※この作品はR-18です。

達也くんアフター(※充希がいないバージョン)   作:minnie_remon

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☆9.精子提供

 達也が今宵このホテルで行うのは、言うまでもなく女性への精子提供である。

 

 これまで達也は200人近い女性に「種付け」を行ってきた。それが「精子提供」になって何がどう変わるのかというと…まあ、基本的には何も変わらない。要はペニスを女性の膣内に挿入して中出し射精するだけだ。精子提供には精液を特殊なシリンジキットに採取してそれを女性の膣内に流し込むという方法もあるのだが、この方法は成功率(着床率)が実際の性行為に比べて半分以下と低く、精子提供希望者が殺到している状況でそんな非効率的な方法を試している暇はない。という訳で達也の精子提供は全て実際の性行為によって行われていた。結局は自然なやり方に勝るものは無いということである。

 

 ただ、細かな部分においては色々と変わった所もある。まずは場所。「種付け」時代はそれこそ達也の部屋で行為に及ぶようなこともあったが、政府の管理下おいてに行われる「精子提供」ではそんな勝手は許されず、場所は原則として国が管轄する施設にて行うことになっている。この日使用するホテルは、精子提供活動用として国が民間から買い上げたものだ。

 

 そして「種付け」時代との最大の違いは、精子提供にあたって達也(国側)と女性の間で正式な契約書が交わされ、様々な事項が細かく規定されるようになったことだ。契約書の中身はもちろん依頼者によって色々と変わってくるのだが、契約項目は多岐にわたり、基本的には女性側の権利や安全が厳格に守られるようになっている。例えば女性が望めば監視カメラが設置される、というように。また当然ながら、達也が女性に不必要な身体的苦痛を加える行為は原則禁止である。あと達也にとってつらいのは、1回の精子提供における中出しの回数が原則1発と決められたことである。2発目の中出しは妊娠率にほとんど関係無いとされているから当然と言えば当然の取り決めなのだが、これまで達也は気分次第で2発目・3発目に進むこともあったので、1発限定になってしまったのは地味にストレスだった。

 

「あんっ…あっ、あっ、あっ、あっあっあっあっ、あうっ…!」

 ベッドの上では四つん這いになった女性を背後から掴み、達也がせっせと腰を振っている。それに合わせて、女性の声があがる。

 だが達也の表情は、かつての「種付け」時代のそれとはどこか違っていた。

 後背位で腰を送る達也は、まるで何も考えていないかのような無表情だ。「種付け」時代も基本は無表情だったのだが、その表情には微かな歓びを携えているのを隠しきれていなかった。だが今は、本当に無表情。楽しいことや気持ちいいことをしているという様子ではなく、むしろつまらないことを義務的にこなしているような印象さえ受ける。

 そして腰の動きも、驚くほどに単調だ。時計の秒針のように、あるいはメトロノームのように決まった周期で粛々と腰を前後させる。そこに感情は無く、ただ動かさなければいけないから動かす、といったように。

 

 まるでマシーンのように、ドライな動きに終始する達也。その理由は今回の契約内容にあった。

 というのも今回の女性は、精子提供にあたって監視カメラ設置を希望したのである。

 

 監視カメラの映像を誰かがリアルタイムで見ている訳でない。もし何か不測の事態があった際に事後確認するための、言わばお守りのようなものだ。だが達也としてはどうしてもカメラの存在を意識してしまう。なので行為になかなか集中できずとても自分自身楽しむ余裕など湧いてこないのだった。

 

 そして何より、達也自身の行為そのものに制限がかかるというのがストレスを感じる点だった。これまで達也は…もちろん好き放題に女性をいたぶるということは無いにしても…腰の突き出し方が甘い女性のお尻をペチペチしたり、ヘナってしまった女性を叱咤するように顔を持ち上げてみたり、自慢の長いペニスで奥の奥を不必要に突きまくって大きな喘ぎ声をあげさせたりと、まあ許されるであろう範囲で自由に楽しんでいたのだ。

 しかし厳格な契約下かつ監視カメラつきの精子提供では、これまでのように女性のお尻をペチペチ叩いたりしたらヘタすれば暴行罪に問われる可能性があるし、もし女性が訴え出れば強姦罪に問われてしまう可能性も無くはないのである。そんな状況下では楽しめる訳もなく、とにかく誰にも文句をつけられないよう無難な行為に終始するしかなかった。

 

 しかしそんな単調な動きでも、女性は確かに追い詰められていた。顔はシーツにうずめているのでその表情は確認出来ないが、口の端から漏れ聞こえる切ない声や時おり体を震わせるその様子から、確実に興奮が昂っていることが窺える。この辺りはさすが達也自慢の巨砲が為せるべき業といった所か。デカけりゃいいという訳ではないが、とはいえデカいというのはやっぱり大きな武器である。あるいは達也というスーパースターに抱かれているという事実が女性の性的興奮を著しく高めるからか。少なくとも精子提供の完遂という目的においては監視カメラの有無は特に関係無さそうだった。

 そんな、達也にとっては面白くも何ともないピストン運動を続けた後に。

「では、そろそろ動きを激しくしますね」

 そう宣言する。射精のタイミングをほぼ自由にコントロールできる達也とはいえ、射精するためにはやはりそれなりの性的興奮が必要だ。

「は、はいっ…お願いしますっ…」

 女性の体がぐっと強張った。ついにその時が来るという興奮と緊張が全身を包む。

 その、直後。

「あああうぅぅっっっ!!!」

 女性の体がビクッと震え、一際大きな声が上がった。達也がモノを奥まで力強く突き刺したのだ。 

 そして、そのまま注挿のペースを上げる。

「ああうっ、あっ、あくっ、あんっ、あっ、あっ、ああぁっっっ…!!」

 これまでとは打って変わっての激しい動き。だがこれは達也の悦楽の為ではなく、必要な動きだ。あくまで適切なフィニッシュの為に、モノを膣肉に激しく擦りつける。

 すると、みるみるうちに射精感がせり上がってきて…

「はあうぅぅぅっっっっっ!!!!」

 ドスン!とモノを奥の奥まで突き込むと。女性の体がビクッ!とのけぞった。

「出しますね」

 直後、いつものようにしっかり射精宣言をしてから、ドクドクと射精を開始する。

 射精の際にモノを最奥まで突き刺すのは、何も達也が自らのモノの大きさを誇示したいが為の行為ではない。少しでも奥に出した方が精子が生きたまま卵子に届きやすいだろうと考えてのことだ。確かに少しでも子宮に近い場所を出発点にした方が、精子が卵子まで辿り着きやすいのは明白。実際にペニスが長い男性の方が着床率も高いという研究報告もある。その点、達也の長い砲身は膣道のほぼ全てをショートカットして、子宮の入り口という絶好位置から精子を発射させることが可能だ。常にポールポジションを確保できるという能力も、達也の受精能力の高さと関連していると言えるだろう。 

 

「ふう…」

 

 最後の一滴まで注ぎ込み、ひとつ息をつく。

 「つまらない」精子提供とはいえ、中出しを終えた直後は、やっぱり何とも言えない充足感に満たされるのだった。

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