これってアウト?~アイテムボックスに女の子入れたら全員怒るのに誰も出ていかないんだが~ 作:塩味ななと
【観測ログ:思考残渣の検知】
警告:本セクションには高密度の情緒的・肉体的情報が含まれています。
観測者(システム)は、これら断片的な「思考残渣」を単なるデータとして処理せず、慎重に隔離してください。
不適切な解釈による論理汚染を防ぐため、不要な解析は「処理の破棄(スキップ)」を推奨します。
◇ ◇ ◇
あらすじ
夜の静寂、空間魔法で再現されたアパートの一室。
そこで行われていたのは、あまりにも欲望に忠実で、あまりにも愛おしい「会議」だった!?
詠晴の突拍子もない提案から始まった、おにいちゃん攻略作戦。
揺れる肉感、高まる熱量、そしてヒロインたちの密かな(?)研究成果とは……!
女の子たちの熱い視線が、今、ターゲットへと注がれる――!?
◇ ◇ ◇
詠晴の空間魔法の中。
そこは、いつもおにいちゃんの部屋を再現した、夜の静寂に包まれたアパートの形をしている。
薄暗い照明が、どこか落ち着く、でも少しだけいやらしい空気を作っている。
そこに、詠晴が( ー`дー´)キリッとした顔で立っていた。
なんだか今日は、いつも以上に「何か企んでる感」がすごい。自分から会議を開きたいなんて言い出すんだから、絶対何かある。
「では会議を始めます」
詠晴が、まるで風奏の真似をするみたいに、キリッとした声を出した。
パチパチパチパチパチパチパチパチ!
二人で、全力で拍手する。
隣では、りんりんが「ぷるぷるぷる……!」とスライム特有の弾力を持った体を震わせて、存在をアピールしている。透き通った体が、照明を反射してプルンと光ってて、見てるだけで触りたくなる質感だ。
「今回は おにいちゃんを喜ばす方法を考える です!」
いきなり議題がぶっ飛んでる。
でも、否定する気なんてさらさらない。
「ハイハイハイハイハイハイ!」
詠晴が、自分で行った議題に前のめりに食いついてきた。
もう、会議を仕切るなんてない。マジで、やる気ゼロじゃん。
仕方ないなーって思いながら、私は溜息をついて応じる。
「はい、詠晴どうぞ」
「おっぱいをいっぱい用意したいです!」
そう言って、詠晴が自分の胸を両手で持ち上げた。
ポワン、ポワン……と、柔らかそうな肉が指の間から溢れ出す。
その弾力、見てるだけでこっちまで熱くなってきそうだけど。
「却下です」
即答。迷う余地なんてない。
「いきなりズバッてひどすぎるよー! わかってないなー、おにいちゃんおっぱい大好きじゃん!」
詠晴が、まるで世界の真理を語るみたいにモーレツ講義を始めた。
その横で、来夢が黙って私たちのやり取りを見守っている。スレンダーな彼女の体つきは、どこかストイックで、でも隠しきれない肉感があって、見ていてちょっと羨ましくもある。
「詠晴、おっぱいはいくつありますか?」
私は、詠晴の胸元を指さして淡々と聞いた。
「何言ってるの? 二つだよ? おねえちゃん頭パンクしちゃったの?」
また、自分の胸をポワンポワンさせてる。
そのたびに、柔らかそうな膨らみが揺れて、視覚的に脳に刺さってくるんだよね。
「パンクしてるのはあなたよ」
つい、本音が漏れた。
詠晴が変な顔をして反応したのを合図に、私は畳み掛ける。
「二つしかないのにいっぱい用意する、どうやって用意するの?」
「簡単だよ! いいおっぱい持ってるデリヘルお嬢様をいっぱい用意する、ドヤァ」
今度は、めちゃくちゃ自信満々な顔で言い放った。
……いや、思考回路が直球すぎるでしょ。
「では、その場合で考えます。おにいちゃんがデリヘルお嬢様のおっぱいばかりモミモミしてたら、詠晴のおっぱいはどうなる?」
急所を突いた。
おにいちゃんの指先が、自分以外の女の柔らかい肉に沈み込んでいく様子を想像させる。
「……寂しい。やっぱやめです! おっぱいはいりません! 私たちのおっぱいで満足させよう!」
詠晴の顔がパッと明るくなった。
「やっぱりおねえちゃんに聞いてよかったね、来夢ちゃん!」って、まるで来夢が提案したみたいに巻き込んでる。
「そうだね。私たちのおっぱいなら無敵だよ?」
来夢が、淡々と、でも確信を持って返した。
どうやら、失敗した時の逃げ道はあらかじめ作っておいたみたいだ。
「そう、無敵! おにいちゃん無敵おっぱい大好き!」
満面の笑みで叫ぶ詠晴。
その無邪気な欲望の強さに、隣で見守っていた来夢も、きっと同じことを考えてるんだろうな。
……来夢は、本当に優しすぎるよ。
会話がどんどん盛り上がってきたところで、来夢がふっと新しい角度から切り込んできた。
「おにいちゃんには、おっぱい以外にも興味を持ってもらったらいいんじゃないかな?」
その一言に、私の脳内回路が激しく火花を散らす。
……それだ。
「来夢、続けて( ー`дー´)キリッ」
なんだか、すごく響くものがある。私の眼鏡が、思考の加速に合わせてキラ~ンと光った。
「私たちの体はおにいちゃんの理想を元にデザインされてるんでしょ? 今はおっぱいばかりだけど、お腹やお尻や足なんかもよく見てるよ? エッチの時はあちこち触って、ニコニコしながらチュッチュしてるよね?」
来夢が淡々と、でも確信を持って指摘する。
確かにそうだ。おにいちゃんの指先は、胸だけじゃなくて、滑らかな太ももや、キュッと引き締まった腰のラインを這わせる時、いつもすごく幸せそうな顔をしている。その時の、肌と肌が擦れ合う熱い感触……思い出すだけで、なんだか下腹部が疼く。
「採用!」
即決。迷う理由なんてどこにもない。
「来夢ちゃんすごーい! 天才じゃん、先生じゃん、博士じゃん! どうしちゃったの? 眼鏡が見えるよ、おねえちゃんと お揃いだよ!」
詠晴が目を輝かせて絶賛してくる。
私は無言で、スチャッ、と自分の眼鏡を外すと、それを来夢の顔へと差し出した。
「はい、どうぞ」
インテリ来夢、完成。眼鏡越しに見る彼女の瞳は、いつもより少しだけ鋭く、そしてどこか艶っぽく見える。
「今日の私は、冴えてる?」
少し照れながら、私の真似をしてくる来夢。
「キレッキレだったよ!」
詠晴が、弾むような勢いで来夢に抱きついた。二人の柔らかな体がぶつかり合う音と、甘い香りが部屋に広がる。
「では今後の衣装は、『胸』だけじゃない。お腹、お尻、美脚もセクシーアピールするものにしましょう。そうすれば、私たちの魅力は倍増、倍増します!」
「「さんせーい!!」」
二人の声が重なる。
最高だ。これこそが、おにいちゃんを骨抜きにするための最適解。
「ではこれからセクシーポイントのデザイン調整をします。要望があれば……」
ワイワイ、キャッキャと、眷属たちの夜はさらに熱を帯びていく。
私たちは、今まで買ってきた服を広げ、手直しを始めた。
――けれど。
詠晴の空間魔法の中で、うきうきしながら服を仕立てている私のすぐ後ろで、来夢と詠晴が少し離れてコソコソと作戦……というか、別の話をしていた。
「ねえ、おねえちゃんってさ、エッチなことになるとポンコツだよね?」
「そうだね。エッチの時のよがり方とか、パないもんね?」
「ホントだよぉ。いつも声が大きいって私のこと言うけど、エッチの時の声の大きさは、詠晴でも引いちゃうよ(´゜д゜`)」
……ちょっと、聞こえてるわよ。
二人の会話の内容が、あまりにも生々しすぎて、背中が熱くなる。
「イク時の震え方も、やっばいよね」
「うんうん。デリヘルお嬢様の間で噂になってるって、まだ知らないのかな?」
「ポイよ?」
二人とも、観察しすぎて、もはや研究者レベルの領域に達している。
私は、作業の手を止め、二人の様子をじーっと見つめた。
( ゜д゜)ハッ!
視線に気づいた二人が、飛び上がるようにして固まる。
「い、いやー! この生地、ちょっと硬いなー! なんでかなー!」
慌てて詠晴が、そこら辺に散らばっている服を掴み、モミモミと揉み始めた。まるで布の質感を確かめるふりをしているみたいだけど、その手の動きはどこか落ち着かない。
「貸して。私がモミモミして柔らかくしてあげるから」
来夢も慌てて、受け取った服をモミモミモミモミ!と、一心不乱に揉みしだいている。
……ふーん。
誤魔化しながらコソコソ続ける二人を眺めながら、私はまた、新しい衣装のデザイン図へと意識を戻した。
◇ ◇ ◇
次回: 112 – 『【眷属たちの新戦略】全裸より最高なチラリズム!お出かけ前の騒乱と、朝ハックへの突撃準備!』
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主人公の生存率より作者のモチベと財布が先に死にます。どうかご支援を。
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※ 本作はpixiv、ノクターンノベルズ、ハーメルンにて投稿しています
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