※この作品はR-18です。

東方オフパコ❤コスレイヤー 人妻鍵山雛レイヤーさん編(完全版)   作:鍵山ゆーな

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未産編 - 起

 薬師寺(やくしじ)陽菜(ひな)はとある閑静な住宅街の一角に存在する公営団地に住まう、周辺の住民からも淑やかで聡明な女性として一目置かれる存在だ。

 

 彼女は居を構える政令指定都市の区役所で窓口の受付として働く公務員。二十代も中盤(なかば)という若さながら、頭の回転も速く、仕事は卒なくこなす働き者で、職場ではもうすぐ主任への昇格も間近ではないかと目されている程の優秀な人材だ。

 

 元来明るく人懐っこい性格で、陽菜の左手薬指に指輪がなければ、忽ちのうちに有象無象の男が言い寄って来るであろう事は想像に難くない程の魅力を、彼女は間違いなく持っていた。

 

 陽菜自身、学生時代から長くコンビニエンスストアでアルバイトをしていたこともあって、他人と顔を合わせるこういった仕事を天職であると感じていた。

 

 

 

 陽菜には三年前に結婚した夫がいる。夫の薬師寺康弘(やすひろ)とは、大学生であった当時にたまたま参加した合コンで出会った。彼は彼女の出身高校のOBで、その話で盛り上がり、仲良くなったのが交際に発展する切欠だった。

 

 陽菜は夫が持ち合わせていた誠実さを結婚の決め手としていた。それは彼女が過去付き合ってきた男達が、それに欠ける者ばかりであった事に起因する。

 

 だが、結婚して三年が経った現在では、陽菜はそれを決め手として康弘と契りを交わしてしまった事を若干後悔し始めていた。

 

 康弘は誠実さだけが取り柄の男だった。仕事能力や家事能力は人並み以下で、お世辞にも「出来る」とは言い難い。

 

 結婚当初はそれこそやる気を見せて家事を手伝おうとしていたものの、掃除・洗濯・炊事の孰(いず)れにおいても、陽菜が「手伝って貰っている」と自覚できる程の出来では決してなかった。

 

 故に、家事に夫が関与することで、陽菜にはやり直しの二度手間が発生し、自分の仕事量が増えすぎてしまうといった事が屡々(しばしば)発生していた。そんな状況であるから、彼女は康弘に対して一度

「もう、出来ないなら無理に手伝わなくていいから」

若干呆れ気味の言葉を投げかけてしまった事があった。すると彼はどこが悪かったのだろうかという自省すらせず、臍を曲げて家事は陽菜がやるものだと勝手に思い込むようになり、遂には家事には一切手を付けなくなってしまった。

 

 陽菜としては将来子供が産まれるかも知れないという事に備えて、康弘にも出来るだけ学習して出来るようになって欲しいと願っている。だがその想いは夫婦間でいつまでもすれ違ったままだ。

 

 陽菜の夫に関する頭痛の種はそれだけではない。康弘は金銭感覚に致命的な欠陥がある。彼自身悪気はなく、妻を喜ばそうとしているのだろうが、同じような機能を備えた何個もあっても困るようなものを鸚鵡返しのように数か月に一度買って来たりする事が度々ある。

 

 陽菜は毎度その事に

「家計が苦しい現状、無駄金を使っている余裕はないでしょ」

康弘を窘めてはみているものの、どうも暖簾に腕押しである様子。彼女は仕方なく、夫に隠れてそれらの不用品をリサイクルショップなどに売って家計の足しにしている有様だ。

 

 そもそもとして、薬師寺家の家計が苦しいのも康弘の金銭感覚の欠如に端を発している。陽菜もその事を結婚初年度に痛い目を見てはっきりと理解していた。

 

 現在夫には必要最低限の現金と、陽菜の名義であるクレジットカードの家族カードを持たせるだけに留めていて、財政は彼女がしっかり握っている筈なのだ。

 

 康弘は職場での評価が思わしくなく、そこまで稼ぎが良い訳でもない。しかしながら、彼は部署の飲み会などで後輩や同僚で金が足りない人間の分まで出してやったりしているらしく、陽菜が夫に持たせているカードの請求額が毎度彼女の想定を超えて来る。

 

 康弘は出してやった分の金額を具に覚えていない上に、貸した者に一切催促をしないため、借りた側も奢ってもらったと思っている。だからその金額は一向に返ってこず、貸した額だけがどんどん膨らんでいる。

 

 それらのうち、彼の支払能力を超越した分を負担しているのは、間違いなく陽菜である。

 

 

 盆も近い八月のある日。陽菜は隣家に住まう親友である丸岡(まるおか)莉紗(りさ)に誘われて、彼女の自宅で茶を啜っていた。

 

 彼女達は陽菜が結婚を機にこの団地に越してきて以来の茶飲み友達で、毎週のようにどちらかの家や近所の喫茶店で茶を飲んでは世間話や愚痴を語り合う仲。

 

 莉沙の方が陽菜よりも四つ程年上ではあるが、敬語を嫌う莉沙に合わせて、彼女と会話する時は陽菜も気楽な言葉で接している。

 

 そんな二人の間で話題に上がるのは、双方の夫の愚痴などが大半だった。

 

 今日は陽菜の鬱憤が相当溜まっていたようで、彼女は莉沙に対して青息を吐きながら、夫の金銭感覚が酷過ぎると愚痴を零していた。

 

 陽菜の愚痴を相槌を打ちながら聞いた莉紗は、彼女の左手の指輪さえなければ男が十中八九鼻の下を伸ばして近付いて来そうな見事な身体付き(プロポーション)を眺めながら、ある事を思い出していた。

 

 莉沙は近く行われるコミックマーケットで、いつもコスプレイヤーの売り子として参加している大手サークルの主から追加の売り子を探してくれないか、と頼まれていた。

 

 莉紗と共に毎回そのサークルの売り子として参加してくれている女性が時期悪く流行り病に罹患し、欠席する事が確定していた。だからその代替となる人材を探して貰えないかという成功報酬付の依頼を別途受けていたのである。

 

 然るに、なかなか条件に合致する人材を今のところ見いだせていなかった莉沙は、最悪売り子の仕事に忙殺される事を覚悟するしかないか、とまで考えていたところだった。彼女にとって、陽菜は灯台下暗しのうってつけの人材であった。

 

「ねぇひなひな。そんなにお金に困ってるならさ、ちょうどいい高額バイトがあるんだけど……やってみない? 私も何度かやってるし、そんな怪しいもんでもないよ。区役所の仕事とかコンビニとかやったことあるなら、全然イケるんだけど、どう?」

 

 莉沙は早速、陽菜にそれとなく打診してみる。彼女としてはそれは渡りに船の話だった。

 

 何しろ、薬師寺家の現状を鑑みたならば、そろそろ陽菜が身を削って何かしらのパートまたはアルバイトに手を付けなければ数か月のうちに諸々の支払いが滞ってしまい、経済的に破綻してしまう事が目に見えていた。彼女は丁度、切実に求職を検討していたのだ。

 

 陽菜が勤める政令市では、今年の四月にお誂え向きに副業に関する条例が改正されたことで、

「本市の公務員としての信用を損ねるものではないこと」

「守秘義務を守ること」

「本業たる本市の業務に影響しないこと」

という公務員副業三原則に反するものでなければ、休日等にアルバイトなどの副業に従事することが可能になっていた。

 

 莉沙から聞き及んだ限り、仕事内容はイベント会場における、書誌販売の手伝いであるらしい。陽菜は怪しげな仕事でないという親友の言を信用して、その仕事を引き受ける事を決した。

 

 そして、莉紗から直後その「バイト」の詳細な内容、特に「制服」に関する部分の話を聞いた陽菜は、金額の多寡に釣られて安易に引き受けてしまったことを少し後悔し始めていた。

 

 

 数日後。コミックマーケット会場に仮設された女子更衣室で、陽菜は莉紗と共にコスプレ衣装に身を包もうとしていた。

 

 莉沙と陽菜はそれぞれ、胸元が強調された東風谷早苗の衣装と、背中が大きく空いたアレンジが加えられた鍵山雛の衣装に着替えようとしている。

 

 どちらも今回二人が売り子をするサークルの主催から依頼料の一部として制作され、無償供与されたものだ。

 

 陽菜は普段役所で窓口対応の事務員をしているということもあって、コミケにおける売り子の仕事の所作の飲み込みは早く、莉紗から事前に知識教授と指導も受けていたことで、準備は完璧だった。

 

 莉沙の手伝いもあって着替えも恙なく終わり、彼女達は早速設営が急ピッチで進む、今回売り子として従事する大手サークルのスペースへと足を向けていた。

 

「おはようございます~。今日はよろしくお願いしますね。早苗さんのマリンさんはいつも通りとして、雛ちゃんの方は初めましてですね?」

「えっ、待って。もしかして……達哉くん?」

 

 挨拶を受けた陽菜は、サークル主が見知った顔であったことで思わず声を上げてしまう。

 

 聞き覚えのある彼女の声とその反応で、

「えっ、もしかして……陽菜ちゃん!? マジか、めっちゃ偶然じゃん! コス完璧すぎて、全然気づかんかったわ……」

サークル主も代打の売り子が自身の高校の同級生であった事にそこで気付く。

 

 サークル「ビッグイニング」の主であるペンネーム「かんとく」こと原(はら)達哉(たつや)は、コスプレネーム「マリン」の莉沙が探して来てくれた鍵山雛の衣装を着たピンチヒッターが、まさか同級生であったとは露とも思っていなかったようで、驚きを隠せずにいた。

 

 二人がよもや顔見知りだったとは全く知る由もなかった莉紗も、そのとんでもない偶然と奇縁に苦笑を浮かべる他ない。

 

「取り敢えず、よろしくね。初めてだって聞いてるから、コスネームもないだろうし……。何の因果か、お誂え向きにキャラと名前が合ってることだし、取り敢えず『ひなちゃん』って呼ぶんで」

 

 こういった場では本名は明かさないのが暗黙のルールである、と言う事を莉沙に事前に仕込まれていた陽菜は、緊張した面持ちで、達哉の言におっかなびっくりながら首肯した。

 

 

 達哉のサークルの前には、当然のように人だかりが形成されていた。彼は締切を厳守してかつ高クオリティの作品を世に出し続けているため、あっと言う間に売れっ子作家になった。

 

 故に、数年程前から達哉のサークルである「ビッグイニング」は所謂「壁サークル」と呼ばれる地位を確たるものにしている。

 

 だが、莉沙と陽菜の活躍はそんな大手サークルの主である達哉が感嘆する程には、目を見張るものであり、コミケット準備会のスタッフの列整理の助力もあって、然したる大きな混乱もなく、午後の一時頃には持込の既刊も含め全てが完売となった。

 

 撤収準備も終盤を迎えた頃、陽菜と莉紗は達哉から謝礼を受け取っていた。封筒の中にはそれぞれ福沢諭吉の肖像が描かれた紙切れが十枚も入っていた。それは日当は二万円程度だろうと高を括っていた陽菜にとって、望外の金額だった。驚き戸惑う彼女に

「いやいや、それくらい貰う価値のある働きぶりだったよ。何なら次回も是非お願いしたいくらいだよ」

達哉は笑顔で素直に受け取るように促す。おずおずとその好意を受け取った陽菜は、これだけあれば薬師寺家の財政を一旦立て直すには十分な額だと判断して、胸を撫で下ろしていた。

 

 そんな陽菜は、撤収間際に達哉から打ち上げ(アフター)に招待されていた。莉沙は当初からそれに参加するつもりだったようで、

「折角だからひなひなも一緒に行こうよ!」

彼女を積極的に勧誘していた。彼女はこの時正直戸惑っていた。

 

 陽菜は高校生の時分、同級生同士で無論のこと、全校に於いてでも複数人と肉体関係にあるらしい、という噂が絶えず立つくらいの節操無しとして有名で、女性関係に関して悪名が高かった達哉の事を、噂の第一印象から嫌悪していた。

 

 そんな彼が主催する打ち上げであるということもあり、陽菜は尻込みしていた。だが、

「だいじょーぶだよ! 私もいるし、酔っぱらっちゃったらちゃんと送ってってあげるからさ!」

莉沙が胸を張ったため、親友が参加するのであれば、と陽菜はやや不承不承(しぶしぶ)気味に相伴に与る事を承諾した。

 

 そんな売り子二人の様子を眺めていた達哉は、高校時代から抜群の美貌を持つ女子の一人だったが、どうも掴みどころがなく、校内でも高嶺の花とされていた陽菜と同窓会でもなしに酒を酌み交わせる機会を思わず得ることが出来たことで、内心ほくそ笑んでいた。

 

 達哉は陽菜が聞き及んでいた噂通りの男だった。彼はこのまま数回うまく事が運べば、彼女に対する積年の欲望をぶつけられる機会もいずれあるだろうと期待していたのだった。

 

 

 この日達哉が主催した打ち上げに参加したのは、彼のサークルの売り子二名と、その近辺の顔見知りで所謂「神絵師」と呼ばれる、大手仲間内のサークル主催や売り子などの総勢十二名程。

 

 各サークルの売り子にはコスプレイヤーの女性が多く、陽菜は莉沙と共にそれら女子のグループ内で酒を嗜んでいた。

 

 陽菜はあまり酒に強い方ではなく、弱めのカクテルをゆっくりと嗜んでいた。彼女は疫病が流行し始めてよりめっきりと減っていた飲み会という行動に実に久方ぶりに参加したということもあり、こういった酒宴は本当に久々だな、としみじみ感慨に耽っていた。

 

 そこへ主催の達哉が各人への挨拶にやって来る。莉沙を含めた大半の女子は彼と顔見知りのようで、彼女達は皆達哉へ気軽に接している。だが、陽菜はどうしても達哉に対するかつての第一印象を拭いきれず身構えてしまう。

 

 達哉はあからさまに自身の事を警戒している陽菜の様子を一瞥すると、莉沙に何か小声で話しかけ始める。それに応じる親友の様子に、彼女は不安気な表情を浮かべていた。

 

 そうしているうちに、達哉は粗方用が済んだのだろうか、手洗いへと立つためにその場を後にしていった。

 

 緊張を解いて息を吐いた陽菜に、莉沙が

「ねぇひなひな、このあとまだ時間ある?」

小声で訊ねてくる。陽菜が自身のスマホを見やると既に時間は二十一時を過ぎた頃。本来ならば夫がそろそろ帰宅する時間ではある。しかし、彼からは休日対応が深夜まで及びそうだ、という連絡が既に入っていた。

 

 今日中に無理して家事を全て済ます必要はなさそうだ、と判断した陽菜は、親友からの問いに小さく首肯する。すると莉沙は

「ひなひな、かんとくさん……いや達哉(たっちゃん)と高校の同級生らしいじゃん? 親睦もかねてさ、このあと三人で飲み直さない?」

先程達哉から教唆されていた内容で陽菜を誘う。先程の相談はそう言う事か、と得心した彼女は、莉沙が同伴して間を取り持ってくれるなら、という条件でそれを承諾する。

 

 色好い返事が得られたことで息を吐いた莉沙は、

「じゃあ達哉には伝えておくね。っと、ちょっとトイレ……」

嬉しそうに頷きつつ、席を立つ。

 

 その隙を突いて、他のコスプレイヤー女子達から

「ひなさんの、雛ちゃんコス、すっごく似合ってて可愛くて綺麗だった! 今日が初めてだなんて、ウソでしょ?」

「今度一緒に広場で写真とろーよ!」

親し気に話しかけられてしまった陽菜は、莉沙と達哉が共謀して何かを企んでいる事に一切気付けずにいた。

 

 莉沙が用足しと称して向かったのは、達哉が入っている筈の男性個室。彼は合図(ノック)を受けて彼女を個室へと素早く招き入れると、待ち侘びていたとばかりにズボンを下ろして期待からいきり勃つ一物を、彼女の眼前に晒す。

 

 達哉の足元に跪いた莉沙は、当然のように早速それに舌を這わせ、雁首を一通り愛撫した後に、硬く滾った一物を咥え込んで本格的な口淫を始める。

 

 先程彼等の間で、小声で囁かれていたのは、今後の動きの打ち合わせに加えて、今から居酒屋の男子トイレ内で一発ヤろう、という内容だった。

 

 莉沙は達哉とは所謂肉体関係のみ(セックスフレンド)の間柄にある。彼は今回も彼女を一晩中抱くつもりでいたので、当初莉沙から今晩は予定があると言う事を聞かされた時、その話は聞いていないぞ、と身勝手な不平を鳴らしたのだ。

 

 それの譲歩として、莉沙は今こうして即席ながら達哉と身体を重ねようとしていた。

 

 実のところ、この場での性交を持ち掛けてきたのは莉沙の方だった。この後別のセフレとのコスロム撮影を兼ねた先約(ヽヽ)が入っていた。その撮影の前提条件に

「他人胤がマ○コに入っている状態での寝取り(NTR)セックスを希望」

というものがあったから、莉沙は精液の供給を受けるべく、達哉に話を持ち掛けたのだ。

 

 莉沙自身、万が一を考えての危険性(リスク)回避を目的として、妊娠してしまわないように自費で子宮にリングを挿入していた。だから、中出し自体は全く無問題だった。むしろ彼女は膣内射精で絶頂に至れる事を、男に抱かれる度に楽しみにしている節すらある。

 

 しかしながら、全く知らない有象無象の男の胤を膣中に出されるのを許容できる程の貞操の緩さは、莉沙にはない。自身の眼識に適った男としか寝ない。それは彼女が男遊びする上での譲れない理念(ポリシー)だった。

 

 達哉から今晩の予定について彼に伝え忘れていた事を咎められた莉沙は、達哉の滾った一物から口を放して

「はふ、っ❤ そのお詫びとして、後でひなひなをいい感じにセットしてあげるってことで、いいって……さっき言ってたじゃん……❤」

悪びれもなく舌を出して詫びつつも、全身を包む長袖の黒いワンピースと、そこにある深いスリットや足元から覗く青地で柔らかなスカートの裾をたくし上げて、下半身を露出させながら先程の打ち合わせの内容を再確認する。

 

 しかし達哉は不満そうな顔で

「それじゃあ、ちと足りんよなぁ。俺の精液、必要なんだろ?」

さらなる譲歩を要求しつつ、莉沙の夏虫色で爽やかかつ可憐な印象の見た目だが、陰毛や素肌が透けて見える意匠(デザイン)の、大胆で艶めかしいTバックショーツのクロッチをずらして、蜜が溢れ出て来ている秘唇を露わにさせる。

 

 達哉は早速親指で莉沙の陰核を責めつつ秘唇に中指を挿し入れて早速膣内を掻きまわす。

 

 莉沙は気持ちよさそうに身体を震わせるが、場所的に嬌声を漏らしてしまう訳にはいかず、快感に耐えながら必死に唇を結んでいる。

 

 達哉はなかなか屈しない莉沙に業を煮やして、挿入している指を二本に増やしながら、レース生地が腰回りや前面にも多用されていてかつ花柄の刺繍の装飾もたっぷり縫い付けられている、彼女のショーツの尻の生地端(エッジ)を引っ張りながら舌で陰核を愛撫し始める。

 

「らめ、クリ、らめぇぇ❤ こえ、でちゃう、よぉっ❤ あ、あとで、きょうの、ハメドリした動画(やつ)、おくってあげるからっ❤ はやく、はやくおっきな、お○んぽ、いれてぇ❤」

 

 莉沙は我慢の限界に達してしまったようで、嬌声を交わらせながらの小声で、達哉に更なる妥協案を提示した。

 

 一先ずはそれで満足する事にした達哉は、指で弄した事によって更にとろとろと愛液を溢れさせるようになった莉沙の秘唇から人差し指と中指を引き抜くと、彼女の痴態を目の当たりにして先程よりも逞しくなっていた一物を、早速秘裂へと後背位で挿し入れていく。

 

 達哉の肉棒は同年代の男性と比較したならば太さも長さも規格外の「巨根」と表現すべき業物だ。莉沙は毎度それで突かれて蕩かされていて、慣れている筈なのだが、こういった場所で彼のそれを挿入されるのは初めてであったため、

「ん、ぁふぅぅぅっ❤」

口を紡ぐのだけでは限界に達してしまい、遂に甘い嬌声を漏らしてしまう。

 

 莉沙は慌てて手で口を塞ぐが、達哉はそれに構わず腰を振って容赦なく彼女の膣奥を責め立ててゆく。

 

 場所が場所であるため、あまり長居は出来ない彼等は、互いに声を絞りながら懸命に高みを目指して腰を動かしてゆく。

 

 達哉が莉沙の耳元で

「そろそろ、イくぞ……っ」

射精を予告する。莉沙は蕩けた表情のまま頷いて、自身も達哉の肉棒を締め付けながら、彼の腰に尻を押し当てて絶頂へと向かってゆく。

 

 莉沙が絶頂に至った事で発生した、彼女の膣のきゅうきゅうと精を搾り取ろうとする動きで達哉もいよいよ射精に至る。彼女はそれで再び深い絶頂を得て、気持ちよさそうに身体をびくびくと震わせた。

 

 達哉が息を吐きながら一物を引き抜く。すると、莉沙の秘唇からは精液がどろどろと溢れ出てくる。それを莉沙は

「ちょっと、だしすぎ、だよぉ❤ こんなの、あとで、ぜったい、あふれて、きちゃう❤」

満更でもなさそうに膣内射精された精液を右手の指で掬いあげながら独り言ちた。

 

「これで、注文通りか?」

 

 達也が問うと、莉沙は頬を赤らめたまま小さく頷く。そろそろ他客が用足しで待ち侘びているであろう潮時と感じた二人は、いそいそと後始末を済ませると、誘い合わせて宴席へと踵を返した。

 

 彼等が席へと戻ると、ちょうど宴も酣(たけなわ)で解散の時間が近付いて来ていた。陽菜もいい感じのほろ酔い状態。莉沙と達哉にとってはお誂え向きの状況だった。

 

 

 達哉と莉沙、そして陽菜の三人は、打ち上げの解散後、予定通り莉沙がお気に入りで常連になっているバーへと足を運んでいた。

 

 莉沙は達哉への義理を果たすために、

「これはそんなに強くないし飲みやすいから、ひなひなも気に入ると思うよ!」

陽菜が酒に強くないことを承知で嘯いて、度数の高い日本酒をジンジャエールで割った、口当たりの良いカクテルを彼女に次々飲ませてゆく。

 

 その間にも、達哉によって先程注がれた精液は莉沙の膣内から溢れてきつつあり、既に彼女のショーツのか細いクロッチは達哉の精液でドロドロぐしゃぐしゃの様相だ。

 

 莉沙は当然それに気付いていて、溢れ出て来ている精液の感覚に身体をもじもじと揺すりながら頬を赤らめている。だが、親友のそんな変化にも気付けない程には、陽菜は二人の策略に嵌り、すっかり酩酊してしまっていた。

 

 案の定、過度の酒気を帯びて船を漕ぎ出してしまった陽菜の様子を確認して、頃合いだと感じた莉沙は、

「じゃ、達哉。後は任せた!」

親友を放置して次なる「現場(ヽヽ)」へと向かう為に、夜の街へと姿を消した。

 

「すいません、彼女ちょっと眠っちゃったみたいなんで……お勘定お願いします。あとタクシーも一台……」

 

 眠りかけている陽菜を介抱する振りをして、彼女の豊満な乳房に触れながら彼女の肩を抱いた達哉は、手早く勘定を済ませると呼びつけたタクシーに乗りこみ、車を自身が普段使いしているモーテルへと向かわせる。

 

 目的地に到着して適当な部屋を取った達哉は、バーでの勘定時やタクシーに乗り込む時と同様に、陽菜の腕で自身の肩を掴ませつつ彼女の腰を抱いて、願望の成就を確信してほくそ笑みながら、眠りこける彼女をゆっくりと運んでゆく。

 

 達哉はすっかり寝入ってしまった陽菜を、部屋の中心に鎮座するベッドの中央に横たわらせた。

 

 早速達哉は先程莉沙に一度膣内射精を行っていたにも拘らず、肉棒が滾る感覚を得て期待で胸を高鳴らせながら、陽菜の紺青色のワンピーススカートの肩紐をずらしつつ、その裾をたくし上げてゆく。

 

 そこまでしても陽菜が覚醒していないという事を確認した達哉は、続けて彼女のワンピーススカートの肩紐を除けたことで露わになった、丸襟の薄い空色の可愛らしさが前面に出ているシャツのボタンをゆっくりと外してゆく。

 

 いよいよ達哉の眼前には、すっかり衣服が開けて、黒地の薄布にレースやフリルが多用されて縫製された、下地に撫子色の糸で縫われた刺繍が艶めかしさを強調させている、可憐だが男性の劣情を誘うような意匠の下着セットに包まれた、陽菜の豊満な肉体が広がる。

 

 不貞の証拠を確保して、次回以降も関係を継続させるように仕向けるための仕掛けである、撮影装置を設定し終えた達哉は、早速陽菜のブラジャーをずらして豊満な乳房を露出させると、転(まろ)び出たそれにむしゃぶりつく。

 

 達哉は陽菜の乳首を舌で転がすかのように丹念に愛撫する。普段夫との性交や今までの男性経験ではここまで丁寧に愛撫を受けた事が無かった彼女の身体は、意識を失ったままでありながら、未知の性感に、びくびくと敏く反応してしまう。

 

 気持ちよさそうに震える陽菜の様子と、彼女のショーツのクロッチがじっとりと漏れ出た愛液で湿りつつある事を頷きながら確認した達哉は、クロッチをずらして彼女の秘唇を露わにさせると、陰核を指と舌を駆使して乳首と同様の丁寧さでじっくりと愛撫し始める。

 

 愛液を溢れさせながら大きく開いた秘唇にも指を挿入(い)れて、あくまでもゆっくりと確実に快感を叩き込んでゆくと、陽菜の秘唇は達哉のいきり勃った業物の先端を容易く呑み込めてしまう程まで蕩けてしまう。

 

 陽菜の秘唇に一物の先端を埋めたまま膣口を解すかのように動かしていた達哉は、秘唇の肉棒の咥え込み具合からそろそろ挿入が可能となったと判断して、ゆっくりと彼女の膣へ剛剣を挿し入れてゆく。

 

 夫とはタイミングが合わず、最近あまり交渉の機会を得られていなかった陽菜の膣はきつく締まり、達哉の肉棒に容赦ない快感を与えていた。それは彼の想像以上のものだった。

 

 陽菜の膣内の名器ぶりに、百戦錬磨の達哉も思わず感嘆の息を漏らしてしまう。それ程には、彼女の女性器の感覚は甘美なものであった。

 

 陽菜の膣は、莉沙の柔らかく全体を包み込んでくる膣とは違い、まるで処女の膣のような強烈な締め付けを一物全体に与えてきつつも、亀頭を膣奥でねっとりと包み込んで優しく射精を促してくる。

 

 そんな陽菜の膣内の具合が病みつきになりつつあった達哉は、夢中になって彼女の膣奥に対して肉棒の抽迭を続けていた。

 

 そうしていると、流石に身体の異変を感じた陽菜が徐々に覚醒し始める。

 

 眠ってしまっていたという事もあり、陽菜はてっきり莉沙が自宅に連れ帰ってくれたものと思い込んでいた。だから、今現在身体を交えているのは夫であると思っていた。だが、今までに感じた事のない鋭い快感を伴う膣奥への刺激を受けて、彼女は違和感に気付く。

 

 寝惚け眼を擦りながら状況を視認した陽菜は、一気に混乱状態へと引きずり込まれてしまう。さもあろう、部屋は見慣れた寝室ではなく見知らぬ建物の中で、今まさに自身に覆い被さって肉棒を挿し入れているのは、彼女が最も警戒していた筈の達哉だったからだ。

 

「え、っ……!? ちょっと、達哉くんっ!? な、なにをしているの!? いや! やだ、やめて、やめてぇ!」

 

 陽菜は咄嗟に必死の抵抗を試みる。だが、構わず抽迭を続ける達哉の肉棒から与えられる未知の強烈な快感を受けてしまったことで

「やだ、なにこれ、すごいの、きちゃう……っ、イっちゃう、イっちゃうぅぅっ!」

彼女は今生初めて絶頂へと至らしめられてしまった。

 

「う、うそ……わたし、イっちゃってる……っ……しらない、おチ○ポで、イっちゃってる、よぉ……」

 

 茫然としたまま目を白黒させていた陽菜は、達哉の肉棒が自身の膣奥を突く度に、彼の先端が小刻みに震えているのに気付く。それが射精の兆候であると言う事を、彼女は理解していた。

 

「いや、だめ、なかだし、だめ!! だめ、だめぇぇ!!」

 

 当然避妊がされていないという事にも気付いた陽菜は、大きく藻掻いて最後の抵抗を試みる。然るに、達哉に腰から尻にかけてをがっちりと掴まれたまま、力強い抽迭で再び絶頂へと追いやられてしまうと、彼女のそれも徒労に終わってしまう。

 

「イく、っ!!」

 

 達也はいよいよ陽菜の膣奥に最大限まで膨れ勃った一物を挿し入れた状態で、無遠慮に射精を開始してしまう。

 

 彼女は受け入れ難い現実に直面して

「どう、して……こんなの、ひどい、ひどいよぉ……」

遂に泣き出してしまう。

 

 しかしそれは、達哉の加虐心を煽る事にしかならなかった。彼の肉棒を引き抜かぬままの続けざまの抽迭を受けて、陽菜は忽ちのうちに今まで味わった事のなかった絶頂へと何度も至らしめられてしまう。

 

 いつしか陽菜の身体はすっかり達哉に屈してしまっていた。彼女はこんなことは不貞以外の何物でもないのであるから、何としてでも彼を押し退けて今すぐにでもこの場から逃げ出さなければ駄目であると、頭では理解していた。

 

 然るに、身体が最早言う事を聞いてくれなさそうだ。結局陽菜は、半ば諦観したままに、達哉の性欲が満足するまで、されるがままになるしかなかったのだった。

 

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