「はぁ……もう、散々だわ……」
娼婦の衣装ではなく、普段の制服に身を包んだソフィアは口の中で小さくぼやいた。
「ふぅ、ふぅ……」
目の前には目を血走らせた男、ベッドの上で仰向けになったソフィアを無遠慮に撫でまわすが、抵抗することはできない。
それもそのはず、ソフィアは頑丈な手枷をはめられ、腕を上げた無防備な恰好をさせられていた。
不快な汗の臭いが入り交じり、男の存在をひどく大きく感じる。
ソフィアは気を紛らわそうと、目を閉じてこれまでの経緯を思い返していた。
自分がうかつにも前線基地の規律を厳しくしすぎて、皆からストライキを起こされたこと。
司令官に相談して解決はしたものの……全員がスッキリするなどという事はありえなかった。
ソフィアが娼婦をやっている事は皆に知れ渡っているので、イライラした兵士にあの時の恨みを晴らさせろと言われてプレイを強要されても断れなかった。
同じ職場の女という事で、お互いにあまり本気での性行為には踏み切れていなかったため、これまで兵士たちは手コキやフェラ程度だった。
だが、どう考えてもこの男はそれで止まるような勢いではない。
(しかも、普段の制服でやりたいだなんて……)
セクシーで少し可愛らしさもある娼婦の服は、ソフィアもちょっと気にいっていたのだが……
今は普段兵士をしている服にブーツなど金属類とジャケットを脱いだ軽装となっていた。
それだけで、なぜか娼婦よりも恥ずかしい感じがして落ち着かない。
男の指が、つうと胸元を滑り降り、服の内側にかかる。
(ああ……剥がされちゃう……胸、見られちゃう……♥)
それだけで、ソフィアはかつてないほどに心臓を高鳴らせてしまっていた。
自覚もないままに興奮し始めたソフィアをよそに、男の指があっさりと胸元をめくる。
私物の、普段付けているブラジャーが露わにされた。
戦闘で破損したり激しく(戦闘という意味で)運動して擦り切れたりするため、何の色気もないベージュのそっけないブラ。
「おおっ……!」
そんな粗末なものをみて、男が色めき立つ。
「くっ……!」
まるで娼婦ではない自分がレイプされているかのような錯覚に、ソフィアの顔が悔しさと羞恥に染まる。
男は予想に反して優しく乳房を撫で、そっとブラもめくった。
「ん、っく……♥」
触れる感触がひどく鮮明に感じられ、ソフィアは苦労して声を漏らすまいと耐える。
その反応が男を喜ばせるのだとは理解できていない。
すり、すり、とごく優しく乳首をさすられ、ジンジンと抗いがたい快感が胸の先から送り込まれるのを、顔を顰めて耐える。
しばらくしてソフィアの乳首が隠しようもなく勃起したのを見ると、男はむしゃぶりついた。
「は、ああっ♥」
ついに性行為が始まると感じたソフィアが、どきりと大きく心臓を跳ねさせて声を漏らしてしまう。
「あんっ♥ あんっ♥」
ちゅばちゅばと乱暴に胸を吸われ何も抵抗できない自分に、頭が真っ白になって快楽の刺激に対し反射的に声を上げるソフィア。
男が、ソフィアの太ももを乱暴に掴んでがばっと股を広げさせる。
「っ、は、あ、あ……!!」
犯される。そう強く思ったソフィアは、耳鳴りがするほど強く興奮していた。
どっ、どっ、と自分の耳元で太鼓を鳴らしているかのように心臓がうるさく、ただ『犯される』という事しか考えられない。
無様にめくれたミニスカートから、これも地味な普段着の下着がばっちりと見えてしまって、娼館の淫靡なライトに照らされている。
男は当然のように勃起し、ソフィアもパンツの股間をぐっしょりと染みが出来る位に濡らしていた。
「おいおい、どんだけ興奮してんだよ、委員長様とは趣味が合うみたいだなあ?」
「なっ!? ち、ちがっ、これは、その、し、仕事の演技、で……」
反射で口を開いたソフィアの鼻に、むわりと濃い雌の臭いが届いてしまう。
(うぅ……司令官とセックスする時の、本気で欲しがってる臭い、しちゃってる……♥)
「ふぅーん、マジで好きなんだ、レイプされるの」
逡巡を見て、兵士の顔が嗜虐的に歪む。
「そ、そんなわけっ♥♥ っお゙、っほぉ♥♥」
無様な言い訳を許さず、ぐしょぬれになったソフィアのマンコに一撃を叩き込んだ。
そのまま立ち直る隙を与えず、一方的な腰振りが始まる。
「だめっ♥♥ やめてっ♥♥ いやぁっ♥♥」
まるっきりレイプされている言葉だが、あまりにもソフィアの声がノリノリで発情しきっていたため、廊下を歩く娼婦たちは気にも留めない。
事実、手枷は鎖など付けられていないため、腕を振り下ろすだけで男を撃退できるにもかかわらず、ソフィアは腕をピンと上げたまま限界まで股を開いて男を受け入れてしまっている。
「あーーーっ♥♥ ああーーっ♥♥♥」
絶叫。そして、何度も小さく絶頂している。
(だめっ♥♥ こんなのだめぇ♥♥)
いくら理性でそう思っても、ソフィアの胸は破裂しそうな位に高鳴り、頭が真っ白で性行為の事以外考えられない。
「おっきい♥♥ あなたのおちんちん、おっきすぎてくるしぃのぉ♥♥」
すすり泣くような、哀れっぽい声音で被害者のようにふるまうソフィアに、男はますます気をよくする。
男の性器は司令官よりも小さいのだが、演技ではなく今のソフィアは無意識でギチギチに膣を締めているため膣が破裂しそうなくらいの巨根に犯される気持ちを味わっていた。
「だめぇ♥♥ ゆるしてぇ♥♥」
ポロポロと涙をこぼし、騎士委員長の内側に潜むマゾメスが顔を出す。
「おらっ! 規律がどうのと調子乗りやがって! 参ったか!」
「まいったぁ♥♥ まいりましたぁ♥♥ そのおちんちんもうやめてぇ♥♥♥」
今日はずいぶんノリノリだな、と娼婦たちが苦笑しながら廊下を通りすぎ、レイプ現場は完全に見過ごされる。
「どこに出して欲しいか大きな声で言ってみろ!」
「おまんこっ!!! おまんこに出してくださいっ!!!」
部屋の中のソフィアの顔は涙でグシャグシャで、そこだけを見ると本当にレイプ被害者なのだが、部屋の中はあまりにも雌の濃い臭いで満ちていた。
「いっぐぅぅぅぅーーーーっ♥♥♥」
男が射精するのと同時、司令官とのセックスでも感じたことがないほどの興奮と快楽に絶叫し、そのまま白目を剥いてしまう。
「お? マジ? ……おらっ!」
やりすぎたか、と思った兵士だが、膣の締めはまだ残っているので恥骨同士をゴンと叩きつけるようにピストンする。
「っ、か、っ、は、……!! はーっ、はーっ♥♥」
息もできない程興奮して落ちていたソフィアが、グシャグシャにしわが寄って汗染みだらけの普段着を胸ごと上下させて蘇生する。
「なあ、ソフィア。これからもこのプレイ、俺にだけやらせてくれよ」
「へ、は……はひぃ……」
もうろうとした頭で、訳も分からず承諾するソフィア。
意識がハッキリした後、これからは昼の基地内で『娼婦の仕事』をするときっちり約束させられ、ちゃんと代金を払いレイプされる特権を名前も知らない好きでもない男に与えてしまった。
帰り道、普段着で激しくセックスしてしまったのでいつもと違ってヨレヨレでむわむわと雌臭いソフィアは、ジャケットの前を止めて足早で帰るしかなかった。
「ああ、もう、最悪……!」
顔を顰め、自分の惨めな姿を自覚する。
「こんな所を、司令官に見られたら……♥」
ぞくん。尾てい骨から脳天に突き抜けるような、甘く重い痺れに、ソフィアの足が止まる。
「~~~~~! 最悪最悪最悪……!!」
司令官に知られて見下される想像だけで、重い脳イキを経験してしまうのだった。
それから。
(れいぷ……れいぷ……れいぷ……れいぷ……♥♥)
ソフィアの様子がおかしいという話はすぐに司令官にも知られる事になった。
どんな小さな物音にも反応し、目をかっぴろげて睨む。
後ろから近寄ろうものなら物凄い眼力で、報告の内容を忘れてしまったという被害の話だ。
実の所、男がレイプ売春を持ちかけてくるのを意識しすぎて神経を尖らせていたのだった。
1週間後。ようやく表れた男にソフィアは食って掛かった。
「おお、あの話な。え、マジでやってくれるんだ、じゃあやろうぜ」
「か、軽すぎでしょう!? わ、私がどんな思いで待っていたか……!」
「待ってたの? 娼館の値段高いからそんな頻繁にヤれないんだけど」
そう、ソフィアは1日に5度も下着を変えないといけない程、昼間の基地で誰かに見つかるかもしれないレイプを期待していた。
「そ、そんな、訳、無いでしょ……! わ、わた、私は、あんたに脅されてるんだから……!」
「え、じゃああの約束無しにする? 別に娼館でやれればいいし」
「は!?」
鼻息も荒く睨むソフィアに、男は耳打ちをした。
「それとも、男増やす?」
どくん、とソフィアの心臓が高鳴る。
自分を昼間レイプしてくれる男を、自分の意思で増やす。
そんな馬鹿な真似を、という理性が、津波のような性欲によってへし折れて行く。
「く、口の堅いやつを……選びなさいよ? あと、な、なるべく、おちんちんのカサが張ってる人が……♥♥」
ゲラゲラ笑われ、なんだかその男兵士とは打ち解けてしまった。
こうして、ソフィアレイプ部が前線基地に誕生することになったのだった。