※この作品はR-18です。

白銀騎士団の黒一点   作:バズートル

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第二十話 開戦の狼煙

バリザイ平原の南側。そこにヴェラルータ公国の陣が築かれている。本陣ではエレンとアスカとフィアナが作戦会議をしていた。

 

アスカ「敵の総数は6万。アタシらよりも上だな」

 

フィアナ「陣形も私達を囲うように配置されている。どう崩しますか?」

 

エレン「そうだな・・・」

 

本陣で話し合っていた頃、別の陣内ではユーマとセラが話していた。

 

セラ「ねぇユーマ?貴方は怖くないの?」

 

ユーマ「何がだ?」

 

セラ「だって本当の戦争よ!今までの任務とは違い、大勢の人が死ぬのよ!もし私やこれまで一緒に戦ってきた仲間が死んだらって思うと・・・」

 

今までの任務とは違い、本当の戦争をして人が死ぬ事にセラは不安を感じていた。

 

ユーマ「死ぬのが怖いのは同じさ。けどよ、ここで戦わないと国が危機に陥る。何もせずアイツらに屈したらそれこれ恥だ。大切なものも、何もかもがアイツらの手に堕ちる。俺はたとえ死んでも大切なものを守る。この命に変えてな」

 

セラ「・・・そうね。ここで何もせずに恥をかくのは嫌。頑張りましょう、ユーマ」

 

ユーマ「ああ」

 

ユーマとセラは互いに誓い合うのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、異形軍の本陣がある高台からアークは一人バリザイ平原を見下ろしていた。

 

???「珍しく何か考え事か?」

 

アークの元に“白銀の短髪に額から短い角が生えた女性”が来る。女性の名は『レイナラ』(イメージ声優:石上静香)。アークと同じブラックダリア騎士団の小隊長である。

 

アーク「レイナラか。ちょっと因縁の敵の事を考えていた」

 

レイナラ「ユーマって男の事か?」

 

アーク「まぁな。願わくばこの戦争で決着をつけたい。勝てばアイツは私のもの、負ければ死。命の掛け合いだ」

 

レイナラ「ふふ、勝てるといいな」

 

アーク「ああ」

 

アークとレイナラが会話している頃、本陣では四大隊長達が話していた。

 

ルミルナ「それでカミーラ。私達三人はどうすればいいの?」

 

カミーラ「フランクルはもちろん前線よ。貴女の力で敵の前線を崩してちょうだい」

 

フランクル「わかった」

 

カミーラ「アラクネアは部隊を率いて、フランクルが崩した敵の前衛を始末して」

 

アラクネア「お気に入りがいたら捕まえていいかしら?」

 

カミーラ「それは貴女の自由にしていいわよ」

 

アラクネア「ありがと」

 

ルミルナ「ねぇねぇ私は!?」

 

カミーラ「ルミルナには“ある事”をしてもらいたいの」

 

ルミルナ「ある事?」

 

カミーラ「コソコソ・・・」

 

カミーラはルミルナの耳に近づくとコソコソと何かを伝える。

 

ルミルナ「ああ〜なるほど。了解」

 

カミーラ「それじゃあ、役割を伝えたところで、それぞれ準備を始めて」

 

フランクル、ルミルナ、アラクネア「「「了解!」」」

 

役割を伝えられた三人は準備に取り掛かる。そして夜が明け、開戦の日が来る。

 

続く  




次回、第二十一話『激戦と暗躍』お楽しみに。
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