※この作品はR-18です。

よう実の世界に憑依した平田洋介   作:太陽サンサン

3 / 8
軽井沢恵 3


3 偽りの境界線が崩れる夜3

「くっ……、ふ、あ……ぁっ……!」

平田がゆっくりと腰を動かし始める。

最初は恵の体を気遣うように、一番奥までは突かない、浅く優しいストローク。

しかし、それだけでも、二度も絶頂を迎えて敏感になりすぎている恵の身体は、容易に快感へと 変換してしまう。

「ん、んぅ……っ、あ、ダメ……感じちゃう、の……っ」

切なげに 鼻を鳴らし、 快感の声を漏らす恵。その 羞恥に 染まった泣き顔を見つめながら、平田は心の中で

(……やっぱり、めちゃくちゃ可愛いな…)

――その瞬間だった。

視界の端が突如として歪み、恵の 喘ぎ声も、ベッドの 軋みも、すべてがピタリと停止した。

『おめでとうございます。貴方は、よう実のヒロインとセックスしたので、無事転生特典が開始されます』

頭の中に直接、無機質でありながらどこか楽しげな女性の声が響き渡る。

『今私と話している間は、時間が止まっていますので、普通に話しても良いですよ。

少しの時間だけですが。まずは「メニュー画面」と頭の中で話して(念じて)下さい』

平田(=憑依者)が困惑しながらも、頭の中で(メニュー画面……!)と唱えると、目の前に半透明の巨大なステータス表が浮かび上がった。

それぞれの項目の横には、細かく数字が記載されている。

『そのポイントで買い物をする感じです。一番上が、貴方が持っている今のポイントです』

【所持ポイント:15,285,600点(平田洋介 名義)】

『今、貴方が買った方が良い商品は「避妊具(概念型)」ですね。

これを買えば、24時間以内なら、どれだけ中に出しても孕みません。

凄いでしょ? ただし、24時間を1秒でも超えたら即座に孕みますからね。

買った後はメニュー画面に「有効期限:〇時〇分まで」と表記されるので安心して下さい』

膨大な商品リストの中に、確かにその項目が光っている。必要ポイントは今の所持金からすれば微々たるものだ。

『あと、今は私と話しているから時間が止まっていますが、今後一人でメニュー画面を見る時は気を付けて下さいね。周囲から見たら、ただの目が据わって一点を睨みつけている不審な人になるので。

ポイントの稼ぎ方は、基本「よう実」に出てくるキャラクターと関われば、何かしらポイントを貯められます。詳細の「ポイントの貯め方」をクリックすればやり方が書いてありますよ。……あ、私が直接ナビゲーターとして出てくるのは、これで最後です。あとは有料サポートになるので、よろしくお願いしますね。それでは、さようなら』

ツン、と頭の芯を刺激するような音がして、その声は気配ごと完全に消え去った。

目の前に残されたのは、時が止まったまま、涙を浮かべて 震えている軽井沢恵の身体と、 莫大なポイントが表示されたメニュー画面。

平田は冷徹に状況を把握し、即座に頭の中で『避妊具(概念型)』の購入を確定させた。

【『避妊具(概念型)』を20000ポイントを購入しました。残りポイント:15,265,600点】

【有効期限:これより24時間(明日の同時刻まで、絶対避妊保証)】

画面の端にデジタル時計のようなカウントダウンが刻まれ始めるのを確認した瞬間――世界が再び、猛烈な熱量を持って動き出した。

「――っ、は、あぁっ! ひらた、くん、変なところ、当たって……っ!」

時間が動き出し、恵の甘い悲鳴が耳に飛び込んでくる。

最強の転生特典(チート)を手に入れた平田は、妖しく口元を歪めると、がっちりと恵の腰を掴み直し、今度はその最奥を貫くように、優しく腰を打ち付け始めた。

 

(とりあえず、メニュー画面が邪魔だ。どうやって消すんだ?)

目の前に広がる半透明のウィンドウを消そうと、頭の中で『メニュー画面閉じろ』と強く念じる。

すると、光の粒子が霧散するように、さっとシステム画面が視界から消え去った。

視界がクリアになった瞬間、再び目の前に飛び込んできたのは、涙目で自分を見上げる恵の姿だ。

(……今はゴムも付けてるし、それに、処女を開通したばっかりだからな。今回はこのままゴムありで堪能するか。

それよりも今はとにかく目の前の恵を味わい尽くしたい)

平田(=憑依者)の脳内には、ヒロインを完全に支配しているという優越感と、ドス黒いほどの欲望が渦巻いていた。

彼は上から恵を 圧(の)しかかるように見つめ、低く甘い声で囁いた。

「恵……本当に可愛いよ」

「あ、は……っ、ん、うぅ……っ」

恐怖と羞恥、そして内側から突き上げられる異物感に 喘ぐ恵。平田はその 艶(つや)やかな唇を奪うように、再び激しくディープキスを交わした。

「んむ……っ! ん、んん――っ!!」

言葉を完全に封じ込め、口内を 蹂躙(じゅうりん)しながら、平田はゆっくりと腰を動かし始める。

まだ開通したばかりの狭く、熱い内壁。二度の絶頂による愛液で 潤(うる)んではいるものの、一歩進めるたびに肉と肉が 密着し、 締め付けるような 圧が平田のペニスを襲う。

「ん、あ……っ、ん、あぁ……っ!」

激しい口づけの隙間から、恵の切なげな 嬌声(きょうせい)が漏れ聞こえる。

ゆっくりと、だが確実に恵の奥深くへと 質量(しつりょう)を 埋(うず)めていく平田。

その腰の動きは、少しずつ、確実に熱を帯びて激しさを増していった。

 

「んむ……っ、ん、はぁ……っ!」

激しいディープキスの後、平田はゆっくりと唇を離すと、そのまま這わせるようにして恵の耳元へと顔を寄せた。そして、 敏感な耳たぶを優しく 噛み、 舌で 輪郭(りんかく)をなぞるように 舐め上げた。

「ひゃあぁっ!? ん、あ、ダメ……っ、そこ、変な感じするぅっ!」

耳元でダイレクトに響く水音と、ゾクゾクとするような粘着質な刺激に、恵の身体がベッドの上で大きく 跳ねる。

彼女は顔を真っ赤に染め、首を すくめながら必死に逃げようとした。

その過剰なまでの反応が、平田のサディスティックな欲望をさらに 刺激する。

「ふ、ふん……っ、あ、あ、やだぁっ!!」

平田がさらに 舌先を鋭くし、耳の穴の奥へと 挿入して 激しく 弄り回すと、恵は 目に 涙を溜めながら、 めちゃくちゃに 恥ずかしがって身悶えした。

羞恥心(しゅうちしん)で 顔を覆おうとするが、 その 腕も 平田の 腕で押さえられている。

その 様子を 上から 見下ろしながら、平田は 愉悦(ゆえつ)に 満ちた笑みを浮かべた。

「……恵って、 色々な 表情するんだね。 見ていて飽きないよ」

「ひ、ひどい……っ、楽しまないで、よ……っ、あ、あぁっ!」

恵が 恨めしそうに 睨みつけるが、 その 瞳も すっかり 熱を 帯びて(おびて) トロンと 潤っている。

しかし、 それ以上に 平田を 狂わせそうに していたのは、 彼女の 内側の 凄まじい 締め付けだった。

(……クソ、 恵の 中、 締め付けがヤバイな……。 マジで 気持ちいい……)

まだ 開通した ばかりの 処女の 狭隘(きょうあい)な 肉壁(にくへき)が、 抜くたびに 絡みつき、 挿れるたびに ギチギチと 彼の ペニスを 締め上げてくる。

ゴム 越しですら 脳が 痺れるほどの 快感だ。

(これ、 生なら 最高だろうなぁ……)

脳裏をよぎるのは、 先ほど 手に入れた、

転生特典の 『避妊具(概念型)』の 存在。

24時間以内なら 中に出し 放題。

 

「恵……痛みはどう? 大丈夫?」

平田は少しだけピストンを緩め、上から優しく恵の顔を覗き込んだ。彼の親指が、彼女の目元に残る涙をそっと 拭(ぬぐ)う。

「あ……、はぁ、はぁ……っ……」

恵は小さく肩を揺らしながら、熱い 吐息を漏らした。内側を 満たす圧倒的な 質量(しつりょう)に 身体が 馴染んできたのか、先ほどまでの引き裂かれるような激痛は、じわじわと身体の 芯(しん)を 痺(しび)れさせる 濃厚な快感へと変わっている。

「……ん、ぅ……。ちょっと、だけ……気持ち良くなって、来た……っ」

恥ずかしそうに視線を 彷徨(さまよ)わせながらも、本音を 零(こぼ)した恵。

その 潤(うる)んだ瞳と、自身のペニスを キュウキュウと 健気(けなげ)に 締め付けてくる内壁の 誘惑に、平田の理性は限界を迎えた。

「そっか。よかった……。今はゆっくり腰を動かしてるけど……」

平田は 妖しく(あやしく) 口元を歪めると、恵の細い腰を 両手で がっしりと 鷲掴み(わしづかみ)にした。ベッドの マットレスに 彼女の 身体を 深く押し付けるようにして、自身の 質量を(しつりょうを) 最奥(さいおう)の 柔らかい 肉壁(にくへき)へと ぴったりと 密着させる。

「……そろそろ、自分のペースで、腰を降りたいなぁ」

「え――っ、あ、待っ……ん、あぁぁぁーーーっ!?」

恵が 驚きの声をあげる暇もなく、平田は 容赦のない 速度と 強さで 激しいピストンを 刻み(きざみ)始めた。

ジュクジュブゥッ! と 激しい水音が 寝室に 響き渡る。

これまでの 手加減を 一切捨て去り(すてさり)、 己の(おのれの) 欲望のままに 突き上げる平田の 激しい 攻めに、恵は 白目を剥き(むき)かけるほど 烈烈(れつれつ)な 快感の 渦(うず)へと 突き落とされた。

 

「あ、あんっ……! ひゃ、あぁっ……! んぐ、ぅぅ……っ!」

平田の容赦のない激しいピストンに 突き上げられ、恵の口からは 堪え(こたえ)きれない 艶っぽい(つやっぽい) 声が次々と 零れ(こぼれ)落ちる。彼女は 恥ずかしさから必死に手で口を 覆おう(おおおう)とした。

それを見た平田は、恵の両手をベッドに 組み敷き(くみしき)、耳元で低く 囁いた。

「声、我慢しなくても大丈夫だよ。ここの部屋、防音しっかりしてるからさ……。俺、恵の声マジで聞きたいなぁ」

「ひら、た……くん……っ、あ、あぁっ! そんなの、無理ぃ……っ!」

防音という言葉に 安心するよりも先に、ストレートな 欲望をぶつけられた羞恥で、恵の脳はさらに 昂ぶって(たかぶって)いく。

平田はそのまま視線を下げ、激しいピストンの振動で 揺れる恵のみずみずしい胸を見つめた。

「いただきます」

「ひゃうんっ!?」

パックリと、熟れた 果実を 貪る(むさぼる)ように恵の乳房に口付ける。

熱い舌で 突起(とっき)を 転がし、 吸い上げられる刺激に、恵の腰がガクガクと 跳ねた。

さらに平田は、その 豊かな膨らみの(ふくらみの) 側面に強く 唇を押し当て、 肉を 吸い上げるようにして 執拗に(しつように) 痕を残していく。

「あ、んっ……!? なに、それ……っ、痛い、いたぃ……っ!」

「恵は、俺のものだからね」

平田は 独占欲に 満ちた瞳で 呟くと(つぶやくと)、右の胸にも、そして左の胸にも、言い訳の つかない濃い紫色の キスマークをきつめに 刻みつけた。

「あぁあんっ! やだ、そんなにはっきりと……っ! あ、は、あぁぁーーっ!!」

胸に 刻まれる 独占の 証と、その間も 休むことなく 続ける 激しい 腰使い。

防音室という 密室の安心感も 手伝い、恵の 叫びのような 嬌声(きょうせい)は、歯止めを 失ったように どんどん 大きく、 淫らに 響き渡っていった。

 

「あ、あぁっ……! うそ、奥が、変に、なっ……ひゃあぁあぁっ―――!!」

初めての経験であるにもかかわらず、平田の 容赦(ようしゃ)のない 激しい ピストンと、胸に 刻まれる 独占の 刺激の 前に、恵の 身体は 完全に 開発されていた。

内側から 突き上げる 強烈な 快感に 耐え(たえ)きれず、恵は 結合したまま、中で 激しく 絶頂を迎えた。

平田は 歪んだ愉悦の 笑みを 浮かべ、 絶頂の 余韻(よいん)で ギチギチと 痙攣する 恵の 内壁(ないへき)を 楽しむように、 追い討ちを かける。

容赦なく、 さらに 激しく 腰 振り 始めた。

「ひゃう、あぁっ! だめ、もう、いってる、いってるからぁあぁーーっ!!」

防音の 効いた 部屋に、 恵の 限界を 超えた 大きな 嬌声(きょうせい)が 響き渡る。

「っ……く、そろそろ、俺も……!」

恵の 最高の締め付けに、 平田も 限界が 近づいていた。 彼は 恵の 腰を 壊さんばかりに 強く掴み(つかみ)直すと、 怒涛の(どとうの) ラストスパートをかける。

ジュクジュク、 ジュブゥッ!! と 激しい 肉擦れの(にくづれの) 音が 激しさを 増し、 何十回と 最奥を貫いた 後――。

「は、あ……っ、恵、 出すぞ……っ!」

平田は 腰を 深く押し当てたまま、 ゴムの中で、 熱い 塊を(かたまりを) 一気に放出した。

「ん、 あぁぁ……っ……!」

ドクドクと 内側で 弾ける 衝撃に、 恵は 弱々しく身震いする。

すべてを 吐き出し 終えた 平田は、 荒い(あらい) 息を(いきを) 吐きながら、 ゆっくりと 恵の中から ペニスを 抜いた。

ヌチュ、 と 切ない 音を 立てて 質量が 抜けていく。

「はぁ、 はぁ、 はぁ……っ……」

初めての 激しい 行為によって、 恵は 本当に 疲れ果てたように、 ピクリとも 動かずベッドの上で ぐったりと 横たわっていた。

その 身体には、 平田が刻みつけた 濃い キスマークが 妖しく 残されていた。

 

(よし、恵は完全に意識を失って眠ってるな……。今のうちに急いで写真を撮っておかないと)

平田(=憑依者)はベッドから這い出ると、スマートフォンを手に取り、ぐったりと横たわる恵の姿へレンズを向けた。

ファインダー越しに見る彼女の肢体は、息を呑むほどに美しかった。

激しい行為の名残でうっすらと汗を浮かべた白い肌、その胸元に赤黒く浮かび上がる、自分が刻みつけたばかりの鮮烈なキスマーク。

初めて男を受け入れ、すべてを蹂躙された少女の姿が、そこには生々しく写し出されていた。

(それにしても……本当に綺麗な体してるなぁ。

前世の記憶をひっくり返しても、こんなに完璧な美少女の裸なんて観たことがない。マジで俺をここに送り込んでくれた神様に感謝しないとな)

パシャ、パシャと、静まり返った寝室に無機質なシャッター音が幾度も響く。

この世界(よう実)のヒロインを完全に手中に収め、その秘密の姿をデジタルデータとして支配したという全能感が、平田の胸をじわじわと満たしていく。

無防備に眠る軽井沢恵の極上の肉体をあらゆる角度から画面に収めながら、平田はこれから始まる学園生活と、手に入れたばかりの膨大なポイント(15,265,600点)をどう使ってやろうかと、暗い 愉悦(ゆえつ)に満ちた笑みを深く浮かべるのだった。

 

(とりあえず、シーツはこのままでいいか。愛液で濡れてるけど、後でまた使うかもしれないしな)

平田(=憑依者)はクローゼットから適当なバスタオルを取り出すと、意識を失ってぐったりしている恵の身体を少しだけ持ち上げ、その下に優しく敷き詰めた。

「このまま放置して風邪をひかれても面倒だしな……」

そう独りごちながら、彼女の白い肌を覆うように上から羽毛布団をそっと被せてやる。

そして、床やベッドの周りに散らばっていた恵の制服と、先ほど剥ぎ取ったばかりの下着を丁寧に拾い集め、部屋の机の上に綺麗に畳んで置いておいた。

「よし、俺はとりあえず、ペニスだけ洗ってくるか。……目が覚めたら、次は恵の可愛い口でフェラしてもらわないとなぁ」

下半身を 晒(さら)したまま、平田は洗面所へと向かった。

しかし、歩いている間も、太ももを伝う熱と先ほどの恵の凄まじい締め付けの余韻が脳裏から離れない。

シャワーの冷水を浴びせても、一度火がついた肉体の昂ぶりは全く収まる気配がなかった。

(クソ、全然チンポが収まらねえ……。恵の体が極上すぎて、今すぐそのまま2回戦に行きたいくらいだ……)

ズキズキと熱く脈打つ 質量(しつりょう)を 握(にぎ)り、平田は 妖(あや)しく目を細める。

ベッドルームからは、布団に包まれた恵の微かな寝息だけが聞こえてくる。

24時間絶対避妊のチート能力『避妊具(概念型)』の有効期限は、まだまだたっぷりと残されていた。

 

(早く起きないかなぁ……)

平田(=憑依者)は、ベッドの脇の椅子に腰掛け、スマートフォンの画面と眠る恵の顔を交互に眺めながら、その瞬間を今か今かと待ち侘びていた。

あれから約1時間が経過した。

部屋の静寂を破るように、布団の中から微かな衣擦れの音が響く。恵の長い 睫毛(まつげ)がピクリと震え、やがて 朧(おぼ)ろげな 瞳がゆっくりと開かれた。

「……ん……っ……」

覚醒しきらない頭で、恵はぼんやりと天井を見つめる。まるで自分の部屋でいつも通りの朝を迎えたかのような錯覚。しかし、次の瞬間、身体の奥に残る鈍い痛みと、胸元の奇妙な違和感が、先ほどまで行われていた「蹂躙」の記憶を鮮烈に呼び起こした。

(お姫様抱っこ、剥ぎ取られた下着、平田の豹変、容赦のない舌、そして――根元まで貫かれた、あの激しい痛みと快感)

「あっ……!」

身体を強張らせ、恐怖に顔を引き攣らせた恵の視界に、ベッドサイドから覗き込む平田の顔が入り込んできた。彼は学校で見せるような、いつもの爽やかで優しい微笑みを浮かべていた。

「起きた? 1時間くらい寝てたよ、恵」

「ひら、た……くん……っ」

怯える恵に対し、平田はあらかじめ用意していたスポーツドリンクのペットボトルを差し出した。

飲みやすいように、ストローが 挿(さ)してある。

「はい。たくさん汗かいたから、水分補給しなよ。……まだ身体、だるいでしょ?」

「あ……、ありが、とう……っ」

平田に言われた通り、恵の身体は鉛のように重く、指先一つ動かすのすら億劫なほど 倦怠感(けんたいかん)に包まれていた。

差し出されたストローを 弱々しく 、 喉を うるおしながらも、恵の瞳は、目の前にいる「優しさと狂気を 併せ持つ男」への恐怖と 混乱で激しく 揺れ動いていた。

 

「明日、学校休みでよかったね。……まだ、違和感あるでしょ?」

平田はストローでドリンクを飲む恵の様子をじっと見つめながら、意地の悪い笑みを浮かべて声を低くした。

「恵のあそこに、俺のが、ずっと入ってる感覚」

「っ……、げほっ、ん、んぅ……っ!」

ストローを咥えたまま、恵は顔を一瞬で真っ赤に染めて激しく むせ返った。

図星だった。ドリンクが喉を通り抜けるのと同時に、下半身の奥深く――先ほどまで平田の凶暴な 質量(しつりょう)に 蹂躙(じゅうりん)されていた 核心の 部分が、ジンジンと熱く脈打つように自己主張している。

動くたびに、まるでまだ彼に内側を 占有(せんゆう)されているかのような、 異物感と 生々しい圧迫感が消えない。

「な、に言って……っ、もう、そんなの、忘れたいのに……っ」

恵は布団を胸元まで強く引き上げ、平田から視線を逸らすように顔を背けた。

しかし、身体に刻まれた記憶は、彼女の意思とは裏腹に、平田の言葉によって何度も 鮮明(せんめい)に 蘇(よみがえ)ってしまう。

「忘れられるわけないよ。だって、恵の初めてを全部、俺が もらったんだから」

平田はベッドの縁に腰掛け、布団越しに恵の太ももを優しく 撫(な)で回した。その手の温もりが伝わるだけで、恵の身体は ビクッと 小さく 震える。

「明日も一日休みだし、時間はたっぷりあるよ。……ねえ、恵。喉が潤ったら、次は別のことで俺を気持ちよくしてよ」

平田の暗く 澱んだ(よどんだ) 欲望の 瞳が、恵の 潤んだ(うるんだ) 唇へと 向けられた。

 

「ん、んんぅ……っ! ひら、たく、ん……っ」

拒絶の言葉を紡ぐ暇さえ与えず、平田は再びベッドへと 圧(の)しかかった。

恵の 潤(うる)んだ唇を 割るように 舌先を 滑り込ませ、そのまま這わせるようにして細い首筋を 舌で 舐め上げる。

「ひゃあ……っ、ん、あぁっ……!」

布団が はだけ、 あらわになった恵の身体に、平田の手と口が容赦なく 襲いかかった。

平田は恵の右の 突起ちくびを パクリと 口に含むと、 優しく 舌で 転がし始める。

それと同時に、空いている左手で、もう一方の左の ちくびを 指先で 強く 捏ねる(こねる)ように 激しく 弄(いじ)り回した。

「ん、あ、あぁっ! やだ、そこ、感、じちゃう……っ、んんぅーーっ!」

さらに平田の右手は、まだ下着を 付けさせていない恵の 秘部(ひぶ)へと 迷いなく 伸びていく。

蜜で ぬるりと濡れた 割れ目を 割り、 その 核心である クリトリスへと 容赦なく刺激を 与えた。

「ひゃうぅっ!? あ、だめ、そこは、本当に……っ、あ、あぁっ!!」

身体の 上下から 同時に 押し寄せる 快感。 それだけでなく、 衣服が 完全に 剥ぎ取られた事で、 彼女が ひた隠しにしてきた、 過去の凄惨な「傷跡(きずあと)」が、 平田の 視界に 完全に 晒されていた。

最も 隠したかった 秘密を 観られた 絶望と 羞恥。 そして、 身体を 駆け巡る 初めての 濃厚な 快楽。

二つの 感情に脳を掻き回され、 恵の 心は完全に 限界を 迎えていた。 抗うための 精神的な 余裕は、 完全に 削ぎ落とされていく。

平田は この 決定的な隙を逃さなかった。

激しく 抵抗する 力すら 失い、 ビクビクと 震える 恵の 腰を押さえ込み、 右手の 指先をさらに 奥深く―― 完全に 彼女の 核心を 支配するように、 クリトリスへと 強く押し当てて 激しくすり上げた。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。