※この作品はR-18です。

呪術廻戦二次創作一発ネタ集えっち編   作:かりん2022

6 / 11
連続更新2話目です


オメガバースじゅじゅビッチング4

黄金世代だとは事前に言われていた。

野良だが強力なアルファが同級生になると。

実際に会ってはいなかったが、話は十分に聞いていた。

 

若干身構えながら教室へと向かう。

すると、ふわりとアルファの匂いが漂ってくる。

アルファなのに、排他的じゃなかった。自信はある。強さはある。誇りもある。

でも、親しげで、威嚇もないけど媚びはなくて、胡散臭さはちょっとあって。

 

部屋に入ると、俺ほどじゃないけど、背の高い美丈夫がいた。変な前髪。

 

ブワッと出る慕わしさ、懐かしさ、向けられた笑み。

 

俺はその瞬間、恋に落ちていた。

俺も匂いを返す。アルファだろうと構わなかった。

これが俺の運命なんだ。そう思った。

 

傑とは会話すればするほど、嗅げば嗅ぐほど、一緒に戦えば戦うほど、どんどん惹かれていった。

傑がアルファなのは、きっと他の奴に奪われない為。決められた手順でしか手に入らない、俺だけのオメガ。そう、傑は、俺にしか手に入らないオメガなのだ。

 

傑は人懐こいまではいかないけど、誰彼構わず引っ掛けて回るから、アルファでないときっと俺のものには出来なかった。

 

俺は匂いを擦り付けて、せっせと傑を説得する。

 

俺だけのオメガになって。

 

俺だけを見て。

 

お願い、お願い、お願い。

 

傑は誰にでも親しげな匂いを振り撒くけど、確かに線も引いている。

八方美人だけど、心は許さない。それが傑。

それが、俺に対してだけは心を開いてくれる。

大好きな傑。俺の傑。

 

傑の匂いは言ってくれる。

俺の事が好きだって、唯一だって。特別だって。

 

傑の周囲を必死で威嚇して、傑に匂いを擦り付ける。

 

俺のオメガになってって。

 

毎日、毎時間、毎秒、時間の許す限りずっと。

 

総監部にだって交渉もした。

 

才能ある術師をオメガにするのだから、事前の根回しは必要だ。

総監部は渋ったが、2人の子供はきっと強いからと一生懸命ゴリ押した。

 

強いアルファほど、自分のオメガに対する執着は常軌を逸しているから、すでにオメガと見做しているならと、総監部は渋々頷いた。

 

ビッチングには、オメガを弱らせる事が必要となる。

傑の術式は負担が大きい。総監部にひたすら任務を詰め込んでもらって、そばにいて、傑が潰れてしまわないように、衰弱する程度に加減をして、ついでに頼りになる僕を演出して。

下手くそだけど、ちゃんと俺もアルファとしての根回し、出来たと思う。

アルファは上手にオメガを囲ってこそのアルファなのだ。

 

傑の発情期の発現の場にいられなかったのは失態だったけど、傑はちゃんと俺を呼んでくれた。この俺を、発情期に!!!

 

まさか発情期を知らないとかそんな事はないとは思うが、何も知らないウブな感じが最高にそそる。こんな駆け引き、いくらでも乗せられちゃう。大好き傑。愛してる。

 

いけないいけない、まずは番にしないといけない。

 

俺はまず、しっかりと傑の首に、ちょっと味見もしたけど、ちょっと舐めただけでしっかりと牙を立てた。もう傑が奪われないように、ゆっくり味わったりとかロマンチックとかも憧れがあったけれど、とにかく取られないように、しっかりと牙を立てた。

それに安心すると、まず傑を満足させるようにする。

本当はもうちょっと駆け引きしたいし焦らしたいけど、恋愛書にも最初は焦らしてってあったけど、欲しかったし傑に辛い思いをさせたくなかったから、すぐ結ばれた。早く傑をものにしないと不安だった。

 

俺もすぐにラットを起こして、ちゃんと傑の奥まで子種を入れられた。

 

ちゃんと出来て、俺はほっとした。

それから、じっくり傑と愛を交わした。ビッチングのこと、まさか本当に知らないわけじゃないよな?

でも、反抗的なオメガもいるけど、結ばれればちゃんと聞き分けが良くなるって聞いた。

俺と傑はちゃんと結ばれた。ちゃんと上手くできた。そのはずだ。

でも、どうしても不安が胸をよぎり、焦って色々傑に話しかける。

傑は結婚しないっていう。駆け引きなのかな。でもそんな酷いこと言う?

それとも、まだちゃんとオメガのお仕事わかってくれてないのかな。

傑はアルファだったから仕方ないのかもしれない。

 

傑に頼まれて、手分けして準備する事にして、一緒に移動したかったけど傑が不機嫌になったので大人しく言われたものを取りに行った。

 

そして、部屋に戻ると、短い手紙を残して傑は消えていた。

 

頭が真っ白になった。

 

なんで? どうして? ちゃんとできたのに。ちゃんと結ばれたのに。

赤ちゃんだっていてくれるって。

赤ちゃんが出来たら、オメガはいい子になってくれるって言ってたのに。どうして? どうして? どうして?

 

「落ち着け、五条! 夏油は身重だ、そう無茶はできない、あいつは強いし番契約もしてるし妊娠してるから、直近の心配はない。探すぞ!」

「う、うん……」

 

 持つべきものは友だった。

 傑と話してて殺したいって思ってごめん硝子。

 

 




マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
返信不要の場合は返信不要と書いておいてください。


https://odaibako.net/u/karin2022v
リクエスト、返信不要の匿名感想はこちらにお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。