今回はただの前座です。エッチラッシュ開幕前の導入ってことです。内容は短く、当作品比特別エロイことは起こりません。
※皆様誤字報告ありがとうございます。多分書いて直してをちょくちょくしている事もあって、それによるあっ、みたいな誤字脱字が多く......本当に助かるんやわ......
私は『精密』のリーナ。A級冒険者にして、このクランのエースの片翼にして、この街の顔であり、友人たちと共に苦難を乗り越えて来た現代の英雄を自負する女。
―――だった。
「んふっ......あっ......ダメよアルフ。そろそろ一人帰ってくるんだから......♡」
イヤイヤと首を振り、身を捩って逃げるフリをしながら、身体の奥を熱く突いてくる背丈が一回りは小さい少年の肉棒を受け入れ、よがり、隠れ狂う。
私はアルフという少年に出会い、好意を性欲で返されて雌にされた女、リーナ。
数時間前も、今も、アルフは抵抗してるっぽい動きをするとおっきくして、たくさん射精してくれる事を理解したので可哀そうなレイプ被害者の面を被ったアルフにナマ中出しして孕ませてもらおうとする一匹の雌である。
「あっ♡ だめっ♡ 先端がおっきくなってきてる♡ 竿も♡ ビキビキぃって♡ すごっ、ひどいっ♡ 何も考えず気持ちいいからって中出ししようとするなんてひどいっ♡」
「あっ」
「~~~~~~~っ♡♡♡ あっ、じゃないのよこのっ......さいてい♡♡♡」
ぎゅーっと私の身体を抱き締め、何の抵抗も無い膣内を掻き分けて奥まで突き込んだ瞬間、膨張した亀頭からダマになった大量の精液が何度目か分からない蹂躙を開始する。
寝床を借りるついでに抱かれている私の雑な扱いは、抱いてくれる幸せでもはや気にもならないが、この射精された瞬間に絶頂させられる幸福はどうしてくれるのか。クセになったら私の人生はもう終わりだ。多分、一生アルフの中出しをせがむだけの性奴隷に堕ちてしまうだろう。
いや―――もう手遅れか......♡
「リーナお姉さん、そういえば、だれか帰って来るんだっけ」
「そっ、そうよ、アルフ。だから、私に中出しばっかりしてちゃダメ。あっ、中出しって言葉に反応して大きくした♡ ダメだってアルフ―――あの子がもしこんな場面見たらきっとアルフを―――」
ガチャリ、と鍵を回し、玄関を開いた微かな音が聴こえた。
アルフは気付いていないようだが、私の少し意識が逸れた様子で察したのか、名残惜しそうにギンギンなままの肉棒を抜いて、服を着る。
全然肉棒が隠れていない。ズボンがまともにはけていない。
仕方が無いので急いで私も服を着て、アルフの前を隠し、あたかも臆病で人見知りな子供がお姉さんである私の後ろに隠れているかのように装いながら、帰って来た仲間を迎えに降りて行った。
時刻は深夜。もう真っ暗だが、冒険者である私たちの帰宅時間はバラバラで、この時間に帰って来るのも、起きている仲間がいることも、それ自体はおかしくない。
「ん―――リーナ。ただいま」
「まぁソロで出来る簡単な奴だったからね......それより、この子、ちょっと訳ありで、しばらく泊めてあげる事にしたわ。私の部屋で住ませるから」
「別にいい......ごめん、その子、怖がらせた?」
クランメンバー屈指の剣士、B級でありながら、その間合いにおける戦闘力ではA級の上位ともされる凄腕二刀剣士。その器用さは他の追随を許さず、即断即決の反射神経は近接戦闘における神速の攻めにそのまま活きている。
しっかり成人している年齢ながら、おかっぱ頭で、見た目は座敷童のまだ幼さの残る少女な彼女は、雰囲気で言えば武士か侍のようなザ・東国戦士という様子のコユキ。私の一番の友人だ。
大掛かりな事件の解決の際に、貢献度の差で私が先にA級へ上がったものの、クラン結成前からずっと一緒にやってきた私の親友である。
「ボクも冒険者デビューしたから、そんなむぐ」
「いやぁ、そうかも。この子、ちょっと色々あってテンション高いし、ちゃんと説明はするから、今日は寝かせるね......ほら、行くよアルフ」
感じる熱がバレないうちに、アルフを退避させなければいけない。コユキの想定の埒外だろうからバレていないけれど、もし、何かのきっかけて疑いを持ったら絶対にすぐ分かってしまう程、今の私とアルフは性臭を纏っているのだ。
大体、私の体内には精液が溜まりに溜まっているし、アルフに至っては肉棒がガチガチのまま剥き出しなのである。一応服を被せているけれど、あれは服を着れているうちに入らない。
そうして、コユキから上手く隠してアルフを部屋へ上がらせた私は―――後ろで目線を鋭くしていたコユキに気付かなかった。
翌朝。
アルフのお願いで、ちゃんと冒険者活動について教える事になった私は、とりあえずシャワーを浴びて、色々な痕跡を落としていた。
すっかり疼くようになってしまった子宮は、せっかく与えられた精液を流すことに不満を漏らし、早く新しいものを注いでもらえと、早く子種をよこせ、そんな風にどくんどくん煩く鼓動している。心臓が二つに増えたみたいだ。
しかしまぁ、流石に精液を中に溜め込み、外にはアルフの汗やらフェロモンやら何やらをベタつかせたままギルドにいったら私を見る目は英雄から娼婦に転落だろう。そうすると仲間に迷惑がかかる。だから、それは出来なかった。
「アルフー? そっちは準備でき......コユキ!?」
それが油断だったか、親友の観察眼を舐めていたか。
着替えて、準備して、部屋にアルフがいなかったから先に外で待ってるんだと思い、特に焦らずきっちり装備を整えて玄関から出て見れば―――クランハウスの広い庭で、コユキが訓練用の木刀2本を構え、アルフに打ち込んでいる。
咄嗟の光景に驚いて、何もかもバレたかと思ったが、よくよく見ればコユキの得物もそうだし、アルフも真面目な顔でそれを受け止めている。持っているのはアルフにとっては長めであろう鉄棒だ。
どうやら、初心者に対してよくやる防御の訓練だ。コユキは武術ではなく、シンプルに叩きつけるような動きで強く木刀を打ち、それを両手でしっかり持った鉄棒を使って受け止める。
難しい技術ではなく、身体能力で。コユキも加減しているようではあるけれど、通常、アルフぐらいの子にやる威力ではないたたきつけ方をしているのは、単純に魔物との戦いを想定しているだけではないだろう。恐らく、アルフの身体能力が並みの強さでは無いのだ。
何より、その汗。叩きつけているコユキの方が少しだけ汗ばんでいるのに対し、アルフは全く余裕そうだ。動きが違うから単純な比較は出来ないものの、やはり年齢や技術、経験の差まで考えれば、この男の子は明らかに普通ではない。
ちょっと嬉しい。自分を手籠めにしている雄が、強いのは。
「―――ふぅ。アルフ君。凄い才能を持ってる。気に入った」
「ありがとうございます。コユキお姉さん」
「でも、別の事も気になる。肉体の強さ以上に、魔力が異様に多い。私はそういうの詳しくないけど、身体の力が強いのもそのせい......? 才能で言ったら伝説の英雄になれると思う」
「そんなにですか―――まぁ英雄になりたいわけじゃなくて、とりあえず宿代と食費が欲しいんです」
「ん。まぁその辺はリーナなら完璧に教えられるから。私はしばらく休暇にする。後はよろしく、リーナ」
「ん。じゃ、いこうかアルフ」
懸念していた事にはなっていなくて安心した私は、アルフを連れてギルドへ向かう。
周りから誰だアイツ? という視線を受けながらも、選んだ依頼は新米冒険者には分かりやすい、魔物ともいえないような獣を狩る仕事。いつでも受け付けていて、肉を納品すれば金にしてくれるという安価だが素直な依頼だ。
そうして、ターゲットの魔物がいる東門の外へ向かい出る最中、気になっていたことをアルフに聴いてみた。
「そういえば、その鉄棒はどうしたの?」
「これはリーナお姉さんが寝てる間に貰って来たんだ」
寝てる間に、で少し思い出してしまって赤くなった私は、軽く咳ばらいをして誤魔化す。頑張って何も思い浮かべないようにしているけれど、隣にアルフがいるとどうしても情事の想像をしそうになって、したら止まれなさそうだから自制しているのだ。
私は一応彼からリーナお姉さんと呼ばれているのだから、お姉さんらしく強い心で導くのである。外でシちゃったら危ないのも事実だし、年に1組ぐらいはそれが原因で死ぬマヌケがいるのだから、私はそれをマヌケだと言い続けられる側でいたい。
「貰った?」
「うん。ふらふらしてた酔っぱらったおじさんが、坊主、お前見どころあるからでっけぇ棒で魔物をアヒアヒ言わせてやれよって」
「滅茶苦茶テキトーなオッサン......そういえばウチのギルドの鍛冶師にそういう奴いるわね......なんか納得したわ。それに、あのオッサン、365日酔ってるけど、見る目は確かみたいね」
「まぁ、将来的にじゃなくてすでにアヒアヒ言わせてるけどね」
「人間を、でしょ......ていうかあんまりその事思い出させないでよ。外で欲しくなったら死ぬかもしれないんだから」
軽口を叩きながら歩く彼は、思ったより緊張はしていない。
外を歩くのは慣れているということか、初対面の人間相手と会話する時のほうがむしろ緊張しているぐらいに。
コユキの言っていた、肉体の才。魔力の才。しかしそれ以上に、何かある。この少年は、少年とは思えない強い何か。精神的なものを感じる時がある。
もしかしたら、ただのエッチ上手な流れ者ではないのかもしれない―――私はそう思い始めていた。