ハイスクールハックアンドスラッシュIF 偽りのギルドマスター 作:アイウ
ギギギ、と分厚く重たい羅城門始之扉が、守衛のふたりによって閉じられる。
観音開きの扉に組み込まれた歯車が起動し、ご神木から削り出された閂かんぬきが掛かる。
連動する複数複種の結界錠が幾重にも門を塞ぎ、弛く振動していた羅城門が鎮まった。
俺の主観では羅城門の正面、能舞台のような広場に気付いたら立っていた感じ。
死に戻りした学生の主観では始之扉を潜り抜けた直後に風景が変わり、少し離れた場所から羅城門を見上げる位置に移動してるから多少、違和感があるがそのくらいだろう。
そして隣には一緒にダンジョンダイブをした茜さん、美咲さん、穂乃果さんがいた。
周りを見回すと他のクラスメイトは立ち尽くしたまま、不思議そうに周囲を見回している。
何人かは床にへたりこんでいる女子生徒もいたが、すぐに起き上がった。
その中で、茜さんだけ特定の人を心配するような表情をしていて、少し違和感を感じる。
やがて誰かが雑談を始め、それがゆっくりと広がっていって、小テストが終わった後のような安堵する空気に満ちていた。
「茜さん。大丈夫?」
そう言って、握っている茜さんの手に少し力を強める。
「え?、全然大丈夫だったよ?、一瞬だったし」
できるだけ、さり気なくゆっくりと口元に一刺し指を当て、その後カモフラージュのためにその指で頬を掻く。
気にしすぎかも知れないが、今の発言はダンジョンからの帰還した感想に聞こえてしまう。
「あっ、ごめ」
その意図が伝わったのか、慌てて謝ろうとするがそれを言わせる前に言葉を被せる。
「たしかに今さっき入ったばかりなのに、変な感じするよね。人によっては気持ち悪くなる人もいるかもって聞いたけど、何処か違和感はない?」
「う~ん。特には?」
「美咲さんと穂乃果さんは?」
「大丈夫~」
「私もです。...なんと言いますか、身構えたほど大したことはなかったですね」
「たしかに、気付いたらここにいたから肩透かしって感じだね。」
穂乃果さんの感想に、美咲さんが頷く。
だが、茜さんの方は痛ましそうな表情で二人を見ていた。
ダンジョンでの記憶があるならそうなるよな。
とはいえ先ほどの注意が効いているのか、茜さんは声を出さないかったし、直ぐに表情を引き締めた。
「―――皆さん。お疲れ様でした」
「これで特別実習は終了になります。本日は授業終了となりますので、一度教室に戻ってから解散になりますが―――女子は追加で連絡事項があるので教室に待機していて下さい」
先生の声に従い、先頭を歩く先生にぞろぞろとついて行く。
歩きながら、解散後に時間を作ってもらうようお願いする頼み方を考えていると、茜さんの方から話を振ってくれた。
「蓮君。良かったら放課後、私の寮で話しませんか?」
「え? いいのか?」
予想外のお誘いに思わずそう返してしまう。
「わ~お。茜大胆だね。まだ初日だよ」
美咲さんからのコメントに、茜さんは顔を赤くするも目を離さず真剣な表情で返答を待っている。
どうやら言い間違いではないようだ。
ここまで明確に誘われているのだ、そういうことだと判断して良いのだろう。
歓喜と興奮が表にでないよう表情を引き締めつつ、返事をした。
「もちろん良いよ。俺も色々話たかったから、誘ってくれて嬉しいくらいだ」
「ありがとう。じゃあ私達は海燕荘だから放課後そこに来てくれる?」
「了解。楽しみにしてるよ」
「蓮君、ニヤつきが隠せてないよ~。でもそうなるなら私、今日泊まるとこ探したほうがいい?」
美咲さんがそう言うが、新入生用の寮は一部屋二人生活なので、こういう場合に問題になるのだろう。
俺と部屋を入れ替われたら良いのだが、それはできない。
男子寮に女子を泊まらせる場合、先輩達にも味見をさせてあげないといけないという寮ルールがある。
圧倒的な力を持っていれば文字通り力づくで何とかできるが、現状先輩達に睨まれるのは避けたい。
とはいえ、俺が泊まるから部屋を出て行って、というのも頼みづいらいところだ。
「ごめん美咲ちゃん。それでお願い。お礼はまた今度するから」
「うん。良いよ良いよ。お礼期待しておく。それにしても蓮君のアピールもすごかったけど、茜の方も彼に決めたんだね。因みに決め手は?」
「もう、恥ずかしいから言わせないでよ」
「別に良いじゃん。私も蓮君は良いと思うよ。顔は良いし背も高いし、性格も明るくて誠実そうだし優良物件じゃん」
「それは...そうかもしれないけど...」
茜さんの声が、だんだんと尻すぼみに声が小さくなっていく。
美咲さんの褒め言葉もそうだが、茜さんがそれを否定しないのが何より嬉しい。
その後も時折会話に参加しながら、茜さんの話し方や仕草を見ていると胸が高鳴ってくる。
完全に容姿の好みで誘ってしまったが、今のところ容姿以外も嫌いな点はなく、むしろ知れば知るほど好きになっている。
その後、教室に着くと男子は鞄を回収し、寮へと帰宅する。
俺のその流れに合わせて寮へと帰宅する。
その帰路の途中で翔が話かけて来た。
「よーす蓮、なんか茜ちゃんと順調そうじゃん。どうやったの?」
「頑張って誘って、良い人って思われるよう努力した」
「そういうのいいから。何かきっかけになるエピソードとかあんだろ?」
「う~ん。どこだろうな?パーティーに誘って、それから羅城門までの間で話したくらいだからなぁ。
ダイブ中の記憶はないし...正直、なんでだろうな」
初ダイブで生き残れたことを隠すため、自分でもわからないフリをする。
「またまた、はぐらかして~」
「はぐらかしてなんかねーよ。本当にわからないんだ。というかそういうお前はどうなんだよ。ちゃっかり女の子と組んでいただろ」
「ありゃ、見られてた?あの後手当たり次第に声かけまくってOK貰ったんだ」
俺が言い返すと、あっけらかんとそう言った。
「それなら良いだろ?その子と仲良くすれば良いんだから。こっちが上手いこと行ってんだ。そっとしておいてくれよ」
「わかってるよ。邪魔する気はないって」
「ほんとに頼むぞ。あと今日、俺泊まってくるから」
「ほ~い。羨ましいことで、それなら俺もだれか連れ込もうかな」
そんな雑談をしながら寮に帰る。
着いたあと軽くシャワーを浴びて、簡単に泊まりの用意をする。
荷物が多くなると、泊まる気がまるわかりなのでさりげない範囲に留める。
準備を済ませて、海燕荘へと向かった。
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海燕荘は、エントリークラスなので設備は男子寮と大差ない。
だが女子寮なので当たり前だが、近くを歩いているのは大体女子だ。
時折、チラッと視線を感じるがすぐに視線は逸らされる。
性風紀の乱れたこの学園では、そこまで珍しくもないのだろう。
そんなことを考えたら先輩らしき人が話しかけられた。
「君1年生?、誰かと待ち合わせ?」
「はい。1年生です。友達がこの寮に住んでるので会いに来ました」
「友達?...友達なら誘ってもいいよね?もし良かったら用事が終わった後、お姉さんの部屋に来る?」
「お誘いは嬉しいのですが、好きな人がいるのでその子に集中したいです」
「あら残念」
そんな話をしていると茜さんの姿が見えたので小さく手を振った。
向こうもこちらに気がついて、手を振り返してくれた。
軽く挨拶した後、すぐに部屋へと案内される。
さすがに寮内に入ったら寮生からの注目が集まって来たが、茜さんが傍で案内をしてくれているので問題なく移動できた。
隣を歩く茜さんから凄く良い匂いがする。
日中、一緒にいた時と同じ匂いだがそれが一段と強く感じた。
身だしなみを気にしてくれてる異性として、俺を認識してくれているとのかも知れない。
そう考えると嬉しさがこみ上げてくる。
茜さんが部屋のドアを開け、部屋の中へ招いてくれる。
内装は俺達の寮と変わりがないがアロマを使っているのか、すごく良い匂いがする。
今日、この部屋で俺の中の理想の彼女と致す。
この世界の理と、性に対する価値観に甘えている部分で罪悪感が湧くが、それに目を背けてしまう程
彼女と交わりたいという気持ちが溢れてくる。
部屋に入った後、ベットに座るよう促され横隣りで座る。
彼女が気にしない人なのか、同室の美咲さんに配慮した結果か、密談をすることを考えてか。
理由はわからないが、好都合である。
興奮で男根が硬くなっていくが、部屋に入っていきなりするのは何か違うと思うので、堪えて真面目な話を挟むことに。
「まずはお疲れ様」
「うん。お疲れ様」
「本格的にダンジョン次からだけど、新入生は来週までダンジョンダイブは禁止だからまずは仲間集めだね」
「美咲ちゃんと、穂乃果ちゃん、あと恵ちゃんはどうかな?」
「もちろん誘うよ。全員参加してくれれば5人。そうなるとあと一人欲しいね」
「うん。女の子4人だから蓮君肩身が狭いでしょ?男の子にする?」
俺に気を使ったのか、彼女がそう提案してくれるが悩んでしまう。
ダンジョンで位階を上げていくと、性欲が堪ってしまう。
それは女子も同じで、ダンジョン内で性欲を処理するならパーティーの異性が必要だ。
そうなると男が俺一人だと、俺が全員の相手をしないといけなくなるのかもしれない。
いわゆるハーレム状態だが俺としてはそんな願望はなく、自分の中で明確な一番がいるのだからその子と付き合えればそれで良い。
だから男を入れるとなると、茜さんに邪な思いを抱かないか気を付ける必要がある。
それに男なら学園側の刺客である可能性が高くなると思う。
原作で刺客の描写があるのは、主人公の相棒キャラの誠一と黒蜜の副部長の香瑠の二人でどっちも男だ。
それに女子側は、男に犯されると隷属してしまうというのがこの世界の理。
だから隷属してしまったら口を割る女子を刺客として放り込むのは考え難い。
そういった理由で、刺客を恐れるなら女子の仲間にする方が良いと思うのだが...結局はその人の人格だな。
「性別で決めるんじゃなくて、信用できる良い人が見つかったら仲間する方針にしよう」
「わかった。でもそれだとどうやって探すの?」
当然の疑問だ。
どうやったら信頼できる人が見つかるのか?
条件を言葉にしようとすると難しい。
「...無理に探そうとするのはやめよう。とりあえず話してみたり、一緒に行動したりして様子を見て、問題なかったら臨時で組んで、それで信用できたら仲間にすれば良い。ただ男子と女子で見方も変わるだろうから、俺達二人が両方とも加入して欲しいと思った人だけ仲間にする。それでどうかな?」
「うん。賛成」
「それで、ダンジョンが新入生に対して開放されるのが来週からだ。早速初日からダンジョンに挑みたいと思ってるけど良いかな?」
「もちろん。私も強くなりたい」
茜さんは、ふんすっという擬音が出そうな表情で了承してくれた。
「うん。頑張って強くなろう。それでダンジョンのモンスターは、クラスを手に入れてスキルを使えるようとしないとまともに戦えない。だから如何にクラスチェンジまでレベルをあげるか? が最初の壁になると思う」
原作の知識もあるが、間違いないだろう。
「うん。先輩から聞いてるけど、ダンジョン時間を短くして、コツコツ経験値を溜めるのが正攻法なんだよね。あと強い人に取り入って引き上げてもらうとか」
「そう。でも前者は時間がかかるし、後者は見返りを求められる可能性が高い。女の子は特にね」
「それも先輩達から聞いてるよ」
茜さんの表情が少しだけ暗くなる。
男に好き勝手されるという話なので、その反応は当然だと思う。
「君のことは、俺が全力で守るよ」
俺の宣言に、茜さんは微笑みながら「ありがとう」と返してくれる。
「それはさておき見返りが怖いから後者の選択肢は取りたくない。だから地道にやってくしかないんだが、最初はダンジョンで生き残れる少数メンバーで入って、その人が強くなったたレベリングしてもらうのが良いと思う」
「つまり最初は、美咲ちゃん達は連れてかない方が良いのかな?」
「そうだね。彼女達の意思を無視はできないけど、個人的にはその方が好ましいかな」
「それならしばらくは二人っきりだね」
「ああ」
…
そこで会話が止まり、しばしの静寂が訪れる。
声を潜めて話していたため、気付いたら距離が近づいており肩が触れ合うくらいの距離になっている。
何を話そうか?考えを巡らせていると、ベットの上に置いた手の上に、何かが触れるのを感じてそちらを見ると茜さんの手が置かれていて彼女が上目遣いでこちらを見ている。
その顔は、頬が紅潮しており興奮している様子が伺える。
隣同士で、ひそひそ話をするために詰めていた距離。
その近さから彼女の顔を見て改めて思う。
俺の人生であった誰よりも、美しく可憐な顔。
小さめで整った輪郭、大きめで優しそうな瞳、長く均一の濃さに整えられら眉毛、染み一つない白い肌。
その頬は少し赤く染まっており、彼女も緊張していることが見て取れる。
ドクドクと高鳴る鼓動を感じながら、重ねられてない方の手を使い、そっと彼女の頬に添える。
柔らかくすべすべの肌だった。
それに対し、彼女は瞳を閉じて何かを待っている。
俺の視線は、薄紅色で艶やな唇に吸い寄せられていく。
俺は湧き上がる欲求に身を任せ、自分の唇を重ねた。
ちゅっと小さく音を立てた、あと一度離す。
2度、3度と続けてだんだんと深く口づけをしていく。
さらに数回重ね、少し落ち着いたところで今更だが確認をとった。
「茜さんは、俺で良いのか?」
それに対して茜さんは、少しキョトンとした顔を浮かべた後、優しく微笑んでくれる。
「ふふっ、良いよ。蓮君カッコいいし、今日のダイブで頼りなりそうだって十分分かったから。...そういう蓮君はどうなの?私で良いの?」
「もちろん。いや君以外に考えられない。君じゃなきゃ嫌だ」
そう言って再び口づけを交わす。
何度も何度も。
そして次第に深さを求め、自分の舌を彼女の口内に潜りこませていく。
「ちゅっ、んちゅ」
音が出るのを気にしないで貪るように唇を重ねる。
彼女の方も、唇を動かし絡ませくれるため、どんどん激しくなっいく。
興奮が抑えきれなくなった俺は、彼女の胸に手を伸ばす。
見た目通り、彼女の胸は片手じゃ収まりきらないほど大きく、そして柔らかい。
反対の手で彼女背を支えながら、唇を重ね続け、胸を揉みしだく。
胸をもんでいると、乳首の位置で硬く抵抗を感じたのでそこを優しくこねる。
「やっ、んっちゅ」
彼女が声をあげるが口づけをして聞いてないふりをする。
頃合いを見て、シャツのボタンを外して、ブラジャーに包まれた胸を露出させる。
続いて背中に腕を通し手探りでホックを外した。
すると支えを失った彼女の乳房が、たゆんと上下にはずんだ。
その乳を片手で揉みしだき、もう片方の手を彼女のショーツに手をかける。
そこは俺の想定以上に、ぐっしょりと湿っていた。
よくよく考えると、初ダンジョンで一気にクラスチェンジ可能な位階までレベルを上げたので、経験値による興奮は相当の物だろう。
ダンジョンで、モンスターを倒す前にかけた精神を安定させるスキル『』の効果も切れているから仕方のないことだろう。
彼女には悪いが、凄く興奮する
その湿った箇所をなぞるように手を動かし、撫でたり、指を挿し込んでショーツ越しに穴の中責めていく。
それだけでクチュクチュと水音がなり、静かな室内に響く。
彼女は顔を背けようとするが、俺が顔を寄せて口づけをすることで阻止する。
口づけする箇所を唇から頬、首筋から胸へと移動させていく。
おわん型の胸。
その白くきめ細やかの肌の上に、綺麗な桜色をした乳輪があり、さらにその中央にピンっと乳首が立っている。
それを口で加え、舐めたり、しゃぶったりして愛撫を重ねる。
彼女の方も、だんだんと身じろぎが大きくなったため、体勢を変えてしっかりと彼女を支えながら愛撫を続ける。
ショーツの上から愛撫する手が動くたびに、ピチャピチャと水音が大きくなっていく。
それを指摘すると彼女は顔を真っ赤にして恥じらうが、その仕草が愛おしく、興奮が高まっていく。
頃合いを見て彼女をベットに寝かせて、ショーツを横にずらしてクリトリスと膣口の位置を確認し手を伸ばす。
片手でクリトリスを擦り、もう一方の手で乳首をつまむ。
「いっ、まっ、て。ん~~」
その言葉に限界が近いと思って、指の動きを早くしていくと彼女の体がビクンと揺れ、俺の腕を締め付けながら、体をのけぞらせる。
「はぁ~」
快楽が収まったのか、吐息をもらす彼女だが、もう俺の方も我慢限界だ。
ベルトを外しパンツごとズボンを脱いで、自身の性器をむき出しにする。
「ごめん。俺、我慢できない」
「...うん。来て」
顔を赤く俯けながらも、否定せずに受け入れてくれる。
その硬く、そそり立ったペニスを、彼女の膣口に当てて愛液を絡めていく。
十分に濡れたのを確認して、ペニスを彼女の膣内に挿し込んだ。
「っ~」
彼女の膣に圧迫され、性器が暖かくなるのを感じる。
あまりの快感に射精しそうになったが、何とか堪える。
彼女の表情を見ると、顔を歪めて痛みに耐えているのが分かる。
接触している膣口を見ると、赤い雫が見える。
「あっごめん。痛かったか?」
こんなに可愛い茜さんが今まで経験がないなんて思ってなかったので驚き、慌てて気遣う。
これだけ可愛ければ、周りの男子がほっとくわけないし、この作品の設定からこの学園に入学してくる女子で経験のない子は少ないという情報を知っていたから期待してなかった。
もちろん処女じゃなきゃ嫌だなんて言う気は全くない。
仮にどちらであっても茜さんの魅力を損なうことはないが、性行為に慣れる前の彼女とできると考えると、興奮が高まりペニスに血がたまって行くのを感じる。
「だい、じょうぶ。蓮君の好きに動いて」
そうは言われても、ここで好き勝手動くのは可哀想だ。
だから彼女の体を起こして、抱きかかえるように腕を回してキスをする。
ペニスは彼女の自身の重さでより深くまで入り、興奮を高めるためにぐりぐりと押し付ける。
そうしているだけで十分に気持ちが良く、すぐに俺の方も限界に近づく。
「茜、俺もイク」
彼女の返事を確認する間もなく限界が訪れた。
彼女の体を支える力を強め、肉棒を彼女の膣内のできるだけ深いところに押し当てる。
限界まで膨れあがったペニスが、鼓動に合わせて大量の精液が放出させる。
ドクン、ドクンと男根を跳ねさせ、全てを出し切るような気持ちで、一切の我慢をせず、快感に身を任せ放出していく。
挿入したままだから、当然俺の精液が彼女の膣内へ流れていく。
普通だったらゴムもつけずにそんなことはしないが、ダンジョンに潜ると妊娠しなくなるというのがこの世界のルールだ。
そのルールに甘え、欲望のままに彼女へ膣内射精をした。
気持ちいい。
思えば転生してから初めての射精だ。
監視されている中での自慰行為をするわけにもいかず我慢していたし、ダンジョンで得た経験値による興奮も堪えていた。
全てはこのため、とは考えていなかったが、後付けでそう思えるほどの快感を感じている。
一番好きな女の子とのセックスという最高のシチュエーションで、苦しいほど我慢した後の射精だ。
やがてペニスの脈動が収まるが、しばらく余韻に浸っている。
「気持ち良かった?」
「うん。最高だった。...でもこれだけじゃ全然収まらない」
一呼吸ついて興奮が少し収まったが、未だに俺のペニスは彼女の膣内で硬くそそり立ったままだ。
この体が絶倫なのか? ダンジョンの経験値取得による精力強化によるものか? あるいはその両方か?
全く萎える気配がない。
「続けて」
俺の首に手を回し、顔を近づける茜さん。
それにキスで応じる。
「ちゅ、ありがとう。でもしばらくは我慢できるから慣れるまではこのままで」
そう言って、乳首とクリトリスをいじって快感を促す。
するとそれに応じて、ペニスの締め付けが強くなり、俺の方も気持ち良くなる。
口づけを交わしながら愛撫すること数分。
「大分慣れてきたから動いて」
「わかった。でもゆっくり動かすね」
ベットに彼女を寝かせて言葉通り、ゆっくりとした動作でペニスを抜いていき、抜ける手前で挿し込みに転じる。
少し我慢しているような表情になっているが、最初は痛く感じるのは変えようがないため慣れてもらうしかない。
前後に動かす。
それだけで彼女の肉ひだがペニスを刺激し、先ほどよりも数倍気持ち良くなる。
彼女の表情も、最初挿入した時よりは、和らいでいるように見える。
じっくりと前後に挿入しながら、時折突きこむ方向を変えながら彼女の反応を見ると、お腹に向けやや
上方向に立てながら突きこむと、膣肉の締め付けが強くなり、体も強張るので弱点なのだろう。
その反応をもっと見たくて、同じように何度も繰り返し挿入していく。
「あっ、あ」
静かだった部屋の中に、彼女の嬌声が響く。
その声は愛らしく、俺のペニスで気持ち良くなってくれてるという事実で胸が満たされる。
だがそれはそれとしてペニスの刺激がどんどん強くなっていき、これは長くは持ちそうにない。
「早くするね」
「うん」
もう射精を止められないと思った俺は、腰の動きを早める。
パンパンっと、俺と彼女の体が打ち合う音がなるが気にしていられない。
そして限界のとき、彼女に覆い被さるようにペニスを押し込み、そのまま射精した。
ドクン、ドクンっと一回目よりも大きく脈打ちながら、射精していく俺のペニス。
彼女の方も、俺の首に手を回し、腰に足を回して離れないようにしている。
「...気持ちいい」
思わず口に出してしまう程、俺はそう感じている。
長い快感の後、心地の良い余韻があり、溜息をついてしまう。
覆い被さったことで目の前に茜さんの顔があり、彼女も惚けたような表情だ。
視線が重なりあうと、自然と顔が近くなりキスを交わす。
しばらくキスと抱擁をしていたが、そこで俺はまだ彼女と付き合えてないことを思い出した。
セックスしておいて今更だと思うが、大事なことなので明確にした。
キスの後、顔を話したタイミングで、彼女の頬を撫でながら告白した。
「茜さん。俺と付き合って、いや俺の女になってくれ」
今更な俺の言葉に、彼女は頬を綻ばせながら笑顔で答えてくれた。
「はい。よろしくお願いします」
返事を貰った直後、彼女を引き寄せ抱きしめる。
「ありがとう。絶対に大事にするから、君が最高の学園生活を過ごせるよう頑張るから」
「えっと、学園生活だけですか?」
小首を傾げながら、少し揶揄うような口調でいう彼女。
「茜さん、一生、君を幸せにするから」
「うん。期待してるよ」
優しい声で、綺麗な笑みを浮かべながら答えてくれる彼女。
俺はその光景を一生忘れないだろう。
物語の中に転生して、どこか他人事のように考えていた部分があった。
だがそんなことがどうでも良くなる程、魅力的な彼女に出会えた。
彼女が創作世界の人だとか、物語に影響を与えるかどうか等はどうでも良い。
誰よりも可憐で、美しく、俺に体を許してくれた彼女。
そんな彼女を、俺はどんな手を使ってでも、絶対に彼女を幸せにする。
いや一緒に幸せになるんだ。
そう心に誓い、決意を固めるのだった。