金髪を流す麗人は精霊魔法で、場の音を奪い去っていた……。
栗色の髪の青年に掴まれる、その細い腕。
白き聖衣を纏う、うら若き女は、必死な様相で口を動かしている。
悲鳴を上げているような、その口形(くちかた)。
それは風の精霊が通せんぼするかのように、その悪戯で、声の響きを封じられていた。
近づけられる青年の顔……。
うら若き女の唇が言葉を響かせる機能を失ったまま、青年の口に塞がれた。
「ぐぬぬぬっ……」
白銀の鎧の女と武器を打ち付け合っている、司祭服のふくよかな男は歯噛みをした……。
碧眼の皇太子が、魔法を使用できなくされた黒衣の女へと手を伸ばす。
女は自ら襟に手をかけると、黒衣を脱ぎ捨て一糸纏わぬ姿となった。
明らかにされる、股に寄生させる魔蟲の姿。
その甲殻の体より、六本の細い脚が生えるように伸びる。
彼女は躰を『ビクッ』と震わせ、腰を引いた。
その目は潤いを帯び、恍惚とした表情を見せていた。
虫の脚にゆっくりとその肌を包ませていく、女の躰へと繰り出される碧眼の目を持つ青年の拳。
しかしそれは、女の躰を完全に包みこんだ魔蟲の脚によって、堅く防がれた。
その身を近づけ合ったままの二人。
青年は甲殻に身を包まれた女の躰を引き寄せる。
そして彼は彼女の顎を指ですくい、碧眼を輝かせてその目を覗き込んだ。
焦点の合っていない女の目……。
「もう既に理性は消え失せていたか……」
青年がそう言った次の瞬間、女はその身を振りほどき身を離す。
そして太腿を内側にハの字にして、青年に対峙する姿勢を取った。
躰へと巻き付く魔蟲の脚が、『ギュッ』とその締め付けを増す。
すると……。
「はっ!」
彼女の瞳が、正常な色を取り戻していた……。
静寂が支配する空間。
栗色の髪の青年は、うら若き女の白き聖衣に描かれた、鳥の意匠を左右に裂いた。
その翼が大きく広げられ、胸で盛り上がる二山の、白い覆いが明らかにされる。
「これが、女の……」
青年はそう言うと、今まで辿り着いた事のない山の峰に被るものを、その手で勢いよく暴き晒した。
弾け出る女の胸。
青年はそれを凝視すると、吸い込まれるようにその先端へと唇を被せた。
吸い上げる音が『ジュルル』と鳴り響く。
身をよじるうら若き女。
青年は暫くその味を堪能すると、唇を離し、女の腰まで落ちた白い衣を、彼女の脚を伝うようにして剥いでいった。
衣を剥かれて、股を覆う薄布のみとなった女の躰。
うら若き女は、零れそうになりながらもその胸を隠す。
しかし青年は勢いに任せるように、女をその場に押し倒した。
尻もちを突く柔らかそうな臀部。
胸を覆っていた女の腕は、今や侵入されようとしている大切な部分へとその守りを集中させられた。
青年は女の躰を押さえつけながら、腰のベルトを『カチャカチャ』と外し始めた。
『スルリ』とズボンが下ろされると、その向こうに隠されていた凶暴なモノが、研ぎ澄まされた剣のようにその先端を尖らせていた。
言葉を封じられた女は、両手で股を覆い、何とか最後の抵抗を試みる。
しかしその本能に押されるように青年は白くて薄い最後の覆いを、初めてを求める衝動のままに強引に剥ぎ取ってしまった。
うら若き女を覆うモノは何もなく、その下腹部に刻まれたハートを飾るような刻印が、行われようとしている淫らな行為を肯定するかのように見せていた。
青年は股の先を、うら若き女の柔らかい裂け目へと当てる。
「これで男になるんだ!」
上げられる青年の言葉に、顔を背ける金髪の麗人。
栗色の髪の青年は臀部を『ヌッ』と、一気に前へと進めた……。
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