私の股を舐めるアルフ。
アルフの下腹部に突っ伏し、イカされながら、チカラの入らない口を開いてその陰茎に吸い付く私。
その私の吸い付きで、反り返った状態に固定された陰茎の残りの竿部分と睾丸を舐めながら、私が吸い付き続けられるように両手で優しく陰茎を固定するベアトリーチェ。
2対1。私が完全な受け身だが、射精されればそれを飲み、魔力を奪える連携。なぜベアトリーチェが私の側なのか、アルフがそれを止めないのかは分からない。分からないが、例え裏がありそうでも勝機があるなら罠を踏み越えて勝つのが私達冒険者だ。
絶対に、勝つ――その精神が、震える私を動かす。
嫌悪を捨てて、ベアトリーチェと勝つために、口を性器にする。
「……んぐぐぶっ――おぶっ、ごぶゅっ――んぐぅぅぶぶっ――んじゅぷっ――づっちゅっ――ぶぅぅ……ちゅっ――ん゛っ♡ ぶぁっ――ごじゅっ――づっちゅぅぅっ……んっ♡ むぐっ、はぁ……はぁ……はぁ……じゅるるるるるるるるるるっ!」
股を舐められるだけでイカされ続けるのは屈辱ではある、しかも並みの快楽ではなく、この男の異常は明らか。でも、下半身から広がる甘い震えがあろうが、口だけに集中して動かすのであればまだ耐えられる。
目の前ではベアトリーチェが愛おしそうに男の睾丸を舐め、さすさすと、竿を撫でてうっとりしている。
自分自身が勝つためとはいえ敵に奉仕しているという最低な状況に、恋人が目の前でその敵の男に奉仕しているという最悪の気分が重なる。
それでも、ベアトリーチェの提案だ。恋人……元恋人の提案に、彼女を好きな私は抗えない。彼女は何かと自信が無かったから勘違いしていたかもしれないけれど、私はちゃんと彼女が好きだったし、好きだから恋人にしようと思った。身体を求めたのだ。
護りたかった……私が、護りたかった。でも、彼女はもう、男に汚れてしまった。
なら取り返す。勝って、私の方がこんな男より強いと認めさせて、私こそが彼女を守れるんだと。
「んっ♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡ どうだアルフ? あーしの奉仕……きもちいーか?」
「……んぐぐっ――おぼっ、ごふっ――んむぐぅぅっ――んじゅっ――っちゅっ――ん、ちゅぅぅっ――うぐぅっ♡ ふぁっ――ごじゅ、くぅっ――づっちゅぅぅっ……んっ♡ ぅ゛ぇ゛……あぐ、はぁ……はぁ……はぁ……ずろろろろろろろろろろろっ♡」
「ディーネも頑張ってんじゃん。やっぱディーネは凄いよ……ディーネ……♡」
「んぼっ――え? ちょっと――ベアトリーチェ……今汚っ……んちゅ♡」
彼女に呼ばれ、頬に手を添えられて顔を近付けられる。びくびく震える気持ち悪い陰茎から口を離せば、そのままキスをされた。
こんな男の陰茎で、その分泌液で汚れた口と舌を、彼女が深く舌を絡ませ、口内を舐めとるようにして綺麗にしていく。最悪な男の臭いが、私の口からも、彼女の口からもして、でもベアトリーチェのキスで幸福感が押し寄せて来た私の頭は混乱する。
イく――こんな不快な男の味と臭いを感じながら、好きな相手にキスされてイっく――っっっっっ♡♡♡♡♡
「んふふ、ディーネ、こうして見てみると可愛いな。あーし、今までちゃんと見れてなかったんだな……アルフにマンコ舐められて、あーしとキスして、まだまだ二人で一緒にごほーししような……♡」
「――っ! だ、だめ。私がどうにかする。だから、ベアトリーチェはそれ以上……」
「い~や~だ♡ あーしがアルフに奉仕するのが嫌なら、早くディーネが搾り取れよ♡」
ショックを受けた。
彼女が私の提案を拒絶するなんて、そういえばされたことが無かった気がする。
初めての拒絶。恋人としては心が離れていっている証拠か。彼女の中で確実に強さを芽生えさせ、取り戻させていっているのがこの男な事実がたまらなく悔しい。
……だめだ、弱気になるな。私は、勝つんだ。
「あっ」
「えっ? うぶっ!? ちょっ!? やめて――やめっ――くっ――ずちゅるるるるるるる♡」
覚悟を決めている時に、マヌケな声が下半身の方からした。
次の瞬間、眼前の陰茎が跳ね、大量の熱い白濁液が飛び出す。私の顔に、髪に、首に、肩に、背中に、胸に、あちこち飛び跳ねて、重たい精液がドロリと張り付き、気持ち悪い。でも、その精液は取り込むべきだ。理性に押され、射精中の陰茎を再び口に含む。
パンパンに膨れた亀頭の形、裏筋の線形、吐き出される精液の味、咄嗟に咥え、舌で迎えたせいで全て分かってしまう。喉へ押し込んで無理やり胃へ流し込むのはもう遅い。私はただ、屈辱に震えながら吐き出される精液をごくり、ごくりと飲んでいく。
その間に、精液を吐き出している本人は、急に私の陰核へ吸い付いてきた。
吸引と舌での愛撫。不意の射精への対応で頭が真っ白だった私の下半身で、強烈な刺激が爆発する。
「んっ――あぁぁぁぁあぁああ♡♡♡♡♡」
「ずるいなぁ、ディーネ。さっきからずっとアルフに舐めて貰って……」
「いやぁぁあぁあ♡ イカせるなぁぁあああ♡」
つい漏れてしまった悲鳴。飲み込めなくなった精液が、口からドロドロと漏れていく。
それをベアトリーチェが勿体ないと言わんばかりに吸い付き、舐めとり、飲み込んでいく。私の唾液と、汚らわしい男の精液が混ざった汚液を彼女が掃除していく。
「―――なぁ、アルフ。今度はあーしの事気持ちよくしてくれよ……ディーネには精液だけ飲ませてればいいだろ」
「な……何を言って……そんな……私は――」
確かに、精液さえ取り込めれば魔力はどんどん奪える。今の2回目でもまだ上回った感覚が無いのはかなり厳しいが、幸いこの男、何度でも射精できそうな絶倫だ。それ故に、何度でも魔力を吸収できる。
敵にイカされる屈辱さえなければ……かなりマシになるのも事実。ただ、その代わり、ベアトリーチェが……また、私の恋した女が……穢される……
混乱する頭、合理的と判断する理性と、抵抗する本能。ぐちゃぐちゃになっている私の困惑した顔をそのままに、ベアトリーチェが私の身体の上に乗り、アルフが二人分の女体に潰されるような形になる。
全く堪えた様子の無いアルフの顔のほうへベアトリーチェが自分の顔を寄せていく。私の視界には、でろでろになりながらも聳え立ったままの陰茎と、顔の横に感じるベアトリーチェの太ももの感触。漂う濃いオスの臭いと、発情したメスの匂い。
「よいしょっと……う~……ディーネの尻でアルフとキス出来ない……ねぁ、もう体位変えようよ? いいじゃん、あーしのマンコで気持ちよくなってさ、吐き出す時だけディーネの口にでも突っ込めば」
提案される、最低な作戦。私の事などほとんど気にしていない、ベアトリーチェの聴いたことが無い自分本位な求愛。
アルフがなんと答えたのか、声には出さず了承したらしいこの男によって、次の瞬間、私の視界は回り、気付けば大股を開いているベアトリーチェの股の上に私の顔があった。
正常位でハメようとしている男と、ハメられようとしている女。その結合部に頭を差し出して、じっくり見せつけられるような姿勢。
これは何を――そう言う前に、また陰核に刺激が走る。膣内にも指が潜り込み、慣れ親しんだ舌と指で、いつもとは違うひたすら掻き回すような愛撫が私を襲う。
ベアトリーチェが、彼女が私を愛撫している。拒めるはずも無い快楽にまた身体が震え、全身の力が抜けながら、目の前の精液やら何やらの体液で汚れた陰茎が彼女の膣内へ潜り込んでいくのを見せつけられていく。
やめて。
やめて――ベアトリーチェの膣内に、そんな、汚いものを入れないで――
彼女のそこは、私と純愛を確かめ合うための場所で……男の精液を吐き出されて気持ちよくなるなんて、そんな品の無い場所じゃない――!!!
想いも虚しく、ずちゅぅ……とゆっくり、簡単にめり込んで吞み込まれていく巨大な陰茎。その汚れを膣肉で落としながら、奥へ奥へと進み、やがて根元まで挿入して動きを止める。
気持ちよさそうな声が後ろからも上からも聴こえる。あんな巨大なものが、ベアトリーチェの対して大きくも無い身体に全て入っている。
壊れてしまう。彼女が、壊されてしまう……!
私の絶望など知らず、始まるピストン。
「あっ♡ あんっ♡ アルフっ♡ きもちぃ♡ きもちいーか♡ わたしのナカ♡」
「うん――すごい、本当に……!」
「アルフのも♡ すごいから♡ 亀頭のでっぱりが♡ あーしの中ごりゅごりゅ♡ それに♡ 熱くて♡ あぁもう♡ もうイくイくイくっ♡♡♡」
ぎゅぅぅぅぅぅぅぅぅううう……と、絶頂した彼女の膣が、忌まわしい陰茎を強く締め付けたのが分かる。こんな、こんな一瞬で彼女が達してしまうなんて、信じられない。
どれだけ非常識な陰茎だというのか、この男のモノは。見たことも聞いたことも無い大きさと硬さ、臭さと精液の多さ、濃さ、もはやゼリーのようなそれがどばどば出せる異次元の精力。
彼は男で、私は女だ。だが、この男の精液を吸収し、同時にこのチカラで魔力を奪い続ければ、私がこれぐらいベアトリーチェを愛して気持ちよくしてあげられるだろうか。
無理だ。私には、無理だ……そう確信してしまった。
「んふっ――ふぅ……はぁ……はぁ……なぁ、ディーネはいいのか?」
「な、なにが」
「このデカチンポ、貰わなくて。つっよいオスに、愛してもらわなくて」
「なっ! いらない! そんなものいるわけない! 私は貴女だけが――」
「でもさ、本当に凄いんだよ。アルフのチンポ」
恋する乙女の……ように、ベアトリーチェが語る。
「本当にすごいんだよ。何度見ても、この禍々しいほどの大きさに身体が震えるんだ。普通の女の子が見たら、きっと怖くて泣いて逃げ出すくらい、ごつごつして、赤黒くて、凶暴な形をしているのに……目が離せなくて。
触ると、皮膚の下でドクドクと熱い血が脈打っているのが手のひらから伝わってきて、それだけで頭が勝手にこの後の快楽を予想して、真っ白になっちゃって。この太い竿に刻まれた、浮き出るような血管の感触も、私をめちゃくちゃにするためにある硬さも、全部愛おしくてたまらなくなるんだ。
そこにあるずっしりしたキンタマから……あの濃厚で、むせるほど強い匂いのする白濁液が、ドクドクと溢れ出てくるんだ。馬並みに出て来る、あのドロッとした大量の熱い精液が、私の奥深くに容赦なく叩きつけられる瞬間を想像するだけで、もうほとんどイキそうになる。
そんな代物が、あーしの膣内を抉って突いてくるんだ、すぐ本当にイって、精液出させようと身体が勝手に媚びて、それでチンポがもっと大きくなったらまた気持ちよくなっちゃうんだ。
どくん――どくん――って、精液がナカで吐き出される感触なんて、女同士じゃ絶対に味わえない――いや、多分他の男でも無理。アルフだけが、アルフだけがこの熱い愛を感じさせてくれるんだよ。
なぁ――ディーネ。一緒にアルフの女になっちゃおうよ。きっと、凄く幸せに――」
ベアトリーチェが何を言っているのか分からない。分かりたくない。
でも、嘘じゃないんだ。そう本当に思っているんだ。それだけは、分かってしまう。
彼女の言葉はずっと聞いてきたから、彼女が本心からこの男を求めていると……分かる。
「あっ♡ なにアルフ♡ 今ので気分良くなってご褒美くれるの♡ あっ♡ 急にはげしっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」
半ば放心している目の前で行われる、私に見せつけるような激しい性交。
ばちゅっ! ばちゅっ! どちゅっ! どちゅっ!
ぐちゅっ!! ぐちゅっ!! にぢゅっ!! にぢゅっ!!
どぷっ――
睾丸が脈動し、根元が膨れ、震え、射精が行われる。
出される、ベアトリーチェの中に、あの精液が……
「あ、そうだった」
「んぶっ!?!?!?!?」
瞬間、引き抜かれ、ベアトリーチェの寂しそうな声と同時に私の口に陰茎が捻じ込まれる。
引き抜いた時には既に射精しかけていたそれは、口に捻じ込まれる前に顔中に精液をぶち撒けて酷いオス臭さとナマの熱さをへばりつかせてから、口内でもそれを充満させ、さらに喉奥に突き込まれて胃にも流し込まれた。
びゅるるるるるるるるっ!!!
びゅるるるる! びゅぐっ!! ぼびゅるるるる!!!
酷い。酷すぎる。顔も、口も、胃も、全てに射精された。
ベアトリーチェの膣内で昂ぶらされ、中出しされるはずだった精液が、私に。それは良かったのか、悪かったのか。もう自分でも良く分からない。
満ちる魔力。もうこれで、これで終わって欲しいと願う。
「げほっ……えぶっ……えほっ……」
感知する。
相当量の魔力を奪った……敵の目減りする魔力量からして、あと、一回。あと一回まともに射精させれば上回れる。そうすれば、地力の差で確実に勝てる。
これを、あと、一回。
このまま待っていれば、ベアトリーチェが搾ってくれる。でも、それでいいのか。また彼女を食い物にして私が得をしようとするのか。
ぐるぐると、悩みが巡る。そうしているうちにも、亀頭の先は、再び彼女の吸い付く膣口へぴとっと添えられる。
また、入ってしまう。また、射精されてしまう。また、私のために、私以外が犠牲になる。
「――待って。私が――相手する」