※この作品はR-18です。

中世古香織にひと目惚れした同級生の話   作:日向陰陽

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第7話 「紅い陽炎」

―――新学期、及び入学式当日。髪を刈り上げ髭と眉を剃り気合いを入れて俺たちは正門横に並んでいた。ここで新入生歓迎の演奏をすることになっている。もちろん先輩…新3年生には一切話を通していない。俺が提案して責任の所在まで俺ひとりが受け持つことになった。「クソ3年生が文句垂れてきたら俺に言うように全部言ってください。」とだけ伝えた。田中あすかさんは終始苦い顔をしていたが無視した。中立気取りの事なかれ主義の度胸無しに用はない。「文句があるなら参加しなくて結構ですよ。」と伝えておいた。本人は否定したが信用はしていない。人数だけは多いカス3年生が抜けた後の戦力としてどうしても大勢の新入生の加入は必須だった。楽曲はB'zの『Still Alive』に決まった。俺が入部当時からこればかり練習していたのを同級生は覚えてくれていた。仮パートリーダー会議が何度も開かれ細かい楽器の割り振りも決めてもらった。ボーカルパートに当たる部分は俺に一任された。自信はあった。北宇治の誰よりもこの曲を上手く吹けると。後はひたすら合奏練習に明け暮れた。何とか聞かせられる程度には仕上がったと思う。新入生がちらほらと登校してくる。指揮役の田中あすかさんと目配せする。前に出る。

 

珂織「新 入 生 の 皆 さ ん ‼ お は よ う ご ざ い ま す ‼」

 

一礼する。

 

珂織「輝かしい皆さんの入学を祝して‼ この曲を捧げます‼」

 

急いで列に戻る。ボーカルのソロパートを吹く。ゆっくりと繊細に吹く。間奏は任せた。再びボーカルパート、力強く吹く。再び間奏、任せた。そしてまたボーカルパート、力強く、音量も最大限にして吹く。これを繰り返した。最後のギターパート、俺も参加する。合奏が終わる。拍手と歓声が湧く。前に出る。

 

珂織「ご 清 聴 あ り が と う ご ざ い ま し た ‼」

 

一礼する。また拍手と歓声が湧く。田中あすかさんと目配せする。頷いた。

 

珂織「新 入 生 の 皆 さ ん ‼ お は よ う ご ざ い ま す ‼」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果は盛況と言えるだろう。可能なら経験者で将来有望な新入生が大勢入ってくれることを祈った。さて…後の面倒ごとは放課後だろう。覚悟は既にしている。その時が来るのを心待ちにしていた。

 

放課後になった、早足で音楽室へ向かった。仁王立ちしている3年生たちに遭った。

 

「ちょっと中世古⁉ 私たちに何の話もしないで歓迎演奏会するなんて何様のつもりよ⁉」

 

珂織「足引っ張られるのは御免なので黙っていました。仮に皆さんに話を通したとして何か得になることがありますか?俺らより上手く演奏出来るんですか?出来るなら今すぐやってみてください。出来ねえならさっさと失せろ。ロクに練習もしねえで何だって吹部に居座りやがるんだ?辞めちまえよ、それで好きなだけ駄弁るなり菓子でも食ってればいいじゃねえか、無能のクソカスが生意気な口聞いてんじゃねえぞ。目障りなんだよ無能。顧問でも副顧問でもチクりたきゃチクれよ。無能同士気が合うだろうよ。」

 

そう言った後に3年生ひとりひとりを睨む。誰もが俺と目が合った瞬間、目を逸らす。くだらなかった。こんなくだらない連中がどうして練習もせず吹部に居座り続けるのか本気で理解できなかった。そしてこいつらがいる限り今年のコンクールも無駄に終わるだろうことも理解していた。3年生たちは部長を元として全員が音楽室から出ていった。振り返る。新入生たちが息を呑んで見ていた。

 

珂織「見苦しいところをお見せして申し訳ございませんでした。ゆっくりと見学していってください。」

 

一礼して椅子に座ってB'zの楽譜を広げる。2冊とも楽譜を見ずとも吹けるようにはなったが極めたとは言い難いので確認するように思いのままに吹きまくった。

 

翌日、朝練の時間。職員室に入る。無言で松本先生の前に立つ。

 

松本「昨日、3年生が凄い剣幕でお前に対する苦情を訴えてきたぞ。」

 

珂織「顧問か副顧問がきちんと仕事していればそんなことにはならないはずなんですけどね。北宇治の吹奏楽部ってのは先輩が後輩の足を引っ張る伝統でもあるんですか?」

 

松本「そんなものはない。」

 

珂織「だったら近年の体たらくはどうなってんだよ、ええおい?『耳障りなんだよ、今すぐ止めろ。』って言われるわ『先輩が止めろっつったら今すぐ止めろ! イジメるぞテメー!』って言われるわで楽器は隠されるのはまだ学校の備品だから許せるとして俺が苦労して働いて買った楽器盗む屑まで現れるわで本当にどうなってんの?何か教師らしいことしてんのかよ?」

 

松本「……顧問の先生に一任している。」

 

珂織「副顧問は何やってんだよ。」

 

松本「……顧問の先生に一任している。」

 

珂織「ひとつ、シンプルで単純な助言してやる。教師辞めちまえ、無能。」

 

机に置いてある鍵をふんだくってさっさと職員室を出た。憂さを晴らすかのように吹きまくった。気分は晴れなかった。それでも吹きまくった。結局気分は晴れなかった。燻った怒りを抱えて職員室に入った。松本先生は不在だった。鍵を机に向かって思いっきりブン投げて立ち去った。教室へ向かった。香織さんに挨拶した。

 

香織「……何かあったの?」

 

珂織「松本先生とちょっとありまして。」

 

香織「……喧嘩したの?」

 

珂織「そんなんじゃないですよ。『ひとつ、シンプルで単純な助言してやる。教師辞めちまえ、無能。』と言っただけです。」

 

香織「先輩たちに怒ってるの?」

 

珂織「それを放置している無能な顧問と副顧問にも怒ってますけどね。結局のところ、俺の怒りはどこにもやり場がなくて自分でどうにかするしかないってことです。」

 

香織「気持ちはわからなくもないけど早まらないでね。」

 

珂織「何がですか?」

 

香織「ほら…去年3年生に膝蹴りとかプロレス技やってたじゃない。ああいうのを先生にやらないでねってこと。最悪退学になっちゃうよ。」

 

珂織「そうなったら働くだけですよ。」

 

香織「それじゃ私は寂しいよ、葵もそうだと思うよ。吹部のみんなだって寂しいと思う。」

 

珂織「どうですかね、田中あすかさん辺りは清々するんじゃないですか?ビビりですし。」

 

香織「あすかのことは認められない?」

 

珂織「どっちつかずで中立気取りの度胸ゼロの臆病者を認められるわけないじゃないですか。」

 

香織「あすかは…自分の演奏の事しか考えてないと思うよ。」

 

珂織「先輩には何一つ言えないくせに俺には文句言いたげな態度が腹立ちますね。先輩は怖いけど俺は怖くないってことでしょう?舐められるのが大嫌いなんですよ俺は。」

 

香織「……気にしすぎだよ。」

 

珂織「だといいですがね。」

 

それっきり会話は途切れた。俺もこれ以上話す気にはなれなかった。 昼休みに入った。例の如く筋トレしに行く。

 

「珂織くん。」

 

聞き覚えがあるようなないような、そんな声に呼び止められた。振り向いた。

 

珂織「何かご用件ですか? 田中あすかさん。」

 

あすか「ひとりの吹部の部員としての助言したいんだけど、聞いてくれる?」

 

珂織「聞くだけなら。」

 

あすか「……これ以上部を引っ掻き回すのは止めてほしい。意味わかる?」

 

珂織「わからないですね。それに引っ搔き回してるのはどちらですか。先輩に同じこと言いましたか?」

 

あすか「……いいえ。」

 

珂織「先輩は怖くて何も言えないけど俺は怖くないからそんなこと言えるんですよね。俺の事舐めてます? 舐めてるよなあ? ふざけるんじゃねえぞ。ビビりのヘタレが。」

 

片手で首を掴む。そのまま持ち上げる。宙吊りになって苦しそうな声を上げる。

 

あすか「や…め…て…。」

 

珂織「舐めやがって。死ねよお前。」

 

「「「珂織くん⁉」」」

 

周囲を見渡す。香織さん、葵さん、小笠原さんが真剣な表情で俺を見ていた。

 

香織「お願い⁉ 止めて⁉」

 

葵「あすかが死んじゃうよ⁉」

 

珂織「それはそうですよ。そのつもりでやってるんですから。」

 

晴香「何か気に障ったならごめんなさい⁉あすかには私たちからきつく言っておくから⁉」

 

珂織「それならこの馬鹿にきちんと教育しておいてください。先輩には怖くて何も言えないくせして俺には舐めたこと言うこの馬鹿に。」

 

手を離した。田中あすかが座り込んで激しく咳き込む。鬱陶しいので顎を蹴り上げた。失神して静かになった。

 

珂織「それでは筋トレに行ってきます。後はよろしく。」

 

くだらない時間を過ごしたと反省する。血相を変えた松本先生とすれ違いになった。無視した。予定のメニューをこなすまで教室に戻るつもりはなかった。昼休みは終わったが黙々と筋トレに励んだ。遅刻して授業に出た。教師に咎められたが「筋トレしてました。」とひと言告げて席についた。松本先生に呼び出された。面倒くせえなあと思いながら授業を抜け出した。空き教室に案内された。

 

珂織「用件はなんですか?くだらねえことだったら即刻帰りますよ。」

 

松本「田中あすかと揉めたそうだな。」

 

無言で立ち上がって教室を出た。

 

松本「待て!」

 

待たなかった。真っすぐ教室へ向かった。肩を掴まれた。振り払った。また肩を掴まれた。振り返って首を掴んだ。田中あすかと同じようにした。

 

珂織「先輩にビビって何も言えねえくせに生意気に俺に意見しやがるからこうやって躾したんですよ。わかりましたか?」

 

松本「は…な…せ…⁉」

 

珂織「わかりましたかって聞いてんですけど。」

 

松本「わか…った…⁉」

 

手を離す。激しく咳き込む。顎を蹴り上げようと思ったが何かマズいと思ったので止めておいた。

 

珂織「もう1度言っておくがくだらねえことで俺の時間を無駄にするな。舐めんじゃねえぞ。」

 

今度こそ立ち去った。教室へ入った。

 

香織「何だったの?」

 

珂織「田中あすかさんと揉めた件について聞きたがってたのでくだらねえと思って教室出たんですけどしつこく肩掴んでくるんで田中あすかさんと同じようにしてやりました。」

 

香織「え⁉ ってことは…首絞めたの⁉」

 

珂織「はい。蹴りは入れませんでしたが。」

 

香織「マズいんじゃないの⁉」

 

珂織「さあ? どうでもいいですよ。」

 

会話はそこで途切れた。心底どうでもよかった。放課後、音楽室へ向かう。扉の前で新入生たちが固まっている。

 

珂織「どうされましたか?」

 

「あの…3年生の先輩たちがいて入り辛くて…。」

 

珂織「なるほど、わかりました。少々お待ちください。」

 

音楽室に入った。

 

珂織「おい、てめえら今すぐ失せろ。練習の邪魔すんな。早く失せろ。殺すぞ。」

 

音楽室が静まり返る。不満そうに俺を睨みつける。

 

珂織「聞こえてんだろ、さっさと失せろっつってんだ。死ななきゃわからねえか。」

 

無造作に座っている3年生の喉元を片手で掴む。持ち上げて宙吊りにする。

 

珂織「こいつが死ぬかお前らが教室出るのが先か賭けてみるか?俺はこいつが死ぬ方に賭けるぜ。」

 

血相を変えて3年生が音楽室から出ていく。全員出たのを確認してから下ろした。咳き込む女の髪を引っ張って引きずって音楽室の外へ放り投げる。

 

珂織「お待たせしました。何なりとお使いください。」

 

一礼した。新入生たちが入っていく。ホッとした。さて…この怒りは松本先生で晴らさせてもらうとしようか。未だに座り込んでいる女が目障りなので引きずって階段から蹴り落とした。静かになる。職員室へ行き松本先生のところへ真っすぐ向かった。

 

珂織「おい、今すぐ3年全員退部させろ。あいつらが音楽室占拠してるから新入生が怖がって練習できねえだろうが。」

 

松本「そんなこと…できるわけないだろう…⁉」

 

珂織「じゃあ明日から3年が1人か2人ずつ死ぬことになるけどお前が責任取るってことでいいんだな?田中あすかやお前にしてやったように殺すけど問題ねえよな?」

 

松本「馬鹿なことはやめろ⁉」

 

珂織「『馬鹿なこと』? 俺にとっては大問題なんだよ。わかってんのかてめえ。存在するだけで害悪な害獣放置しといて何無関係気取ってんだよ。てめえが責任取って駆除しろ。熊や猪なら漁師さんに頼んでブチ殺してもらってるところなんだけどな。」

 

松本「……。」

 

珂織「何   か    言   え   ‼」

 

職員室中に怒声が響き渡る。周囲の教師が一斉に俺を見る。だが何もしない。すすり泣く声が聞こえる。声の発信源は松本先生だった。

 

珂織「泣  い  て  ん  じ  ゃ  ね  え  ‼」

 

また怒鳴った。ビクッと松本先生が体を震わせる。髪を掴んで机に顔面を叩きつけたい衝動に駆られたが理性を総動員させて必死で我慢した。唾を彼女の顔に吐いて職員室を出た。田中あすかと香織さんと葵さんと小笠原さんが廊下で俺を見ていた。

 

珂織「何か御用ですか?」

 

あすか「もう1度言うわね…⁉ これ以上部を引っ搔き回さないで…⁉」

 

珂織「それ…先輩たちには言いました?」

 

あすか「まだ―――。」

 

流れるような動作で右手で彼女の眼鏡をはぎ取って左手で髪を掴んで思いっきり床に顔面を叩きつけた。

 

珂織「ふざけんじゃねえぞてめえ⁉ やるべきこともやらねえで何生意気な口聞いてんだこらぁ⁉ 俺を舐めんじゃねえって何回言われりゃ理解できんだこらぁ⁉」

 

『こらぁ⁉』という度に顔面を叩きつけたので計約3回攻撃したことになるがどうやら1回目で気を失っていたようなので残り3人に伝言をお願いした。ついでに眼鏡は丁寧に折りたたんでレンズを砕いて放り捨てた。廊下に鼻血が伝い汚す。

 

珂織「コレが俺の言ったこと聞いてなかったみたいなんでそのまま伝えておいてもらえます?」

 

コレと言って後頭部を蹴り上げた。ビクッと3人が体を震わせる。

 

珂織「それでは個人錬行ってきますさようなら。」

 

音楽室へ行く途中で3年生がまだ倒れていたので側頭部を思いっきりサッカーボールキックしてストレス発散した。近くの空き教室で延々とB'zの楽曲を吹きまくった。部活の時間が終わっても吹き続けた。暗くなってからひと息ついて終わりにした。ひとりで帰ったのはいつぶりだろうか。随分開放感がある。こんなことならもっと早くひとりで帰っておくべきだったなあと思った。

 

翌日、朝練に行った。松本先生と顔を合わせる。

 

松本「昨日、階段の下で吹奏楽部の3年生がひとり倒れていて救急車で運ばれた。命に別状はないらしいが手に障害が残るかもしれないそうだ。よって退部することになった。」

 

珂織「そうですか、良かったですね。」

 

松本「お前は…⁉ 罪悪感というものがないのか⁉」

 

珂織「そいつと話する機会があったら伝えておいてください。『命があるだけ感謝しろ』って。あ、それと『余計なこと喋ったら殺す』『家燃やして家族ごと殺す』って。」

 

松本「……。」

 

珂織「さっさと鍵渡してもらえます?忙しいんですよ俺は。」

 

無言で渡され無言で受け取った。くだらない時間を過ごした。ため息をつきながら音楽室へ向かった。例の如く延々とB'zの楽曲を吹きまくった。どの曲もイメージ通りに指が滑らかに細やかに素早く動く。細かく確認してから朝練を終えた。松本先生がいたが思いっきり鍵をブン投げて返した。怒鳴り声が聞こえたが無視した。香織さんと形式的な挨拶をする。このやり取りも久しぶりな気がする。全部が初々しくて気分が良かった。昼休みに入った。廊下を歩く。

 

「珂織くん。」

 

聞き覚えのある声。振り向く。葵さん…と田中あすかがいた。鼻の周囲を包帯でグルグル巻きにしてある。

 

珂織「どうしたんですか田中あすかさん、その怪我は? 転んだんですか? 誰かにやられましたか?」

 

あすか「あんたねえ…⁉」

 

俺に向かってズカズカと歩み寄ってくる。葵さんが引き留める。

 

珂織「葵さん、きちんと伝えました?『俺を舐めるんじゃねえ』って。」

 

葵「伝えた⁉ ちゃんと伝えたよ⁉」

 

珂織「その割に随分反抗的ですね。今度は…利き指全部折りましょうか?鉛筆折るよりも簡単に折ってあげますからね。楽しみにしておいてください。」

 

葵「あすかもそれは全部わかってるから⁉ 珂織くん⁉ 落ち着いて⁉」

 

珂織「……それで? 態々呼び止めて用件は何ですか? 俺が筋トレしてるの知ってるでしょう?」

 

葵「昨日、3年生が救急車で運ばれた話は知ってる?」

 

珂織「松本先生から聞きましたよ。良かったですね。」

 

葵「……3年生と珂織くんがトラブルになってまた問題になったら吹部全体の問題になりかねないって話になって……。」

 

珂織「要するに俺に辞めろって言ってるわけですよね?」

 

葵「ち、違う⁉ そうじゃない⁉  でも…3年生とは出来るだけ接触は控えてほしいって…それだけだよ…。」

 

珂織「じゃあ音楽室にいるあいつら誰が追い出すんですか? 新入生が愛想尽かして集団退部でもしたら誰が責任取るんですか? 誰もやらないから俺がやってるだけですよ。」

 

葵「それは…。」

 

珂織「先輩にビビって何も出来ないくせによく俺に指図できますね。図々しいと思わないんですか? 俺は葵さんの言ったことなんて聞けませんよ。やりたいようにやります、以上です。さようなら。」

 

何だか素直に話を聞いてる自分がとても間抜けに思えてきた。昼休みが過ぎても筋トレに励んだ。

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