※この作品はR-18です。

白銀騎士団の黒一点   作:バズートル

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第十二話 ドラゴン討伐

ヴェラルータ公国の東にある山脈『グローマウンテン』。岩山が連なるこの山脈にユーマと小隊メンバーが山脈の谷間にある道を歩いていた。しかしユーマ、レイア、シィーナ以外のメンバーは疲労している様子であった。

 

ナナリー「ハァ、ハァ、ハァ、疲れた・・・」

 

アンジュ、サンジュ「「もうダメ・・・」」

 

ダキア「小隊長、休みましょうよ」

 

シィーナ「休みましょうって貴女達。まだ登って30分しか経ってないわよ?」

 

サキ「だって、道は歩きにくいですし、坂は急ですし・・・」

 

アカツキ「そんな道を鎧や武器を身に付けて歩くと・・・」

 

シィーナ「ハァ〜、まったく」

 

レイア「ユーマ様、どうしましょう?」

 

ユーマ「仕方ない、休むとしょう」

 

ユーマはメンバーを休ませるため休憩を取る事にした。

 

シィーナ「まったく、ヴェラルータ公国の一流騎士団の一員が、こんな事でへこたれるなんて。だらしな過ぎるわよ」

 

ユーマ「そう言うなって。こんな山道なんて俺だって思わなかった」

 

ダキア「と言うか、なんでこんな険しい山脈に『エレドラゴン』が出るのよ」

 

サンジュ「この山脈には餌となる小型モンスターがいないのに・・・」

 

レイア「確かに」

 

ユーマ達がここに来た理由は、グローマウンテンに棲みついたドラゴンの討伐である。討伐対象は『エレドラゴン』。Bランクのワイバーン型のドラゴンで、主に穏やかな渓谷や砂漠を棲家にし、Dランク以下の小型モンスターを主食としている。このグローマウンテンにはゴツゴツとした岩と少量の草木しかなく、生物も小鳥と小さな虫以外生息しておらず、エレドラゴンが棲みつくには適していない場所なのだが、ここ最近、エレドラゴンが何故か棲みつくようになって、近くの村から討伐依頼が来ていたのだ。

 

ユーマ達はエレンからその調査と討伐を依頼されてこの山脈には来ていたのだ。

 

ユーマ「とにかく今は、俺達はエレドラゴンを討伐する事だけを考えよう。調査は討伐の後だ」

 

一同「「「了解」」」

 

ユーマ「さぁ、休憩はこれくらいにして、出発するぞ」

 

そう言いユーマ達は動こうとしたその時!

 

グオオオオオオオオ!!!

 

突如遠くからモンスターの鳴き声が聞こえてきた。

 

アカツキ「今のは・・・!」

 

ユーマ「まさか・・・行くぞ!」

 

ユーマ達は急いで声のした方に走り出す。そしてその様子を高台から見ている人物がいることを、ユーマ達は知らなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく走っていたユーマ達はとある洞窟に辿り着く。

 

レイア「先ほどの鳴き声はここから?」

 

ユーマ「多分な。ナナリー、中を見てくれ」

 

ナナリー「うん」

 

ナナリーはミラクルアイで洞窟内を調べる。すると広く開けた空洞に横になっているドラゴンを見つける。

 

ナナリー「見つけた、多分、エレドラゴン」

 

シィーナ「この洞窟にいるのね」

 

ユーマ「エレドラゴンの様子は?」

 

ナナリー「寝てる、動いてない」

 

アンジュ「じゃあ討つなら」

 

サンジュ「今がチャンス!」

 

ユーマ「よし、行くぞ!」

 

ユーマ達は洞窟の中に入って行く。しかし彼らは知らなかった。このドラゴン討伐がユーマ達を誘き出す罠である事に・・・。

 

続く




次回、第十三話『蠍女の罠』お楽しみに。
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