「後始末は我々がやっておくので」
決闘のその後。
破壊痕を前に頭を悩ませる委員会メンバーとの別れの挨拶もそこそこに、幸翔と翠は青龍荘への帰路についた。
行きと同じく、おててつないで二人足早に翠の部屋を目指す。
翠は浮かれていた。クラスチェンジに伴う高揚。決闘で見せていただいたご主人さまの勇姿。なにより。
「翠ちゃんはボクの恋人なんだから」
上級生に啖呵を切ったご主人さまの言葉が繰り返し再生されていた。
自然と頬は笑み崩れ、足取りも軽くなる。
道で行き交う人たちから向けられる奇異の視線を物ともせず、翠は学園構内を練り歩いた。
「あら。ふふ。急に抱きついてきて、どうしたの?」
玄関ドアを閉じるなり、幸翔は後ろから翠にぎゅっと抱きついた。お腹に腕を回して、背中にピトっと顔をくっつける。
翠は少し驚いたが、くすくすと笑った。チンピラ学生に肩を抱かれた時はあんなに悍ましく不愉快だったのに、背中で感じる幸翔の体温は胸をポカポカと温めてくれる。
「むぅ」
しばらく拗ね顔で頭をぐりぐりしていたが、一声軽く唸った後、「あいつ」と幸翔は悔しそうに口を開く。
「あいつ、それが当然みたいな顔をして翠先生のおっぱいを揉もうとしてた。ボクのなのに」
「……まぁっ!」
翠は驚いた。まさしくそれは翠の上機嫌の理由であったからだ。
愛らしい顔に羞恥を含ませ、先ほど決闘した三年生に対する嫉妬を明かした。
続けて、あの時はつい格好付けちゃったけど、翠先生が馬鹿にされて悔しかったのと同じくらい、翠ちゃんのおっぱいはボクの物なのに、他の奴が無遠慮に触ろうとしたのが許せなかったと本音を吐露した。
「ごめんなさい」
はにかみながら独占欲を剥き出しにする。そんな少年ご主人さまの思わぬ告白に翠は胸がキュンとした。
翠からすると自分がご主人さまの所有物であるのは、天地の道理にも等しい既に決まり切った事実である為、主従間での認識に少なからずの齟齬は見受けられたが、そんな謙虚な所も素敵だった。
愛おしさが溢れてくる。
「なんてことなの」
翠は発作的に幸翔を抱きしめ返していた。
「わっぷ」
豊満な胸に幸翔が
柔らかな匂いがした。制服越しでも分かる巨乳の感触に、幸翔は改めてドキドキした。
青い布がシュルリと落ちる。
衣擦れの音が静かなリビングに溶け込んで行く。
ブレザーを脱いだ翠がリボンタイも解いた。続いてブラウスにも着手する。
一つずつスクールブラウスのボタンが外されて行くのを、幸翔は固唾を飲んで見守っていた。
艶めかしく動く指先を凝視する。
何十人もの女を抱いて来た癖に、こんな風に初心な、あるいは童貞くさいところが残っている。
惚れた欲目と言ってしまえばそれまでだが、そんな所も可愛らしいと翠は思うのだった。
だから、殊更に焦らすように、期待を煽るように、時々わざとボタンを外すのに失敗して見せたりもした。すると幸翔は「あっ」と悲しげな顔をする。微かな嗜虐の喜びに翠は心の中で密やかに湧いた。
第1ボタンが外された時には鎖骨が見えた。では次は胸の谷間が見えるのではないかと期待したら、不思議な事に第2ボタンは飛ばされた。
わざと第2ボタンだけを残して第3ボタンから開けて行くのは、業腹ながら過去の男たち相手に培われたストリップショーの技である。
そうする事で、開いた隙間から胸元より先に下着だけがチラリと覗く。秘してこそ生じる艶美。案の定、幸翔はすっかりと術中にはまって、白いブラウスの奥に見える黒のブラジャーに釘付けになっている。
「最後のボタンはあなたの手で外して」
一番下のボタンを外し終えた翠が、半ば以上開いたブラウスの前身頃が広がらぬ様に腕で抑えながら、流し目で幸翔を誘う。
「う……うんっ!」
思いがけない誘惑に、幸翔は僅かな逡巡の後に飛びついた。コクコクと頷いて手を伸ばすと、翠の胸元の第2ボタンを外した。呼応して翠も組んでいた腕を解く。
黒の下着に包まれたおっぱいが幸翔の面前にさらされる。
「わぁっ……!」
「次は……ね♥」
感嘆の声。鼻息も荒くガン見してくる。そんなスケベ小僧に向けて、そのままブラジャーも外して欲しいと翠はねだる。
黒地に花の刺繍が為されたブラジャー。大人だ! と幸翔は思った。色がある。それを外せと誘われた。
逡巡はなかった。
「外すね」
宣言して、それから大きく深呼吸を一つ。幸翔は勇んでブラのフロントホックを外してしまった。
ブルンッ♥ まろびでる生の乳房。幸翔は改めて感動した。大きくて、形が良くて、揉み心地も最高な事を知っているボクのおっぱい。
翠が自分の乳房を掬い上げる。もっちりとした白い乳房の中央を占める相応に大きな乳輪が強調された。乳頭に幸翔の視線は吸い寄せられる。
「たくさんの男の人たちに揉まれてきました。さっきの彼もそう」
男の子が向けてくれる熱い視線を乳房に感じながら、翠は敢えて挑発するような事を言う。自身にとっても嫌な記憶で、ご主人さまも苛立たしく感じるであろう過去の情事の匂わせ。
「うぅ……なんで、そんなこと言うの」
泣きそうな声で、嫌な気分を追い出そうと、頭を左右に振る。過去、彼女の上を通り過ぎていった男たちに幸翔は激しく嫉妬した。
それに対して、翠は幸翔の手を取り、彼を引き寄せる。
「でも、今はもう幸翔くんの、ご主人さまだけの物です」
幸翔の眼前に南半球があった。
何度も見て、揉んで、吸って、挟んだ末に、これは貴方の所有に帰する物ですよと捧げられた隷属おっぱい。それを幸翔は真下から見上げていた。
ソファに座る翠に幸翔は膝枕をしてもらっていた。
スカートの生地越しに感じるむっちりとした太腿。
ちゅぱっ♥ ちゅぱっ♥
くちゅっ♥ くちゅっ♥
しゅっこ♥ しゅっこ♥
上には翠のおっぱい。口元に寄せられた乳首に吸い付き、チロチロと舌で
甘やかな味を幸翔は舌に確かに感じた。
同時に翠は幸翔の股間に屹立する物を扱き立てる。
「いい子、いい子♥」
翠の掌が幸翔の亀頭を撫でる。まるで本物の頭を撫でるような慈愛に満ちた動作。ただその分、もどかしくもある隠微な快楽に、幸翔は苦楽相半ばする心地であった。
「幸翔くんの亀頭さんは甘えん坊さんだね。よしよしされてすっごく喜んでるのが分かるよ」
いわゆる授乳手コキと呼ばれる疑似母子プレイに幸翔と翠は耽溺した。
いたずらめいた翠のからかいに、幸翔は赤らんだ顔を隠そうとしてか、一層翠の胸に顔を埋めてしまった。
「あはは」
そんな幸翔の子供じみた、あるいは年齢相応の振る舞いに翠はつい吹き出してしまう。
「うぅっもぅ無理ぃ……もう射精ちゃうよぉ」
幸翔が限界を訴える。
ドピュ♥ ドピュドピュ♥ ビュビュルッ♥
翠が笑った拍子に不規則に揺れる手の平の微細な振動が、トドメとなり、幸翔は漏精してしまった。ザーメンが小刻みに撒き散らされ、恋人ママの手を汚す。
幸翔には絶倫だが少し早漏気味な所がある。
暴発した恋人を優しい眼差しで見つめながら、翠は手のひらに発射された幸翔の精液を優雅に啜った。
細くしなやかな指が幼子の年齢不相応な雄偉たる肉茎に絡みついて、時に優しく繊細に、時に粗暴に荒っぽく、法悦の高みへと導く。親指と人差し指で作った輪っかで雁首を擦りながら、中指で裏筋をトントンと叩き、薬指と小指が竿を撫でる。
一度の射精で満足できようはずもなく、たちまち幸翔のおチンチンは硬度を取り戻した。否。正しくは発射中も発射直後もずっと硬いままだった。
これに先刻の掌での奉仕が再演され、ニ種の愛撫が交互に繰り返される。
陰茎への刺激にとどまらず、目と耳と鼻と舌と五感全てに与えられる快美に、睾丸はたちまち重くなる。
幸翔の腰の裏に蓄えられた熱は今にも破裂しそうであった。
「びゅーびゅーしましょうね」
愛する男の子の限界を察して、翠は優しく語りかける。
甘く蕩かすような声音は、射精を少しでも我慢しようという、幸翔の子供染みた抵抗の意思をたちまちに蕩かせてしまった。
さらに幼い子供の様に懸命に乳首を吸いたて、間近に迫った射精の予感に身を震わせる。
ドビュっ♥ ビュルビュルビュっ♥
手の平で亀頭を包み込んで射精を優しく受け止める。
立て続けに二度欲望を解き放った幸翔は、射精の余韻にぼうっとしながら、なおも無心で乳首を吸い立てていた。
ぴちゃぴちゃ、ぺろぺろ♥
くにくに、じゅるじゅる♥
幸翔が翠のオマンコを舐める。
二人は体勢を入れ替えて、今度はソファに仰向けに寝た翠の上に伸し掛かった少年が、舌と手で彼女の女陰を責めていた。
「さっきはよくもやってくれたなぁ」
翠の乳に吸い付きながら、彼女の手の技にあっさり負けて、続けざまに無様に射精させられた事への仕返しとばかり、幸翔は入念に相手の秘所を舐め回した。
一方で、翠もまた責められるばかりではなく、その豊かな乳房で年幼い恋人の大事な所を包み込んでいた。
長くて太いエラの発達した男性器。
硬く勃起して反り返ろうとする幸翔のおチンチンを、下に引っ張って懸命におっぱいの中に閉じ込める。翠は肉茎を挟んだ両の乳房を捏ね、擦りながら、はみ出した亀頭のさきっぽを口を窄めて咥えると、口の中で鈴口をチロチロと舐めた。
クンニリングスとパイズリフェラの交換と言う変則的な
二人、一進一退で攻め交わした。
互いの舌で、互いの性器を、互いの刺激に悶えながら、互いに愛し合う。
今度は先にやられたのは翠だった。
順調に高められた性感がいよいよ頂点に達する。翠の性感が爆発した。絶頂に体をビクッと強張らせて絶叫すると、直後反転し、全身を弛緩させて、尿道口からプシャーっと潮を吹いた。
幸翔は顔面で恋人の潮を受ける。
「ぁ……あぁっ粗相した翠をお許しください」
羞恥で朱に染めながら同時に蒼白になると言う器用なニ面相。
それに気を良くした悪戯な悪童は、ニヤリと笑うと追い討ちを仕掛けた。
「お♥ えぇっ♥ あん♥ はぁはぁ♥ あああぁあ……♥」
気をやったばかりの翠の陰核と膣口、それと尿道口とをまたしても刺激する。そうすると、敏感になった女の身体は、面白いように繰り返し絶頂した。
その内にゾーンに入り、どこを刺激しても忘我の境涯に至る有様。
ぶるっと震えては体液を撒き散らし、鳥の鳴くような声を上げる。
もはやパイズリもフェラチオもそれどころではなく、再三に善がり続ける肉人形の姿があった。
「おっぱい使わせてね」
幸翔は身を翻し、馬乗りになると、改めて今度は自ら翠の胸の中にペニスを挿入して前後に擦りだした。
その刺激すらも今の翠には快感な様子で、何度も何度も法悦の長嘯を成した。
間もなく幸翔は射精した。
翠の口の中で爆発する。ドクドク、ビュルビュルと白濁した汁を絶え間なく垂れ流す。胎ではなく胃で孕みそうな精液の濁流。
それを引き金として、カワセミのメスは一際声高く鳴くと、ついに意識を手放した。
その様子に少しだけやりすぎてしまったかなと幸翔は反省した。
その後、意識を取り戻した翠の手を引いて、幸翔は寝室へと姿を消した。
こうして、その夜も、熱く長いものとなったのだった。
※ ※ ※ ※ ※ ※
「木曜日は一日クールダウンに充てると言うのは何だったのか」
長く続いた翠の報告を聞き終えたアカネの第一声がそれだった。
幸翔と翠の再会された交尾は結局明け方まで続いて、満足して眠って起きたら、放課後だった。
「朝のうちはそのつもりだったんです」
誓って本当の事ですと翠は目を逸らしながら訴える。
「まあ。金曜日に登校して土日を挟むよりは、来週の月曜日から登校する方がスマートかもね」
この話はもう追求しませんという合図をアカネは送った。その言葉に翠はほっと胸を撫で下ろす。
「それで? そのつよつよ肉食獣なミドリちゃんの御主人様は、登校もしないで何をやってるのかしら? 話を聞いた感じ、寮のお部屋で一人で留守番してるタイプでもなさそうだけど」
アカネの確認に翠はギクリと頬を強張らせた。
「なによその顔は。不穏なんですけど」
「あはは。ピクシーとの約束を果たしに行ってくるとダンジョンダイブの真っ最中です」
たくさんの評価、お気に入り、ここすき、ありがとうございます。
それと、報告するにも、いまさらの感もありますが、タイトルを変更しました。