「また……来てくださったのですね。お客様……♥♥」
「おお、クレハちゃん、もう来てしまったよ」
ホウライ式の畳に布団を敷いた娼館の一室で、下着のような扇情的な娼婦服をまとったクレハが三つ指ついて出迎える。
恰幅の良い男は鷹揚に返し、立ち上がり服を脱がせてくれるのに任せながらクレハの腰を抱いて撫でさすった。
そんな馴れ馴れしい態度にも、クレハは笑顔で頬を赤らめながら男の服を脱がしていく。
「ふふ……お客様ったら♥ あまり慌てないでくださいませ……♥」
その囁くような声に、隠しようのない期待……これから先味わうだろう快楽への予感がにじんでいる。
部屋の淫靡なピンク色の照明に照らされるクレハの身体は既に桜色に上気し、かすかに酸っぱいマン臭が部屋に立ち込めていた。
男を全裸にしたクレハは、当たり前のように布団の上に膝立ちになり男のチンポを咥える。
「ぢゅぅ、ちゅぱっ♥♥」
クレハの可愛らしい唇が、男のでこぼこな巨根の形にぴったり添って上下する。
そこには、常人ではありえないコブが幾つも連なっていた。
そう、鬼の棍棒のようにボコボコと真珠を埋め込んだ、女泣かせのイチモツだ。
他の客であればこんなフェラはしない。フェラは必ずシャワー後で、即尺はNGと店側にも伝えてある。
だが、この男に対しては例外だった。
「はっ♥ はふっ♥♥」
息も荒く、フェラしているだけで興奮しているのが丸わかりの発情フェラ。
クレハは何度となくこの男に買われ、じっくりと前戯で発情させられ、最後の30分ほどを一秒も絶頂していない時が無いほどにどっぷりと快楽付けにされ、すっかりと躾けられてしまった。
この男の思い通りに店に来る前から発情し、自分の豊満な乳房を揉み、硬く勃起した乳首を男の教えた手つきで苛め、ぐちゅぐちゅと音を立ててマンコをほじる。
(ああ……♥♥ 今日も私、この御方にメチャクチャにされてしまいます……♥♥)
旦那様に後ろめたい気持ちが芽生えるほど、最近はこの客が来るのを心待ちにしてしまっている。
(ごめんなさい旦那様……♥♥ この御方とは、仕事の上だけのお付き合いですから♥♥)
そんなことを思いながら、無様な程に頬をすぼめて、客にしか見せた事のない本気フェラ奉仕をしていた。
「さて、そろそろ始めようか」
そっと角を根元から撫でられ、クレハが軽くイく。
「ぷあぁ……♥♥」
うっとりと口を離すと、ボトボトとヨダレが垂れ、胸元へと流れ落ちていった。
男がジッとクレハを見る。もう、クレハの心の中には男の躾けた自分の取るべき態度がハッキリと思い浮かんでいた。
「今日も……クレハをご賞味くださいませ……♥♥」
いつものようにクンニしようとするのを察して、布団に寝そべりパッカリと開脚するクレハ。
むわっとした酸味強めのマン臭は、触れられる前から白く濁る本気汁を流している証だ。
「ああ、良い子だ、クレハちゃん」
男も当たり前のようにクレハの股間に顔を埋め、じゅぱじゅぱと派手な音を立てて啜る。
「あっはぁああぁーーー♥♥」
クレハの高く甘い大声が、部屋の中に響き渡った。
(やっぱり、すごく……お上手♥♥)
司令官とは違い、じっくりネチネチと前戯を積み重ね、クレハの身体の所有権をいつの間にか盗んでしまうような熟練のセックスにすっかりハマッてしまっていた。
それから30分。あっという間だったような気も、何日もあったかのように長い気もする時間の後、男は身体を起こしクレハの入口にチンポを突き立てた。
「お、お客様……今日は、もうおちんぽを与えてくださるのですか……♥♥」
全身汗だくでクリトリスをビンビンに勃起させ、膣口をヒクヒクさせながらクレハが問いかける。
いつもならもう30分は続け、クレハが快楽でろれつが回らなくなるまでフニャフニャにするのだが。
「クレハちゃんが待ちかねてるみたいだからね、今日はマンコをじっくりと楽しむとするよ」
「あ、は……♥♥ ありがとうございます、お客様♥♥」
実際に、本番が始まると聞いてクレハの下腹はカッカと熱くなり、とぷとぷと岩清水のように愛液が溢れ出している始末だ。
じゅぷん、とぬかるんだ泥の中に突っ込んだようにいともたやすく、男の真珠付き巨根がめり込んでいく。
「あ゙ああああーーーーーっ♥♥♥」
たった一刺しで、クレハの気持ちいい所を余すところなく擦りつくし、亀頭にすら仕込んだ真珠でコリコリと子宮口を撫でまわされて、クレハは腹の底からの声を上げて激しく絶頂した。
もちろん、こんなものは始まったばかりに過ぎない。
大きな手でがっしりと腰を掴まれ、ぶじゅ、ぐじゅ、と一突きごとに愛液を噴出しながら男が腰を振る。
「あ゙っ♥♥ お゙ぉっ♥♥ んぉぉぉぉーーーんっ♥♥♥」
男の大きな腹にはクレハの脚が当たり前のように絡みつき、腰の後ろで足を絡めてチンポを掴んで離さない強い意志を表明している。
男がのしかかってきたので、クレハは頭を前に突き出し、当然のように舌を絡めたディープキスに応じた。
「んぷっ♥♥ ちゅっ♥♥ ちゅっ♥♥」
男の顔に優しく触れて、自ら唇を押し付けるように愛をこめてキス奉仕する。
知らない人間が見れば、恋人か夫婦の行為かと見紛うだろう。
しかし、両手の指で足りる程度に抱かれただけの客と嬢の性行為であった。
挿入による暴力的な程の圧倒的な快楽に、もうクレハは司令官のために働いているという意識すらなく男とのセックスに没頭している。
そのまま夢のような時が30分は過ぎた。
クレハは何度となく絶頂してはいるものの、男の膣内射精が未だ無いことを疑問に思い始めた。
(なんでっ♥♥ クレハのおまんこにびゅーびゅーしてくださらないのですっ♥♥ 私、もうアレでないと本気でイけないのにっ♥♥)
男の調教により、膣内射精をきっかけにして一番の深イキをするよう躾けられたクレハが、腰をグイグイと振って男の射精を促そうとするがすべてやんわりと躱されてしまう。
「お、おきゃくさまぁ♥♥ クレハにお客様のぶっ濃いザー汁♥♥ びゅーびゅー注いで♥♥ 孕ませてぇーんっ♥♥」
知性の欠片もない口上をためらいなく叫び、クレハが必死で男の射精をおねだりする。
「ふむ……では、今度はこういってくれないか?」
耳打ちされたクレハが、目を見開く。
「あ……だ、だめ、です」
「そうかね? それは残念だな……」
男のピストンが止まる。
「あっ、ああっ! や、やめないでください♥♥」
娼婦の務め、など全く考えていない。
単に男のセックスが中断されてしまう事に強い危機感を覚え、遠ざかる絶頂を必死に求める。
「では、言ってくれるね?」
「い、いえ、そんな、こと……おぉっ♥♥」
眉を寄せて口ごもるクレハを突き、声を甘く蕩けさせる。
「もっろ♥♥ もっろ♥♥ ちんぽ、ちんぽくださいぃ♥♥」
快楽に蕩け、ひたすら男の情けを懇願するという司令官すら見たことのない顔を、ニヤニヤと意地悪く笑う客の男に曝け出してしまっている。
そんな事すらも気にならないほど無我夢中で腰を振り、男の射精を待ち望んでいた。
「ほらほら、言えないのならここまでだぞ?」
「あ、う、うぅぅ……♥♥」
ずぷ、ぬる、と男のチンポが抜けていく。それが膣壁を引っかき、電撃のような快楽を与えるものの……
膣奥から男が居なくなる感覚が、まるで心にぽっかりと穴が空いてしまったような気分で、今のクレハには耐えがたい寂しさをこみ上げさせる。
(けれど……ああ……旦那様……)
ちゅぷ、ちゅぷ、と浅い所まで抜けてしまい、もう後がないとクレハは焦った。
(ゆ、赦して……くださいますよね、旦那様なら……♥♥)
他の男のチンポ欲しさに、都合の良い考えを作り上げる。
正確には司令官はそんな事気にもしないのだが……クレハは幼いころから恋心で作り上げた虚像を、自らの性欲都合で解体してしまったのだった。
「す、すき……♥♥ お客様のおちんぽが、一番好きなんです……♥♥」
「ふむ……?」
チンポが抜けるのが止まる。
(うう……まだ、全然たりない……♥♥)
必死になって、自分のすべてをなげうって男に媚びる言葉を考えるクレハ。
「はあ、はあっ……! あ、愛して、います……♥」
そうして、娼婦になってからも清らかだった心を男に明け渡してしまった。
「愛しの、旦那様……♥♥ あなたが訪れるのが、毎回、楽しみで……予定が入るだけで、私、はしたなく濡れてしまうんです……♥♥」
ぬぷ、くぷ。真珠が2つ、再びクレハの暖かな愛の泉に浸った。
「もう、誰とセックスしても、旦那様のチンポを思い出してしまって……♥ 濡れやすいけど、欲求不満が溜まってしまって……♥♥」
「ほう? それはここの司令官相手でも、かね?」
チンポが、止まる。クレハは、バクバクと心臓が跳ねるのを感じ……
最高の興奮と共に、言葉を紡ぎ出した。
「はいっ……♥♥ し、司令官様のおちんぽも素敵ですけど……旦那様のおちんぽとは、くらべものにならなく、て、え……♥♥」
「そうなのかね? そういえば、クレハちゃんは司令官の事だけを旦那様と呼ぶのではなかったかな?」
嬲るように、チンポが真珠1つ分出入りする。
(欲しいっ♥♥ 欲しいっ♥♥ 欲しいっ♥♥)
もうすぐ、もうすぐ最高のチンポを与えてくれる。
クレハは自分がどう媚びれば目の前の男を満足させられるか、それだけに集中して答えた。
「クレハの、旦那様はぁ……♥♥ 一番素敵なチンポをお持ちの方への呼び方なんですぅ……♥♥ 司令官じゃなくて、貴方様が今の、ただ一人の愛しい旦那様です♥♥」
男の目をまっすぐ見つめ、極度の興奮で眼をキラキラと輝かせて言い切るクレハは、首だけ上を見れば恋する乙女のようでもあった。
「よくできました」
その一言を最後に、クレハの記憶は途切れた。
目覚めた後には、身体中を包む幸せの余韻と……吐き気を催す後味の悪さがあった。
「目が覚めたかね、クレハちゃん」
男の腕枕にすっかり身体を預けている自分を自覚して、クレハがギシリと硬直する。
「いやあ、嬉しい告白だったよ」
ニヤニヤとした男の笑みに、自分の痴態がまざまざと思い返された。
「あ、あ、ああぁ……私、私は、なんてことを……」
「泣くことはないだろう」
ぽろぽろと零れる涙は、しかし男の胸板を愛撫するように流れていく。
男に角を優しく撫でられ、再び肉欲が燃え上がる感覚にクレハは眉をしかめた。
「これはね、クレハちゃん。君へのプレゼントだ」
「なにを……!」
さすがのクレハも眉を吊り上げるが、自分のしたことを思い返し勢いを失ってしまう。
男の愛撫で怒りも哀しみも薄れて来てしまう自分が恐ろしくなりながらも、クレハは聞く姿勢になった。
「君と司令官の仲を裂くつもりはない。女は秘密を持つから輝くというだろ? 決して司令官には明かせない秘密を」
「あ、あれは、お客様が言わせたことで……! んひっ♥♥」
男が乳首をキュッと抓ると、クレハの反射的な怒りなどすぐ吹き散らされてしまう。
「司令官には良いが、私に嘘は無しだ。君はすべて自分の頭だけで考えて、司令官を踏み台に媚びる事を選んだ」
「あ、ぐ……」
クレハの顔が、さすがに蒼くなる。
何も否定できない。
あの時は、この男の与えてくれるチンポが世界で一番大事に思えた。
男がジッとクレハを見つめ、優しく角を撫でる。
動物の躾けのように、血の気が引いていたクレハが顔を赤らめ、緊張すらもほぐれていく。
「ほら、2人の時の呼び方は?」
「…………だ、……旦那様……♥♥」
司令官を相手に呼ぶ時は切なく胸が高鳴る言葉も、この男相手だと、ひたすらに股間を疼かせるばかりだった。
「一番気持ちいいのは誰だって?」
「旦那様の、真珠ちんぽです……♥♥」
恋心がすべて仮面であったかのように、クレハは司令官への気持ちを完璧にしまい込んで客の男に愛おし気に自分から抱き着く。
「そうだ。今、自分が望んで言った事を忘れないように。騙されたと思って、司令官くんに抱かれてみなさい」
「だ……司令官様に? わ、分かりました……旦那様が、そうお望みなら……♥♥」
そして、翌日。
「旦那様、クレハです」
司令官の部屋にセックス目的で押しかけた。
「どうしても旦那様にお会いしたくなってしまって……お邪魔、でしたでしょうか……?」
おざなりな理由。しかし、クレハの恋心はいつもこんなものだった。
そんな自分を、一段上から俯瞰できるようになっていた。
同じベッドで添い寝していると、司令官が興奮しているのがなんとなくわかり、クレハから誘いをかける。
当然のようにセックスする流れになった。
司令官とするセックスも、恋心の部分が切なく疼き、トクトクと胸が高鳴る。
(ああ……良かった……)
もうクレハの身体は旦那様のものだが、司令官への気持ちは衰えてはいない。
それだけに、自分の言葉が今も抜けない棘のように刺さっていた。
騎乗位で、司令官のチンポを飲み込む。
「んっ、うぅぅぅっ……っ! あ、はぁ……」
(大丈夫……ちゃんと、気持ちいい……♥♥)
何十人もの女を泣かせて来た、素晴らしいチンポだが……もうクレハのマンコは客の男の味を覚えてしまっている。
(旦那様のほどではないから……余裕をもって動けます……♥♥)
「私……あぁ、はぁ……旦那様を思い浮かべるだけで、濡れてしまうようになってしまったみたいです……」
ニッコリと曇りのない笑顔で嘘をついた。
自分から、一度は完全に取り外してしまった仮面。
クレハにとって恋心とはそのようなものであり、逆に今では完璧に操ることができる。
「ふふっ……毎晩旦那様を思って慰めているからでしょうか。私のおまんこ……もう旦那様のおちんぽに馴染んでしまっています……」
本当は客の真珠チンポを思って毎晩激しくオナニーしている。
(旦那様の、真珠ちんぽを思うと……司令官様のでも気持ちよく……♥♥)
愛しい最高のチンポを思い浮かべながら、ちらりと目を逸らしてしまう。
酷い裏切りだとは思う。
けれど、司令官は責めないだろう。クレハが一方的に思っているだけなのだから。
ただ、クレハが自分の恋心という誓いを裏切り、辱めているだけ。
(それが、こんなにも……気持ちいい……♥♥)
恋する男との幸せに、最高のチンポの思い出と背徳感がスパイスになり、今まで司令官としたセックスの中では一番の快楽を味わってしまっている。
(これが、旦那様の言う秘密の効果、なのですね……♥♥)
「あぁ……よかったです……」
今度こそ、クレハは司令官の目をまっすぐ見つめ、曇りない笑顔を浮かべることができた。
「私も……私もぉっ……気持ちいいですよ、旦那様……♥」
(司令官様……ずっと、お慕いしております……♥♥ だから……)
ぬっちゃ、ぬっちゃ、と溢れるほどに愛液を纏わらせ、幸せいっぱいの表情でクレハは腰を振る。
(花嫁修業として、もっともっと、秘密を抱えないといけませんよね……♥♥♥)
この後待っている真珠チンポのご褒美を想像し、クレハは最高に気持ちよく絶頂するのだった。