

その身に虫を這わせ、女は話を続けた。

「この成長した躰なら、この子を克服出来ると思うの…」

 

女の股へと張り付く最後の一匹。

彼女はそれに顔を降ろし『ゴクリ』と喉を鳴らした。

 

鎌首のようなかさのある頭を『ヌッ』と伸ばす魔蟲。

それが無毛の股の裂け目へと入り込む。

『ヌプッ……』

「はあぁぁぁっ!」

虫が、躰への侵食を始めた……。

 

温かい湿った肉壁へと頬ずりをする魔蟲の頭。

 

「はあぁぁぁん♡♡♡」

女は喘ぎ、その腰を引く。

 

うら若き女は耐える女へと向かい合って、その肩を支え言った。

「大丈夫……?」

 

白目を剥く女。

「はがががが……」

 

女は生脚に液を滴らせ、その場へとへたり込む。

魔蟲の脚が、母なる躰を抱こうと伸ばされた……。




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