よう実 ~ギフテッドとN.I.N.J.Aと……~ IF SRORIES 作:山上真
清隆の童貞卒業相手は帆波に決まりました。いや~、帆波の人気が強いですね。
それに伴い、更なるアンケートを取らせてもらいます。
「おはよう」
「おはよう」
朝。
目覚めたら同じ寝具内に自分以外の誰かがいる。そのことに疑問を覚えなくなったのは、果たしていつからだったか……?
そんなことを思いながらも帆波と挨拶を交わした。
そして、そのまま帆波の胸へと吸い付いた。チュウチュウと、出る筈もない母乳を求めるかの如く。
我ながら妙なことではあるが、これをやらないことには一日が始まった気分にならない。
そうしてオレが帆波の胸へとむしゃぶりついている間、彼女の手はオレの頭を優しく撫でる。
これがここ最近の、オレの朝の始まりだった。
「おはようございます! ……はい、綾小路くんはちょっと退いてください。片胸は綾小路くんに譲りますが、もう片胸は私のものです」
そして、偶にそこに千尋が混ざる。
オレが池や三人娘への教導を行っている際、帆波は自室に戻って千尋に勉強を教えているらしい。オレがやっているようなペナルティありきの課題制だ。その出来栄え次第で、千尋の参加不参加が決まる。
千尋がボーダーをクリアすれば、千尋もまたオレの部屋で帆波と一緒に就寝する。クリアできなければ、『自習頑張ってね!』でお終いだ。
こうすることで、千尋の学力を上げつつ、千尋とオレの間の壁を無くそうという目論見らしい。
きっかけはそんなだったが、いざボーダーをクリアして一緒に眠った際、オレが帆波の胸に吸い付いているシーンを見た千尋の羨望と怒りが爆発。自分にも同じことをさせてほしいと帆波に直談判した。
それを、困惑しながらも帆波は了承した。
理由の一つには、やはり千尋のモチベーション維持があるだろう。千尋はレズビアンで、そんな千尋が想いを向けるのは帆波だ。その願いを断れば千尋のモチベーションが低下するのは否めず、それだけ退学の可能性は跳ね上がる。
想いそのものを受け入れるかはさて置き、帆波にとって千尋は既に『大切な友人』だ。そんな友人がむざむざと退学するのを許すのは、帆波にとって受け入れられることではない。
その上で、理由はともかく、行為だけならオレが同じことをやってるのだ。これで千尋にだけ許さないのも帆波としてはおかしな話だからな。
もう一つには、星之宮先生への申し送りが未だ出来ていないことがあるだろうな。
『双頭ディルド』という、些か以上に特殊な『大人のオモチャ』の準備。『大人のオモチャ』という時点で、こればかりは未だ学生の身であるオレたちの独力で叶うことではない。誰かしら大人の協力が必要だ。
その点でオレたちは自分たちの担任である星之宮先生に白羽の矢を立てたわけだが、普通に考えて協力を頼むには時期尚早である。
言い分自体はぶっ飛んだ内容であっても、そこに一定の筋が通っているのは確かだ。そもそも、同性愛者に対し一般的なそれを強要することこそナンセンスというもの。
『学校は学生同士の性行為を公に認めていない』。
その言い分で通そうにも、『同性愛』という時点で相手に巡り合える可能性が格段に下がるのは間違いない。同性愛を認める動きが出ているのは事実だが、それは『認めている者が同性愛者である』ことにはならないからな。あくまでも、『対岸の火事』に対する意見でしかないのだ。
だから、保健医でもある星之宮先生であれば、オレたちの言い分に通る『一定の理』を認めるだろう。
しかし、『それはそれ』となる可能性が大きいのも事実だ。一定の理を認めても、その解決方法に『大人のオモチャ』が絡む以上、星之宮先生とてすんなりと協力できるわけがないのだ。自分で使うのならまだしも、生徒に使わせる時点で星之宮先生も危ない橋を渡ることになるのは否めないからな。
であるならば、その上で星之宮先生が『協力をしても構わない』と判断するような実力を示すのが先決になる。それが公に認められるものであればあるほど効果的だ。
もっとも、今のオレたちに思いつくのは期末テストくらいだ。過去問という抜け道があり、それの使用が学校側の前提である以上、中間テストは候補に挙がらない。
こうなると知っていれば小テストで手を抜くこともなかったんだがな……。世の中というものはつくづくままならない。
早い話、即応で千尋に用意できる餌が極端に限られているのが現状なのだ。時間が経ち状況が整えば用意することは叶うだろうが、『それはいつだ?』ということになる。期末テスト云々はあくまでもオレたちの判断でしかないのだから、確実性に欠けるのが現実だ。
だからといって、余りに先延ばしにするのも、先延ばしを繰り返すのも旨くない。どこかで千尋が納得するだけの餌を用意する必要はあったのだ。
その点について、千尋の方から意見を表明してくれたのは『渡りに船』だったのは否めない。
「はは……。自分が認めたこととはいえ、私、同い年の男の子と女の子相手に何やってるんだろ……」
呟く帆波の声が煤けている。まあ、常識に照らし合わせれば異常な光景であるのは事実だからな。
そう考えれば、確かに帆波にかかる負担は大きいと言えるだろう。
「ほら、綾小路くん。帆波ちゃんが困ってますよ」
「いや、オレだけに原因を求められるのは些か以上に釈然としないんだが……」
「それを呑み込んでどうにかするのが『男の甲斐性』ってもんですよ」
「『男の甲斐性』か……。仮にもハーレムの主たる者、何とかしてみせねばならないということか……」
ひそひそ。ひそひそ。帆波の胸に吸い付く傍ら、オレと千尋の間でそんな会話が交わされる。
「帆波、何かオレにしてほしいことはあるか?」
「清隆くんにしてほしいこと……?」
オレの質問に、帆波は顎に人差し指を当てて考え込む。
そして暫しの後。
「じゃあ、セックスしましょ!」
帆波はイイ笑顔を浮かべてそんなことを宣ったのだった。
「正直ね。『母親役』としてとはいえ、同い年の男の子である清隆くんと一緒に暮らしてるもんだから、私の性欲も限界近いの。お風呂に入るたびに清隆くんの『Tレックス』を目撃して、清隆くんには私のカラダを見られて、朝にはこうしておっぱいを吸われてるんだもの。
悶々としちゃっても仕方ないと思わない?」
そう言われれば、オレに返す言葉はない。
「理解はできるけど……」
「何なら、千尋ちゃんも混ざる?」
「ええ!?」
「あ、もちろん、千尋ちゃんの処女は清隆くんにはあげないよ。いずれは私がもらうから。
ぶっちゃけた話、私もレズっ気が芽生えてきちゃったの。正直、千尋ちゃんのことを可愛がりたくて我慢できないの」
そして、帆波の矛先は千尋にも及んだ。まあ、毎日ではなくとも胸を吸われているんだ。基本がノーマル志向でも、思うところが出てきて然りだろう。
「ただし! 参加するのであれば、キチンと千尋ちゃんにも清隆くんの相手はしてもらいます! 何だかんだ千尋ちゃんも清隆くんのハーレムに加わった以上、そこは譲れません!」
もっとも、シッカリと条件は付けていたが。
しかし、大丈夫なのかそれは……? 確かに尤もな言い分ではあるんだが、レズビアン相手にその要求は難しくないか……?
そんな風にも思うものの、どこかで踏み込む必要があるのは事実であり、『早いか遅いかの違い』と言われたらそれまでだ。
「千尋ちゃんが参加するのであれば、暫くは入浴の際に千尋ちゃんも御一緒してもらいます! 互いの裸を見せ合う程度のことは慣れてもらわないと、混ぜるにも混ぜられないからね」
その言い分には、確かに一定の理があった。オレに裸を見せることすら抵抗があるようでは、千尋が混ざることなど到底不可能だ。
「うう、私はどうすれば……?」
千尋は頭を抱えて悶えている。まあ、こればかりは千尋が選択することだ。オレが出しゃばることじゃない。
ある日の朝の一幕だった。
♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢
「へっへっへ……。運がなかったな嬢ちゃん。盗みに忍び込んだオレが言うのもなんだが、見られたからには仕方ねえ。後で口外されないように、シッカリと弱みを握って口を塞がせてもらわねえとなー」
とある女子の部屋。
オレはロープで縛り上げ、床に転がした家主の前でそんなことを宣った。
それに対し、その縛られた女子はというと――
「カットです。口調が棒読みで臨場感が足りません」
真顔でダメ出しをしてきた。
まあ、このやり取りから分かるように、ここはひよりの部屋で、ダメ出しをしてきた人物は部屋の主であるひよりだ。
ちなみに休日の昼日中であり、オレがひよりの部屋にいても問題はない。
「何でしょうね……。縛りの技術が上等だけに、余計に残念感が漂います……」
「いや、そんなことを言われてもな……。オレとしては頑張ってるつもりなんだが……」
ひよりによる容赦のないダメ出しに、抗弁するオレも気力が湧かない。セリフと裏腹、オレ自身が内心でひよりに同意しているからだ。
ちなみにひよりの状態だが、『手は後ろ手に縛り付けてあり、揃えた両足を共に縛り付け、それらを結び付けることで足から頭に向け弓なりに反らすように』縛り付けてある。なんでも『逆海老縛り』という縛り方らしい。
その一方で『股間を通す』ようにもしてあり、更には股間部に結び目を作ることで、より強い刺激を与えてもいる。前者が『股縄』、後者が『瘤縄』と言うらしい。
いずれもひより本人からのリクエストである。
正直に言えば難しくもあったが、オレに『拘束術』の心得があったこと、ひより自身が積極的に協力してくれたことにより、素人が一から始めるにしては思いの外に早く形になったと思われる。
オレ自身、非常にやり甲斐があったとも感じている。
なお、ダメ出しの時こそ真顔になるひよりだが、それ以外では見事なまでに表情が歪んでいる。
或いは縛られることそれ自体に対する苦痛であり、或いは股間部を通るロープからの刺激によるものらしい。特に股間部に結び目を作っているため、ただロープを通すよりは非常に刺激が強いのだとか。
本来であれば、この上で口にガムテープを何重にも貼って、声すら出させなくするのが『正しいシチュエーション』らしい。
そう、この状況は一種の『シチュエーションプレイ』なのだ。オレはひよりに対し『緊縛』することを求め、ひよりはそれを受け入れた上で、『非現実的かつ現実的』な状況を作り上げることをオレに求めた。
双方で話し合ったその結果が、『とある家に盗みに入ったらその家の娘と遭遇。殺さず、しかし確実に口を封じるために娘を脅すことにした』という仮定状況である。
我が身に置き換えれば、空き巣や盗人に侵入されるのは『非現実的』であると言える。
だがその一方で、そういった被害はどこかしらで確実に起こっている。そういう点では『現実的』であると言える。
基本、空き巣は家人との接触を望まぬが故に留守を狙うものだが、確実に上手くいく保証はない。下調べが足りなかったり何らかのイレギュラーが起こったりなどで家人と遭遇し、居直る=『強盗へ転じる』ことは普通に起こり得る。
これもそういった状況を想定したものだ。
だからこそ、『真』に迫るのであれば舞台にも拘る必要があるのは道理。その点でオレの部屋は適さない。だって、オレの部屋にはひよりの私物などなく、然るにひよりの生活感などもありはしないのだから。
前提として、『ひよりの生活感』は状況の作成に必要不可欠なのだ。……が、如何せんオレたちは学生である。日中は学校に通わねばならない。ひよりは部活をやってるし、男子が女子の階層に留まれるのには時間制限がある。といった具合に、平日に行うのは難しい。
それ故に、こうして休日の日中を利用しているわけである。
「んんぅっ!? はぁ……。またイッてしまいました……」
ひよりの言葉通り、床は濡れていた。発生源であるひよりの股間部も濡れていた。
「参りましたね。先に綾小路くんの言葉遣いを練習させるべきでしょうか……? いやでも、縛りもされていない状況でそんなことを言わせたところで練習になるとも思えませんし……」
イッたばかりであるにも拘らず、そして未だ縛られたままであるにも拘らず、ひよりはそんなことを言う。
まあ、オレ自身はプロの役者というわけでもない。指標となる状況もなしに、ただ言葉だけを練習したところでどれだけの効果があるかは疑問が残る。正直に言って期待薄と言っていいだろう。
「まあ、『千里の道も一歩から』、『虚仮の一念岩をも通す』という言葉もあります。諦めずにやり続けていれば、いずれは様になるでしょう。
というわけで綾小路くん、そこは練習あるのみとして次に進みましょう。実際に私の弱みを握る=『弱みを作る』シーンです」
「オレが言うのもなんだが、大概ひよりもノリノリだよな……。まあ、そうと踏んだからひよりに声をかけたわけでもあるんだが……」
ひよりの言葉に、オレは呆れにも感嘆にも思える言葉を吐きながら、次のシーンに移る準備をする。
まあ、男の目の前に縛られた美少女がいるとなれば、やることなんて決まっている。
オレは自分の携帯端末を構えながら、ひよりの口元へと露出させたTレックスを突き付けた。
「せっかくだから、嬢ちゃんにはオレのを気持ちよくしてもらおうか。……ああ。噛んだりしたら、どうなるかは分かるよな?」
携帯端末を持つのとは別の手で拳を握る。その上で、軽く床を叩いてみせた。――わけだが、思いの外に大きな音が鳴ってしまった。
瞬間、見つめ合うオレとひより。
どうする? ――継続で。
オレの声なき質問に、ひよりは行動で返事を寄越した。オレのTレックスに舌を這わせてきたのだ。
ひよりがその気ならオレに否はない。ひよりから見える範囲で拳を握りつつも、慌てて端末を録画モードに切り替えた。
「ぺちゃ……ぺろ……れろ……」
気持ちよくはあるが、同時に
だがこのシーンの胆は、『脅された結果とはいえ、少女が自主的に舐める』部分にある。そうすることで少女を貶め、弱みとするのだ。
同時、『互いに合意の上での行為だった』、『そういうプレイだった』という言い分に一抹の筋を通す目的もある。最初から男の方が一方的に攻め立てるようでは、少女が捨て身になった場合、困るのは男の方なのだから。
言い分に無理があるのは承知でも、少女が自主的に舐めている映像があれば、逆に男の言い分を補強する材料にもなり得る。最初から男が攻めていてはこうはいかない。
まあ、元より『合意の上での行為』ではあるわけだが、シチュエーションを想定する上で『男の優位性』に焦点を置くのは当然である。『少女が泣き寝入りをせざるを得ない状況』こそが、この場面では重要なのだから。
である以上、最終的にどうなるにせよ、簡単に少女が逆撃できるようでは意味がない。片手落ちにも程があるというものだ。
「じゅる、じゅぞぞ、ぢゅるる」
ある程度経つと、ひよりの舐め方にも変化が訪れた。口に咥えて吸い付いている。無論、口内では舌が積極的に動いている。
前提として、緊縛により性感が高められている状況にあったのだ。その上で強制とはフェラチオをすることになれば、その性感は飛躍的に高まっても不思議はない。少女が感情とは裏腹な行動に出てもおかしくない状況が出来上がるのだ。
「んぶ、ぐちゅ、私、何で……? じゅるるる……」
行為の最中、不思議そうに呟く当たり、ひよりも小技を利かせている。いや、言葉だけじゃない。その表情までもが、『自分の行動に疑問を持つ少女』を見事に表現している。
それだけ、この状況に酔っている、少女に感情移入している、少女になりきっている証拠だろう。
それを見てオレは思う。――オレに足りないのはこの変だな。
感心しつつも、同時にオレの性感も高められている。
「ぐぅ……! そろそろ射精すぞ! 口と顔、どっちに出されたい?」
作成したシチュエーション通り、オレは少女――ひよりへと選択を強いた。
なお、この後の少女の返答は決められていない。実際にやってみないとどうなるか分からない以上、『状況に合わせて』というのが事前設定である。
「ぢゅる、ぢゅるるる、出して、口に出して! 飲ませて! じゅぞ、じゅぞぞぞ……」
ひよりもだいぶ盛り上がっているらしい。
「いいだろう。グッ……! お望み通り、飲ませてやる!」
そして、オレは少女――ひよりの頭を掴んで腰を打ち付け、その勢いのままに射精した。
「むごぉぉ……!?」
向こうが飲むことを希望した以上、飲み終えるまでTレックスを引き抜く道理はない。
ゴクリ。ゴクリ。ひよりの喉が何度も動く。
「ぷはっ。……取り敢えずは満足です。こういう『背徳感溢れるシチュエーション』もいいものですね! ――ところで、そろそろロープを外していただいてもよろしいでしょうか?」
Tレックスから口を外したひよりは実にイイ笑顔でそんなことを宣い、かと思えば恥ずかしそうに訴えてくるのだった。
アンケート結果を受けて吶喊で書き上げてみました。
前話からそこそこ日数が経っている想定です。
また、前半と後半の間でも日数が経っています。
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清隆の童貞卒業=帆波との初SEXに千尋も混ぜる?
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