・ライラ
隠密活動でアルフを影から支える淫魔の美少女。淫魔の中では末妹でもある。
先端が足首まで届く長いポニーテールと、暗殺者風の黒装束が特徴。
生まれつきの神童らしい。
アルフに対して敬語で接し、忠臣として振る舞うが......その実、他の女に対してどころか、上位者であり淫魔の祖である偉大な姉様ノクトレアに対してでも密かに敵意を剥き出しにして最も愛される愛妾を狙う独占欲の持ち主。
傷の治療が終わった後。
外は襲撃の危険があるが、かといってクランハウスに戻るのも危険ということで、ボクは裏路地の倉庫へと身を隠していた。
「旦那様、どうでしょう。ベッドは常に整えております」
「うん......ふわふわで良い寝心地だね......ライラは寝ないの?」
「はっ。ライラは旦那様のお食事の用意がございますので」
そう言い、寝転がってまどろんでいるボクを起こさないように静かに料理を始めるライラ。どこから持ち込んだのか、簡素な料理キットを扱い、森で採ったのであろう素材がふんだんに使われた鍋を煮込んでいる。
ノクトレアがまだ戻っておらず、ノーチェは影に潜んでいるものの、戦闘の負傷を受けて眠っているような状態。今ここには、ライラとボクしかいない。久々に落ち着く時間だ。
ライラもボクのそんな穏やかな空気を感じ取っているのか、生真面目な顔を少し崩して、もっと幼く、精通していなかった頃のボクと遊んでいた時のような、懐かしい気配を漂わせる。
「―――旦那様、どうぞ、ここにはライラしかおりません。鍋も時間がかかりますので......しばらくお休みください」
「ん......そうするよ......出来たら起こして」
「はい。勿論です。しばらくおやすみなさいませ」
※ ※ ※
―――夢だ。
村にいた時の夢。ボクがもう少し小さかった時、邪神に反抗することを決意した日の夢だ。
『......出来ると思いますか。まだそんな子供の身で、邪神様と呼ばれる存在を倒すことを』
声がする。
これはライラの声だ。よく見ればボクがいるのは、もうずっと空き家のままだったそこを掃除して
、子供なりに快適にしようとひっそり改築した秘密基地。
そういえば、この場所で初めてライラと面と向かって話したのだった。
ライラという淫魔は、彼女を淫魔だと知らない時からの付き合いで、女体を知らない時から毎日会っていた。父や母がいる時は決して姿を現さない彼女は、逢いたくなった時、こうして空き家へやってくればひょっこり顔を出してくれる。
「ボクは、邪神を倒すんだ。死にたくないし、これ以上知ってる人が泣くのも嫌だ」
『そうですか......ですが、邪神様は強大なチカラを持つ存在。とても戦って勝ち目など』
「戦い方によるでしょ。ボクには勝算がある」
『勝算......まだ魔力も感じられず、身体が出来上がっておらず、技術も持たず......何で勝つというのです』
ライラが聴いたそのもっともな質問に、ボクは答えた。
「ボクの予想が正しければ、コレで勝てる」
そこで、ボクは初めて人前で肉棒を見せた。
ライラは......
※ ※ ※
「......ライラ」
「んっ......!? だ、旦那様? どうされましたか?」
起きてみれば、ライラは出来上がった鍋を魔術で保存しておき、自身は心配そうな顔でボクを覗き込んでいた。
すぐ目の前にあった顔を両手で包んで、そのまま引き寄せてキスすれば、ライラは驚き言葉を上げながらも離れようとはしない。
「最近ずっと、純粋な強さのために訓練を重ねてたけど、思い出したんだ。ライラで始まった、ボクの雄としての始まりを」
「......その、あれは大変恥ずかしく......覚えてはおりますが、あまりその......♡」
「冷静に考えれば、人間の童貞と淫魔の処女って、0対100で人間が敗けるよね。実際は逆だったけど」
「私はあの瞬間、確信しました......私の番は、この方で間違いないと......姉様から隠れて寝返ったのは正しかった、と」
初体験のボロ負けを思い出し、淫魔としての羞恥や、色々な感情を想起して真っ赤になったライラだったが、彼女がいたからボクは好き放題に村の女達で自分を知り、自分を強化することが出来た。
ライラはボクが産まれた時に懸けたのだという、その気配、その直感だけで、ボクこそが群れ長の立場を獲って食うのだと。後から知ったことだが彼女は天才だった。天才の彼女が、微塵も勝ち目を感じなかった人間の子供がボクだった。
そんなボクの最も強いのは雄としてのチカラ。本来ならむしろ淫魔のチカラであろう、異性を魅了し、肉体を堕落させ、相手を犯し尽くして自身が捕食者として上位に立つチカラ。
「なんとなく、ディーネとアーチェには戦って勝つつもりだった。けど、違うよね。遠からず勝てるだろうけど、今のボクが勝つならやっぱり、コッチだ」
「......逃げても良いのですよ。旦那様」
「ボクが逃げる? あんな雌を相手に? それは無いよ。犯したら気持ちよさそうな雌がいる。ボクに敵対している。なら、犯してワカらせてやる」
ライラが微笑む。
自分でも滅茶苦茶言っているなと思いながら、勝利条件を戦いでの勝利から、犯して堕とす事に切り替える。
上達に連れて、いつの間にか、戦うという行為が主軸になりかけていたボクはそれを恥じ、改めて本気を出す決意が出来た。
「それでは、お心が定まったところでお食事に―――んぁっ♡」
「ねぇ、寝起きで朝勃ちしてるんだけど。朝じゃないけどさ」
「は、はい♡ で、でも♡ ライラが用意した鍋が♡」
「ボクは食べてるからさ、ライラ、自分でコレどうにかしてよ。ボクの最初の雌なんだから」
「―――はいっ♡♡♡♡♡」
服を脱ぎ、調理が終わった状態で保存されていた鍋の封印を解除して全裸のまま椅子に座り、机に鍋を乗せて食べ始める。
懐かしい村の食事だ。つまりは精力増強系の食材しか入っていないような超強力な性欲鍋。こんなものを用意しているのは元々ライラがボクに犯して欲しかったからか、それとも。
......考えてみれば都合のいい夢だった。それに、ライラの場面じゃなくても、もっとボクの芯を再確認するには別の思い出もある。人の夢を弄るのはノクトレアの技術だと聴いていたけれど、ライラめ、見て憶えたのか?
ライラらしい、しれっと自分の存在を一番にしようとする卑しい策略。ボク相手にある意味容赦のない女の策謀。実に彼女らしく、実に女らしく、実に淫魔らしい。そのある種の生意気さが、ライラにはある。
そんなライラは、服を脱いで机の下に潜り込み、勃起したままのボクの股座へすり寄ってきた。
まずは口で奉仕するということらしい。すりすりと、竿に頬擦りし、自分にボクの臭いをつけながら、ボクの肉棒にもライラの匂いをつけようとする。
擦り付けながら、顔が睾丸に近付くたびにキスをし、亀頭から先走りが漏れるたびにそれを舌で掬う。
すり......すり......すり......ちゅっ♡
すり......すり......すり......んちゅ、じゅるっ♡
愛情だ。
明確に感じる。
蕩けたライラの眼が、常にこちらの眼を捉え、情欲に囚われながらどこかで理性を保っている。
打算だったはずだ。最初、ボクに近寄り、ボクの雌になろうとした淫魔としての彼女は、神童だった自分が屈服するべき相手を選んでいた。
いつからだったのだろうか。ライラがボクを雄として愛し、家族として愛し、打算が愛情に変わったのは。
何度もハメ倒してきて、何度も中出ししてきた。思い当たるフシはたくさんある。人間の雌ならどこか狂ってしまうような精液漬けの中毒責めをしたこともあった。でも、そういうのじゃない気がする。
分からないな......女体の事は良く知っていても、女心は案外知らない。ボクもまだまだ、磨くべき腕があるということだろう。
「んっ―――ふふ、ライラの奉仕は、如何ですか? 旦那さ―――んぶぉっ!?」
「ライラ、これを食べさせたんだから覚悟は出来てるよね」
じれったい愛情もいいが、この淫魔は激しい愛情を望む。
ボクは食事の手を止めるのはマナー違反だなと思い、片手で食事を続けながら、空いた手でライラの頭を掴んでそのアツアツの口内へ肉棒を突き込んだ。
ぐぽっ♡ えぼっ♡ んぼっ♡
すぐさま対応したライラは、嬉しそうな顔をして喉を柔軟に開き、根元まで軽々と呑み込んだ。喉を往復する肉棒の感触に、膣内を擦られているかのような快楽を得ているらしく、細かに身体を震わせている。
「~~~~っっっ♡」
ドビュッ! ビュルルルルルルルッッ!
我慢無し、溜めも無し。一発目をライラに放出する。
肉棒を根本まで押し込ませたまま、執拗に大量の精液を絞り出し、ずぐん、ずぐんと睾丸を脈動させながら気持ちよく吐き出す。
ライラはそれをごくり、ごくりと飲み干しながら身体をびくりと跳ね上げ、ボクと同時に果てていた。
徐々に射精が治まって来ると、ライラは舌でゆっくり肉棒の裏側を圧しながら最後の一滴まで出し切らせようとしつつ、頑張ったねとでも言うようにマッサージをしてくる。
やがて、全てを出し切ったボクは、ライラの頭から手を放し、口を離させた。
「んぁあ~......♡ ありがとうございます、旦那様。とても雄々しい射精でした......♡」
先走りの一滴も残っていない、完全な精飲。
自分の口内すら器用に舌で舐め清め、ボクの残滓を一片も残さず自分の中に吸収するといういやらしい淫魔の所業に、微塵も萎えていなかった肉棒がさらに硬くなる。
「お鍋はたくさんあります。旦那様はまだお食事の途中ですので、お手を煩わせたりはしません......♡ 次は、ライラだけで......♡」
そういわれたので鍋に集中する。
椅子を机に寄せて、視界から股間が消え、鍋だけを見る。机の下が見えなければ、傍目にはきっとボクは普通に食事しているだけの人だろう。いや、全裸だからちょっとおかしいか。
にぢゅり......
にぢゅり......
にぢゅ......ぐりゅっ......
にちゅっ......ずっちゅん♡♡♡
何も見えない机の下で、ボクの太ももに当たるしっとりした尻の感触。
肉棒の先端には、卑猥に濡れた割れ目の接触があり、慣らしながら挿れていくためか、ただ味わおうというのか、いや、違う。ライラはボクに味わわせ、覚えさせようとしているのだ。自分の膣の感触を。吸い付く膣口の卑猥なキスを、亀頭だけを埋め、すぐに離してその媚びきった膣肉の蠢きを、左右に尻を振りながら、ボクの肉棒がいかに大きくて、挿れるのが悦ばしいのかという実感を。
そうして、優越感を煽り、煽り、最後に尻を降ろして思い切り奥まで飲み込む。
「あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛~~~~~♡♡♡♡♡」
多分、机の下では頭を下に、腕でカラダを支え、尻を上げてボクの肉棒を呑み込む上体を折りたたんで無理やり座るボクに膣肉を差し出したライラがいるのだろう。
漏れた低い声は、体勢のキツさではない。角度だ。背面から突かれる時でも中々ない、背中側をごりゅぅっ、と押し上げる肉棒の角度が、ライラの膣を凄まじい強さでぞりぞりと抉る。
それでも、ボクは動かない。ライラが自分だけでと言ったのならそれを信じてあげよう。
「はぁ―――っ♡ はぁ―――っ♡ はぁ―――っ♡」
苦しそうな快楽の声がしばらく続いたが、ライラはようやく落ち着きを取り戻したのか、動く余裕を取り戻したようだった。
ゆっくり、凄まじく腰を震えさせながら......膣肉を抉られて絶頂しながらもライラは尻を引き抜くように動かして、肉棒の先端まで強烈な締め付けで愛撫し、ドロドロになった愛液のメスくさい臭気をむわりと机の下から発しつつ、先端まで抜けたら今度は徐々に尻を押し付け、肉棒を呑み込んでいく。
なんとも健気だ。絶頂しながらやるには相当に大変な動きだろう。ボクは全く動かないから、自分のチカラだけでどうにかするしかないのに、自分の身体が言う事を聴かない程に震えてしまっている。腰が砕けているのに、腰でしか動けない体勢なのだから当然だ。
可愛いなぁ、ライラは。
しょうがない、やる気が出るように、一回精液飲ませてあげよう。
「ひっ♡ だ、だめです旦那様♡ その根元からあがってきてるソレ♡ まだ、ライラは一回しか動けておりません♡ それ、だめです♡ だめ♡ ライラがもっとご奉仕す―――っっっっっっっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
びゅくッ! びゅぐッ! ごぽぉっ......どぼ......ぼりゅっ......
流し込むように、柔らかい膣肉に包まれたまま射精する。
喘ぐライラのくぐもった声。姿が視えないという事が、妙な興奮を煽り、ついもう一回射精したくなる。
「あっ♡♡♡ 旦那様のせーし♡♡♡ また来る♡ ライラが、ライラが旦那様を気持ちよくしたから♡♡♡ ライラが♡♡♡」
どぴゅっ、どくっ
びゅっ、びゅっ、びゅっ
残りを吐き出すような、弱めの追撃射精にライラは幸せそうな呻き声をあげて痙攣する。
ごきゅり、ごきゅりと子宮の辺りで精液を美味しそうに飲み干すような音が聴こえた気がした。
「この肉、いい味付けで美味しいねぇ......あ、この魚。村で生贄にされる日にも食べた奴だ。これ精力食なのに凄い美味しいんだよなぁ」
「よ、よかった、です♡ 調達した甲斐がありました♡」
「あれ、でも、鍋は満足だけど、ボクの肉棒への刺激が止まってない?」
「はっ、はっ♡ も、申し訳ございません、しかし♡ ライラの身体は、もう♡」
「やって」
「す、少しだけ休憩を♡ 旦那様、どうかお情けを♡」
「やれ、ライラ」
「―――はい♡♡♡♡♡」
命令されるのが好きなのだろうか。ライラは、ボクが強く言ったそれと同時に絶頂し、震える肉体を動かし始めた。
どちゅっ! どちゅっ! どちゅっ! とさっきまでは手を抜いていたのかと思う程に力強く、ボクを射精させるためだけの高速釘打ちピストンが始まる。
ばちゅっ、ばちゅんっ、ぐちゅっ、激しい水音と共にライラの尻が叩きつけられる感触。膣肉が連続して絶頂している感覚。
健気な奉仕、わが身を顧みない献身に愛しさがこみ上げ、精液もこみ上げてくる。
再びの中出しの予感を察知したライラは、うわ言のように旦那様っ、旦那様っ、と繰り返し、ただひたすらに、技術も何も無く、尻を打ち付け続けた。
「旦那様♡ 旦那様♡ 旦那様♡ 旦那様ぁ♡ ライラはぁ♡ ライラは旦那様を好いて♡ 愛しています♡ 愛しています♡♡♡ 姉様も、他の雌も全部全部全部いらなくなるぐらいにライラが旦那様を気持ちよくしてさしあげま―――っっっっっ♡♡♡♡♡ あ゛っ゛♡♡♡♡♡」
びゅるるるるるるるるるるっ!!!!
びゅぐっ、びゅるるるるるるるるるるっ!
どびゅるるるる! どぼっ! どぼびゅぅっっっっっ!!!
雌が独占欲を剥き出しにして求めてくるのは雄冥利に尽きる。
精液を子宮で飲み込むことで忙しく、もう言葉も出ていないライラの膣肉の感触をゆるゆると細かく腰を動かして楽しみながら、鍋を完食した頃。ずるり、と肉棒が抜け、完全に身体の支えを失ったライラがどたっ、と倒れ伏した音がした。
この程度でボクに介抱させるとは、彼女がボクを独り占めするにはまだまだ遥かに遠いようだった。
武器の再確認―――ヨシ
ライラファンの皆様、お待たせいたしました。