その日も、メレムは娼館でセックス占いを行っていた。
客の細めで長く硬いチンポで子宮口をグリグリ刺激され、セックスに没頭してトランス状態に入る。
そして、つつがなく同時に絶頂し、未来を見た。
そこで、メレムは更に深い絶頂を味わった。
(……え?)
自分の身体に何が起こったのか、一瞬分からない。
「っ、お゙♥♥、んぉ……♥♥♥」
客に騎乗位でまたがっている現実も忘れ、一瞬にして仰け反り白目を剥いてオホ声でイク。
(これ……私? このお客さんと、……え!? お、お尻で!? こんな、気持ちいいことを……♥♥)
一瞬だがハッキリと、自分がアナルセックスして目の前の男と恋人のように手をつなぎ快楽に耽る所が見えた。
普通はアビスの探索に行く前に無事を占うとか、そういう事ばかりだったのだが。
今日の客は娼館でどの嬢を選べばいいかというくだらないシモの話だった。
内心呆れながら占ってみたら……強烈なアナル絶頂が未来予知によりもたらされてしまった。
「ふぅー、で、どうですかね? この娼館、良い女が多すぎて目移りしちゃって」
一発射精してすっきりした男が、のんきに訊ねてくる。
「あ、ええと、た、沢山の女の子が見えますね……♥ わ、私もですけど……♥♥」
(ああ、私は何という事を)
メレムは占いをとても重視する国の出だ。
シモの話題とはいえ、自分を頼ってきた者を相手に占いの結果を偽る事は、酷く倫理に反している……と感じる。
それでも、あなたが選ぶのは私とのアナルプレイです、などと言う事はメレムには出来なかった。
「あー、まあ色々ヤッてみたい子多いしなあ。分かりました、つまみ食いしてみますわ」
偽りの占いの結果をあっけらかんと受け入れた客は、メレムのアナルを喜ばせる形をした肉棒をずるりと抜いて、すっきりした顔で娼館を後にした。
その翌日。
メレムがクヨクヨと自分の失態を悔やんで街中を歩いていると、ふいに曲がり角で誰かとぶつかってしまった。
そして、前日の雨でぬかるんだ泥に尻もちをついてしまう。
「あーーーーっ! す、水盆に泥があ!」
常に手に持っていた占い用の水盆に泥が混じり、使えなくなってしまう。
もちろんメレムの綺麗な占い用の衣装も尻が泥を吸ってしまった。
「うわ、すみません! って、占い師さん?」
頭の上から降ってくる声に顔を上げると、つい昨日セックス占いをした客の顔があった。
そこで、すべてを悟ってしまう。
(ああ、やっぱり、占いの結果からは逃れられない)
メレムは何も言わず、真昼間に客を伴って娼館を訪れた。
普段着を洗濯してもらい、娼婦服に着替えて客と部屋にこもる。
困惑している客に、メレムは深く頭を下げた。
「申し訳ありません。昨日の占いで……私は噓をつきました」
「はあ?」
ぽかんとしただけの返事だったが、メレムにはフザケルナと言われたように聞こえ、びくりと身体を震わせた。
「お、お客様は……私と、アナルセックスを楽しむ未来が、待っていて……」
「おおー! そうなんだ! やったー! 占い師さんってアナルオッケーなんですね! いやーここってNGの嬢多いから嬉しいですよ!」
一瞬で盛り上がり、あっという間にメレムが引けない空気が出来てしまう。
「うう……その、ですから、今回は予約を無視してお代も頂きませんので、何卒お赦しください……」
「うわ! ラッキー! 最高じゃないっすか!」
客はどこまでも屈託なく、あっという間に勃起させてワクワクした顔でベッドに座ってしまった。
「で、では、少々お待ちください……」
流れでアナルセックスする事になったが、メレムは自分がどうすれば良いかもう分かっている。
一連の未来が、アナル処女の自分に必要な知識を既に授けてくれていた。
トイレにこもって浣腸で腸の中身を出し切り、プレイ用の媚薬ローション浣腸をもって戻る。
真っ赤な顔で客の前に尻を突き出して四つん這いになり、自ら許可を出した。
「ど、どうぞ……♥♥ ま、まずは、媚薬ローション浣腸を、ぜ、全部、私の、お尻に……」
恥ずかしくて顔から火が出そうだが、占いを偽る事の罪は重い。メレムは義務としてやらねばならなかった。
ちゅっ、とアナルに柔らかい感触があり、快感で声が出てしまう。
「ひゃんっ♥ お、お客様っ!?」
「いや、ヒクヒクして最高のアナルなんで、ついキスしちゃいました」
「あうう……♥」
どう反応すればいいかもわからず、羞恥心で股間から愛液が垂れ流れてしまう。
客は無遠慮にメレムのマンコに指を突っ込み、ねとりと愛液を指にとってアナルにつぷんと指を沈めた。
「んふぅんっ♥♥」
その感触が予想よりずっと心地よく、メレムの口から思わず甘い声が漏れる。
ほどなく陶器製シリンダー浣腸の冷たい感触が差し込まれ、メレムの腸が出口側から満たされる不快な感触が下腹に広がった。
「う、ぐ……」
「おー、入った入った。それじゃ、栓しますねー」
にゅぷん、と男のチンポがメレムのアナルにめり込んでいく。
ローションで滑り、初めてとは思えない程スムーズに挿入される感触が、燃えるように熱い触感と共にメレムに鮮烈な快楽を感じさせた。
「んぉ♥ おっ♥ おっほ♥♥ おぉぉーーっ♥♥」
美人が台無しの下品な声を上げて、媚薬ローション入りの直腸をチンポが蹂躙する感触をはっきりと感じ取ってしまう。
(あちゅい♥♥ あちゅすぎりゅ♥♥)
頭の中では既にパニックで、未来で見たアナル快楽がその先に待っている事が確定していてもどうしようもない。
「うお、媚薬ローションの熱さすっげえ……占い師さんのアナルもザラつきがやばいわ」
男は慣れた様子で腰をグラインドさせ、肛門を支点にして直腸を満遍なくぐちゃぐちゃにかき回してくる。
「ゔっお゙♥♥ おっほぉ♥♥ おおぅっ♥♥」
メレムのような澄ました美人占い師が、アナル快楽にあられもなく乱れる。
客は更に勃起を固くして、パンパンとピストンを始めた。
「んぉ♥♥ おおーーっ♥♥」
メレムの頭の中はもう真っ白で、膣よりも鮮烈に熱さを伝えてくる初めてのアナルセックスに無我夢中で快楽を貪り、下品な声でわめくだけだ。
「占い師さん、ひっくり返しますよ」
客が何を言ったかもわからず、四つん這いから仰向けに半回転させられる。
ぐりゅん! とチンポで腸をねじられて、バチバチと快楽の火花がメレムの頭の中で弾けた。
「お゙っ♥♥ あおおーーーっ♥♥♥」
それが人生初のアナル絶頂だったが、客は全く止まらない。
「すっげ……こんな美人が、ドエロい顔晒してる……」
アナルセックスでオホオホと言っているメレムは、唇を突き出して目元を蕩けさせた淫売そのものの表情をしていた。
「だって♥♥ だってぇ♥♥ おきゃくさまのアナルセックスが♥♥ 凄すぎるからぁ♥♥」
哀れっぽい声で誉めそやされて、男はもう理性が消し飛んでしまった。
がっしりと恋人のように両手を握り、正常位で激しくアナルを耕される。
「んおぉぅ♥♥ おおぅ♥♥ おっほぉ♥♥♥」
こうして、メレムは正面からアナルセックス顔を鑑賞され、手を握られて心に安心まで与えられ、初めてのアナルセックスを日が落ちるまでこってり叩き込まれたのだった。
客が笑顔で帰ったあと、水盆を念入りに掃除し、メレムは未来を覗き込む。
「ああ……♥♥ このお客さん、こんなに激しく……♥♥ わ、こっちは……お尻とおまんこを同時に!?」
それは、自分の未来だ。
司令官の隣で幸せそうに微笑んでいた未来よりも、客の男たちに弄ばれ、快楽を刻み込まれ、淫乱な娼婦として成長していく未来こそが、メレムを虜にしていた。
「みんなでお尻をならべて……♥♥ うわ、潮吹きをどれだけ飛ばせるか比べるなんて♥♥」
あらゆる淫乱な未来の自分を先取りし、メレムは心だけがどんどんと淫らに開発されていく。
それこそが未来を決める行為なのだが、メレムの中ではもう『一番素敵な未来』の順位が変わってしまったのだった。