※この作品はR-18です。

達也くんアフター(※充希がいないバージョン)   作:minnie_remon

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16.2回目の女性

 6月初め。

 達也が認定精子ドナーとして精子提供を開始してから、2か月以上が経っていた。

 

 この2か月間、達也はまさにフル稼働だった。何と1日の休みも無く、もう60日以上連続での種付け。そして今月も当然のように休み無しで提供日程が埋まっている。凄まじい仕事っぷりである。

 そんな状況になっているのは精子提供を望む女性が殺到しているのが最大の理由なのだが、認定精子ドナーが達也1人しかいないというのも大きな理由だった。政府の当初案では複数人、まずは10人前後の男性を精子ドナーに認定する予定だったのだが、達也以外の男性との交渉は難航を極めていた。認定ドナーは言うまでもなく男ならだれでも良いという訳ではなく、頭脳・身体能力・見た目・健康状などがいずれも一定以上のレベルに達していなければならない。つまり女性が「この男性の子どもを産みたい」と思うような人物でなければならないのだが、多くの女性からそう思われるようなハイスペックな男性はそうそう存在しないというのが実情だった。例えばオリンピックで2大会連続で金メダルを獲得した某アスリートなんかも候補になったのだが、残念ながら顔がブサイクということで最終的にはドナーに相応しくないという結論になった(無論、顔がブサイクという理由は公表されてはいない…というかその男性がドナーとしての候補に挙がったこと自体が公表されていない)。あるは某アイドルは容姿端麗に加えて運動神経も素晴らしく女性人気も抜群なのだが、残念ながらお勉強の方がちょっと…というかめちゃくちゃ苦手という、いわゆる「おバカタレント」であるためやはりドナー不認定とされた。認定精子ドナーになるということはすなわち何十人…もしかしたら100人以上の子孫を残すということを意味する。子世代孫世代の日本人をブサイク・おバカだらけにする訳にはいかない。政府が認定ドナー選定のハードルを厳しく設定した結果、適切な男性が達也以外見つからないという状況に陥ってしまっていたのだった。

 そんな訳で達也は今日も、国の期待を一身に背負って女性に種を付ける。

 

………………………………………

 

 今日これから精子提供するのは麻里奈という39歳の女性。先月に引き続き2度目の提供となる。

 精子提供の成否(妊娠に到ったか否か)は、提供後2~3週間で結果が判明する。残念ながら妊娠に到っていなかった場合は再度の提供を希望するか否か女性が選択することになるのだが、ほとんどの場合は再提供を希望する。つまり達也からすれば、妊娠させない限りは毎月同じ女性に精子提供し続けることになる。一人でも多くの女性の願いを叶えてあげたい達也としては、提供2回目の女性と相対する時はより気合いが入るというのが本音だった。

 

 麻里奈の秘所は、達也のじっくりと時間をかけた愛撫によって、既に愛液でトロトロになっていた。準備万端である。

 モノの先を入り口に宛がい、その濡れ具合を確認する。これだけ濡れてれば大丈夫そうだなと確認して。

「じゃあ、いきますね」

 達也が麻里奈の腰を捕まえるように引き付け、挿入の体勢を整える。

「ひぅっ…」

 ぴくっと麻里奈の体が小さく震える中、達也はゆっくりと腰を進める。一気に突き刺してみたいというような思いに駆られそうになるが、そんな自分を律しつつ、傷つけないようにゆっくりと。

「あうぅぅぅぅぅぅぅぅっっ……」

 モノを潜らせていくのと同時に、麻里奈から声が漏れる。やはり痛みはあるだろう。その締め付けの強さからも、お互いのサイズがやや不釣合いであることは否めない。

 でも達也は、進むペースを緩めない。掘削機が硬い岩盤を削っていくメージで、前へ前へと進む。

「あっ、ああああっっ…!!」

 進んでいると、モノ先がコツンと奥の壁に当たった。行き止まりに達したのだ。

 だが、行き止まりでありながら行き止まりでないのが女性の体の不思議なところ。今度はその壁をさらに奥へと押しやるように、さらに先へと進む。

「んああああああっっ!!深くて…んんっ…」

ある所まで進んだ所で、モノ先が真の終点をらしき部分を見つけた。

(ん…)

 試しに下腹部に力を込めて2度3度小さく突いてみるが、やはりこれ以上奥には進まない。正真正銘の最深部だ。

「麻里奈さん、最後まで入りましたよ」

「はあっ、はあっ、はあぁっ…」

 麻里奈は胸と肩で息をしていた。ただ、俺の言葉を聞くと、ちょっと安心したような表情になったようにも見える。

「じゃあ、ここでちょっとお互いの体を馴染ませましょうか」

「えっ…?」

「人体には拒否反応というものがありますからね。しっかり馴染ませておいた方が体の反応が良くなって、妊娠しやすくなるとも言われてます」

「そうなのですか…あ、ああっ…」

 ゆっくりと中をかき混ぜるように達也が腰を動かす。文字通り。ペニスと膣肉を馴染ませるように。

「実際、精子提供は1回目よりも2回目や3回目の方が成功する確率が高いんですよ。やっぱり初めての精子に対しては女性の体が拒否反応を示したりするんですよね。今日は2回目で麻里奈さんの体も僕の精子に慣れている筈ですから、大丈夫だと思いますよ」

 そんなことを言いながら、じっくりとゆっくりと膣内をかき混ぜる。実は達也が言っていることに科学的根拠は全く無い。ただこれまで100人以上の女性を妊娠させてきた経験則として、じっくりと時間をかけて女性の感度を高めてから射精した方が妊娠確率が高いという印象があるのも事実だった。あくまで印象だけの話であり、明確なデータがある訳ではないが。

 

 この日の達也は、この優しい馴染ませ行為に何と30分近い時間を費やした。それは即ち、麻里奈を絶対に妊娠させてやるんだという強い気持ちの表れである。

 

 その甲斐あってか、この日から2週間後、無事に麻里奈の妊娠が確認された。

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