私は『精密』の名を付けられる、超長距離での文字通り精密な狙撃が可能なA級冒険者、リーナだ。
A級は普通に上がれる冒険者の階級としては一番上で、辺境の街であるここには私ともう一人しかいない。そのもう一人も一緒に冒険者活動をするクランメンバーだから、私と彼女は、もっと言えば私と彼女が所属するこのクランは街一番の有名にして有望クランな訳だ。
かつては尻を撫でようとしたり、強引に宿に連れ込もうとしてきた男どもは力の差に萎縮して私を避け、仲良くしていた別クランの女冒険者は友人というよりファンになっている。
若き街の英雄。私は、そんな立場を誇りに思っていたし、プライドだってあった。私は、皆を守る側の人間なのだと、騎士や衛兵でもないのに正義感を持って活動していたんだ。街の顔の一人として、常に。
―――そんな私が、今、今日あったばかりの男の子のおちんちんの先端に吸い付き、太くて硬い竿を愛おしく撫でながら、早く精子を恵んで欲しくて鈴口を舌でくすぐりながら全裸で媚を売っている。
だって、立場とか、力とか、名誉とか、そういうのじゃなくて、本能で分かってしまったから。このおちんちんが、この男の子が、私を満たして、私を守ってくれる旦那様なんだって。
どくん、どくんと脈打つそれは、凄まじい熱を放っている。
私の鍛え上げた目が、今はたった一本の、猛々しくそそり立つ肉棒だけで満たされている。
ドクドクと脈打つ赤黒い血管の這う様子、亀頭のシワ、そして鈴口からじわりと染み出す透明な蜜のひと雫までが、恐ろしいほどの解像度で脳髄に焼き付いて離れない。
「ん、ぅ......ふ、ぁ......っ❤」
かつてセクハラ男たちすら恐怖させた強く、凛とした強者はどこにもいない。ただ目の前の旦那様を喜ばせたくて、溢れる涎も構わずに、おちんちんの先端を深く口に含み、舌の裏でいやらしく転がす。
街の英雄。
A級冒険者。
そんなもの、この極上の雄を前にしたら何の価値もない。私はただの、この人に孕まされたいと媚びるだけの一匹の雌だった。
「は、ぁ......私の、お口、気持ちいいですか......? もっと、奥まで、お喉の奥まで、おちんちん、入れてください......っ❤」
上目遣いで愛を乞いながら、太い竿を両手で愛おしく扱きあげる。手のひらから伝わる熱と硬さに、私の割れ目はすでに自分の愛液でぐしょぐしょに濡れそぼり、床に精液交じりの水溜まりを作っている。
守る側の人間だった私が、見た目には自分が守るべき男の子に髪を掴まれ、強引に頭を押し付けられる妄想だけで身体が震えるほどに歓喜している。
「お願い、ですから......精子で、めちゃくちゃに、満たして......っ❤」
プライドを完全に投げ捨てた私は、ただ早くその熱い濃厚な種を、喉の奥、そして子宮の奥へと注ぎ込まれる瞬間を、身体の芯から疼かせながら待ち望んでいた。
『随分呆気ない雌でしたね。主様』
「ノクトレアも似たようなものだったけどね......」
彼の声と、何かの声が聴こえる。
でも、不思議とどうでも良かった。類まれな強い雄の群れに、他の雌がいることなど別におかしなことでは無いし―――
感じた。魔術の気配。
その瞬間。私の脳の最後の正気が目覚め、目の前がクリアになる。
「こ、これは......アルフ! 私に何をしたの!」
れろぉ......と舌でアルフの肉棒を愛撫しながら、その目を睨みつける。
舌が離せない。くさい雄の臭いを嗅ぐ鼻が止められない。媚びようと今にも股を開きそうな下半身の疼きが強まっていく。でも、私の頭だけはギリギリ踏みとどまっていた。
「ボクは何もしてません」
「嘘よ―――私が、こんな、娼婦みたいな!」
「リーナさんが好きで舐めてるんじゃないですか......ほら今も」
「これは―――これは美味しい......から......」
困惑、絶望。
自分の口から出たとは思えない言葉だった。私は、このアルフの肉棒を美味しいと感じていた。
マズいはずだ。汗か、垢か、精液か、それとも私の愛液か。いろいろなものが混じった最悪な味。でも、その味が私の下腹部を、その奥を刺激して止まない。舐める舌が止まらず、嗅ぐ鼻が止まらず、目線はしょっちゅうその肉棒を捉えようと戻ってしまう。
おかしい。
おかしいんだ。
こんなのは絶対に私じゃない......そう思っているのに、そのおかしい自分でいる事が気持ちいいと分かってしまっている。
「ア、アルフ。こんな事はしたらいけない事だから、これ以上は」
「あっ、ちょっと出る」
「えっ―――あっ♡」
ぼたぼたと、顔に降り注ぐ熱い精液。それがどうしようもなく心地いい。
私がそうして惚けている間に、肩を軽く押されまた押し倒される。
来る。あの小さな手が私の脚を割り開いて、あの大きな肉棒が、私の膣内に、来る。
「っ! だめ! 精液ついてるし! これ! レイプ! レイプだからっ!」
「じゃあリーナさん、この脚をどかしてください」
「えっ......いやっ、これは......」
優秀な冒険者というのは、勘が鋭い。
私は、その中でも特に感覚が尖った狩人だ。その私の肉体が、極上の雄の肉体を逃すなどという愚かな選択をするわけがない。
そう、理解してしまった私は、押し入って来るアルフの肉棒を今度こそ拒否できずに......卑猥な水音を立てながら、根元まで押し込まれ、余すところなくそれを味わって、頭が幸せでどうにかなりそうだった。
「あ、はぁ......っ! あ、あう、あ......ッ❤」
完全に根元まで割り込まれた衝撃が、背骨を駆け上がって脳髄を真っ白に染め上げる。
優秀な狩人としての私の肉体は、その強靭さゆえに、アルフの規格外の質量を恐ろしいほどの感度で受け止めてしまっていた。
膣内の襞の隅々までが、彼の熱いペニスに引き伸ばされ、ぴったりと密着する。
流れ出る私の愛液は止まらず、精液が混ざり合ったそれは結合部でぐちゅりといやらしい水音を響かせた。
「あ、アル、フ......これ......ッ! 抜いて、お願い......死んじゃ、う......っ♡」
口では必死に拒絶の言葉を紡ぐのに、私の腰は、私の膣肉は、彼のペニスを微塵も逃すまいと全方位からきつく締め付けていた。
脳の片隅にへばりつく邪魔な理性が、私は操られているんだ、私の意志じゃないんだと叫ぶ。けれど、下腹部を支配する圧倒的な幸福感が、その叫びをいとも簡単に押し潰していく。
「リーナさん、口と身体が全然別のこと言ってますよ? ボクを帰したくないのは、リーナさんの方でしょ?」
「ちが、う……私は、A級冒険者、なのに……こんな、無力な女みたいに、なぁっ―――あぐぅうぅっ♡」
アルフが容赦なく腰を突き出した。
ずん、と子宮を強烈な衝撃が叩く。
「ひぎぃっ!? あ、あ゙ッ、奥、おくぅッ!!」
頭の芯が痺れるような快感が爆発した。
彼のペニスの血管の脈動、亀頭の形、肉の硬さ、そのすべてがリアルタイムで脳に伝わり、快楽の許容量を瞬時にオーバーフローさせていく。
声をあげすぎて乾いた口が、無意識にれろ、と自分の唇を舐める。先ほどアルフから浴びせられた精液を、舐めとる。
身体の奥がさらに激しく疼き出した。
(ダメ......もう、ダメ......悔しい、こんな、子供に、私が―――私が......! 悔しいのに……なんて、気持ちいいの)
プライドも、理性も、何か分からない魔術への抵抗も、すべてが快楽の濁流に押し流されていく。
あんなに嫌悪していたはずの雄の臭いが、今は極上の香水のように鼻腔をくすぐり、もっと欲しくてたまらなくなる。
「あ、あふ、アルフもっと、もっと突いてッ! 私をめちゃくちゃにしてぇっ♡」
自らアルフの首に手を回し、その小さな身体を抱き寄せ、私は泥沼のような快楽の底へと自ら沈んでいく。それが、どうしようもなく気持ちがいい。
どびゅるるるるるるるるるるるっ!
訳も分からないままに中出しされ、出されながら止まらないアルフにもっともっとと強請るように抱き締める。
どびゅるるるるるるるるるるるっ!
どびゅっ、どくんっ、どくっ!!!
二度目。
三度目。
何度も出される。何度も満たされる。もう私の中はきっと、アルフの精液の臭いしかしなくなっているだろう。
子宮はとっくに埋まり、膣内も当然埋まり、脱衣所の床は風呂場より濡れているだろう。
でも、もうよかった。
抵抗する姿勢がアルフを興奮させているのを感じた私は、形だけ抵抗する。やめて、だめ、それ以上はと口では言いながら、膣内で膨れる肉棒に笑みを零す。
「やっ♡ あっ♡ だめだからね♡ もう♡ これ以上は♡ はち♡ きゅう♡ わかんない♡ わかんないけどこんなにいっぱい出したらデキちゃうから♡」
びゅるるるるるっ! どびゅっ!
「出ちゃいそうなの感じるっ♡ 中に、ナマで、たくさんっ♡」
びゅるっ!
どぼっ......びゅっ......びゅーっ!
「出さないでっ♡ 中でっ♡ いっぱい精子っ♡ 気持ちよく出したらだめっ♡」
意識が遠のく。
頭が溢れる快楽に耐え切れず、失神して、動けず喋れないままアルフの性処理人形にされる。
その妄想が、トドメだった。
膣奥で弾け、既に溜まりに溜まった精液をさらに押し込みながら放たれる雄の熱の感触に、私はついに、意識を手放して。
(もう―――どうでも、いっか......)
この時、狩人のリーナは、終わったんだ。