※この作品はR-18です。

よう実 ~ギフテッドとN.I.N.J.Aと……~ IF SRORIES   作:山上真

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綾小路清隆は、神室真澄を罠へと掛けた。

「さて。随分とまあ無断侵入を繰り返してくれたものだな、神室真澄」

 

 オレは堂々と自室のドアを開け、室内の家探しをしていた神室に対して堂々と言い放った。

 まあ、何のことはない。間隔的に今日も侵入するのは分かりきっていたから、いつも通りに部屋を出て平田の部屋に行った――振りをしつつ、その実は池の部屋にお邪魔させてもらい、頃合いを見計らって戻ってきただけだ。なお、キチンと平田には今日の訪問はキャンセルする旨を伝えてある。

 しかしなんだ、池の部屋の掃除をすることになったのは流石に想定外だったが……。

 まあ、実際には必ずしも掃除をする必要はなかったんだが、その状態であの部屋に居続けるのにオレが耐えられなかっただけである。思いの外、オレは清潔好きだったらしい。地味に新たな発見であり、ちょっと嬉しい。

 一応、ついでなので池にはキチンと注意をしておいた。

 仮に池が女子とお近付きになれたところで、寮則上、ヤるとなったら場所は高確率で池の部屋になる。だが、あの部屋の有り様では、部屋に到着した途端に女子は踵を返すだろう。本当に女子とお近付きになりたいのであれば、普段から部屋と身だしなみには気を遣って然るべきである。

 池はオレの部屋の状態も知っていれば、オレが既に経験済みであることも知っている。しかも、相手は帆波と千尋である。この時点でオレの言葉には十分以上の説得力が生まれることになる。

 池はバカだが間抜けじゃないのだ。本人が必要性に理解と納得を示せば、キチンと学習して習得することは可能である。実際、エロが関わった時のアイツは信じられないような底力を発揮する。

 

「ッ……!? アンタ、気付いてたの?」

 

 神室はめっきりと油断していたのだろう。オレが部屋に戻ってきた言葉と事実に身体を硬直させ、ゆっくりと振り向いてから問いかけてきた。

 

「気付いていたさ。だが、他に優先するものがあったから対処を後回しにしていたに過ぎん。

 まあ、そうこうしている内に落ち着いたみたいだったから、一時はそれで是としていたんだがな。――だが、再発したとなっては放置も出来ん」

 

 いや、本当に。千尋による啓蒙もあり、今後のオレは今まで以上に女の子とヤるつもりなのだ。翻せば、その分だけ致命的な痕跡が残ることに繋がる。である以上、家探しされているのが分かっていて放置などするわけがない。

 

「私を突き出す?」

「そんなことをして何になる? オレがハーレムを形成していること、女子を部屋に連れ込んでいることは、有名かどうかはともかく知っている奴は知っている。オレが男でお前が女である以上、周りからはお前もそうだと認識されるのがオチだ。突き出したところで、照れ隠しだと判断され、双方がお説教を受けるのが関の山だろうさ。場合によっては停学にもなるかもしれんがな。

 そら、オレには何の得もないだろう?」

 

 オレが『神室を突き出した場合に起こり得る事態』を説明すると、彼女の表情は見る間に歪んだ。

 

「……なるほど。お前もまたそのように説明を受け、そこに安心感を抱いたからこんな真似を引き受けたわけか……。

 今の言葉も、そうなるように誘導するつもりだったか? だとすれば、オレも甘く見られたものだ。坂柳有栖の程度も高が知れているな」

「ッ……!?」

 

 オレが坂柳有栖の名前を口に出した途端、神室は分かりやすいまでに動揺した。

 

「哀れだな。あの女に駒として使われたお前は、その柔肌をオレに堪能し尽くされるわけだ。ま、オレとしては別に構わんが……。精々、こうなる事態を予想しながら、お前には何の説明もしなかったご主人様を恨むことだ」

 

 言いながら、オレは一歩一歩、ゆっくりと神室に近付いていく。

 それに応じ、神室は一歩一歩と後退りしていく。

 しかし、元より狭い個室である。下がるにも限度があるのは自明の理。

 

「あっ……!?」

 

 足を取られた神室は、そのままベッドへと倒れ込んだ。まあ、実際にはそうなるようにそれとなく誘導したんだがな。

 

「何だ? 自分からベッドに横になるなんて、お前も随分と乗り気じゃないか」

 

 言いながら、オレはそれとなく服の胸元を開ける。女性陣に訊いた、『男性に感じる魅惑ポイント』である。

 男が女の胸に興奮するように、女もまた男の胸に興奮するらしい。しかし、まんま胸が見えるよりは、『見えそうで見えないチラリズムが重要』とのことだ。その方が妄想を掻き立てられて興奮するそうだ。

 そんなわけで、本当なのかどうか試しに実践してみた次第である。

 どうやら一定の効果は出ているらしく、さっきまで必死に後ずさりしていた神室は、今は上半身を起こした状態でオレを真っ直ぐに見つめている。果たして、その心内に浮かんでいるのは恐怖か興奮か。

 まあ、動かないのなら好都合である。オレは更に収集した知識の実践に移ることにした。

 神室の両足の間に片膝をドン! と置き、その上で顔を接近させつつ、神室の顔を挟み込むように両手をドン! と突き出した。

 自然、神室は接近を避けようとして、せっかく起こした上体を、再びベッドに横たえる。

 オレもまたその後を追い、オレの両手が音を立ててベッドに突撃する。

 もはや、オレたちの顔は『キスをするかしないか』といった距離にまで近付いていた。オレは神室の息遣いを感じるし、神室もまたオレの息遣いを感じているだろう。

 

「ああ、そうか。もしかしなくても、お前自身、どこかでこうなることを期待していたんだな? そりゃそうだよな。だって男の部屋に無断侵入するんだ。バレた場合にどうなるかなんて分かりきっている。さっきオレが言ったような事態になる可能性が無いとは言わないが、それよりは性欲の対象にされる可能性の方がよっぽど大きい」

 

 オレは神室の耳元に口を近付け、横目で様子を窺いながら、囁くように言葉を続ける。

 

「そして、性欲を持っているのは男だけじゃない。女だって性欲を持っている」

 

 断定する。紛うことなき事実だ。――もっとも、状況に合致しているかは別問題だが。

 しかし、敢えてこのように告げることで、神室は『こうなったのは自身の性欲が一因』だと、『心のどこかで、こうなる展開を自身が望んでいた』のだと誤認する――可能性が高くなる。

 冷静さを失ったところに、さも事実のように語り掛けることで意識の方向性を誘導する。端的に言えば、マインドコントロールの常套手段だ。

 

「普通にやってたんじゃあ、性欲の発散なんて自慰が精々だ。順当に男とお近付きになったところで、実際にヤるまでは時間が掛かる。

 だがお前は、それ以外の方法を手にするチャンスを得た。そこに期待と希望を見出した。何せ、相手は堂々とハーレムを形成するようなヤ(・)リ(・)チ(・)ン(・)だ。さっきも言ったが、バレた場合にどうなるかなんて分かりきってる。

 理由があれ、自分がイケナイコトをしていたのは事実なんだから、イケナイコトをやり返されたところで文句は言えないし、何よりも自然なことだ。部屋の中には監視カメラなんかありはしない。オレたち二人が口を噤めば、中で何が行われても分かりっこない。合法的にセックスを味わえる。――だから、敢えて侵入している痕跡を残していたんだろう?」

 

 再びの意識誘導。『バレていないか不安』からくる行為を、『見つけてほしいが故の行為』へとすり替える。そも、オレの言っていることは解釈次第で十分成り立つ論法だ。『本人にその自覚はなかった』なんてのは珍しくもない。冷静さと強固な意思を保っていれば失敗もするが、この調子なら上手くいくだろう。

 そんなことを考えながらも、片手でさわりと神室の肌を撫でる。くすぐったさを感じるような、絶妙な加減を心掛ける。

 なお、視線は真っ直ぐに神室を向いている。そうすることで神室に『見られている』という自覚を促し、それが神室に緊張を促す。期待、不安、その他諸々。

 そうして極限まで神室の緊張を高めて――オレはパッと身を起こした。

 

「なんてな。恐怖体験は味わえたか? これに懲りたら、もうこんな真似は止めることだ。次があったら、こんな脅しじゃ済まさない。お前にも、お前に命令を下したご主人様にも、シッカリとお(・)仕(・)置(・)き(・)を食らわせてやる」

 

 オレは一方的に言い放ち、何事もなかったかのように神室から距離を取った。

 さて、掛かるか、掛からないか。……俺は釣り人の如く、神室の反応を窺った。

 これで神室が冷静さを保てるのなら、この場は逃走の一択しかあり得ない。

 しかしながら、少しでも感情的になろうものなら間違いなく食って掛かる。そして、高確率で食って掛かる可能性が高い。

 だって、神室にも『女のプライド』はある筈なのだから。

 あの状態まで持っていかれて手(・)を(・)出(・)さ(・)れ(・)な(・)い(・)なんて、間違いなく神室の『女のプライド』を傷付ける。

 見逃されるということは、暗に『お前には手を出すほどの魅力がない』と言われているに等しいからだ。穿った捉え方であることに違いはないが、感情的になればこそ、そういう捉え方をしてもおかしくはない。

 そして一度穿った捉え方をしてしまえば、先の警告も途端にリ(・)ッ(・)プ(・)サ(・)ー(・)ビ(・)ス(・)へと成り下がってしまう。

 だって普通に考えたら、こんな目に遭ってまで無断侵入と家探しを続ける理由なんかないのだから。だがそれは、結局『手出しされない』という事実に行き着いてしまう。――そう、穿った捉え方に信憑性を与えてしまうのだ。

 

「……何よそれ? 脅し? ヤればいいじゃないの! 抱けばいいじゃないの! 他の女には出来て私には出来ないっての!? ざけんな!」

 

 ヒット! 狙い通り、神室は暴走した。

 そもそもにして、無断侵入と家探しなんて真似、一般的な良識と常識があれば、そうそう行うことはない。命令という大義名分があったとしても、間違いなく神室の心中を傷付けているに違いない。鬱屈とした感情を抱えていて然りなのだ。

 そう、神室は救(・)い(・)を求めていて当然なのだ。だがこの場合の『救い』とは、行為に対して叱られること、怒られること、罰を受けることに他ならない。

 しかし、オレがこの場で警告だけで済ませてしまえば、神室は救(・)い(・)を得られない。心の中にはモヤモヤとしたものを抱え続けることになる。

 神室にとって、それは苦痛なのだろう。だからこそ、一種の自虐じみた行動も取ってしまう。逃げることよりも、傷付けられることを選択してしまう。

 

「なら、その言葉に応えてやる」

 

 オレは言うや否や、瞬く間に距離を詰め、キスで以て神室の口を物理的に封じた。

 無論、ただのキスで済ませる筈がない。舌を送り込みもすれば、唾液を送りもする。

 その傍ら、逃がさないように背面に回した手で尻を撫で回し揉みしだき、もう片方の手は同様に胸を撫で回して揉みしだく。

 碌な経験もない生娘が、キス、胸、尻の三ヶ所を同時に責められ耐えられる道理はない。数分もすれば、真澄は蕩けた表情を浮かべ、自分からも積極的に舌を動かし唾液を送り込むようになっていた。

 唇を離すと、透明な唾液の橋が架かった。

 

「どうだ? これ以上を望むか? オレに罰してほしいか?」

「……うん。私のことを愛して(叱って)」

 

 オレが神室を見ながら問うと、神室もまた俺を見ながら答えた。

 

「分かった。イケナイコトをした神室――真澄には、オレが愛の鞭をくれてやる。だが覚悟しろよ? 俺の愛の鞭は少々痛いぞ」

 

 この瞬間、オレは真澄をハーレムに加えることを決めた。それに応じて、呼び方も名字から名前に切り替える。

 真澄を抱きかかえてベッドに向かったオレは、彼女の衣服を脱がしにかかった。一枚一枚、丁寧に脱がしていく。そうして、下着姿まで追い込んだ。

 応じて真澄の緊張も高まっているようだが、オレはそこで一旦ストップ。

 

「ちょっと待ってろ」

 

 一言残して道具を取りに向かう。

 そも、明日も普通に学校がある。このタイミングでは、流石に本番はヤってられない。前戯が精々である。――しかし、ただの前戯では芸がない。

 

「待たせたな。これから、本格的な愛の鞭をくれてやる」

 

 オレは手に握った縄を、これ見よがしに真澄の顔の前に持ち上げる。

 

「真澄は罰されたいみたいだからな。だが、痛みの伴わない罰なんて高が知れている。罰を受けている実感が得られるかは怪しいものだ。それじゃあ、お前も納得できないだろう?

 だから、縛る。縛ることで、常にお前の身体に痛みを与える。それが、お前に与える鞭だ。

 とはいえ、いくら本人の望みでも、傷付けるだけってのはオレの本意じゃない。

 だから、同時に快感を与える。性感帯を刺激するように縛り付ける。それが、お前に与える愛だ。

 今日は泊まっていけ。明日の朝になったら解放してやる」

「……分かった。その罰を受け入れる」

 

 オレの言葉に、真澄はしかと頷いた。

 縄を手に、オレはどんな縛り方をするか僅かに思案した。所詮は百均で買った物なので、亀甲縛りをするには長さが足りないのだ。一度はやってみたいものだが……。

 取り敢えず、胸と股に刺激を与えつつ動きを封じるのは確定。となると、やはり『逆海老縛り』のアレンジが妥当だろう。

 俺はテキパキと真澄を縛っていく。もはや『逆海老縛り』は手慣れたものだ。

 

「手慣れた様子なのが怖いんだけど……。て言うか、縄とかロープとか、てっきり梱包用だと思ってたらこのために用意してたのね……」

「緊縛に嵌っていてな。流石は日本を代表する文化の一つだな。女性に普段とは異なる『美』を与えて彩る。実に素晴らしい」

 

 縛られながらも、真澄が呆れた様子で零す。

 それを受け、オレは緊縛の良さを語った。

 

「これで完成だ。下着越しだから刺激は緩和されてる筈だが、それでも結構なものだろう?」

「いや、ホントに……。縄が痛くて苦しくて、でもじんわりとした気持ちよさがある。コレで朝まで耐えろって、アンタ結構鬼畜だね」

「誉め言葉として受け取っておこう。だが、コレで終わりじゃないぞ。いや、縛るのは終わったけどな」

 

 言いながら、俺はズボンを脱いで下着姿になり、隙間からTレックスを取り出した。

 

「そんなわけで、その口でオレのTレックスを射精に導いてもらう。自発的にフェラチオをするのと、無理矢理にイラマチオをされるの、どっちがいい?」

「どっちも御免って選択肢は?」

「ないな。そもそも、『ヤればいい』、『抱けばいい』と言ったのはそっちだろう? 

 だが、明日も学校がある状況で本番をやるのは難がある。となると、せめて前戯くらいはして、お前に魅力があることを証明してやらないと……。

 いや、そうか。それが目的なんだから、自然と選択肢はイラマチオの一択になるな……」 

 

 言ってる最中に、オレはそのことに気付いた。

 目的が『真澄に魅力があることの証明』なのだから、オレが求めるのが本来の在り方だ。

 

「え、ちょ、ま――」

 

 縛られて身動きが出来ず、然るに恐怖の表情を浮かべる真澄のその口へ、オレは問答無用でTレックスを突き入れた。

 優しくするだけが愛じゃない。相手を蔑ろに一方的に求めることもまた、時には想いの強さと愛の強さの証明になる。

 ゴスゴス、ゴスゴス。ただただ快楽を得るために、遠慮斟酌なく真澄の喉奥へTレックスを突き入れる。

 

「ふぐぅ❤ むぐっ❤ むごぉ❤」

 

 そんな乱暴な扱いをしているというのに、真澄の口から洩れ出るのは甘い悲鳴だ。

 

「なんだ? こんな扱いで昂るなんて、真澄はマゾヒストなのか!? なら、遠慮なんかいらないよな!」

 

 などと、元々遠慮なんかしていないのにそんなことを宣うオレがいた。

 

「お゛おっ❤ ん゛お゛お゛っ❤」

「射精るぞ! 全部飲めよ! 吐き出すなよ!」

 

 オレは昂った気持ちのまま命令し、程なく言葉通りに真澄の口内に射精した。

 真澄の喉が必死に動き、放出されたばかりの精液を嚥下していく。

 そうして真澄の喉が動くのが終わっても、オレは満足しきれていなかった。

 結果、都合三度の射精を、オレは真澄の喉奥に放ったのだった。




どうにか書き上げました。
なんか、自分が書くと真澄はマゾヒストになりがちです。

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