※この作品はR-18です。

元スクールアイドル達の恋物語   作:ゴンザス

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8話(前編)の続きです。詳しくは前回を参照ください。


運命の出会い〜渡辺曜編〜後編

 

 

曜が沼津に帰ってから2年の月日が流れた…。

 

春、沼津の海は今日も穏やかだった。

 

地元の旅行代理店へ勤め始めた曜も今ではすっかり社会人としての生活に慣れていた。

 

朝は母に変わって家族より早く起きて朝食を作る。

 

出勤前には実家に泊まりがけで祖母の世話をすることが多くなった母に祖母の様子はどうか、母は無理をし過ぎていないか確認の電話を入れる。

 

仕事を終えて帰宅すれば夕食の支度や洗濯を行なう。

 

慌ただしい毎日だったが、家事は大学時代の一人暮らしですっかり慣れていたし仕事にもやり甲斐を感じ、曜は充実した日々を送っていた。

 

2年前…祖母が倒れた時は曜も曜の家族や親戚たちもどうなることかと思った。母も憔悴していた。家族全員が不安だった。

 

けれど、母や親戚、そして曜たちの支えもあって祖母の体調は少しずつ回復していった。

 

最近では杖をつきながら近所を散歩できるほどになっている。

 

「曜、今日もおばあちゃんの家に行くけどおばあちゃん今日は特に元気で外に出たいみたいだから、散歩してくるよ」

「おばあちゃん元気なんだ!良かった…散歩、気を付けて行ってきてね、お母さん!」

 

そんな何気ない会話ができる今が、曜には何より嬉しかった。

 

しかし、曜には一つだけ足りないものがあった。

 

大我だった。

 

遠距離恋愛は今も続いている。毎日のメッセージ、寝る前の通話、その日あった何気ない楽しかったことや仕事の愚痴、今日見た景色、たわいもない会話…。

 

二人は欠かさず連絡を取り続けていた。

 

だが最近は会えていない。大我も大学4年生となり、就職活動で忙しくなっていたからだ。

 

(大我くん……元気かな)

 

ある日の仕事帰り。曜はふと海が見たくなって向かったのはお気に入りの夜景スポットだった。

 

港の灯りが海面に反射していて、潮風が頬を撫でる。

 

昔から好きな場所だった。

 

遠くに広がる夜の海を見つめながら曜は小さく息を吐いた。

 

(会いたいな…大我くんに…)

 

メッセージでは毎日話している、声も聞いている。

 

それでも足りなかった。

 

隣にいてほしい。その顔を見たい。その温もりを感じたい。

 

そんな想いが胸に溢れてくる。

 

…その時だった。

 

「…曜さん…!」

 

聞き慣れた声。

 

ずっと会いたかった声。

 

曜は一瞬理解できなかった。

 

「…え?」

 

ゆっくり振り返る。

 

そして…目を見開いた。

 

「大我…くん…?」

 

そこにはスーツ姿の大我が立っていた。スーツケースを持ち、少し疲れた顔をしながらも嬉しそうに笑っていた。

 

会いたくて会いたくてたまらなかった相手が今まさに目の前に突然現れたことに曜の頭が喜びの感情より先に驚きが勝って真っ白になる。

 

「えっ…!?えぇっ!?」

 

思考が追いつかない。

 

「大我くん!?久しぶり!…じゃあなくて!!」

 

思わず駆け寄り、驚きと嬉しさが隠せない表情のまま問いかける。

 

「なんでここにいるの!?」

 

大我は曜の問いかけに苦笑しながらこたえる。その目は少し潤んでいた。

 

「曜さんのお気に入りの場所だって前に教えてくれたじゃないですか」

 

ゆっくりと曜に近付く。

 

「だから来てみたんです」

 

そして、そっと曜を抱き寄せた。

 

「本当に曜さんがいて」

 

抱きしめる腕に力がこもる。

 

「今、俺…すげぇ嬉しいです」

 

大我の声が少し震える。

 

「ずっと…ずっと…会いたかったです」

 

その言葉を聞いた瞬間、曜の涙腺が決壊した。

 

「私もっ…!」

 

涙が止まらなかった。

 

「私も会いたかった…!」

 

大我の背中へ強く腕を回す。

 

2年経っても、離れていても、好きという気持ちは何一つ変わっていなかった。

 

むしろ抑えきれないほどに大きくなっていた。

 

 

しばらく2人はそのまま抱き合っていた。

 

言葉なんていらなかった。お互いの鼓動だけで十分だった。

 

やがて落ち着くと2人は近くのベンチへ腰掛けた。

 

海風が静かに吹いている。

 

「それで?」

 

曜が少し頬を膨らませながら大我の突然の沼津来訪の理由を問いただす。

 

「説明してもらおうかな?」

 

大我は頭を掻いた。

 

「怒ってます?」

「ちょっとだけね」

 

曜は涙を拭きながら笑う。すると大我も安心したように釣られて笑った。

 

そして静かに話し始める。

 

「実は…ずっと沼津の企業を受けてました」

 

曜は目を丸くした。

 

「え?」

「曜さんの近くにいたかったので」

「…」

「でも…先に言ったら気を遣わせると思って」

 

大我は苦笑した。

 

「だから黙ってました」

 

曜は言葉を失う。

 

「無事に今日、内定ももらえました」

「ほんとに…?」

「はい」

「沼津で働くの?」

「はい」

「こっちに来るの?」

「はい」

 

大我が同じ沼津で暮らすようになる…その事実に曜の瞳から再び涙が零れた。

 

「もう…!」

 

思わず笑ってしまう。

 

「なんでそういう大事なこと黙ってるの…!」

「驚かせたかったので」

「…バカ」

「すみません」

「でも…ありがとう、驚いたけど…すっごく嬉しいよ!」

 

曜は心からそう思った。

 

大我は本気で自分との未来を考えてくれていた。その事実が嬉しかった。

 

すると大我は突然真面目な表情になり、曜の手をそっと握る。

 

少し汗ばんでいる…緊張しているのだと分かった。

 

「曜さん」

 

声が少し震えている。

 

「これからずっと」

 

大我は曜の目を見た。

 

「俺と一緒にいてくれませんか」

 

曜の胸が高鳴る。

 

「俺、まだまだ頼りないです」

 

大我は正直に言った。

 

「でも、絶対に曜さんを幸せにします」

 

その瞳に迷いはなかった。

 

「その気持ちだけは誰にも負けません…!だから…俺と…結婚してください!」

 

意を決した一世一代のプロポーズ。大我は言った後に少しだけ不安そうに微笑みながら問いかける。

 

「どう……ですか?」

 

曜は数秒何も言えなかった。

 

胸がいっぱいだった。涙が止まらなかった。

 

そして、ふっと笑った。

 

次の瞬間、曜は大我へ顔を近付けた。

 

唇が触れる。短く。優しく…。

 

突然の出来事に大我は完全に固まった。

 

「えっ…!?」

 

大我の顔が一気に耳まで真っ赤になる。曜はそんな彼を見て笑った。

 

「私のためにそこまで考えてくれて…」

 

そっと手を握り返す。

 

「断るわけないよ」

 

涙混じりの笑顔。

 

「私も大我くんが大好きだから!」

 

その言葉を聞いた瞬間、大我の目も潤んだ。

 

「俺も…!」

 

曜を強く抱き寄せる。

 

「曜さんのことが…この世で一番好きです!」

 

少し声が裏返る。

 

「絶対に幸せにします!」

 

曜は泣きながら笑った。

 

「こちらこそ」

 

そして静かに答える。

 

「末永くよろしくお願いします」

 

夜の港。

 

海風が2人を包む中、額と額をそっと合わせる。

 

近くで聞こえるお互いの呼吸、温もり、鼓動、離れていた時間さえ愛おしく思えた。

 

2人は幸せそうに顔を見合わせて微笑み合う。

 

そして、未来への約束を確かめるように、静かに寄り添い続けるのだった。

 

 

 

 

大我の曜へのプロポーズから数ヶ月後――。

 

空はどこまでも高く、澄み渡っていた。

 

沼津の海を一望できる小さなチャペル。柔らかな春の陽光がステンドグラスを通して降り注ぎ、純白のバージンロードを優しく照らしている。

 

今日、桐原大我と渡辺曜は、夫婦になる。

 

 

式の開始を待つ控室。

 

鏡の前に座る曜は、何度も深呼吸を繰り返していた。

 

純白のウェディングドレスは、胸元に繊細なレースが施されAラインのスカートが優しく広がっている。

 

長いベールが背中を包み、髪は上品にまとめられ、パールの髪飾りが柔らかく輝いていた。

 

鏡の中の自分を見つめながら曜は胸の奥が熱くなるのを感じた。

 

(私…本当に結婚するんだ…大我くんと)

 

指先が少し震える。

 

喜びと緊張、そしてこれまでの道のりを思い返す感慨が混ざり合い、胸がいっぱいになった。

 

遠距離で泣いた夜、東京駅での別れ、再会した港の夜——全てが今、この瞬間に繋がっている。

 

コンコン、と控室の扉がノックされた。

 

「曜ちゃーん!」

 

聞き慣れた明るい声に、曜の顔が思わず綻ぶ。

 

扉を開けるとそこにはスクールアイドル時代を共に過ごしたAqoursの仲間たちが勢揃いしていた。

 

真っ先に千歌と梨子、果南が曜に駆け寄り口々に声をかける

 

「わぁ…!曜ちゃん、めっちゃ綺麗!」

「本物の花嫁さんじゃない…!もう泣けてきたわ…」

「すっごく似合ってるよ!曜!」

 

仲間の一人が目を潤ませながら駆け寄り、もう一人がスマホを構えて何枚も写真を撮る。

 

曜は照れくさそうに頰を赤らめた。

 

「もう、みんな大袈裟だって!普通だよ?」

「普通なわけないでしょ!曜ちゃんが結婚するんだよ!?」

 

千歌が涙ぐみながら曜の手を握る。

 

「本当に…おめでとう!ずっと応援してたよ!」

 

曜の目も、うるっと熱くなった。

 

「ありがとう…千歌ちゃん…みんな…!来てくれて、本当に嬉しい」

 

学生時代、ステージの上で一緒に歌い、笑い、夢を追いかけた仲間たち…その全員が今日、この大切な日に駆けつけてくれた。

 

そのことが、曜の心を温かく満たしていた。

 

 

一方、別室では大我が黒のタキシード姿で椅子に座り硬い表情を浮かべていた。

 

相変わらず綺麗に刈られた坊主頭にきっちりと締めたネクタイ、凛々しい外見とは裏腹に膝の上で組んだ手は微かに震えていた。

 

友人の1人が苦笑しながら肩を叩く。

 

「おいおい、就活の面接の時より緊張してるだろ〜?」

「……うるさい、緊張するに決まってるだろ…?」

 

大我は即答し、視線を落とした。

 

別の友人が笑いながら言う。

 

「大丈夫だって!お前なら渡辺先輩を幸せにできるよ!」

 

大我は小さく息を吐き、静かに呟いた。

 

「幸せにできるんじゃなくて…『絶対に』幸せにしたいんだ。ずっと…」

 

その言葉には嘘も飾りもなかった。

 

(俺で…本当に曜さんを幸せにできるだろうか…)

 

不安と、しかしそれ以上に強い決意が大我の胸の中で渦巻いていた。

 

 

やがて、式の時間が訪れた。

 

パイプオルガンの荘厳な音色がチャペルに響き渡る。

 

参列者たちが一斉に振り返る中、純白の花嫁姿の曜がゆっくりとバージンロードを歩き始めた。

 

大我は息を飲んだ。

 

言葉を失うほど、美しかった。

 

柔らかな光に包まれた曜の姿は、まるで夢のように輝いている。

 

大我の脳裏に、これまでの思い出が次々と浮かんだ。

 

初めて出会った時も、思いを通わせあった夜も、離れ離れになった日も、再会した日も…全てが愛おしく、尊かった。

 

曜が隣に並ぶと少し緊張した面持ちで大我を見上げた。

 

それでも、彼女は精一杯に微笑んでいた。大我は思わず小さく囁いた。

 

「綺麗です…曜さん」

 

曜の頰が一瞬で真っ赤になる。

 

「今言う!?心臓に悪いよ…!」

「本当なので」

 

真面目な顔で返されて、曜は思わずくすっと笑った。

 

その笑顔を見て、大我の硬かった表情もようやく緩んだ。

 

神父が静かに問いかける。

 

「桐原大我。あなたは渡辺曜を妻とし、健やかなる時も病める時も、生涯愛し続け、守り続けることを誓いますか」

 

大我は迷いなく、力強い声で答えた。

 

「誓います」

 

続いて神父は曜へ問いかける。

 

「渡辺曜。あなたは桐原大我を夫とし、健やかなる時も病める時も、生涯愛し続け、支え合うことを誓いますか」

 

曜は大我の顔を真っ直ぐに見つめた。

 

不器用だけど真っ直ぐな彼の優しさ、遠距離でも変わらなかった愛情…これから一緒に歩む未来。

 

曜は微笑み、はっきりとこう言った。

 

「誓います」

 

声は少し震えていたが、その想いは確かだった。

 

 

指輪の交換の際に大我の指先は緊張でわずかに震え、曜の指にリングを通すのに少し手間取った。

 

曜は小さく笑う。

 

「緊張してる?」

「…してます」

「ふふっ、私もしてるよ」

 

二人して笑い合うと参列者からも温かな笑いが漏れた。

 

それがまさに、二人らしい瞬間だった。

 

 

無事に指輪交換を終えた2人に神父はこう告げる。

 

「それでは、誓いのキスを」

 

チャペル全体が静まり返る。

 

大我は曜の頰にそっと手を添えた。

 

曜の瞳が潤み、期待と幸せで輝いている。

 

「…曜さん」

「っ…はい」

 

大我は一瞬、胸の奥で小さな不安がよぎるのを感じた。

 

——自分は本当に曜を幸せにできるのか。

 

不器用で、言葉も少なく、遠距離の寂しさを与えてしまった過去もある。

 

そんな自分が、生涯この人を守り続けられるのか。

 

…しかし、曜の優しい瞳を見つめた瞬間、その不安は静かに溶けていった。

 

代わりに、胸の奥から熱い決意が湧き上がる。

 

大我は曜の頰を優しく包み込み、ゆっくりと顔を近づけた。

 

二人は唇を重ねた。

 

柔らかく、温かく、愛情に満ちたキス。その瞬間、大我の心の中の最後の迷いが完全に消え去った。

 

ただ、曜への愛と、守りたいという強い想いだけが残った。

 

唇が離れた後、大我は曜の額に自分の額をそっと寄せ掠れた声で囁いた。

 

「…曜さん」

「うん…?」

 

大我は少し照れくさそうに、しかし真っ直ぐに曜の目を見つめた。

 

声は低く、けれど確かな決意を込めて。

 

「俺…今まで、不安だったんです。本当に自分みたいな不器用な人間が曜さんを幸せにできるのかって」

 

曜の瞳が驚きに揺れる。

 

「でも…今、この瞬間…全部吹き飛びました」

 

大我は曜の手を強く握り、指輪が光るのを確かめながら続けた。

 

「絶対に、曜さんを幸せにします。これから先、どんな時も、そばにいて守ります。一生、俺が曜さんの笑顔を守るって…今、改めて誓います」

 

その言葉は、参列者にも届くほど真剣で温かかった。

 

曜の目から、ぽろりと涙が零れた。

 

嬉しさと愛おしさで胸がいっぱいになり、彼女は大我の手を握り返した。

 

「…ありがとう!大我くん…っ!」

 

曜は涙を浮かべながらも、満面の笑顔で答えた。

 

「私もっ…大我くんを絶対に幸せにするね!一緒に…ずっと笑っていよう!」

 

大我は照れくさそうに小さく笑い、曜をもう一度優しく抱き寄せた。

 

祝福の拍手がチャペルいっぱいに響き渡る。

 

誰もが笑顔だった。

 

家族も、友人も、かつて青春を共にした仲間たちも。

 

そして何より、新郎新婦自身が一番幸せそうに輝いていた。

 

誓いのキスを終えた後も、2人はしっかりと手を繋いだままだった。

 

もう離さない。

 

これから先、楽しいことも、辛いことも、嬉しいことも、悲しいことも——

 

2人で分け合い、支え合いながら生きていく。

 

夫婦として。

 

家族として。

 

人生を共に歩んでいく。

 

純白の光に包まれた海の見えるチャペルで、大我と曜は永遠の愛を誓ったのだった。

 

 

 

 

 

結婚式を終え、純白のドレスと黒のタキシードから曜は白のニットに膝丈のスカート、大我はシンプルな黒のシャツにチノパンという軽やかな服装に着替えていた。

 

2人は祝福の余韻を残したまま新居へと帰ってきた。

 

まだ段ボールがいくつか残るリビングで曜はソファに腰を下ろし、大きく息を吐いた。

 

「ふう…やっと二人きりだね」

 

大我は曜の隣に座り、そっと手を重ねた。

 

「今日は本当に…綺麗でした。曜さん」

 

二人は結婚式の思い出を語り始めた。

 

控室での友人たちとの再会、バージンロードを歩いた緊張、誓いの言葉を交わした瞬間——。

 

そして、これまでの道のり。

 

「全部、夢みたいだったね…」

 

曜が微笑むと大我は優しく彼女を抱き寄せた。

 

「これからはもっとたくさんの思い出を作っていきましょう…夫婦として、家族として…」

「…うん」

 

甘い雰囲気に包まれ、自然と二人の顔が近づく。

 

唇が重なり、結婚式の誓いのキスよりも深く、熱いキスを交わした。

 

唇が離れた後、曜は頰を赤らめながら照れたように言った。

 

「今日は疲れたねー…お風呂入ってゆっくりしよっかな!」

 

すると大我は曜を後ろからそっと抱きしめ、耳元で低く囁いた。

 

「……一緒に入りませんか?」

 

曜は一瞬固まり、耳まで真っ赤になった。

 

「…マジ…?」

 

大我も同じくらい顔を赤くしながら、真剣な目で頷いた。

 

「…マジです」

 

 

2人は脱衣所で向かい合い、互いの私服をゆっくりと脱がせ合った。

 

曜の白いニットが脱がされ、柔らかく形の良い胸が露わになる。

 

スカートが落ち、滑らかな太ももと淡いショーツが現れる。

 

大我はごくりと喉を鳴らし、視線を釘付けにした。

 

「…曜さん、すごく綺麗です」

「もうっ…見るの初めてじゃないでしょ?」

「何度見たって綺麗だし…ドキドキするんです」

「それは…私だってそうだよ」

 

曜も大我の逞しい胸板と鍛えられた身体、すでに大きく硬くなったものを目にして顔を赤らめた。

 

 

互いの裸を見つめ合うだけで、欲情が一気に高まっていく。

 

湯気を立てるシャワーの下で、二人は最初は優しく身体を洗い合った。

 

曜が大我の背中を泡で洗う。指が広い背中や逞しい胸板をなぞるたび、大我の筋肉がぴくぴくと反応する。

 

大我も曜の背中を洗っていたが…

 

「もう……我慢できない……」

 

…と掠れた声で呟くと、後ろから手を回して曜の豊かな胸を優しく揉みしだいた。

 

「!?ん…!あっ…!大我く…ん!」

 

曜の声が甘く漏れる。

 

しかし、洗い合いを続けているうちに2人の我慢は急速に限界を迎えていた。

 

大我の息が荒くなり、手の動きが徐々に淫らになっていく。

 

曜の胸を強く揉み、乳首を指で摘まみながら首筋に吸い付く。

 

「は…あんっ…!大我くん…待って…!まだ洗ってるのに…っ」

 

曜の声は甘く蕩け、説得力など全くなかった。

 

大我は曜をこちらに向かせると壁に押し付け、耳元で熱い息を吐いた。

 

「…もう、限界です。曜さん…触れたくて…我慢できません」

 

大我は膝をつくと曜の脚を開かせ、秘部に顔を埋めた。

 

熱い舌で陰唇を丁寧に割り、吸い付きながら激しく舐め上げる。

 

「あっ…!あんっ!大我くん…そこは……んあっ!」

 

曜の腰が激しく震え、甘い嬌声が浴室に響く。

 

大我は曜の太ももを強く掴み、激しく曜の陰部を舐め続けた。

 

舌先で素早く刺激し、時折優しく吸う。

 

「曜さんのここ…すごく熱い…」

「ああっ…!だめっ…!イっちゃう…っ!」

 

その言葉と共に曜の体が大きく痙攣し、最初の絶頂を迎えた…。

 

 

達した曜は息を荒げながらも、大我の硬く反り上がったイチモツを握った。

 

「今度は…私の番」

「っ!?曜さん…!?」

 

曜は大我の前にしゃがみ、豊満な胸で大我のものを挟み込みながら、先端を舌で舐め回し喉奥まで咥え込んだ。

 

激しく頭を動かし、卑猥な水音を立てながら奉仕する。

 

「っ…曜さん…!」

 

大我が耐えきれず腰を震わせる。

 

曜は上目遣いに彼を見つめ、潤んだ瞳で囁いた。

 

「…お風呂なんだよ?また、私が洗ってあげるから……安心してイっていいよ?」

 

その言葉に大我は限界を迎え、曜の顔と胸に熱い精液を大量に放った。

 

「す、すみません…!」

 

慌てる大我に曜は精液を指で拭い、舌で舐め取りながら優しく微笑んだ。

 

「ん…大我くんのだから平気だよ…気持ち良くなってもらえて…私も嬉しい」

 

その笑顔に大我の欲情が再び爆発した。彼は曜を抱き上げ、濃厚なキスを繰り返した。

 

「……曜さん。挿れても、いいですか?」

 

もう限界といった様子で最後の確認を取ってきた大我を前にして曜は照れたように、けれど嬉しそうに頷いた。

 

「うん…早くきて…」

 

 

大我は風呂場の冷たい床に曜を寝かせるのを避け、対面座位の体位を選んだ。

 

2人で向かい合い、脚を絡め合わせながら初めて避妊具なしでゆっくりと挿入した。

 

大我の太く熱いものが、曜の濡れそぼった中へゆっくりと沈み込んでいく。

 

「…あっ…!あぁ……んっ!」

 

曜の瞳が見開かれ、背中が弓なりに反った。

 

「曜さん…すごく…熱いです…きつくて…すごい…!」

 

大我も避妊具なしの直の感触に全身を震わせ、荒い息を吐く。

 

繋がった瞬間から、2人は暴力的なほどの快楽に襲われた。

 

避妊具なしでの敏感な粘膜同士が擦れ合う感覚に、互いに理性が飛んでいく。

 

大我が腰を激しく打ちつけ始めると曜は嬌声を抑えきれなくなった。

 

「あんっ!あっ、あっ…!大我くん…すごい…あん…っ!」

「曜さん…!中…吸い付いて…離してくれない…!」

 

大我は曜の腰を強く掴み、容赦なく深く突き上げる。

 

対面座位で互いの顔を見つめ合いながら、激しく腰をぶつけ合う。

 

曜は大我の首に腕を回し、快楽に溺れながら涙目で嬌声を上げ続けた。

 

「はぁ…あんっ!あぁっ…!だめ…また、イっちゃう……!」

「俺も…もう…限界です……!」

 

2人は激しく動きながら、ほぼ同時に絶頂を迎えた…。

 

曜の内壁が大我のものを強く締め付け、大我は曜の奥深くで熱を勢いよく放った。

 

曜の体が激しく痙攣し、長い嬌声が浴室に響き渡る。

 

「あぁ…っ!んぁ…」

 

2人は繋がったまま、荒い息を繰り返しながら抱き合っていた。

 

大我は曜の背中を優しく撫で、汗ばんだ額に何度もキスを落とす。

 

曜は大我の首に腕を回したまま、肩に顔を埋め、余韻に浸っていた。

 

「……はぁ……はぁ……」

「曜さん…大丈夫ですか?」

 

大我の声は優しく、わずかに掠れていた。曜は小さく頷き、幸せそうに微笑んだ。

 

「うん…すごく…気持ちよかった…体がまだ…びくびくしてる…」

 

大我は曜の腰を抱いたまま、ゆっくりと彼女の内部で脈打つものを感じていた。

 

繋がったままの密着感、互いの体温、荒い息遣い…。

 

——全てが愛おしくて、離れたくなかった。

 

2人はしばらくそのままでいた。

 

大我は曜の髪を優しく梳き、耳元で何度も

 

「愛してます」

 

と囁いた。

 

曜は大我の胸に頰を寄せ、満足げに目を細めながら彼の鼓動を聞きながら

 

「私も…愛してる」

 

と言葉を返していた。

 

余韻は長く、甘く、静かに続いた。

 

時折小さく体が震え、繋がった部分から愛液と精液が混ざり合って滴り落ちるのを感じながら、2人はただ抱き合い、結婚初夜の幸福を噛み締めていた。

 

 

その後…2人は名残惜しそうに身体を離し、丁寧に身体を洗い直した。

 

大我が曜の胸や脚を優しく洗い、曜も大我の逞しい体を泡で包む。

 

穏やかな触れ合いの中で、さっきまでの激しさが嘘のように優しい空気が流れた。

 

洗い終わると、大我はお湯を溜めたバスタブに先に入り、曜を手招きした。

 

「来てください、曜さん」

 

曜は大我の胸に背中を預けるようにして、湯の中に身を沈めた。

 

温かいお湯が2人の体を包み込む。大我は曜の腰を優しく抱き、首筋に顔を埋めた。

 

「…これから、どんな毎日が待ってるんだろうね」

 

曜がのんびりと呟く。

 

大我は少し考えてから、優しい声で答えた。

 

「毎日一緒に朝ごはんを食べて…週末は海を見に行ったり、旅行したり…いつか…子供ができたら、家族3人でこの家を賑やかにして……」

 

曜はくすっと笑った。

 

「大我くん、お父さんになるの想像できる?」

「少し不安です。でも、頑張ります。曜さんが母親になった姿も、絶対に素敵だと思います」

 

曜は大我の腕を優しく撫でながら、幸せそうに目を細めた。

 

「私も…大我くんと一緒にいる毎日が…未来が、すごく楽しみ。どんな時も、2人で笑っていられたらいいね」

「はい…、辛いことがあっても絶対に俺が曜さんを守ります。ずっと、曜さんのそばにいます」

 

2人はお湯の中で静かに寄り添い、これからの日々と未来への想いをのんびりと語り合った。

 

穏やかな湯気と、互いの体温。

 

結婚初夜の夜は、激しい情熱の後の優しく温かい余韻で包まれていた。

 

「愛してるよ、大我くん…」

「…俺も、愛してます。曜さん」

 

2人は静かに微笑み合い、これから始まる夫婦生活の幸せをゆっくりと噛み締めるのだった。

 

 

 

 

 

結婚後。

 

大我と曜は曜の実家に何かあった時すぐ駆け付けられるようにと借りた近所の小さな一軒家で新婚生活を過ごしていた。

 

だが、その日常は恋人時代とあまり変わらなかった。

 

朝、先に起きて着替えながら大我はまだベッドで眠る曜に声をかける。

 

「曜さん、朝ですよ」

「あと5分~…」

「毎日同じこと言ってますよ」

「うるさーい!」

 

笑いながら起きる曜に釣られて笑みを浮かべる大我。毎朝こんなやりとりがお決まりになっていた。

 

2人で朝食を食べた後に一緒に出勤する。

 

夕方になれば待ち合わせをして一緒に帰宅する。

 

「今日仕事どうでした?」

「今日は団体旅行のお客さんがね〜!」

「また面白い人いました?」

「それがさー聞いてよー!」

 

夕飯を作りながら今日あった出来事を話す。

 

食事をして、風呂に入り、夜は同じベッドで眠る。

 

特別なことは何もない。

 

けれど、2人にとっては何よりも大切な時間だった。

 

 

そんな幸せな日々が続いたある日のこと…。

 

曜は自分の体調の変化に気付いた。

 

病院で検査を受けた後、診察室で医師から告げられる。

 

「おめでとうございます」

 

その言葉を聞いた瞬間、曜は思わず目を見開いた。

 

「赤ちゃんができていますよ」

 

…帰宅後。曜は何度も母子手帳を見つめていた。

そして仕事から帰った大我へ伝える。

 

「大我くん…」

「?なんですか?」

「大我くん…お父さんになるよ」

 

数秒、大我は固まった。

 

「……え?」

 

曜は少し照れながら母子手帳を差し出す。

 

大我は何度も見返した。

 

そして…。

 

「本当に……?」

 

声が震える。

 

「うんっ!私たち、お母さんとお父さんになるんだよ!」

 

次の瞬間、大我の目から涙が零れた。

 

衝動的に曜を強く抱き締める。

 

「ありがとうございます…!本当に…!ありがとうございます!」

 

大我はその言葉しか出てこなかった。そんな大我の背に腕を回して目に涙を浮かべながら曜も幸せそうに笑った。

 

 

しかし…妊娠生活は決して楽なものではなかった。

 

悪阻で食事が思うように取れない。

 

眠れない夜もある。

 

体調が悪くて動けない日もある。

 

そんな時、大我は誰よりも曜を支えた。

 

「食べられそうなものありますか?」

「ゼリーなら…」

「買ってきます」

 

夜中だろうが関係ない。曜が辛そうなら飛び出していく。

 

休日だろうと平日だろうと家事を一手に引き受けた。

 

「無理はしないでくださいね」

「でも…」

「今は曜さんと赤ちゃんが最優先です。俺もできる限り支えます」

 

その言葉に曜は何度も救われた。

 

 

出産予定日が近付くにつれて、大我は以前にも増して曜を気遣うようになっていた。

 

「重い物持たないでくださいね」

「わかってるって」

「階段も気を付けてのぼってください」

「大丈夫だよ」

「本当に?」

「心配しすぎ!」

 

そう言いながら笑う曜だったが、その笑顔を見るたびに大我は少し安心したような表情を見せる。

 

初めて父親になる。

 

曜が日に日にお腹の中で育つ子供の存在を感じて母親になる実感をかんじているように、大我の父親になるという実感も日に日に大きくなっていた。

 

そしてある日の深夜…曜は突然の痛みで目を覚ました。

 

「っ…!」

 

下腹部に走る強い痛み。

 

隣で眠っていた大我も異変に気付く。

 

「曜さん…?」

 

曜は苦しそうに息を吐いた。

 

「たぶん…産まれるかも…!」

 

その一言で大我の表情が変わる。

 

「えっ!?」

「落ち着いて…大我くん」

「いや無理です!」

「落ち着いて!」

「はい!」

 

全然落ち着いていなかった。

 

病院へ向かうタクシーの中でも大我はずっと曜の手を握っていた。曜の方が冷静だった。

 

「大我くん…」

「!はい!」

「深呼吸」

「!俺が?」

「うん!」

「!はい!」

 

大我は素直に従った。

 

そんな様子に曜は痛みの合間にも少し笑ってしまった。

 

(大我くん…本当に優しい人だなぁ…)

 

そう思うと不思議と勇気が湧いてくる。

 

 

病院へ到着してから長い時間が過ぎた。

 

曜は懸命に耐えていた。

 

額には汗が滲み、何度も痛みの波が押し寄せる。

 

大我は何もできない。

 

ただ傍で手を握ることしかできなかった。

 

「曜さん…」

「大丈夫…」

 

そう答える声も苦しそうだった。何時間も続く陣痛。大我は立ち合い出産の中、自分の無力さが悔しかった。

 

代わってあげたい。少しでも楽にしてあげたい。

 

そんなことばかり考えていた。

 

その時だった。

 

分娩室に産声が響いた。

 

「おぎゃああああっ!」

 

力強い泣き声。

 

その瞬間、曜も大我も涙が溢れた。

 

医師が笑顔で告げる。

 

「元気な男の子ですよ」

 

大我は呆然としていた。

 

目の前にいる小さな命。自分たちの子供。

 

信じられなかった。

 

看護師に抱き上げられた赤ん坊が泣いている。

 

小さな手。小さな足。小さな顔。

 

「曜さん…」

 

声が震える。

 

「生まれましたね…!」

 

曜も涙を流していた。

 

「うん…っ!」

 

疲れ切った表情だったが、その顔には幸せが溢れていた。

 

「生まれたね…!」

 

 

その後、曜は病室に移されて初めて我が子を抱いた。

 

曜は大我に「抱っこしてあげて」と言って大我に赤ん坊を抱っこさせる。大我は腕の中にいる赤ん坊を恐る恐る見つめる。

 

「ち、小さい…!」

 

曜が笑う。

 

「赤ちゃんだからね」

「壊れそうです」

「壊れないよ」

「いや怖いです」

 

大我の腕は少し震えていた。しかし赤ん坊は安心したように眠っている。

 

その姿を見て大我の目が潤んだ。

 

「かわいいなぁ…」

 

思わず零れた本音だった。曜も幸せそうに微笑む。

 

「ねぇ」

「ん?」

「赤ちゃんの名前なんだけど…」

 

曜は我が子を見つめながら言った。

 

「虎之助ってどうかな?」

 

大我は少し驚く。

 

「虎之助?」

「うん」

 

曜は照れ臭そうに笑った。

 

「大我って名前さ」

「はい」

「タイガーにも聞こえるじゃない?」

 

大我は一瞬固まった。

 

「……あ」

「だから、虎!」

 

曜は優しく息子の頬を撫でる。

 

「大我くんみたいに優しくて」

「…」

「真っ直ぐで」

「…」

「大切な人を守れる人になってほしいなって」

 

大我は顔を赤くした。

 

「それ…俺が由来なんですか…?」

「うん」

「すごい…照れるんですけど…」

 

曜は吹き出した。

 

「嫌?」

 

大我は首を横に振る。そして、少しだけ照れながら笑った。

 

「そんなことないです!嬉しいです!」

 

曜もつられて笑う。

 

「でしょ?」

「はい」

 

2人は眠る虎之助を見つめた。

 

これから始まる家族の時間。不安もある。大変なこともあるだろう。

 

それでも、この子を2人で育てていきたい。

 

そう強く思った。

 

 

それから数年後のある夜。

 

大我、曜、虎之助の家族3人は外食のために沼津の街中に来ていた。

 

「おいちかったねー」

「そうだねー。たまには外食も悪くないよね」

「そうですね」

 

父の大我に抱っこされながらニコニコして満足そうな虎之助に母の曜が優しく話しかける。大我も曜の言葉に同調しながら愛する妻子を見ながら優しい笑みを浮かべる。

 

「もう夜も遅いし、そろそろ家に帰る?」

「!いや…帰る前に一箇所、虎之助も連れて3人で行きたい場所があります」

「?行きたい場所って?」

「曜さんもよく知ってる場所ですよ」

 

そう言って大我は虎之助と曜を連れてある場所へと向かった。

 

そして、少し歩いて到着した場所に曜は驚き、虎之助は目を輝かせる

 

「!ここって…」

「きれー!」

 

沼津の港がよく見える夜景スポット…曜のお気に入りの場所であり2人が結婚を誓った約束の場所であった。

 

海風はあの日と変わらない。灯りが海面に揺れている。曜は懐かしそうに微笑んだ。

 

「ここ来るの久しぶりだね」

「そうですね」

 

大我の腕の中では虎之助が嬉しそうに周囲を見回していた。

 

「わぁー!」

「夜景気に入ったか?」

「うんっ!」

 

大我が話しかけると虎之助は楽しそうに笑った。

 

その姿を見ながら大我はぽつりと呟く。

 

「…不思議だな」

「ん?」

「昔ここでプロポーズした時は」

 

大我は夜景を見る。

 

「2人だったのに」

 

曜も同じ景色を見る。

 

「今は3人だね」

「はい」

 

大我は少し笑った。そして、虎之助の頭を優しく撫でる。

 

「俺…」

 

大我は静かな声で語り始める。

 

「たまに怖くなるんです」

 

曜が首を傾げる。

 

「怖い?」

「こんなに幸せでいいのかなって…」

 

曜の胸が温かくなる。

 

大我は言葉を続けた。

 

「曜さんがいて」

「うん」

「虎之助がいて」

「うん」

「仕事でどんなに疲れても家に帰れば2人がいる…」

 

その声は優しかった。

 

「それだけで俺…とんでもなく頑張れるんです」

 

曜の目が少し潤む。

 

「だから…これからも守らせてください」

 

大我は真っ直ぐ曜を見た。

 

「俺の一番大切な家族を…!」

 

曜は涙を拭いながら笑った。

 

「本当に…ずるいなぁー…」

「え?」

「私が言いたかったのに」

 

そして大我の肩に頭を預ける。

 

「私も同じだよ」

「曜さん…」

「大我と虎之助がいるから頑張れる」

 

声が少し震えていた。

 

「だから私にも守らせて」

「……」

「2人の帰ってくる場所を」

 

大我は何も言えなかった。

 

ただ嬉しくて…胸がいっぱいだった。

 

「あはは!ぱぱ!まま!すごいね〜」

 

その時、夜景に夢中だった虎之助が突然笑いながらそう言った。

 

まるで二人を祝福するように…。

 

「あはは!ほら!」

 

曜が笑う。

 

「虎之助も賛成だって」

「そうみたいですね」

 

大我も笑う。

 

その笑顔を見た曜は自然と手を伸ばして大我の頬に触れる。

 

「大好き」

 

昔と変わらない言葉。

 

大我も優しく答える。

 

「俺もです…愛しています」

 

夜景の光の中。

 

2人は静かに見つめ合う。

 

そして、家族の幸せを確かめるように寄り添いながら穏やかな時間を過ごすのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわり

 

 

 

 

 




ここまで読んでくださりありがとうございました。また新しい話を更新したら読んでくださると嬉しいです。
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