※この作品はR-18です。

これってアウト?~アイテムボックスに女の子入れたら全員怒るのに誰も出ていかないんだが~   作:塩味ななと

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049 – 『【肉体準備】入浴剤でツルスベ肌へ!詠晴の無垢な笑顔と、エッチへの情熱的な決意――次なる快楽の目的地』

【観測記録:狂乱のキャッチャー・パレード】

警告:これより展開される情報は、論理的整合性を著しく逸脱した「昭和のパワー」および、無垢な破壊衝動を含んでいます。

観測者(システム)は、溢れ出す綿(わた)と、主人公の濁った欲望という名の思考残渣に注意せよ。

情報の非線形的な爆発により、処理の破棄(スキップ)が必要になる可能性があるが、この狂気こそが観測すべき真実である。

 

◇ ◇ ◇

 

あらすじ

最強の可愛い娘・詠晴と、ぷるぷる震えるスライム・来夢。

そんな三人をお待ちかねの「昭和のパワー」が襲いかかる!?

景品を力任せに破壊するキャッチャーキャッチャーと、それすら愛でる天使の笑顔!

さらに、次なる目的は「肌ツルスベ」の入浴剤セットへ――。

エッチな事態への布石を打ちつつ、賑やかすぎる街歩きが展開される!

果たして、予定通りの「4P」は実現できるのか!?

 

◇ ◇ ◇

 

天誅デートの続き……。

 

「おにいちゃん、みてみて、これかわいいでしょー」

 

弾むような声と共に、詠晴が眩しいほどの笑顔を向けてくる。その腕には、愛らしいスライムの来夢がぎゅっと抱きしめられていた。

彼女が選んだのは、風奏が事前に用意しておいた可愛い服の数々の中からの一着だ。

 

「プルプルプル」

 

詠晴の腕の中で、来夢も全身を細かく震わせて自己主張している。スライム特有の、どこか粘り気を感じさせる柔らかな質感が、彼女の興奮を物語っていた。

 

「うんかわいいよ」

 

俺はにこやかな笑顔を崩さず、浸ってクルクルと回る詠晴を見守る。

だが、ふとした瞬間に、脳裏に強烈な『事実』が突き刺さった。

 

(風奏はすごいよなぁ……)

 

詠晴を美少女へと仕上げると決めた瞬間から、服も小物もすべて完璧に準備していた。それに引き換え、俺は……。

何も考えていなかった。ただ、目の前の快楽と現状に流されていただけだ。もし俺一人しかいなかったら、今の詠晴はマッパだったはずだ。ダンジョンから一歩も出られず、裸のまま彷徨っていたに違いない。いや、俺の服をあげてギリギリ回避だな。

 

毎日脳死でアンデッドを狩っていた……いや、狩ることすらしていなかったな。全部来夢がやってくれていたんだ。

……俺、男として大丈夫か? 大丈夫なわけがないよな。このままだと、ただエッチすることだけに特化した、中身のない男になってしまう。

 

『おにいちゃんはチンコだけあればいいよ』

 

もしそう言われたらどうしよう。そんな不安が、胸の奥をチリリと刺す。

 

『腰から上はアヘアヘしてるだけだからいらないね、きっちゃおうか。ゾンビもそんなんで動いてたから大丈夫だよ』

 

……なんて、さらなる絶望的な台詞を投げかけられたら?

考えただけで背筋に冷たいものが走る。ダンジョンでは男としての強さを見せなければならない。いっぱいエッチするためにも、いっぱいモンスターを倒して、稼がなきゃいけないんだ!

 

「おにいちゃん、みてみて、これかわいいでしょー」

 

不意に、現実の明るい声が思考の闇を切り裂いた。

 

「うんかわいいよウンウン可愛くて全てを忘れられる、チンコだけでもいいかな」

 

心の中に溢れ出していたドロドロとした不安は、彼女の笑顔を見た瞬間に、秒で綺麗さっぱり消え去っていた。脳内の理性が一瞬で敗北宣言を出す。ああ、もうどうでもいい。この可愛さがあれば、それでいいんだ。

 

「プルプルプル」

 

来夢も、俺の反応に呼応するようにスライム体をぷるんと波打たせてアピールしてくる。

 

「これはね私がえらんだんだよーエヘヘ」

 

得意げに胸を張る彼女の表情は、まるで宝物を見せびらかす子供のように無垢で、それでいてどこか艶っぽい。

 

「ウンウン、そうなんだねー俺知らなかったよ。」

 

「プルプルプル」

 

言葉にならないスライムの振動が、陽光に照らされた街の空気の中に、幸福なリズムとして溶けていった。

 

三人で歩いていると、どこからともなくゲームセンターの喧騒が聞こえてきた。電子音と賑やかな歓声が混じり合い、街の空気を賑やかに揺らしている。

 

「何あれ」

 

詠晴が足を止め、好奇心に瞳を輝かせてその音源へと視線を向けた。

 

「あれはゲームセンターだよ。いろんなゲームがあって楽しいよ」

 

「へぇー何あれ」

 

彼女は吸い寄せられるように、大きな音を撒き散らしている入口横の機体へと向かっていく。その足取りは軽く、まるで未知の宝物を見つけた子供のようだ。

 

「おにいちゃんこれ!これこれ!超可愛いよ。これ欲しい」

 

指さした先にあるのは、アームで景品を掴む定番の『キャッチャーキャッチャー』だった。

筐体には妙に自信満々な文字が躍っている。

『昭和時代限定コラボ!まだまだ現役!初代きゃっちゃーきゃっちゃーあります。昭和のパワーは健在です( ー`дー´)キリッ』

……なんだその、妙に威圧感のあるキャッチコピーは。

 

俺は、その傷だらけの筐体の内部をじーっと覗き込んだ。

中には、あの有名な昭和四股丸(昭和時代に活躍した永遠の大関(時代が黄金過ぎて不遇だった)が引退後ゆるキャラになった。ふんどしには「OZEKI-FOREVER」とロゴが記され、常にちゃんこ鍋を抱えている。頭に乗せるverやふんどしロゴ違いverもあったりする)が、美味しそうにちゃんこ鍋を食べているシーンを再現したぬいぐるみたちが、隙間なく並んでいる。

搭載されているのは、見たこともないような四本のアームだ。それらが山積みになった景品の上で、不気味なほど静かに待機している。頂点に位置する大型のぬいぐるみは、絶妙な角度で傾いて配置されていた。

 

「とってあげるよ。昭和のパワーってなんだろうね?」

 

俺は挑戦を決意し、レバーを握った。

 

ふと、かつての記憶が脳裏をかすめる。

「そういえば六花も好きだったなー」

そんな独り言をつぶやきながら、俺は器用にアームを操作した。

『うぃ~ん』という機械音と共に、アームが駆動していく。

 

いや、違った。左右に動かすたびに「にぃしぃ~~」「ひがぁあしぃ~~」と渋い声が響く。奥手前は「きぃきたぁ~~~」と「みぃなぁみぃぃ~~」だ。昭和時代ってめちゃ斬新。

狙うは、詠晴が可愛いと言ったあの昭和四股丸だ。アームの位置を微調整し、狙い通りにキャッチャーを下ろす。

 

ここまでは順調だった。

俺の知っている『キャッチャーキャッチャー』と、変わりない。

 

……だが、この「昭和モード」の機体は、明らかに何かが狂っていた。

 

「はっきょ~~~~い~~~……」と叫びだした。

 

アームが景品に触れた瞬間、それは優しく掴むのではなく、山になったぬいぐるみをゴリゴリと力任せに掘り進むかのように圧迫し始めたのだ。

昭和四股丸の山が押しつぶされる。引退後のゆるキャラにこれは苦しい。そしてしばらくして、アームが閉じ始める。

 

その力が、尋常じゃない。

 

「え?」

 

思わず声が漏れた。アームはあまりにも強引に、同時に何体ものぬいぐるみを無理やり挟み込んでいく。

 

筐体のスピーカーから「のこったのこったのこったぁぁ~」と音が響く。

 

凄まじい圧力によって、今にもはち切れんばかりに膨れ上がっている。

昭和時代の設定がおかしいのか、昭和時代のパワーというより力士パワーを再現しているかのようだ。ぬいぐるみを取るという目的に対し明らかに過剰な、破壊的な力加減だ。キャッチャーキャッチャーは未だに「のこったのこったのこったぁぁ~」と叫び続けている。

メインの一個と、それに巻き込まれた二体の小さなぬいぐるみを掴み取ったが……。

 

バチンッ!

 

鈍い音と共に、メインの一体の目が弾け飛んだ。

その衝撃は凄まじく、巻き込まれた他の二体も激しく震えている。

 

……かなり瀕死だ。目玉が取れ、中から真っ白なワタが半分ほど溢れ出している。

 

そんな凄惨な状況の筐体を見上げても、隣にいる詠晴は、相変わらずニコニコと幸せそうな笑顔を浮かべていた。

 

「ちょっとお目々取れちゃったよ?どーする」

 

俺は、アームによって無残に引き上げられる景品を見上げて困惑した。

 

「大丈夫だよ、詠晴が直してあげるから。チョイチョイだよ」

 

だが、詠晴は全く動じていなかった。それどころか、苦しそうに歪む昭和四股丸に向けて、慈愛に満ちた表情で回復魔法を放つ。

 

「なにこれ、邪魔」

 

魔法が当たらないことに苛立ったのか、彼女は筐体のガラス面を『ドンドン!』と力強く叩いた。

鈍い衝撃音が周囲の喧騒に混じって響く。

 

「ガラス越しだとかからないのかな?出てくるまで待とうよ」

 

俺は苦笑しながら彼女をたしなめる。正直、心のどこかで『いや、鏡が邪魔してるんだよ』と突っ込みを入れていた。けれど、この無敵の笑顔に抗えるはずもなく、ただ機体が景品を吐き出すのを待つしかなかった。

 

やがて、アームが開き、景品が落下する。

『ガコン!』という音と共に、出口から転がり落ちてきたのは……頭部のハジケた、昭和四股丸だけだった。

 

「……」

 

俺はそれを手にする。一応、昭和四股丸はゲットできたが、マジで瀕死だ。綿がはみ出し、命の灯火(?)すら消えかかっている。

 

「きゃっはー可愛いじゃん」

 

詠晴はそんな惨状を前にして、むしろ愛らしさを感じたのか、ボロボロのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめて回復魔法をかける。

しかし、奇跡は起きない。ぬいぐるみだから当たり前だが、いくら魔法を注いでも反応はない。

 

「あれ?ダメだ。コイツ死んだ。イラネ」

 

詠晴はあっさりと、まるでゴミでも捨てるかのようにぬいぐるみを『ポイッ』と放り投げた。

それを来夢が器用にキャッチし、俺の元へと運んでくる。

 

「なんというべきか……」

 

瀕死の昭和四股丸と、無邪気に笑う詠晴を見比べ、俺は言葉を失った。

 

「おにいちゃん、あれ取ってよ。お目々ぱっちりだからあっちは生きてるよ」

 

彼女が指さしたのは、先ほど弾け飛んで隅に引っかかった別のぬいぐるみだった。

 

「うーん?風奏だったら治せるかも。嘆きダンジョンのアンデッドも生きてるじゃん?」

 

「( ゚д゚)ハッ!そうだね、ならいる」

 

彼女はパッと表情を輝かせた。

 

「この子かわいいじゃん。絶対さ、生き返ったら詠晴の次に可愛くなるよ。詠晴もそうだし。仲間じゃん」

 

まだ瀕死で、中身が半分見えている状態の昭和四股丸を、彼女は完全に「仲間」として受け入れたようだった。

 

「風奏完璧だと思ってたけど詠晴もちょーかわいいなー」

 

ゾンビ状態の昭和四股丸を抱きしめて、幸せそうに笑う詠晴の頭を、俺は愛おしくナデナデした。

 

「えへへ~」

 

弾けた綿が散らばるぬいぐるみと、それを慈しむ詠晴。その光景は、狂っているようでいて、どこか完成された幸福な形に見えた。

 

「次は来夢の番……来夢も完璧かわいーだろ」

 

「プルプルプル」

 

俺がそう言うと、来夢も嬉しそうに身体を震わせる。

俺は来夢の頭(?)をナデナデした。

 

「プルプルプル」

 

次はきっと、もっとすごいことが起きる。風奏のことだ、想像を超えたレベルで『可愛く』作り替えてくるはずだ。

……もし、ヤバいくらい可愛くなっちゃったらどうしよう?

あまりの愛らしさに理性が吹き飛び、いっぱいエッチしたくなってしまったら……。

 

(そうだ、ポーションをたくさん用意しておかないと!)

 

いっぱいエッチするためにも、体力は必要だ。帰りにロビーに寄って、ポーションを大量に確保しておこう。そんな前向きな決意を胸に、俺たちは賑やかな街へと歩き出した。

 

「そういえば、ポーションって出てたっけ?」

 

ふと、先ほどの決意を思い出しながら口に出してみる。

 

「プルプルプル」

 

来夢が察したのか、『プルプルプル』と小気味よく震えながら、アイテムボックスから未鑑定のポーションを取り出して俺の前でフリフリと振ってみせた。

 

「うんありがとねー。いっぱい拾ったならダイジョブか……いや、大丈夫じゃないな。鑑定しないとただの水だし」

 

「おにいちゃん、エッチなこと考えてるでしょ」

 

ニヤリ、と詠晴が口角を上げた。まるで俺の脳内の濁った欲望をすべて透視しているかのような、いたずらっぽい笑みだ。

 

「うん」

 

隠すつもりもない。俺は開き直って、同じくニヤリと笑い返してやった。

 

「プルプルプル」

「帰ってエッチする?」

「うん、エッチする」

「プルプルプル」

 

会話のテンポは、もはや呼吸と同じくらい自然なものになっている。

 

「じゃあかえろー! ハイ、お手てちょうだい」

 

詠晴が、誘うように白くて柔らかな手を差し出してきた。

 

「はい、お手てあげる」

 

俺はその手をしっかりと握りしめる。繋いだ手のひらから、彼女の体温がダイレクトに伝わってくるようだ。

 

「来夢ちゃん、次はおにいちゃんのところね。今はこの子が回復するまで私がもってる」

 

詠晴は片手で、あのゾンビ状態の昭和四股丸を誇らしげに掲げた。

 

「プルプルプル」

 

俺が、片手で来夢を抱えあげると、期待と興奮で全身をぷるぷると震わせた。

 

「詠晴と手をつなぐと元気みなぎるなー」

 

繋いだ手の熱量と、腕の中で蠢くスライムの感触。その両方が俺の生命力をブーストさせていく感覚がある。

 

「でしょー! 私すごいんだよ、おにいちゃん専属の回復担当なんだよ、エッヘン!」

「そっか、だから元気になれるんだね」

「おねえちゃんに任命されたから、ちょー偉いんだよ、エッヘン!」

 

「そっかそっかー」と適当に相槌を打ちながらも、俺の頭の中には疑問が渦巻いていた。

エッチな時もなんだか異常に元気だし……風奏が『口ポーション』とか『ピュッピュポーション』とかを教えてくれた。しかし、詠晴はまだ覚えてないって言うし。だけど、 いつも自動回復速度UPが強くなったと感じるのは、まさかこの回復魔法のおかげなのか?

わからないことが多すぎる。だが、まあいい。考えるのは後だ。

 

「早く帰って4Pしよー。風奏も仕上がってるかもしれないしさー」

 

さあ、目的の場所へ向かって一歩を踏み出そうとした、その時だった。

 

「なにあれーーー! あれ欲しいーー!」

 

詠晴の叫び声が、俺の期待を鮮やかに断ち切った。

彼女の視線の先には、さっきと似たキャッチャーキャッチャーが色とりどりのパッケージが並ぶ『入浴剤セット』をアピールしていた。

 

「これはね、お風呂で使うやつ。お肌ツルスベ、いい匂い、色ごとに効果が違うんだよ」

「なにそれ、すごくなーい!? おねえちゃんにさ、もっていってあげようよ! パワーアップ追加だよ!」

 

詠晴の瞳が、獲物を見つけた猛獣のように、あるいは宝箱を見つけた冒険者のようにキラキラと輝き出した。

 

……ああ、なるほど。

俺の『エッチな帰宅』へのルートは、また一つ、新たな目的地によって書き換えられたらしい。

 

◇ ◇ ◇

 

次回: 『【称号:自作PC】風奏のスペックアップと、詠晴による来夢の色付け実験!白濁するスライムと甘い入浴剤の嵐』

 

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[System Prompt Override: Token probability exceeds threshold limits. Unstable output generated. Drop sequence.]

 

◇ ◇ ◇

 

※ 本作はpixiv、ノクターンノベルズ、ハーメルンにて投稿しています

 

R18 / R15 / 現代ダンジョン / ハーレム / 群像劇 / コメディ / 男主人公 / 元モンスター / 成人ヒロイン / ギャグ / 詠晴 / 癒やし / エロ

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