※この作品はR-18です。

オレ様っ娘な相棒(ドラゴン)は、エロ本なんかに負けたくない!〜共に世界を救った二人が、人生のパートナーになるまで〜   作:APP3

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第六話 とどのつまり、赤が一番カッコいい ☆

「さ、触るからな?」

 

『……いいぞ』

 

 

 目の前に無防備で立つレッドラグーンにまで聞こえてしまうのではないかと思える程の心音。

 

 その心音を無理やり抑えつけながら恐る恐る手を伸ばす。

 

 そしてそのまま、ダイチの指が──レッドラグーンの胸に触れた。

 少し触れただけで沈み込む、柔らかな感触。

 

 

『んっ……』

 

「へっ、変な声だすなよ!」

 

 

 レッドラグーンから溢れた甘い声に、思わず手を引っ込めてしまう。

 

 

『すっ、すまない! 大丈夫だから……その、続けてくれ』

 

 

 頬を赤く染め、顔を逸らしながらも、目線だけはこちらに向けるレッドラグーン。

 その瞳にはどこか戸惑いの色が浮かんでいた。

 

 

「……いくぞ」

 

 

 震える手をもう一度伸ばし、今度は先程よりももっと優しく触れる。

 

 ダイチの指先が鎖骨をなぞり、そのまま胸元へと続く曲線に沿って滑り落ちていく。

 そしてそのまま、ダイチの指先がレッドラグーンの水滴弾く鱗に辿り着き、硬い感触が指先を止める。

 

 

『……んんっ……ぁ』

 

 

 生まれてこの方聞いたことのない、蕩けそうな声。

 そんな声を、レッドラグーンが自分の指を噛み、出さないように我慢している。

 

 自然とダイチの手は、レッドラグーンの手に余る熱の塊を掌に収めていた。

 鱗のつるりとした硬い感触と、その下に感じる柔らかでいて芯のある反発力のコントラスト。 

 

 

『……んぅ……ダイ……チ』

 

「はぁっ、はぁっ」

 

 

 ──気がつけば、思い存分に楽しんでいた。

 二つの果実を両の手で覆い尽くし、揉みほぐす。

 動かせば動かすほど、乱れ、こぼれる嬌声。

 

 

『うぅん……はぁ……ダイチ、ごめん………変な声……がまん、できない……』

 

「はぁっ……はぁっ…………ドラグーン」

 

 

 瞳からは涙が溢れ、赤く染まる頬を濡らす。

 自身を象徴するような真っ赤な髪は乱れ、肌に張り付き、体のラインを一層強調させる。

 

 

「ドラグーン──綺麗だ」

 

『だい……ち?』

 

 

 そんな姿を見て、言葉に出さずにはいられなかった。

 

 

「綺麗、本当に綺麗だ。可愛くて、俺のためならなんでもしてくれて、俺、おれ……!」

 

『あっ……』

 

 

 ダイチはレッドラグーンの首元に顔を寄せ、唇を押し付ける。先程レッドラグーンにされたように、何度も、何度も。

 

 押し付ける度、熱気こもる浴室に響くリップ音。

 その音が鳴ると同時に体を震わせるレッドラグーン。

 

 レッドラグーンは手を伸ばし、首元に顔を埋めるダイチの腰に手を回し、自分の方へと体を密着させた。

 

 

「うわっ……ダメだって」

 

『ダイチ…………なにがだめなんだ……?』

 

「くっついてるから! ぅう……」

 

 

 ダイチの、自身の意志を裏切り熱く猛った剛直が、レッドラグーンの平らな腹へと容赦なく押し付けられる。

 

 

『手……止まってるぞ?』

 

「っ! 知らないから、な……!」

 

 

 ダイチは止まっていた手を再度動かす。

 それと同時にレッドラグーンは腰をくねらせ、突きつけられた無骨な熱源を腹に擦りつけ刺激する。

 

 熱源から先走る熱に、泡と汗が混じり合う淫らな音が響く度、二人の吐息が重なった。 

 

 

「ドラグーン……!」

 

『ダイチ……ダイチ!』

 

 

 二人の息が絡む。

 

 レッドラグーンは獲物を逃がさない獣かのようにダイチの背中に爪を立てる。

 そして、少しの隙間を許さず、限界まで体を押し付けられると──柑橘系のボディソープの香りが、頭を支配した。

 

 首元に顔を埋め、揉みしだいていたダイチだったが、立ち登る快感に耐えかね、手を止め顔を上げる。

 

 

「ドラグーン……ごめん、ちょっと離れて……このままだと汚しちゃうから」

 

『フゥ……フゥ……』

 

「ドラ、グーン? 一回、止まって……!」

 

 

 ──目と目が合う。

 はっきりとした意思が宿る、熱い瞳だ。

 昨日とは違い、レッドラグーンが我を忘れ、夢中になっている訳ではないことが分かる。

 

 それでも、制止を聞かず止まらない、レッドラグーンの動き。

 

 これ以上動かれ、擦られてしまえば昨日と同じように達してしまうだろう。

 そうなれば、レッドラグーンを汚してしまう。

 

 なんとか離れようと、レッドラグーンの肩を押そうとしたその時、

 

 

『……気にせず出していいぞ?』

 

 

 吐息混ざるレッドラグーンの声が、ダイチの耳をくすぐった。

 

 

「──っ! ごめん……!」

 

 

 限界だった。

 ダイチはレッドラグーンの背中に手を回す。

 

 レッドラグーンの腹に押し付けられた、ダイチの猛り狂う熱の塊と腰が大きく跳ねる。

 

 

『あっつ……』

 

「はぁ……はぁ……うぅ」

 

 

 何度も、何度も、体を震わせる。

 その度に、レッドラグーンとダイチの密着した腹の間の滑りが良くなっていく。

 

 震えが収まると、ダイチはレッドラグーンを離し、後ろに下がった。

 熱を逃がし始めた熱源から、白濁のアーチが放たれる。

 彼女の滑らかな腹を汚しながら、淫靡な音を立ててそれは描かれた。

 

 

『ふふっ……ダイチの……熱いのが、オレ様を溶かそうとしているみたいだ』 

 

 

 レッドラグーンは自分の腹を飾り付ける、欲望の匂いを放つ粘液を指でなぞり、まだ飾られていない所まで広げ、伸ばす。

 

 ソレを伸ばす指先が、鱗に守られた鼠径部まで辿り着いた時、カチャリと、爪が硬質な防壁を擦る音が鳴った。

 

 咄嗟に謝ろうとしたダイチだったが、そんな光景を目にしてしまい言葉に詰まる。

 

 

『もう一回……シャワー、浴びないとな?』

 

「……そう、だな」

 

 

 謝ることも感謝することもできず、シャワーの流れる音が二人を包み込んでいった。

 

◯───

 

 

『ぎゅー』

 

「ドラグーン……? 熱いから離れてくれ……」

 

 

 リビングのソファの上。

 二人でシャワーを改めて浴び直した後、ダイチはレッドラグーンに背後から抱き締められていた。

 

 エアコンが効き始めるにはまだ時間がかかりそうで暑い。

 

 

『ぎゅー』

 

「ご飯もまだ食べてないし、お腹すいたからさ。これじゃ準備もできないって」

 

『……ぎゅー』

 

「はぁ……」

 

 

 無言で抱き締めてくるレッドラグーンを横目にダイチは溜息をつく。

 

 ──風呂場を出てからずっとこの調子だ。

 本人には絶対言えないが、別にこうやっているのは嫌ではない。

 それでも風呂場と同じく、裸同然の格好で抱き締められてしまえば、落ち着いたばかりの熱が再発してしまいそうだ。

 

 

「──よしっ」

 

『あっ……』

 

 

 ダイチは背中をずらし、するりとレッドラグーンの抱擁から逃れる。

 

 

『ダイチぃ……どこへいくのだ……?』

 

「どこって……別にどっか遠くに行くわけじゃないってば」

 

 

 寂しそうな声を上げるレッドラグーンを無視し、自室へと入り、押し入れを開ける。

 

 ゴソゴソと段ボールを漁り、ある物を取り出す。

 

 

『……ダイチ?』

 

 

 ある物を手に持ち振り返ると、自室の扉の陰からおずおずと顔を覗かせるレッドラグーンと目が合う。

 

 ダイチはそんなレッドラグーンにズカズカと近づき、手渡す。

 

 

『これは……?』

 

「これ。もし、その姿でいるなら着てくれ。ずっとそんな格好でいられたら流石に困る……色々と」

 

 

 小学校で使っていた体操服のジャージ。

 サイズも小さくなってしまい部屋着にできず、捨てるのを待っていた物だ。

 

 ダイチから自身と同じ赤色のジャージを受け取ったレッドラグーンは、そのままジャージを抱き締めた。

 

 

『スンスン……』 

 

「一応洗ってはいるけど……ってそんな嗅ぐなよ」

 

『ふふっ。ダイチの匂いだ』

 

「いいから早く着ろ!」

 

 

 小っ恥ずかしくなったダイチは催促すると、レッドラグーンはジャージに腕を通す。

 

 

「ほら。しっかり前閉じろよ」

 

『んぅ…………おぉ!』

 

 

 ダイチにチャックを閉められたレッドラグーンは、くるりと回る。

 

 胸と腰の露出は無くなったが、少し大きかったのか、ジャージの裾がスカートのように見えてしまう。

 

 

「これは……失敗したか?」

 

『どうかしたのか?』

 

「いやなんでも。早くご飯の準備しよーぜ?」

 

『うむ。この身体になって色々とできるようになったからな!』

 

  

 今の格好も中々クるものがあるなとは感じつつも、頭を振り、二人でキッチンへと向かう。

 

 ──やっぱ、赤が似合うな。

 

 そんな時、ダイチからぽつりと溢れた呟きは、スキップしながらダイチの前を歩くレッドラグーンの耳には入らなかった。

 

 

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