これってアウト?~アイテムボックスに女の子入れたら全員怒るのに誰も出ていかないんだが~ 作:塩味ななと
【観測対象:思考残渣の記録】
警告:これより展開される記述は、観測者による断片的な情動の抽出である。
情報の処理に際し、不要な論理的整合性は破棄せよ。
この物語に含まれる「熱」を、単なるデータとしてではなく、生きた思考残渣として受理すること。
不適切な解釈によるシステムエラーは、即座に処理の破棄(スキップ)を推奨する。
◇ ◇ ◇
あらすじ
探索の後の、甘くて淫らな時間――。
テクニシャンなお嬢様がもたらす、直接的な粘膜の摩擦と熱い吐息!
スライムの来夢が震え、快感が濁流のように流れ込む時、理性が溶けていく……!?
揺れ動く感情と肉体の境界線で、一体何が起きるのか!?
◇ ◇ ◇
《風奏視点》
結局その日は、来夢の理想的な骨格を拝むことはできず、探索は終了した。
気分転換も兼ねてアイテムの換金、そして六花への電話のために、私たちは地上へと戻ることにした。
今回の買取担当は、いつもの桜井さん。
彼女の、あの「うぶ」を通り越して真っ赤になるような初々しい対応には、何度見ても微笑ましさを感じてしまう。
初心者向けのポーションと煙玉をいくつか受け取り、仙台大規模ダンジョンを後にした。帰路につく道中、隣を歩くおにいちゃんの様子が気になって、私はつい口を開いた。
「またあの子だったね。何話してたの?」
「独り言いうとハゲる話」
「ちょっと、女の子とする話じゃないと思うなー」
あまりにも唐突で、しかも不謹慎な話題に思わず頬を膨らませてしまう。
「え?笑ってくれたよ?」
「どうなのかなー」
私が少しふくれっ面を見せると、おにいちゃんは不思議そうに首を傾げた。
「これは鉄板なんだって。クラスの女子だってそうだし、デリヘルのお嬢様も笑ってくれたじゃん?」
「そうだね、鉄板ネタだよ。だけど、どうやったらその話になるかなー」
……到底、理解できない。
一体どんな会話の流れがあれば、あんなに初々しい桜井さんが、ハゲに関するジョークで笑うことになるのか。想像すら追いつかない。
「同僚で独り言を言う人がいるんだって」
おにいちゃんが事の経緯を説明してくれたけれど、それを受け止める私の頭は少し混乱していた。
「ふーん、なるほどね。……桜井さん、おにいちゃんに心を開いたわけだ」
なんだか、妙な達成感がある。
でも、安心したわけじゃない。私は少し真剣な顔をして、おにいちゃんの顔を見た。
「なら有りかな」
「でしょ?」
「おにいちゃんは独り言は言わないでよね?ハゲは困るよ?」
おにいちゃんの頭の中の状態と、もし本当にハゲてしまった時の事態――その両方を同時に心配して、私は釘を刺した。
「OK」
あっけらかんと返されたけれど、それより先に、胸元から異変が起きた。
「プルプルプルッ!」
スライム体の来夢が、何かを必死に訴えかけるように激しく震えている。
その振動は、まるで彼女の感情が形になったかのように、波打つ粘液の質感とともに伝わってきた。
「プルプルプル……」
何度も体を揺らし、伝えようとしている。私はその「ぷるぷる」という動きを、脳内の観測データと照らし合わせて解読していく。
「ふむふむ……。桜井さんが……来夢を見て……気に入って……ナデナデして……ツルツルプルプルを……かわいいって言ったら……ハゲの話に……」
「そうそう、そんな感じだった」
おにいちゃんは、まるで当たり前のことのように頷いた。
……ちょっと待って。
さっきから一生懸命震えていた来夢のほうが、よっぽど説明が上手いじゃない!
(どういうこと!? おにいちゃん!!)
あまりにもデタラメすぎる会話の流れに、私は思わず呆れて溜息をついてしまった。
◇ ◇ ◇
おにいちゃんのアパート 夜
ダンジョンの探索が終わった後の、甘くて淫らな時間。
私たちはいつものように、デリヘルのお嬢様を呼んでの三人プレイを楽しんでいた。
今回の彼女は、おっぱいこそ控えめなサイズ感だけれど、その分、指先や舌使いが驚くほど器用で、テクニシャンだ。
「ピュッピュポーション無い頃はこんなにできなかったよー( ´Д`)ハァハァ……ポーション最高!」
私の中で何度も射精を繰り返したおにいちゃんは、回復ポーションの恩恵か、それとも快感のせいか、蕩けたような顔で荒い息を吐いている。
その傍らで、私は少しだけ複雑な気持ちになっていた。だって、おにいちゃんと二人で一生懸命にお嬢様を可愛がってあげようとしたのに、彼女はまるでおにいちゃんを狩るハンターのように、自らリードし始めたのだから。
「私の特技、見せてあげる……っ」
お嬢様の瞳に、熱い欲望の火が灯る。
彼女はそのままおにいちゃんの身体の上に跨り、あらかじめ用意していたローションを使って得意の騎乗位まんずりへと移行した。
薄い布越しではなく、直接的な粘膜の摩擦――。高速で擦り付けられるその動きは、あまりにも生々しく、お嬢様の吐息が耳元で熱く弾ける。
(……ずるいよ、お嬢様)
おにいちゃんの視線が眼の前のお嬢様の動きに釘付けになるのが分かって、胸の奥がチリリと焼けるように疼いた。
寂しさに耐えきれず、私はおにいちゃんの顔へと覆いかぶさる。
「んぅ……っ、おにいちゃん……」
彼の顔面を、私の秘部で包み込むようにして騎乗位をとった。
熱い舌が、吸い付くような感触がおにいちゃんの肌を通じて伝わってくる。私も彼に触れていたい。もっと、独占したい。
快感に抗えず、私の体は小刻みに震え、お嬢様の激しい動きと共鳴するように波打っていく。
その時、足元で異変が起きた。
「……っ!?」
来夢が、私たちの受け皿となるベッドとして大きく膨らんでいる。
共有スキルを通じて、お嬢様が味わう極上の快感が、濁流のように私たちに流れ込んできた。脳が痺れ、理性が溶けていくような感覚。
そのあまりの強烈な刺激に、来夢の体が「ぐにゃぐにゃ」と激しく波打ち始めた。
スライム特有の、粘度のある弾力が狂ったように振動し、その上に乗っている三人――おにいちゃんと私、そしてお嬢様を、グワングワンと大きく揺さぶる。
「あぁっ! んんぅ……っ!」
激しい揺れで視界が回り、まともに姿勢を保てない。
そんな混乱の最中、お嬢様が顔を引き攣らせて叫んだ。
「このウォーターベッド、破けてない!? 水抜けてるよΣ(・□・;)」
「えっ……!?」
私は慌てて状況を確認しようとしたけれど、全身の力が抜けきっていて、うまく動けない。
来夢はスライムだから、水が漏れるなんてことはあり得ない。でも、お嬢様のパニックぶりは相当なものだった。
「電気つけてチェックしたほうが……!?」
アタフタと狼狽える彼女を見て、私は少しだけ呆れてしまった。
――結局、この「来夢ベッド」でのデリヘルお嬢様とのプレイは、一旦お休みにすることにした。
ダンジョン用のエアーベッドを使うことに決めたけれど……。
なんだかんだ言って、おにいちゃんがこんなに気持ちよさそうにしているのを見ると、「次はもっと上手く、私だけを見てもらえるようにしなきゃ」なんて、そんなことばかり考えてしまうね。
◇ ◇ ◇
次回: 『【再現アクション】野生の勘でクリティカルを連発するおにいちゃんと、突撃特化のスライム――第七層のダンスバトル!』
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主人公の生存率より作者のモチベと財布が先に死にます。どうかご支援を。
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※ 本作はpixiv、ノクターンノベルズ、ハーメルンにて投稿しています