突発的に湧き出た、本筋とは全然関係ないスケベ話。
記念っていやぁ......本編のト中で出してもいいよなぁ......
★登場ヒロイン
・リーナ
・コユキ
・ライラ
・ノクトレア
※最後に急な戦闘シーンが挟まります。まだ賢者モードになっていない皆様のムラムラを若干引っ込めてしまうかもしれませんが、今後の展開のための練習です。ご容赦ください。
解明され体系化された技術である魔術。
未解明の個々人が持つ事がある最も尊い才能と呼ばれる神秘。
その両方を扱える淫魔の女王ノクトレアは、主様と仰ぐ少年のため、ひっそり隠れ家の倉庫へ訪れてそのチカラを総動員してあるモノを用意していた。
「......こんなものじゃな......最近は創る機会が無かったから、少し時間がかかったものの......これなら主様も喜んでくれるじゃろう......しかし、昔は鬱陶しいだけじゃった騎士を罠にハメ続けた経験が役に立つ時が来るとは......」
偉そうな口調でドヤ顔をキメるノクトレアは、手に宿した禍々しい泡のようなモノを持って夜に掲げる。
「――『主様にくっころされる夢』よ、夜を覆うがよい―――」
♡ ♡ ♡
私は何をしていたのだったか。
目を覚ますと、冷たい石の牢に捨て置かれた質素なベッドの上で寝かされていた。
すぐ横には、私......リーナの敵、蛮族の子供アルフが立っている。
「―――捕虜にされたってわけね......くっ、殺しなさい! 私は拷問されても仲間のことは売らないわよ!」
「安心してよ、拷問とか、女を傷つけるのは嫌だからさ」
「なら早く解放しなさい!」
「それも無理かな、敵軍の将を何もせず解放とはいかないし......でもボクも見張りだけだと暇だから、そのカラダで愉しませて貰おうかなって」
ボロン―――ビキビキビキィッ!
仰向けで拘束されている私のすぐ横でズボンを脱いだアルフは、その露出させた勃起済みの肉棒で頬をペチペチと叩く。
先端から分泌されている少し濁った透明な汁がぺとりと付着して橋をかけ、その不快な生温さに顔を顰めた。
大体、その非常識な大きさはなんだというのか。
私はこの状況で何をされるか分からないほど馬鹿じゃない。だから、それに対して余計に恐怖がある。
(こんな雄々しい肉棒を挿れられたらマズイ! 敵の子供に堕とされて売国性奴隷妻になっちゃう......コユキ、皆、私の勇気を頂戴......!)
「さてと、じゃあそんなに期待してくれてるなら、早く交尾してあげようかな」
「期待ですって? 哀れね、アルフ。勘違いも甚だしいわ」
「じゃあこれは何かな」
ぐりぃっ、と拗じられた。どこを? 乳首を。
凄まじい快楽とともに吹き出る愛液。そして、その甘い痛みに乳首がおかしくなっていないか目線を下げれば、自分の目を疑う程に、はち切れそうなほど硬く凝った乳首が震えていた。
馬鹿な、この私が? 敵国の子供に肉棒突きつけられて興奮しているとでもいうのか。第一、敵がどうとか関係なく、肉棒見たら乳首勃起させるなんて変態もいいところだ。趣味で娼婦やってる女でさえ中々そうはならない。
「うわぁ、リーナお姉さんのここ凄い熱くなってるし、もういいよね。美味しそうすぎるし、いただきまーす」
「あっ、ちょっ、やめっ―――んっっっっっ♡♡♡♡♡」
辛抱たまらないという様子で、さっさと肉棒を掴んで私の下半身に襲いかかったアルフは、そのまま丸出しの濡れた秘所に何の遠慮も躊躇もなくナマの肉棒を突き込んだ。
襲い来る予想以上の快楽。幸福感と満足感。私のカラダがそのためにあるんだと無理やり自覚させられ、この雄の肉棒を気持ちよくしてあげて精液をナマ中出ししてもらうことしか考えられなくなる。
でも、イケナイ。私はリーナ。アルフの敵で、反撃と逃走の機会を伺う狡猾な狩人の女。獲物がどっちか、分からせてやるんだ。
落ち着いて、ゆっくり息を整える時間を稼いで、希望を探るのよ。
「ふっ、ふっ、ふーっ♡ い、今何かしたのかしら。小さすぎて分からなかったわ」
「挑発するんだ、敵のを咥え込んで悦んでるクセに」
「は、はんっ。見る目も無いのねっ。これは不快感で汗が止まらないだけよ」
「そっか、じゃあ、こうしても痛いだけなのかな?」
アルフが腰をゆーっくりと動かすせいで、ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ、っと、誤魔化せない卑猥で重たい水音が響く。
膣から脳へ響いてくる、身体の内側を愛され―――いや、犯される衝撃。そう、衝撃だ。
こんなもの、冒険者にとってはなんてことは無い。私達は日々、魔物と戦い、未知の痛みを受けてきた経験がある。死地だって一度や二度じゃない。身体の内側という慣れない場所からの、指や道具じゃ感じられない熱い、焼けるような大好きな肉棒―――違う、大嫌いな肉棒から与えられるソレに、心が折れたりはしない。
「そうっ♡ ぉぅっ♡ よ♡ こんなの、するだけ無駄ね」
「そっか。じゃあボクだけ気持ちよく射精しようかな」
「あっ、ちょっと、やめなさい! まちなさい! ナマで入ってるのよ! 射精したら―――」
射精されたら―――こんなカッコイイ雄にナマで精液出されたら―――!
私が―――私がおかしくなってしま―――!!!
―――最初の脈動を感じた。
とぷっ、と、様子見するような、決壊の前兆。
それでも恐らくは獣並み。そんな量と熱さと濃さと重さと......何一つ不満の無い最高の精液が、雄の欲望が詰まった子種が私の中に吐き出され始める。
どびゅっ......びゅうーっ......と、ゆっくり動いていたからか穏やかな濁流の始まり。しかし、それがむしろキツイ。熱をじっとりと感じさせられ、中に満たされていく精液を意識させられ、交差させた両腕で顔を覆い、力を込めてどうにか甘い感覚に耐えようとしても、優しく抱きしめるように、泣く子供をあやすような、雄らしく、大きくて、強くて、温かくて、それでいて抵抗させてくれない射精をされている。
あっ―――私、この人、好きだ―――
「んぁっ♡ も、もうだめっ♡ これ以上出したら孕んじゃうから♡ 私っ♡ お嫁さんになっちゃうから♡」
「リーナお姉さん、敵でも大好きだよ」
「♡♡♡♡♡♡♡」
ダメだ、そんな事を言われながら見つめられて、腕を無理やりこじ開けられて、無防備になった唇を吸われたら、もうアルフの事しか考えられない。膣が緩んで、肉棒をもっと奥まで招き入れて、それから締め直して全部絞って―――
こうして、形だけの抵抗をしながら、私は、アルフの女になった。
でも―――それでいいんだ。強い雄の群れに入れてもらえる事は、雌の誇りなのだから―――
♡ ♡ ♡
「―――くっ、捕まった」
「......」
「ふがふが......こんな臭いものを舐めさせて、顔中ドロドロに射精して汚して、所詮はなんとか帝国の蛮族将軍。女を力でモノにするしか能が無い。ゴブリンにも劣る低能―――あっイクッ♡」
「......」
「穴を使いたいなら勝手にすればいい。私はどうせ拘束されて動けない。動けない雌をどちゅどちゅその禍々しいおちんちんで突いて、おまんこぐっちゃぐちゃにハメ潰して、せーし好きなだけ出せばいい。でも、その前にもう一回口に出せばいい。別に他意はないけど、今度は飲む」
「......」
じゅぼっ、じゅぼっ、じゅぼっと顔の前に誘き出した先生のバッキバキなイケメンおちんちんを、私の口で迎え入れて、止まらない唾液を利用しながら喉奥まで咥えて顔ごと動かし、三度目の射精を促す。
一度目は顔にかかった。二度目も。もう目は開けられないし、喉あたりまでドロドロで、凄く先生臭くて、先生のモノにされてしまった。
だけど、まだ顔だけだ。喉も、胃も、当然まだ触れられていないおまんこにも余裕はある。雄のせーしは搾り切れば出なくなるから、そうすれば私の勝ち。こんな普通の鋼で作られた手錠や足枷なんて私のような武術に長けた冒険者にとっては紐みたいなものだ。適当に千切って、逃げ出せばいい。
甘い。蛮族の先生は、私の事を甘く見過ぎている。それが、命取りになる。
「出せ♡ 出せ♡ 出せっ♡」
「っ!」
「あっ♡ んごっ―――ごきゅっ―――ごくっ―――んふっ―――ごくっ―――♡♡♡♡♡」
何の合図も無く、急に呻いた先生のおちんちんから大量のせーしが放たれる。
凄い味だ。表現できない程に濃厚で、重厚で、身体が無理やり発情させられる凶悪な雄の体液だ。
パキンッ、と音がして、私の抵抗の意思などお構いなしに手錠を、それを繋いでいた鎖を身体強化で引き千切った私の両腕が、先生の腰を抱き締めるようにしてきんたまにキスする程にまで喉奥のさらに奥までおちんちんを入れ込んでしまう。
あっ、本当に唇にきんたまがついた。反射で伸びた舌が、汗と脂と、濃縮された先生の味。汚くて、汚れてて、美味しいソレを舐めとる。
もはや突き刺さっていると言っても過言ではない肉棒はどくん、どくんってまだ脈動していて、それを感じられることが、先生が私で気持ちよくなっている事が誇らしい。
いや―――違う。いやらしい。いやらしい? いやらしいのかな......もういいや何でもいい。
「また白目剥いてる......呼吸できてるのかな......」
「んぼぉっ♡ はぁーーー......はぁーーー......はぁーーー......この最低おちんちん、今度はおまんこで絞って倒す。先生、勝てる自信があるなら獣みたいに突っ込んで試してみたらいい」
脳内を駆け巡るせーしの味や臭い。
それを感じ、絶頂しながら、うつ伏せになって尻を上げ、腰を突き出して交尾を待つ雌犬の構えをとる。
伏地獣位。私の使う剣術にある、敵を下方から奇襲するための対人用の型だ。本当は脚も踏ん張り、急加速を可能とするところだけど、今はガクガクして力が入らないから仕方ない。伏地獣位をやる気持ちが大事だ。目の前の敵を打倒す為には、この構えがふさわしい。
そうして、誰もいない虚空に向かって構えていると、がしっと強力な力で尻を掴まれ、ぴとっ―――っとおまんこの入口にあっついおちんちんの先端が添えられる。
挿れられる。
挿れられちゃう。
挿れてもらえちゃう。
くるくるくる......あの凄いのが......く......
どちゅっ
「んぁぁぁああああああぃぃぃぃいいいいぉぉぉぉぉおおお♡♡♡♡♡」
「雌犬......? 雌犬ってこんな感じだっけ......?」
痙攣してるのが分かる。筋肉が、雌肉が喜びすぎて先生のおちんちんをぎゅうぎゅう抱き締めてる。
叫ぶのが気持ちいい。おちんちんおまんこで抱き締めるの気持ちいい。おまんこごしごしされるの気持ちいい。
もうわけわかんない。わかんない。わかんないわかんないわかんない―――
どびゅるるるるるるるるるっ!!!
意味も分からないまま、射精されて、せーしが上げた尻から、下り坂になってる膣内を流れ込んできて。
その辺りで、私は視界がぎゅるりと回って、敵の手に堕ちてしまったのだった。
♡ ♡ ♡
「......ふん、私は何をされようとも旦那様について喋る事はありません」
「くくく、強気だね。でも、言う事を聴かなくていいのかな?」
「くっ......分かりました。旦な―――貴方の言う事を聴きましょう」
私、ライラは敵に捕まってしまった。
ベッドに拘束され、馬乗りになってニヤニヤしている旦那さ―――敵は、全裸の私に、同じく全裸で乗っているので、その雄臭たっぷりの陰茎と陰嚢が私の下腹部にいやらしい温かさを与えてくる。
鼻をつくその臭いに無理やり発情させられた私は、咄嗟に顔を背け、敵のソレを見ないようにした。
「強情だね」
「敵に捕まって乱れる女など、女の恥。ライラは旦那様に仕える忠実な下僕です。この身は旦那様以外には濡れる事さえありません。手籠めにできず、残念でしたね。殺しますか?」
「それはヤってみてから決めようかな」
「濡れていない女に挿れられるのなら―――くっ」
ぬぢゃぁ......ともういつから濡れ続けていたのか分からない程に媚びている私の膣に触れた敵の指は、そのままぬぷり、と侵入し、食材の状態を確かめるように入り口を、壁面を、少し凹んだ部分をなぞっていく。
だめだ。感じてはいけない。私は旦那様の忠実な下僕で、愛する家族で、妻になろうという淫魔。こんな、こんな......こんな程度の拷問。
「まっ......まぁまぁですね......偶然濡れていたようですが、少し水分を採りすぎましたか」
「そっか。まぁどっちにしろボクにとっては都合がいいから......挿れていいよね」
「......好きにすれば良いのでは?」
飽くまでしらを切り、顔は背け、抵抗はしないが表情も動かさない。
拷問するような敵は、特に犯すような敵は相手の歪んだ表情に興奮すると訓練で聴いた。であれば、人形のようにしていること。それが一番のはず。
幸い、私は影に潜み、裏から敵を襲う専門訓練を受け、工作員としても様々な事を学んでいる特殊な淫魔だ。相手の趣味嗜好に関わらず、元来は人類を騙し、隠れて殺し、支配者を支配する悪の道を修めた存在として、自分が逆の立場に置かれた時の覚悟は出来ている。
好きにすればいい。そう、好きにすればいいのだ。
「じゃあ、こうして......手錠も外して......よいしょ」
「......」
体面座位。姉様の淫芸百般に記されていた、恋人とイチャラブする男女が、挿入しながらキスをして、抱き合い、揉み合い、悪戯し合う恋慕を交わすための密着して向き合う体位。
見た目からは想像できない腕力で私の腰を持ち上げた敵が、狙いを定めて、私の腰を......
―――まずい!
「くっ」
「あ、抵抗出来るんだ。凄いね、足はこっちで抱えて、自重で落ちながら入っちゃうしかないのに、上体で抱き着いてギリギリ耐えるなんて」
耐えた。
敵に抱き着くという屈辱を耐えて、挿入されるのを耐えて、この今にも精液を吐き出そうとしているように見える雄々しい肉棒の先端が掠るだけで耐え忍んだ。
私の肉体は人とは違う。この体勢でいつまでだって耐えることは出来るし、敵の腰に私の手も脚が回っている状況なら、このまま絞め堕とせばいい。
裸締めといったか。まさに、全裸でやることになるとは思わなかったが、これで勝てば旦那様も見直してくれるだろうか。
ぎりぃっ......と食いしばった歯から音が鳴る程に遠慮なく抱きしめる。
熱い肉体だ。小さいのに、大きく感じる、不思議な肉体。
それを感じて一瞬、意識がぼんやりしているところへ、つんつん、と秘所がつっつかれる。私の腰が力を抜いて落ちかけていた。危なかった、もうすぐ入ってしまうところだった。
「あ~、このままじゃ入口にぶっかけて終わっちゃうなぁ」
「......無駄です。そんな揺さぶりには応じません」
ちゅくり、ちゅくりと焦らすように腰を揺らす敵は、にまにまと耳元で囁き、私の動揺を誘う。
しかし、そんな事で揺らぐような私ではない。ノクトレア姉様じゃないのだ、適当な攻めでアヘアヘするような雑魚では、旦那様の隣にはいられないではないか。
「すぅー......ライラの匂い、いいなぁ......ほら、コッチ向け」
「んっ―――あっ、んむちゅっ♡」
つい、いつもの甘い言葉に気が抜けそうになって、命令通りに抱き着いたまま顔を横に向けてしまう。
そうしたら、キスされた。舌も使わない、触れるだけのキス。これでは、まるで―――本番前にイチャイチャしている本物の恋人のようだ。
―――すとん、と腰が落ちる。
抵抗なく入っていった肉棒が、奥で震え、びゅるびゅると精液を吐き出していくのが分かる。
それを、ごきゅごきゅと、嬉しそうに飲む私の子宮は、もう、止められない。
「......旦那様、ライラは、敵に敗けてしまいました」
「じゃあ、ボクが癒してあげる」
「はい......ありがとうございます♡」
そうして、旦那様はいつも私を許すのだ。
私は改めて、旦那様の雌として一生一緒にいようと、心に誓った。
♡ ♡ ♡
「あれ? ノクトレアはやらないの?」
「ふーむ、妾もやろうとは思った......じゃが、くっころって無様で似合わぬではないか」
「......」
「妾は女王じゃ。淫魔の、夜の、主様の女達の。なのに、無様に敵に捕まって犯されるという姿を夢とはいえ晒すのは―――」
「ふっ!」
不意に、主様が街に入ってから使っている鉄棒が、腰でくるりと回され、遠心力で飛んでくる。
いつの間にか景色はどこかの夜空の下、幻想的な水面の大地、あり得ない水平線の上に立っている。
咄嗟に回避をすると、パシャパシャと軽い飛沫と共に、飛ばした鉄棒に先回りした主様が、キャッチすると同時にその勢いを利用して大上段からソレを叩きつけてきた。
爆ぜる水面。妾が反撃のために片手の先に魔術陣を展開し、神秘で水面を変化させて創り出した流体の槍を構えると、治まった水飛沫の先に主様がいない。
水面を見る。どこも動いていない。であれば―――上か。
「ふはっ―――速い! 妾は教えておらぬぞ主様ぁっ!」
「ボクもそんな戦えるなんて知らなかったよノクトレア!」
急降下してきた主様の攻撃を槍で受け止めれば、足元が土なら陥没していたであろう強大な衝撃が全身を奔り、水面を爆散させる。
怯むことなく、受け止めたことで動きが止まった無防備な空中の主様へ展開していた魔術陣を向け、無数の魔力で出来た触腕を伸ばせば、あろうことか主様はその触腕の一本を掴み、連結された魔術陣ごと引き抜くようにしてその出現元を破壊してしまった。
魔術の発動前提の棄却による、発動中魔術の破壊。それも教えたことは無い。
「主様よ! 一体いつ覚えたのじゃ!」
「夢の中だからかな! 世界が思った通りになるんだ!」
ふっ―――とつい、笑みが零れる。これは、主様の雌としてでも、淫魔としてでもなく、力を重んじる魔物として、弟子の怪物的な才を垣間見た師としての笑みだ。
ここは確かに夢の中。妾の神秘を使い、魔術で接続し、皆の夢を纏め、混ぜ合わせ、小さく創り出した夢想の世界だ。
だが、夢を叶えるために備えたこの世界には、現実と同じ法則が通っている。世界の景色や、武器、手錠だの足枷だのといった小道具はイメージ次第で出したり消したり出来るのは確かだが、性交を感じる肉体だけは100%現実通り、そのままだ。
今、主様は、現実世界でも出来る事しか出来ない肉体なのだ。この動き、無意識の魔力操作、無意識の魔術行使、無意識の神秘行使。全ては、本人の才能でしかない。
(かつて―――おったな、勇者を自称するバカ娘が、同じような事をしておった)
一瞬の懐かしさを感じる間に、握り潰され、形を保てなくなり水に戻った流体槍。
気付けば、妾の身体は主様によって水面へ優しく押し倒されていた。
「......敵の手に堕ちる気分はどう? ノクトレア」
「何を言う。いつも、主様に敗けて来たというのに、今更これは―――妾にとっては悔しいが、夢ではない、現実よ」
主様の頬に手を添える。
戦いで昂った主様の雄を、伸ばした手先で降ろしたズボンから引き摺り出し、愛しいそれを手の平で撫でる。
硬い、熱い。そんな表現ではもはや表し切れない、主様の最たるチカラの象徴。妾達を統べる王であり、長であり、雄である証。
ゆっくりと、押し倒されたまま服をはだけ、股を開き、無言のまま期待を眼差しに乗せる。
主様もまた、ゆっくりと、その肉棒を妾の膣内へと進め、納めていった。
「いい夢だった。ありがとう、ノクトレア」
「んっ♡ よい♡ よいのじゃ♡ 褒美は、こうして貰うからの―――♡」
ぱちゅんっ、ぱちゅんっ、ぱちゅんっ、と心地よい音が響き、主様の身体の動きに合わせて腰を振る。
根元まで導き、抜かれる快感に喘ぎ、貫かれる衝撃に雄を感じ、満たされる膣内で主様を意識する。
会話はいらぬ。ただ、主様と妾が互いに息遣いを口に出し、接合部に集中して昂りをぶつけ合う。
少し不思議な感覚。主様とは、思えば教えるか、教え込まれるかしかなかったというのに。腰は激しくなり、終わりが近くなっていく性交から交尾へ変わっていくというのに。
どうしてか、なんとも、穏やかな気持ちだった。
「射精するよ」
「ん―――最後まで出し切るがよい、主様。今の妾は―――そのためにおる」
膨らむ。
膨らんで、膨らんで、元々隙間などない膣内が、拡張され、押し広げられた側からまた広げられ。
やがて―――訪れたのはつい嬉し涙を流してしまう大量の精液。
ぐりぐりと押し付けられる亀頭から、妾の膣内へと流れ込み、全身を支配しようと染み渡る雄のチカラを、ただされるがままに受け入れ、妾の子宮に納め、消化はしない。
言葉に出来ない感情から、主様の頭を撫でようと手を伸ばせば―――いつの間にか、主様の手が妾の頭にあった。
「ふっ......なんじゃ、中出ししながら、妾を弄ぼうとするなど主様とて傲慢なのではないか?」
「可愛いと思ったから」
「―――......まぁ、なら......よいか―――」
夢はじきに醒めていく。
でも、まだもう少し。
朝日が昇り、自然と目が覚める時間になるまでは......他の女には悪いが、こうして、主様に労ってもらう時間としよう。
あぁ......勝てぬ。流石は主様。妾の認めた唯一の雄よ。
末永く勝って、飼い続けてくれるよう、夢を見ておくとしよう。
あの娘共諸共、のう? 主様―――
なんだこのしおらしい淫魔美女はぁ......(困惑)
次話から本編、3人目のクランメンバー編に移ります。ご安心ください。