※この作品はR-18です。

白銀騎士団の黒一点   作:バズートル

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第十六話 姉、来たる

とある日の事。アカツキが駐屯地の入口付近でソワソワしていた。

 

アカツキ「はぁ〜、まだでしょうか」

 

そこへユーマとレイアが通りかかる。

 

ユーマ「あれ、アカツキ」

 

レイア「あんな所で何をしてるんでしょう?」

 

入口付近でソワソワするアカツキを見て不思議に思う二人。

 

???「アカツキ」

 

するとアカツキの所に、黒いポニーテールに凛とした顔立ちが特徴的で、和風のドレスを着た女性が来る。

 

アカツキ「はっ!お待ちしておりました、お姉様!」

 

???「久しぶりね、アカツキ」

 

ユーマ「おーいアカツキ?」

 

そこへユーマとレイアが来る。

 

アカツキ「ユーマ殿!レイア殿も」

 

レイア「あのアカツキさん、そちらの方は?」

 

アカツキ「私の姉です」

 

???「初めまして。アカツキの姉で、『サクラ国』の将軍『アオユキ』と申します」

 

女性の正体は、アカツキの姉にしてサクラ国の将軍『アオユキ』(イメージ声優:松井恵理子)であった。

 

ユーマ「貴女がサクラ国一の女将軍と噂されるアオユキさん!初めまして」

 

アオユキ「貴方がユーマ殿ですね。アカツキから聞いております。世界で唯一特殊スキルを持つ男性。私も一度お会いしとうございました。妹がいつもお世話になっております」

 

ユーマ「いえいえそんな。ここではなんなので、部屋でゆっくり話しましょう」

 

アオユキ「そういたしますわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四人は場所を変えユーマの部屋で話を始める。

 

ユーマ「それでアオユキさん。今日はどうして此処に?」

 

アオユキ「理由は二つ。一つは妹に会いに。この子が此処で頑張っているかどうかを確かめるためにきました。アカツキの頑張りはどうですか?」

 

ユーマ「頑張っていますよ。ただ方向音痴が・・・」

 

アカツキ「ユーマ殿!それは言わないでください!」

 

アオユキ「やはりですか。この子の方向音痴は私もほどほど困っていて・・・」

 

アカツキ「お姉様まで・・・」

 

レイア(お姉さんも困っているんですね・・・)

 

アオユキもアカツキの方向音痴には困っていた。

 

ユーマ「ですが、いざとなれば頼もしいですよ。昨日もボブゴブリンの大群を相手に圧倒してましたし」

 

アオユキ「そうですか。アカツキ、姉として誇らしいわよ」 

 

アカツキ「姉さん・・・///」

 

アオユキに褒められて、アカツキは照れた表情をする。

 

レイア「それでここに来たもう一つの目的は何ですか?」

 

アオユキ「ユーマ殿と一手お手合わせをお願いしたいと思いまして」

 

ユーマ「俺と?」

 

アオユキ「はい。貴方の実力がどれほどのものか確かめたいのです。宜しいでしょうか?」

 

ユーマ「いいですよ。ですが・・・お手合わせでも、俺は全力でいきますよ」

 

アオユキ「ではこちらも、全力でお相手さしあげますわ」

 

ユーマはアオユキのお手合わせをする事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

練兵場に移動したユーマとアオユキは互いに見合って木刀を構える。

 

アオユキ「そちらからどうぞ」

 

ユーマ「ではお言葉に甘えて」

 

ユーマはアオユキに突っ込む。

 

ユーマ「はあっ!ふん!」

 

カン!カン!

 

ユーマは木刀でアオユキを攻撃する。アオユキは木刀でガードする。その後もユーマは攻撃するが、アオユキは余裕でガードする。

 

ユーマ(ウソだろ。俺結構マジでやってるけど、余裕で防いでやがる)

 

自身の攻撃を余裕で防ぐアオユキにユーマは驚く。

 

アオユキ「お疲れのようですね。では、参ります!」

 

ダン!カン!カン!

 

ユーマ「うおっ!?」

 

アオユキは力強い攻撃を繰り出す。ユーマは何とか防ぐ。

 

ユーマ「ちょちょちょっ!?マジで来すぎですよ!」

 

アオユキ「これでも一割しか出していませんわ」

 

カン!ダン!カン!

 

その後もアオユキは力強い攻撃を繰り出していく。ユーマは防ぐのに手一杯であった。

 

アオユキ「はぁー!」

 

バシィーン!

 

アオユキは木刀を振り上げて、ユーマの木刀を弾き飛ばす。そしてユーマの喉元に木刀を突き付ける。

 

アオユキ「如何でしたか?」

 

ユーマ「ま、参りました」

 

お手合わせはアオユキの勝利で終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから時が経ち、その日の夕方。

 

アオユキ「では、そろそろお暇させて頂きます。ユーマ殿、お手合わせありがとうございました」

 

ユーマ「此方こそ、いい教訓になりました」

 

アオユキ「アカツキ、今後もユーマ殿達と共に頑張りなさい」

 

アカツキ「はい、お姉様」

 

アオユキ「それでは、またいつか」

 

ユーマ「はい、お気をつけて」

 

アオユキは挨拶すると帰っていった。

 

アカツキ(お姉様、私は頑張ります。この方と皆と共に)

 

アカツキは胸内でそう思うのであった。

 

続く




次回、第十七話『水流の騎士』お楽しみに。
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