午後の講義も終わり、俺は友達の竹村と駄話をしながら帰路に就いていた。
「ふああ〜。」
梅雨の生暖かい空気のせいか、俺は相変わらず眠気に襲われている。
「やっと終わったよォ、あのクソつまんねー授業。ふああ、早く昼寝したい。」
「ああ、マジで。しかもレポート来週提出だろ。」
「そうだよォ。何にも書いてないわ。あ〜あ、哲学科なんて入らなければよかったァ。」
「まあ、しゃーないな。」
竹村とは同じ学科で知り合った。友達がいなくて困っていた俺に、最初に話しかけくれたのが竹村だったのだ。
「なんかお前またデカくなった?」
「いや、もう流石に止まったわw。」
「どうやったらそんなに伸びるんだよ。」
身長は180cmらしく、俺より10cm以上高い。無造作な短髪、Tシャツにゆるいズボン、少し汚れたスニーカーがデフォルトで、俺も人のことは言えないが、いつも適当な服装である。ガタイが良いから体育会系かと思ったけど、実は結構オタクっぽい。内気な俺とも波長が合い、まだ会って1ヶ月程度だがすぐに仲良くなった。竹村はポリポリ頭を掻きながら言った。
「そういえばお前、今日バイトある?」
「いいや。この前辞めたわ。」
「え!?なんで?」
「なんか、飽きちゃって。別に金に困ってねーし。」
俺は面倒くさがりで、すぐ投げ出すタイプだ。
「フフフ…。修太らしいな〜。」
「そうかな?」
「一人暮らししてたら面倒なんて言ってらんないぞ〜。」
「…う〜ん。」
俺は説教されたようでちょっと不機嫌になる。
「バイトも嫌だけど、レポートも嫌だわ。もうやだーッ。」
「じゃあ、この後一緒にレポート片付けようぜ、俺んちで。」
「ああ。いいけど、竹村んちってこの近くだっけ?」
「うん。歩いて5分くらいよ。修太呼ぶのは初めてだわァ。」
「てかお前、修太って呼ぶのやめろよw。」
「え?別にいいじゃん。」
「中山でいいだろ、中山で。」
「そうか〜?なんか、修太の方がしっくりくるんだよ。」
「なんだそれ。」
俺はなんだか恥ずかしくなり、伸びた前髪をバサっといじった。
俺たちはしばらく路地を歩いた。遠くの国道の車の音以外聞こえない、閑静な住宅街の一角に、竹村の住むアパートはある。
「あ、ここだよ。」
「へぇ〜。」
俺たちは階段を登り、廊下を進む。竹村は鍵を取り出し、ドアを開けた。薄暗い室内を見ると、ユニットバスとキッチンの奥に、6畳ほどの部屋がある。一般的な1kの間取りだ。厚いカーテンの向こうから白い日が細く差し込んでいた。
「おお、こんな感じか。」
「あんま綺麗じゃないけどな。」
中央には布団が敷いてあり、部屋の隅には小さい机と筆記用具などが置いてある。壁に沿って本棚や、コート類をかけるための竿、プラスチック製のタンスなどが置かれている。
「へぇ〜、意外と綺麗じゃん。」
そう言って俺は荷物を下ろすと、にわかに布団の上に座り込んだ。
「ふああ。」
「人んちなのに大胆だなあ。」
「あぁ、ごめん。ちょっと眠すぎて。ふあああ 。」
「昼寝すっか。」
「マジ?寝ていい?」
「うん、寝な寝な。」
「サンキュー。」
俺は眠気が限界まで来ていたため、竹村の布団に寝転んでまもなく、ふんわり眠りに落ちてしまった。
「んん…。」
俺は目をこすりながら気がついた。ぼんやりとした意識の中、スマホを見る。もう1時間くらい眠っていたらしい。
「やっべ。」
重い体を目覚めさせようと、寝返りを打つ。すると、俺の方を見ながら横向きに寝そべる竹村がいた。
「ぐう…くかか…」
俺が気づかない間にもう1枚布団を敷き、隣で寝ていたらしい。熟睡しているようで、静かにいびきをかいていた。Tシャツがめくれて臍が見えている。
「…」
俺は、じっと竹村を観察してしまう。呼吸のリズムに合わせ、ズボンの膨らみが上下に揺れる。
「…でっか…。」
ズボンから浮き出る、竹村のアレの形から目を離せなかった。結構な長さだ。明らかに平均以上はある。太さも俺のよりも一回り大きく見える。
「…」
俺は無心に目で追っていた。男に対する興味は以前からあったが、実際に目の前にすると、尚更ヤバい。いつも優しいけどちょっと偉そうな竹村が、こんな無防備な姿を俺の前に曝け出している。
「くかあ…くう…ああ…」
口を半開きにしながら、妙に幼い寝顔を俺の方に向けている。
「…可愛い寝顔やん。」
俺は微笑みながら、竹村の頭を撫でてみた。
「くか〜…」
竹村は全く目を覚ます気配はない。しかしそのいきり勃った息子は、布の下から俺に激しく自己主張してきている。
「…やばい…。」
俺は貰い勃ちしてしまった。
「…」
気を紛らわそうとスマホをダラダラと眺めてみるが、正直もう我慢できない。俺は、改めて熟睡していることを確認してから、竹村のもっこりの先端に触れた。最初は指先でとん、と押してみる。そして、親指と人差し指で挟んで、形に沿って何度が擦ってみた。
「くかあ…」
竹村は全く気づかない。俺は背徳感で舞い上がりそうだった。そして、冗談で済まされるだろうと思った。心臓がバクッバクッと高鳴る。俺は竹村のパンツの端に、そっと指をかけた。そしてゆっくりと、音を立ててないように下ろしていく。黒々と茂る陰毛の奥から、パンツの布にグイッと引っ張られた竿が、限界になってバチンッと飛び出してきた。
「…すげえ…。」
自分以外の勃起した性器を、生で見たのは初めてだった。長さは17cm程あるだろうか。太さも4cmは超えており、中々のデカマラだ。亀頭もそれなりにくびれ、薄明かりの中でその鮮やかなピンクが映えている。俺は感動と羨望の目線で竹村のちんぽを拝んでいた。
「くかあ…ぐう…」
相変わらず夢の中な竹村をよそ目に、俺は恐る恐る触れた。俺の左手の中で脈打ちながら熱を帯びている。軽く握りながら、ゆっくりと扱き始めた。だんだんとスピードを上げ、カリに指が引っ掛かかっていやらしい音を立てる。ちんぽは硬さを増し、尿道の先から我慢汁が滴ってきた。
「うぅ…。」
「!」
竹村は呻き声を上げる。俺は咄嗟に手を止めた。唇と眉がピクピクと微かに動いているのがわかった。
「…ふ…ふふ…。」
俺は笑いを堪える。
「頼むから起きないでくれよ…。」
「…くかぁ…」
大丈夫だ。まだいびきをかいている。俺は手コキを再開した。玉袋は硬く縮み、早く出したくてウズウズしているように見えた。もはやここまで来たら、やめる方が愚か。俺は一層手の力を強め、激しく扱き続ける。
「く…あぁ。」
竹村のいびきは不規則になる。
ドピュッ!ピュッ!ピュッ
「…!」
不意にザーメンが吹き出した。30センチほど飛び、俺のズボンにねっとりとかかる。液が押し出されるのと同時に、ちんぽの根元がビクビクと脈動するのがわかった。10回ほど小刻みに噴出し、布団の上に散らばった。この量だと、5日か一週間くらいだろうか。かなり早漏だったのも、大分溜まっていた証拠だ。
「…はぁ、はぁ…はぁ…。」
俺は、自分もイッたかのように息を切らしていた。しかしすぐに我に帰り、事の重大さに気づく。転びそうになりながら、急いでテーブルの上にあるティッシュ取り、辺りに散らばったザーメンを拭き取った。萎えて柔らかくなった竹村のちんぽも丁寧に掃除し、ズボンとパンツを上げて、自分の淫らな悪戯の証拠を跡形も無く消し去った。竹村は一瞬覚醒しかけたが、また深い眠りに戻ったようだ。
「危なかったァ…。」
俺は胸を撫で下ろし、自分のズボンについた竹村の精液を人差し指の先で取り、ぺろっと舐めた。
「…。」
自分のと同じような味と香りだった。
バサッ
その時だった。竹村は飛び起き、俺に踊りかかった。
「ぎゃああああああああああ!」
俺は悲鳴を上げる。竹村は、布団の上に俺を押し倒す。
「…ご、ごめん!ごめんんんん!」
俺は笑いながら許しを乞う。すると竹村はさらに体重を乗せて覆い被さってきた。
(殺される…!)
体が恐怖で凍った。
「…。」
竹村は薄ら笑いを浮かべながら俺の瞳を見つめる。
「ゴ、ゴメン!…ゴメン!ユルシテ…!」
俺は、今度は泣きそうになりながら、懸命に声を絞り出した。竹村はしばらく俺の目の前で静止していた。俺はもう、生きた心地がしなかった。
「…。」
グイッ!バサッ
「うわぁッ!」
竹村はいきなり、俺のパンツを下ろした。萎えかけのちんぽがボロンっと飛び出す。さっきまでビン勃ちだったから、先っぽに我慢汁が付着してる。竹村はそれをぺろぺろと舐め取った。
「…あァッ!」
俺は竹村の突飛な行動に圧倒されつつ、身を任せるしかなかった。
チュルッぷちゅっ
竹村は、敏感な俺の亀頭を器用に舐め回し始めた。
「…あッあぁ…はぅ…」
巧みな舌技に、俺は思わず声を漏らす。きっかけは俺が勝手に射精させたことだ。竹村はそのお返しをしているにすぎない。そう頭で理屈づけようとも、彼が同様に男を貪る欲を隠していたホモで、俺から性的な扱いを受け、素直に応答するような獣であるという事実に、静かな感慨を覚えていた。
プチュっブチュウッパッ
唇を密着させて何度も吸ってくる。
「ああッ!うう!」
俺は腰が弾けるような快感の波に悶えた。フル勃ちでも俺の息子は13cm弱。いつのまにか竹村の口腔内にすっぽり咥え込まれ、ぐちゃぐちゃにいじめられている。
ブチュアッ!プパッチュア!
「あぁ〜ッあァッ…」
俺の小ぶりなちんぽは、まるでおもちゃのように弄ばれる。身長でもチン長でも、力の強さでも勝てない大男に、無理やりされるこの屈辱感。今までにない悔しさと心地よさを感じていた。
「ああッや、やばいぃ…イキ…そう…」
込み上げてくる快感。竹村は舌使いのペースを緩めることなく、一気に攻め上げる。股間の奥底が熱を帯び、強い痙攣が押し寄せてくる。
「ああッイクッイクうううッッ!!」
俺は腰を震わせながら、思いっきり射精した。3日くらい溜めてた熱いザーメンが、竹村の口の中でたっぷりと広がり、唾と絡み合いながら亀頭を包み込む。
「ああッあ…あぁッ!」
手足が震え、心臓は破裂しそうなほどに高鳴っていた。竹村はドロドロになった口の中で俺のミルクを味わっている。
…くちゅ…くちゃ…
「あぁ…ハァ…あッあ…」
しかし舌が当たる度に、亀頭がくすぐったくて仕方ない。
「う…うぅ、やばい!や、やめ…やめて…もうッ…」
俺は竹村の顔を退けようとした。しかし竹村は俺の腰をがっしり掴んで離そうとしない。
ブチュッブチュウッ
「ああッああーッ!」
拷問のような刺激を与えられ、俺は悶絶する。
「…お、おい!離せッ!ああッやばいィうッ!あっアァッ!!」
突然尿意が湧き上がってきた。竹村はレロッレロッと亀頭を舌で包むように攻めてくる。しかも、たまに舌先で尿道口を広げるように押してくるため、もう我慢できない。
「うう…漏れ…る…ゥウッ!」
俺はブシャッと小便を漏らした。
「うわッ。」
竹村は驚くも、飛沫を受けながら舌遊びをやめない。俺は半分イッてるような感覚で、小便を高らかに吹き上げた。竹村の頭や周囲に飛び散り、布団には黄色いシミができていた。
「…はぁ、はぁ、はぁ…。」
俺は息を切らしていた。小便が出終わると、竹村は優しく俺のちんぽを置き、顔を上げた。
「…。」
「…。」
気まずい沈黙が続く。数分前までただの友達だった俺らが、いきなりこんな大事件を引き起こすなんて、夢にも思わなかった。竹村は唇についたザーメンや、顔周りの水分をティッシュで拭き取り、俺の顔を見る。
「…。」
「…。」
竹村は、俺のちんぽや陰毛に絡みついた粘液を拭き取ってくれた。俺はなにも言わず、抵抗もしなかった。すると竹村は、おもむろにスマホを取り出し、音楽をかけた。
「…は?」
俺は思わず笑いそうになる。
「いや…なんか…。」
「…。」
静かな部屋にビートが淡々と響く。
「…それ、なんてバンド?」
「雲海ストリップ。知らない?」
「なにそれ。知らんわ。」
「マジでいいぞ。歌詞は哲学的だけど、キャッチーなメロディ。だけどどこか幻想的で。」
メジャーな感じはしないが、独特でサイケデリックな雰囲気だ。俺はパンツを上げ、聞き入る。さっきの野生的な興奮を冷ますかのように、透明感のあるハーモニーが、心にじんわり染み入ってくる。
「…てか。」
「…ん?」
「修太って意外と毛深いんだな。」
「…なんだよ今更w。」
「なんか…お腹とかヤバかった。」
「…いや…お前がツルツルすぎるだけだろ。」
俺は確かに毛深い。腹や性器周り、ケツや腿まで太い毛で覆われてる。正直コンプレックスだったが、なぜだが、竹村に言われるとそこまで悪い気はしない。
「可愛い顔して、体はエロいよな…。」
「…うるせーよ。」
俺は苦笑いした。3分ほどの曲は終わり、竹村は音楽を止め、窓の方をぼんやりと見つめていた。
「俺たちさ…」
「…」
「これからどうする?」
竹村は優しく、でも妙に重みのある口調である。
「…どうって…。」
俺は戸惑いつつも、本心で言った。
「…もう戻れねぇな。」
「…うん。」
俺たちは一線を超えてしまった。もうただの友達じゃない。しかし、何かを失ったような感覚はなく、むしろ深い安心感が俺の心を温めていた。
「…布団汚しちゃったな。」
「あぁ、全然いいよ。気にしないで。」
「うう、臭。」
俺の小便の匂いが、夢のような空気の中にリアリティを与えている。
「レポートどうする?」
「…なんか、めんどくさいからいいわ。来週適当に仕上げようぜ。」
「ったく。そんなんだからバイトも続かないんだろ。」
「は?関係ねーだろ。」
竹村は微笑む。
「ふふ…。」
「…何笑ってんだよw。」
とてつもない経験をしたのにも関わらず、俺は不思議と落ち着いていた。今は何もせず、ただ竹村と一緒にいたい。薄暗い部屋の中、俺はぼーっと、カーテンの隙間から漏れ出る光を見つめていた。