前線基地の娼館と言えど、昼間の1階は普通の酒場としてにぎわっている。
そんな男臭い職場で、エミリーの金髪は光り輝いてさえ見えた。
通りがかったウェイトレスの尻を、鼻の下を伸ばした酔っ払いが触ろうとする。
「こらっ! ウェイトレスにお触りはダメですよ!」
ガッ! と、可愛らしいとは到底言えない力強さでその手が拳で撃ち落とされた。
「あだっ!?」
酔っぱらいは目を白黒させ、他の客たちはエミリーの頼もしさと酔っぱらいの情けなさに笑い声を上げる。
しかし、そんな光景も今はめったに見られない。
「私とシたいなら、ちゃぁんと夜逢いに来てくださいね♥」
快活そうな瞳をうっとりと細め、どこにでもいるようなおっさんにエミリーが色目を使って耳元で囁きかけた。
そう、エミリーは娼婦になってから、ウェイトレスの仕事を客引きに積極的に活用するようになったのだ。
手を出してはならない高嶺の花というイメージを維持したまま、客に身体を売る……その戦略は見事に当たり、売り上げ上位の常連となっていた。
その日の夜、今日もエミリーはニコニコとウェイトレスの時と変わらぬ笑顔で娼婦服を身にまとい、指名を待っていた。
白く、清楚さを押し出すような上半身に対し、下半身は透け透けの下に黒い下着を見せつけ、客たちのイメージを損なわない程度に色気を纏っている。
「えっ、エミリーちゃん!」
上ずった声がかけられ、エミリーはニッコリと笑顔を返した。
「はーい♥」
声の主はもちろん、昼間の酔っぱらいだ。
この娼館では嬢の裁量が大きいが、エミリーは基本的に予約は無しとしている。
エミリーはより多くの人たちを幸せにすべく働いているので、新規客を増やす機会を逃さないように基本的に身体を空けているのだった。
「ほ、本当に、エミリーちゃんだ……!」
難点としては、エミリーに魅了された客は他の男を呼んだりしてくれないので自分で客を引っ張ってこなければならない所だったが……
今日も、新規の常連客を一人増やすべくエミリーは自分からビール腹のおっさんに小走りで近づき、大きな胸を押し付けるように腕を組んで2階のプレイルームへと導くのだった。
じゅばっ、じゅぞぞっ、と淫猥な水音が響く。
男は早速エミリーをベッドに押し倒すと、股を大きく開かせ、最近花のように広がり始めた陰唇にかぶりつくように舐め始めた。
「あんっ♥ はんっ♥」
エミリーもすぐに甘ったるい声で善がって見せる。
(あー、このお客さん、当たりかも♥ クンニねちっこい♥)
沢山の経験を経て、エミリーは自分が幸せになる事が男を深く満足させるコツだと学んだ。
上手に客の技術の良さをくみ取り、まるで恋人同士でやっているかのように無防備に快楽に浸って見せる。
「あっ♥ クリ、舌で転がすの上手ぅ♥♥」
甘い声を上げると、おっさんの舌が別の生き物のようにうねり、エミリーのマン汁でテカテカのクリトリスがピンピンと連続で弾かれる。
興奮でしっかりと剥けたクリトリスを乱暴ともいえるほどの強さで愛撫され、慣れたエミリーは激しい快楽を苦も無く受け取っていた。
おっさんの薄くなり始めた頭をそっと自分の股間に押し付け、快楽で腰をヘコヘコと震わせながら、切羽詰まったような声で囁く。
「ねぇん……♥ もう我慢できないよぉ♥ お客さんのおちんちん、欲しいの♥」
エミリーの愛液で口元をびしょびしょにしたおっさんが顔を上げ、血走った目でエミリーの蕩け顔を見つめ返す。
(やったね)
常連客がもう一人増えたのを喜びながら、エミリーは今日もおっさんのねちっこいセックスを心から楽しみ、客と共に幸せになるのだった。