魔物っぽい獣。獣っぽい魔物。
まぁどっちでもいい、リーナがそんな程度の弱い練習相手だと言うから、特に気負いも無く、いつの間にか戻って来ていたノクトレアの纏わりつく魔力の気配もありリラックスした気分で対面した。
3mぐらいのイノシシだ。なるほど、見た目はただの獣だ。デカすぎるが。
ただまぁ、成程怖くは無い。感じる圧力が無い。倉庫でノクトレアの真の姿を見たが、あれに比べると蟻にも満たない存在だ。
もしかして、ノクトレアは―――ただの雑魚メスではないのか......?
その後は思い切りイノシシが突進してきた。キャノンボアというらしい。直感的に、避ける意味も感じなかったので、鉄棒で思い切り殴ったら、凄い音がして終わった。それだけだ。
ただまぁ、面白い事に、蟻相手にでも暴力を振るってみれば、最初だからと我慢していた雄が抑えきれなくなってしまったようで、ボクの堪え性の無さに関してはもしかすると淫魔たちに劣るのかもしれない。
「ねぇ」
「だ、ダメよ。いくら私がいるからって―――街も近いし、他の冒険者に見られるかも―――あとまだ午前中―――えっと、あっ、いや、えっと」
とりあえず一発ぐらい射精して、街まで帰れる程度には落ち着こうと思ったボクは、さっさとズボンを降ろして剥き出しにした肉棒をリーナに向ける。
リーナは無理無理と言い訳していたけれど、やがて素直に膝をつき、顔の前にボクの肉棒を持ってきた。
「やったことないから下手でも笑わないでよ......流石にエッチしちゃうとすぐに戦えないし......こっちで我慢して」
ちろり、と常識的な長さの舌が先端を舐める。
リーナにはただひたすら中出ししていただけなので、フェラは初めてだ。リーナもノクトレアの分析では初めてだったらしいので、多分、これが初フェラということだろう。
初めての雌に、自分の色を塗り込むのはいつだって愉しい。
リーナに少しずつリクエストしていくと、彼女の動きが変わっていく。
ただ先端を舐めるだけだった、フェラとも言えない頭の中にハテナマークを浮かべつつの手探りだったそれは、亀頭を咥えてゆっくりと上下に動かすフェラへと変化していった。
「ん、ぅ......ふー、む......っ」
不器用ながらも、ボクの反応を見ながら一生懸命に吸い付こうとするリーナ。
口内に広がる熱と、時折あたる前歯のわずかな感触が、慣れない奉仕で無理をしている雌を支配している、そんな雄としての征服欲を心地よく刺激する。歯程度でボクの肉棒は傷ついたりしないからこういうのは案外いい刺激になる―――そこまで気持ちがいいわけでもないが。
そうして、魔物を屠り、血を見て昂ぶった身体に、彼女の温かい口内はあまりにも刺激的すぎた。
「そう、奥まで入れなくていいから、亀頭をしっかり加えたまま......」
ボクが髪を優しく撫でながら誘導すると、リーナは上目遣いにこちらを見つめながら、期待以上を見せたいのかさらに深く咥え込もうと喉を鳴らす。慣れない女がそれをすれば咽ると思ったが、リーナを、A級冒険者をナメていたか。
初心な彼女が、ボクの教える通りに、教えを超えようと染まっていく。その様子を見下ろしているだけで、下腹部の熱は一気に限界へと跳ね上がっていった。
「リーナ、出すから飲んで」
「ん......ぐ、ぅ......っ!?」
リーナは少しだけ頷き、口内へ容赦なく吐き出された熱い濁流を上手く飲み込んでいく。
量は決して多くは無い。リーナのフェラは決して上手く無かったから、出たのは初フェラの女を征服して染めていく精神的な刺激だけだ。
でも、リーナにとっては大概な量なはずだ。淫魔たちが簡単にゴクゴク飲むから忘れそうになるが、膣内で受け止めるのとは負担が違う。どんなにボクの精液がマズいのに美味しく感じるとしても、精液とは実は、そんな簡単に飲めるものじゃない
それを、頑張って飲む。嗚咽しそうになるのを抑えながら、苦し気な声を出汁ながら、顔も顰めながら。
抵抗しつつ嫌々抱かれる女、そんなポーズもする余裕は無いみたいだったが、リーナはどうにか飲み続け。ボクの射精が終わり、全てを飲んだとアピールするように無理やり笑顔を作りながら、口の中を開けて見せた。
淫魔には無い献身的な、苦しいからこその愛おしさというのもあるものなんだな―――そういえば姉妹や幼馴染は平然と飲んでたな......淫魔に品種改良された村人は、性的な事に関してはA級冒険者よりタフらしい。
「ひ、酷い♡ こんなもの飲ませるなんて......♡」
「ちょっと発情してるのが漏れてるよ、リーナお姉さん。でも、一回で終わりだったよね」
「ん、まぁ、その、そうだけど―――あぁもう。そう、そうしないと危ないから、ちゃんと帰るわ! でもちょっと水を飲んで体冷ますから待ってて!」
リーナは顔を真っ赤にしたまま、バッグから水筒を取り出し、ゆっくり水を喉へと流し込んだ。
いつものリーナの顔で街に帰るために、ボクの精液の味と熱を必死に洗い流そうとしているのだろうが、その首筋にはまだ、さっきの興奮の名残である赤みがはっきりと浮かんでいる。ただ、胃にボクの精液が溜まっている以上、それを洗い流し切るのは無理だ。
「ふぅ......」
口元を袖で拭いながら、リーナは恨めしそうに、でもどこか潤んだ瞳でボクを睨みつけてくる。
その後もくどくどと文句を言いながらも、その表情にはボクを満足させられたという安堵と、初めての奉仕をやり遂げたという奇妙な充実感が滲み出ていた。
そんな彼女の様子を眺めながら、ボクはゆっくりとズボンを穿き直す。
一発吐き出したことで、脳を焼いていた凶暴な昂ぶりは綺麗に―――多少は―――いや全然凪いではいなかったが、とりあえず突発的な性欲は落ち着いた。
「それじゃあ街に戻ろうか。リーナお姉さん」
「......そうね。これ以上ここにいて、余計な魔物でも出てきたらあなたがまた変なスイッチを入れそうだし......」
リーナはまだ少し火照りながらも、冒険者としての凛とした表情を無理やり作り直そうとしている。
その健気な姿がまた、雄としての嗜虐心をくすぐるが......今回は大人しく街へ帰ってやるとしよう。
『そのほうがいいのじゃ、主様。奴が見ておるぞ』
こちらの対処が、先になりそうだ。
あとノクトレア、その喋りの方が似合ってるよ。ハイブリッドって感じで。
『ふふん。妾はやはり、偉い魔物じゃからな。相応の口調というものが―――』
元気になったノクトレアは、そのまましばらく喋っていた。
調子が良さそうで何よりだ。
―――夜。
依頼の報告、報酬の取得、報酬での初完了祝い。
宿代はあるが、リーナの勧めで貯金が出来るまではクランハウスのリーナの部屋へ泊まらせてもらう事になったボクは、その勧めの通りにする。ただし、囁くノクトレアの提案に従って、リーナには無理を言って個室を用意してもらった。
個室と言っても、空いてた客室。ベッド以外何も置いていないだけの場所で、ボクは寝たフリをして待った。
そうした結果。
深夜、ボクの上に、コユキが二刀を剥き出しにして馬乗りになっていた。
「―――予想していた、そんな顔をしてる」
「理由までは分かってない。このまま戦うなら......ボクは抵抗する」
「戦いたいとは思っていない。ただ、質問する。答えて」
コユキは明らかな戦闘モードのまま、ボクの首に刀を突きつけて話す。
その腰は、本来なら胸の辺りを押さえつけるように座るのだろうけれど、ボクの小ささのせいか、コユキの刀の長さのせいか、色々噛み合って彼女の腰がボクの腰の上にあった。
もっと言えば、衣服を挟んではいるがボクの肉棒の上にコユキの秘裂があるわけだ。部屋に侵入者が来た時点で警戒を強くしていたノクトレアの気配も、今はリラックスしている。一応、身体は魔術的に護ってくれているようだけど、勝とうと思えば勝てる体勢ということだろう。
というより、コユキの質問が長いと自然と勝ってしまうことになる。ボクは今、真剣な空気を察してコユキのために勃起を抑えている。ただ、自慢じゃないがボクは下半身の堪え性が無い。早くしないと反撃してしまう。
そうなる前に、出来れば正気な彼女から事情をちゃんと聴いておきたいものだ。理由も無く人を襲うような女には見えなかったから。
「1つ目。なぜリーナとそんなことになってる」
森の中で見ていたのだろう。当然の疑問だ。
ボクは傍目にただの少年で、新米冒険者。リーナとそうなる理由が無い。
「......リーナお姉さんがお風呂に入れてくれた時、ボクが勃起しちゃって、それ以来成り行きで」
「―――2つ目。私で興奮出来る?」
何やら質問の流れがおかしい。
ボクはてっきり、親友を穢した大罪人だけど子供だから多めに見てやる......そんな感じのことを予想していたけれど、どうも全然違いそうだ。
コユキはぐりぃっ、と腰を妙な動きで押し付けてくる。
まさか、この体勢は、偶然の体勢ではなくコユキの狙った体位だというのだろうか。攻めようとしてくる女性陣は騎乗位をとりがちなのかもしれない。
「今、頑張って抑えてて」
「刃を突き付けられてるのに?」
「このぷにぷにした感触の方が上だから」
「そう......かなりイカレた少年。でも、ならいい」
ぽいっと武器を捨てたコユキは、服を全て脱いで、一瞬迷ってから下着も取り払ってしまう。潔すぎる脱衣にそのまま見つつ、肉棒を勃起させると、勃起で少しだけ押し上げられたコユキの生膣は期待するようにボクの服越しにひくついた。
「説明できない。でも、アルフ君に一目惚れしたから。抱いて欲しい」
「ボクに? 一目惚れ?」
「私の母の出身国では、自分より強い才能を持つ雄に身を委ねて、将来大きくなる群れに入る事が賢いとされてる」
そんな国があるのか、ボクは俄然行ってみたくなってきた。王になれそうだ。自由にヤれなくなるから権力とか立場とかはいらないけども。
期待して、惚れたと言ってくる年上だけど多分今まででは一番体格がボクに近い雌に脱がせておいて、何もしないボクではない。
言葉の端から、多分コユキは何か......自分では男が興奮してくれないとでも思っているのだろう。まぁ確かに、コユキの肉体は貧相だ。鍛えられて美しいが、女体として豊かではないし、いやらしさは感じない。
ただまぁ、ボクにそれは関係ない。ボクはこのタイプの身体の良さを良く知っているのだ。だって、その身体通りの年齢であろう村人の女の子たちだって好き放題してきたのだから。
貧相な胸、小さな尻、薄い肉つき。それはボクが埋もれず対等に抱きやすいサイズ感だ。年齢が上がり、身体が成長するまで大人の女たちでは出来ない犯し方が出来るし、身体が成長したらしたで包み込むようにして逃がさない犯し方が出来るだろう。想像すると興奮する。
今から味わおうとする膣肉。相当締まるだろう。小さいが故にシンプルに刺激が強い。楽しみだ、興奮する。
顔。コユキの生来の顔はお人形的で可愛いが、そこに武士然とした目線の強さ、キリっと結んだ口元、真面目で真剣に生きている人間特有の硬い表情は独特のカッコよさと、裏にどんな女が隠れているのか探りたくなる可愛い謎だ。直近で犯した女ならライラに通じる部分がある。
まだまだ語れる部分はあるけれど、そんなことより彼女を待たせてはいけない。彼女はボクを未来に大成する雄と見て、庇護下に入ろうとする可愛らしい雌。ただの据え膳だ。早くヤりたい。
「―――ごめん、アルフ君。脱いだけど、この後の事が分からない」
「そうなの?」
「うん。ずっと修行ばかりしてたから。リーナのベッド下にある色本とかも、結局読まなかった。抱かれたい雄もいなかったし」
リーナはベッド下に色本を―――いや、意外というか杜撰な隠しものがちょっと気になってしまったが、今は目の前に集中しよう。
どうやらコユキは初物どころか無知らしい。本格的に村でのボクの修業時代を思い出す相手だ。
「分かってるのは、私の女陰に、陰茎を挿入すればいいってことだけ」
「うーん、色々気持ちよくなる方法はあるけど―――わっ」
最初だからまずは挿れて最後までやってみて、次回からその色々を教えるよ、と。
言おうと思ったが、それより先に前のめりになったコユキが鼻息荒く言う。
「早く、早くやってみたい」
ほほう、この女。どうやら初物で無知でドスケベらしい。
既に愉しくなってきたが、ただ、破瓜があればその痛みで本当の快楽を与えにくいのも事実。いくらボクが極みの雄だったとしても、腹の中を裂かれて痛みに呻く雌を極楽へ連れて行けるか、といえば、出来なくはないけれどボクが満足できないだろう。
それに、コユキの様子からしてどうやら今回で終わりじゃないどころか、下手すればリーナよりノリノリで毎日抱かれにくるかもしれない。なら、今夜は儀式の時間としよう。
「コユキよりボクの方が詳しそうだから、その色々は教えるけど......今日は夜も遅いし、肝心のところだけやってみて、次からドロドロにしてあげる」
「......仕方ない。何か、私のためっぽいから、それでいい」
武士の観察眼なのだろうか、ボクの内心を少し読み取って見せたようだ。
「んぐっ―――ぃっ―――っ!」
そして思い切りが良すぎる。ボクがじゃあ始めようかと声をかけようとしたら、既に先端が勢いで挿入されていた。もしかして今までで一番強敵なのだろうか。
「痛い......大きすぎる......でもなんか、凄い満足感」
「一応濡れては―――いるみたいだけど、これは」
あまり良くないだろう。見えないように部分的に実体化したノクトレアの指が、ボクの玉袋を揉んで射精を促している。彼女がそういうサポートをするぐらい、人体に無理をさせているのだ。そう悟ったボクは、すぐさま射精の準備に入った。
コユキの直球過ぎる暴走馬車の交通事故みたいな性行為への勢いには少し動揺したのも正直なところだが、雌の膣内に肉棒を招かれて萎えるようではボクは皆に顔向けできない。
「じゃあ、射精するから、受け止めてくれる?」
「いいよ。中で何か受け止めるのは初めてだけど、液体が入るだけなら想像はつく」
「ふーん......」
ナメられている。
ボクではない、性行為というものをナメられている。
激しい戦いを生き抜いてきたのであろうコユキ。その小さな身体で、二刀という武器を扱い、恐らくは最前線、最前衛で戦ってきた少女。
成程、ボクには分からない程の危機、死地、そういったものを斬りぬけてきたのだろう。それに比べて、死なない事が分かっている生物の営みの一環。痛みも、それこそ覚悟できていた痛みで、想像出来ていた範囲。ボクの肉棒の大きさが普通では無いことも知識が無くて比較出来ないから、多分、普通だと思っている。
そうかそうか、つまり―――コユキもまた、雄が何か教えてやる必要がある雌だったわけだ。
妙な流れに、いつの間にか遠慮や気遣いが前面に出てしまっていたけれど、そもそもボクが雌を犯すのに雌へ配慮する必要があったか。そんなものは無い。
「じゃあ、射精するね」
「うん―――好きに―――ぃぃぃぃいいいいいっっっっっ!?!?!?!?!?」
ぼびゅぅっ―――っ!
ボクの感情が乗った、さっきまで普通にするつもりだった射精が、濃密で、侵略する意志を持って雌を塗り潰す濃度で開始される。
無表情なその顔が、驚きに歪み、上体が仰け反り、急な混乱に咄嗟にお守り代わりにでもするつもりか空の手が届かないところに投げ捨てた武器を探す。
「あがっ!? がぁっ♡ ああぁあぁああああぁああ♡」
『お、抑えておくのじゃ。妾が』
「ありがと」
跳ねあがり、狂乱するコユキの肉体を咄嗟にノクトレアが軽く抑える。そうでなければ、跳ねすぎて肉棒に刺さったまま倒れ、よくない身体の曲がり方をしていたかもしれない。
ごきゅっ、ごきゅっ、とまるで子宮が溺れながら精液を飲み続けるような幻視をするほどに、その薄い腹肉の上から射精された精液の濁流が、どこかへ納めら消えていくのが見て取れる。
「よっと」
「んぁっ♡」
騎乗位のままでは、倒れそうなコユキの膣壁に肉棒が突き刺さり、負担がかかる。
無理が無いようにボクはコユキを腰で跳ね、押し倒し、ノクトレアが優しく着地させたところへ圧し掛かって正常位で深く挿入する。
既に膣内はドロドロで、入りきらなかった精液が溢れ、もはや破瓜の痕跡1つも見当たらない。
奥をコツンと、叩き直した感触。亀頭に伝わる、僅かな衝撃。
「―――......お゛っ゛―――♡」
酷いかもしれないが、ついそんな状態で意識を飛ばすコユキの様子が面白くて。その衝撃が丁度いい刺激になったのもあり。
ボクはうっかり、ギリギリ自重する気だった射精をもう一度してしまい、コユキは肉体の受け入れられる限界を超えて完全に眠ってしまったようだった。
この勢いだけはある少女をこれからどうしていこうか、楽しみな夜だった。