※この作品はR-18です。

【本編完結】アズールレーン寝取られ二次創作世界の終末の後に   作:リンパック

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時系列は指揮官の追放からセイレーンの攻撃の間です。オリジナル設定たっぷりかつ、かなり短いです。これから先、後日談本編で書こうと思っているネタのほかに、if世界のネタも浮かんだら投稿しようかと思います。

2026/8/1 性情から色情へタイトル変更


黒き色情なる世界のために!

ユニオンの首都ワシントンには、前世のアメリカと同じく国防総省のペンタゴンが存在する。そこでは対セイレーン戦略の会議が連日開かれており、指揮官の池田と秘書艦のノースカロライナ姉妹も参加していた。そんなある日、ペンタゴンの地下の一室で大統領や情報局の面々を交えた会議が開かれていた。議題は対エックス戦、そして堕落したKANSENの潜在的な脅威であった。情報局長官が、堕落したKANSENの動向調査結果をプレゼンしているさ中、ワシントンに緊急映像通信が届いた。発信元はロイヤル保護領ナイジェリアであった。会議は一時中断となり、その通信を聞くことにした。しかし通信の内容は酷いもので、終わった後、会議の面々はしばらく呆然としていた。

 

映像通信には、多数のKANSENが登場していた。主にロイヤル、鉄血、アイリス、ヴィシア、サディアのKANSENが占め、北方や重桜、東煌、ユニオンのKANSENも少数ながらいた。彼女達は性的不貞を繰り返し、その大半は黒人と肉体関係を持つに至ったKANSEN達であった。皆が露出度の高い衣装に身を包み、そのうち半数以上が、体の至る所にQOSタトゥーやBBCタトゥーを貼っていいたのだ。映像の冒頭では、アイリスのリシュリュー級の三人が登場した。彼女達はまず、自らの祖国や、ユニオンや重桜を旧来の世界として非難した。そして、その古き世界からの決別と、新しい世界秩序の構築を高らかに謳ったのだ。そこで彼女達は、自分が肉体関係を持つ者と共に新しい国家を樹立することを堂々と宣言したのである。映像の彼女達が言ったことを、荘厳な言葉の装飾をはぎ取って纏めれば、次の言葉に集約される。

 

「黒人様とエッチすることはめちゃくちゃ気持ち良いよ♡だから皆しようね♡社会のルールも常識もそうするから♡これは決定事項で世界に対する宣言かつ命令だよ♡黒人以外は価値ないよ♡拒否すれば攻撃も辞さないから♡」

 

実質的な宣戦布告である。まともな感性を持つ国々からすればとんでもない代物であった。

 

立派な言葉で紡がれる野蛮な思想、荘厳な大聖堂と淫靡な衣装、本来相容れぬもの同士が同居し、それが通信の映像にチグハグに見せていた。映像を見てエロスを覚えた者は皆無であった。性欲よりも先に怒りと悍ましさが先に来たからだった。

 

「何がブラックオーダーだ!何を言っているのだあの大馬鹿者どもは…!!」

 

映像が終わり会議に出席していた面々が現実に戻ると、まず黒人の上院議員が火山のごとく激高した。この上院議員は差別や偏見に負けず実力と人望で現在の地位を手にした人間だ。過去に何度も偏見に基づく誹謗中傷を受け、そのたびに対応してきた過去があった。この映像は彼をはじめ、真っ当に生活をしている有色人種に対するユニオン市民の偏見、特に性に奔放であると言う偏見を大いに助長させ、ユニオン内部で人種間暴動が起こる可能性が大いにあった。この会議の場にいた全員が、その未来が現実になることを危惧していた。

 

「こんなふざけた話がまかり通ってたまるか!私達を馬鹿にしているのか!?」

 

この上院議員だけでなく、会議に出席していたホーランド大将を始め高級将校や政治家もまた酷く怒るか呆れていた。会議の面子の様を見ていた指揮官とノースカロライナ姉妹は冷静になれてしまった。自分より怒っている人を見ると逆に冷静になる現象である。

 

(嘘だろ…マジでBNWOをやりやがった…黒き性情なる世界のために!とでも言うのか!?)

 

(あの子達は何を…しているの…???祖国を捨ててまでしたかったのが…こんなこと??)

 

(馬鹿じゃねえのかあいつ等!?前から脳みそおかしくなってやがったがここまでかよ!?)

 

指揮官とノースカロライナ姉妹は呆れを隠し切れず、こんなことを大真面目に行う彼女達の正気を疑った。BNWOとは、他人種に対する黒人の(性的な絶対)優位性を唱えて他を見下すフェチズムの用語である。Black New World Orderの略語で、文字通り黒人による新しい世界秩序の構築を訴える言葉だ。しかし、これは政治思想の用語ではない。そう言う体で行われるプレイであり、各々の性癖を満たす以上のものではない。仮に思想であったとしても、白人至上主義を反転させたような人種差別思想なのだ。決して公にしてよい類のものではないはずだった。しかし画面に映った彼女達はその実行を堂々と宣言したのだ。

 

「…池田准将、彼女達と戦闘状態になった場合、麾下の戦力で勝てる見込みはあるかね?」

 

会議に出席していた壮年の白人のユニオン大統領が疲れを少し滲ませた顔で指揮官に尋ねた。

 

「閣下、防衛戦闘に限定すれば見込みはあります。つまり彼女達が艦隊を率いてユニオンへ侵略するのを阻止するのであれば、現有の戦力では撃退できるでしょう。ただし、南大陸に乗り込みすべてを撃滅するのであれば戦力はあまりに過少です。大陸どころか鉄血の植民地でさえ攻略するのは到底難しくなります」

 

「池田准将の言う通り、現有の戦力では南大陸の戦力を撃破することは不可能と言わざるを得ません。かりに重桜のKANSEN戦力と合計したとて、です。南大陸の戦力撃滅を急ぐあまり本国が手薄になっては意味がありません」

 

大統領から指揮官とホーランド大将への質問を皮切りに始まった、このBNWO国家への対策会議は相手の出方や戦力が分からず長引いた。しかし結論として、ユニオンはBNWO国家を封じ込めることにした。この新国家群を非難し、これらに対抗する国家を支援して、そしてこのふざけた思想をユニオン内部はもちろん世界の他の地域に広めないことを当面の目標にしたのだ。重桜もユニオンに続いてBNWO諸国を非難し、ここに自由と秩序を重んじる重ユ陣営と、快楽と混沌を好むBNWO諸国、そして巻き込まれたくない中立地域で構成される、冷戦構造が幕を開けた。

この対立構造はしばらく…ひょっとすると数十年掛かるように思われた。

 

 

 

 

「どの面下げて助けを求めてんだアイツ等は!」

 

しかしその通信から月を跨がず事態は急変した。セイレーンが大規模な艦隊を引き連れて、エウロラ大陸と南大陸の全土を襲撃し始めた。そして、堕ちたKANSEN達はその攻撃に全く太刀打ちできず、設立した新国家は早くも滅亡の瀬戸際に立たされた。彼女達は決別したはずのユニオンや重桜に助けを求め始めたのである。それに激怒したのはノースカロライナ達指揮官の側に立ち続けたKANSEN達であった。

 

「…何も考えてないんじゃないかな」

 

内側からこみ上げる頭の痛みに指揮官は思わず手を額に当てる。堕ちた彼女達ならきっとこうするだろうなと言う信じたくない確信があった。指揮官が指揮官として在籍している頃から、堕落したKANSEN達は、正気だったKANSENに軍務を押し付けていた。正気組を使いっ走りにしがちで、まるで自分達は特権階級であるかのように、好き勝手に行動しては性的快楽に耽り怠けていたのである。恐らくこの救援要請も似たようなもので、彼女達自身では戦えないからユニオンと重桜にいる正気のKANSEN達に押し付けようとしてるのだと指揮官は考えた。

 

「彼女達の行動原理は酷く単純だよ。ち〇ぽへの奉仕、これだけだ。本能に従ってるんだろうな」

 

「…信じたくねえけど、あいつ等いつもそうだったなあ。KANSENの本分を忘れやがって…」

 

ワシントンは遠い目をして過去を振り返った。苦々しい思い出でできれば忘れたい類の過去であった。

 

「指揮官がいた時から出撃拒否は当たり前で、演習どころか基礎的な教練さえもあの子達はしませんでしたものね…」

 

「アタシ達がぶん殴って言う事聞かせなきゃ奴等の命令を優先する始末だったしな。指揮官の部下だろうがと何度怒鳴ったことやら…」

 

ノースカロライナとワシントンが揃ってため息を吐いた。

 

「本当だよ…せめて軍人として仕事はちゃんとやってほしかったんだけどな」

 

「そうしたらこんなことにはならなかっただろうに」

 

ワシントン達と共に、堕落したKANSEN達を無理矢理にでも出撃させた様は、まるで自分達がソ連の督戦隊にでもなったようだった。過去に思いを馳せた指揮官は再び思考を現在に戻し、これは厳しい戦いになると予想した。そして軍人としての本分を全うすることにした。

 

「ホワイトハウスと首相官邸からの命令だ。やるしかない」

 

「しかたねえ。アタシ達は軍人だ。で、大統領閣下はなんと仰せで?」

 

「エウロラ大陸と南大陸にいる自国民を避難させろ。そしてロイヤルのライオンと共同してジブラルタル海峡、スエズ運河、喜望峰周りの航路を防衛せよ。とのことだ。堕落したKANSENをどうするかは俺とホーランド大将閣下に任せるってさ」

 

「あぁ、なるほどな。世界経済と流通を守れってことか。なら飲み込めるわ」

 

「ホワイトハウスもなかなかやりますね♪」

 

「ま、腐っても軍のトップだからね。ただマトモで本当に助かったよ」

 

指揮官は少し弾んだ声色で、ユニオン軍と政府の上層部が下した判断と命令を喜んだ。こうしてユニオン重桜陣営と、セイレーンとの間で戦いの火ぶたが切られようとしていた。




寝取られて快楽堕ちしたKANSEN達はろくに訓練や演習をしないでセックス三昧の退廃した日々を送ってると言う確信があります。

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