※この作品はR-18です。

アークナイツ:不本意姦短編集   作:片腕チェーンソー

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ホルン 輪姦

 

「オラ!ちゃんと締めろよリタちゃんよお!」

「もっと舌からめろよ……あと5分でイかせられなかったら、分かるよな?」

「はは、おいおい部下がたくさん見てんのにもうイっちまったのか?堪え性のないワンちゃんだな!」

「ちょ〜っと痛いけどおとなしくしろよ?お前みたいなアバズレにぴったりな淫紋つけてやるから」

「よしよし、イくときちゃんと宣言できるようになったじゃねえか、ご褒美をあげなきゃなぁ」

 

 

「──ぐ……うっ!あ……夢……」

 

深夜、ロドスにおいて割り当てられた私室。未だ纏わりつく嘲笑と彼女に伸ばされる手を拒むかのように、毛布を抱き寄せる。

 

(また、同じ夢を見た)

 

彼女が見たそれは決して不安から来る妄想でなく、事実として過去に存在する記憶の一端──彼女がダブリンに囚われていた際の陵辱は、彼女がダブリンの手を逃れ、サルカズとの戦争を終えた今になっても彼女を蝕むものであった。

 

ぎゅっと自らを抱きしめると、彼女の大きな──彼らに何度も吸われ、揉みしだかれた──乳房が薄手のシャツを押し上げる。その乳房の先にうっすらと見えるピアスの形を認識し、ホルンは大きくため息をつく。

 

いくばくかの時間を経て、取り外す余裕も十分あったはずなのに、取り付けられたピアスを外せないのは、自身が未だにあの陵辱を認めたくないからなのか、それとも──

 

ばっと毛布をかぶり直し、目を閉じる。

明日にもロドスでの任務がある。無駄に体力を消耗するわけにはいかなかった。

たとえそれが逃避の言い訳に過ぎないとしても。

 

 

 

 

 

「では、我々はこれから別行動となります。ホルンさんに申し上げるようなことではありませんが、どうかお気をつけて」

 

「ありがとう、そちらも気を付けて」

 

今回の任務はある都市における調査任務であった。ロドスの医薬品について、確認していない流通が発覚しており、その実態を調査すべく、ホルンと二人の隊員が派遣されたのである。

 

早速現地に赴いたものの、どのような団体がどのようにしてロドスの医薬品を流通させているのかはいまだ不透明な部分が多い。そのため、ホルンたちは二手に分かれる形をとり、隊員たちが市場などにおける調査を、ホルンが今回の一件についてなんらかの情報を知っているのではないかと考えられる、都市の反社会勢力の一員の動向を確認するという方針が立てられた。

 

(といっても、直接確認をとるのは愚策ね。彼がよく訪れると聞くバーは突き止めたし……安全策として、今回はそこで一度見に徹させてもらいましょう)

 

からんからんという音を響かせながら、ホルンがバーに入店する。

店内はホルンの想定よりも広く、またそれなりの客入り具合として、賑わっている様子であった。

 

(……思ったよりも騒々しいところね。まだターゲットは訪れてはいないみたいだけど、裏に部屋とかがあるわけじゃなさそうだし、入店してもすぐ把握できそうね)

 

カウンターに座り、適当にドリンクを頼む。不自然にならないようにドリンクを飲みながら、意識を切らさずに周囲の状況を確認し続ける。

 

十分、三十分、一時間。予定していた時刻になかなかターゲットが訪れないことから、ホルンはわずかに眉を潜めた。

 

(勘付かれた……?いえ、この程度ならまだ分からないわね。そもそも確証も薄い。ある程度区切りをつけたら、今日は一度拠点に戻ったほうがいいかしら)

 

不自然にならないように飲み進めたグラスはもう何杯目だったか。当然、強い度数のものは飲んでいないがしかし、場に当てられたかいくらかの酔いを感じる。一瞬目を閉じ、改めてホルンが作戦の対応を考慮した、そのときである。

 

「お姉さん、今日は一人なの?」

「さっきから見てたよ、相手いないなら俺たちと飲もうよ」

「後悔させないよ、俺たち」

 

背後から肩を組んでくる男と、それに伴ってホルンの隣の席に座り込む男たち。

目立ちたくないがゆえに気づいていて見過ごしたが、いきなり距離感を詰めてくる男たちに不快感を覚え、ホルンは渋い顔をする。

 

「悪いけど、他を与えてちょうだい。待ち合わせをしているから」

 

「うっそだ〜、お姉さんずっと一人で飲んでんじゃん」

「こんないい女待たせるなんてろくでもないぜ?全部奢ってあげるからさ」

 

男たちは軽薄であったがしかし──彼らは任務に関係するような人物ではないだろう、とホルンは内心でひとりごちる。

 

(医薬品の流通はおそらく組織的なものだけれど、そんな組織に入れてもらえるにしては迂闊すぎるし、身体の使い方からして戦闘の心得もない……地元のごろつきくずれか、ナンパな観光客かってところかしら)

 

男たちの誘いをより強く断ろうとした、そのときである。

 

からんからん、と来客を告げる音が響き、ホルンは視線を気取られないようにしながらも、入店する客を確認すると──

 

(ターゲット!それとあれはこの街の医者だったかしら……情報は正しかったみたいね、となると)

 

いままさにホルンに話しかける彼らをどう対処するかが問題となる。

ホルンとしてはこんな連中と付き合っていたくはないがしかし、彼らはいくばくか目立つ。ここで拒み続ければいさかいを起こしかねず、そうなった場合にはターゲットたちは立ち去りかねない。

 

(この連中の相手をしながらでも、私なら会話を聞き取ることはできる……しかたないか)

 

「いいわ、少しだけよ」

 

「おっいいんすか、ラッキー。こんな美人さんと飲めるなんてツイてるなあ、俺たち」

「じゃあ、こっちの酒お注ぎします、お姉さん」

「乾杯!」

 

グラスを打ち付けあい、ホルンたちは酒を飲み合う。男たちはホルンの想定よりも随分と低俗な連中であった。やれ自分たちにはこれほどの女性を抱いたことがあるだの、やれこいつのそれはでかすぎて嬢に断られただのといったくだらない雑談、くだらない自慢話。男たちの視線がホルンの胸部にひたすら向けられていることに気づきながらも、ホルンはターゲットの会話に集中し、男たちの会話をやんわりと流していく。

 

十分、二十分と時計が進んでいく。ホルンは確実にターゲットの会話を脳に刻み込んでいくがしかし、男たちの次々注がれる酒に、酔いが回っていくのを感じ始めていた。そしてさすさすと太ももを、腰を、肩を撫で回さんとする男たちの手を払いのけるのことにも、限界が見え始めていた。

 

 

「お姉さん、俺たち……めちゃくちゃ[[rb:うまい > ・・・]]っすよ」

 

わずかに赤くなった顔で、ホルンの肩に手を回した男が言う。

 

「……もう、私はそういうつもりじゃないのよ、だから今のは聞かなかったことにしてあげる」

 

視界の隅でターゲットたちが離席せんとするのをとらえる。

居所の知れぬターゲットを尾行し、居住地を突き止められれれば任務達成に大きく近づく。

そう考えたホルンは、やんわりと男たちに切り上げを示すと、男たちは不満げな声をあげる。

 

「えーっこっからが楽しいんじゃないっすか」

 

「ごめんなさいね、明日も用事があって」

 

(ターゲットたちはすでに会計も済んだみたいね……はやくこの場をでて──)

 

「っひゃん♡」

 

「うっは、すごい雌の声!」

「お姉さん、やっぱ欲求不満でしょ、俺めっちゃ手マンうまいよ?」

 

男の一人がホルンの内ももを撫で回すことで、ホルンは甘い声をあげ、そして同時に彼女は自身の身体にかけられた[[rb:呪い > ・・]]が作動したのを感じ取る。

 

(ま……ずい、この触り方、あそこされたのとおんなじで……身体が……熱くなって……)

 

「もう、私はこれで──んぐ、がぼっ、んん〜〜〜!?」

 

「だめだめ、酒は最後まで飲みきんないと」

 

男の一人が強引に自身の酒をホルンに注ぎ込んでいく。度数の強いそれは、ホルンの脳を一気に沸騰させ、身体の疼きを加速度的に強めていく。

 

「うーん、お姉さんいい匂いだわ〜」

 

もう一人の男がホルンを後ろから抱きしめ、ホルンの腹部をぎゅっと押し込んでいく。男にとっては単なる捕獲と、自身の性欲の発露にすぎなかったそれはしかし、徹底的に調教されつくし、いままさに身体が疼ききったホルンにとっては決定打となる一撃であり──

 

「あっ──んぎっ──イぐっ♡リタ、イきましゅぅ~〜〜〜〜♡」

 

刻みつけられた宣言の言いつけ通り、ホルンは絶頂する。

男たちにとっては唐突の絶頂。しかし当初からホルンに目をつけていた彼らにとっては願ってもない事態であり、彼らはわずかに顔を見合わせると、にやりと頷きあった。

 

 

 

 

「んが、か、ああ──おっおおっ♡イく♡リタイっくぅ~~~~♡」

 

意識が急浮上する。肌寒い外気が野外であることを示し、酷い匂い──しかしどこか嗅ぎなれた匂いが鼻につく。明滅する視界のなかで見知らぬ男たちがいることを認識し、その焦点が合い始めたとき──

 

「おっ、おおっリタ、イきます、んん〜♡」

 

再びの絶頂。意識の明瞭化は身体に与えられていた多大な快楽をも再認識する。

 

「ん、あ、はあ、ここは……あなたたち……」

 

状況を次第に認識し始めたホルンは、男たちをギロリと睨みつける。

ヴィクトリアで軍人として経験を積んだ彼女の気迫は場慣れした者であっても身が竦むものであるがしかし──

 

「やめっ……ぐうぅ~~♡ふ、んん♡あ……はあ、くそ」

 

届かない。すでに散々彼女を弄んできた男たちにとって、それは快楽へのスパイスでしかなく、酒とホルンの美貌に酔った男たちにとっては多少の脅威は目に入らない。

ホルンの目覚め、そしてその抵抗さえ意に介さずに、男たちはホルンの胸を、秘部を、腹をまさぐり続け、その優越的地位は揺るがない。

 

「ん〜、寝坊助だなあ、リタちゃんは。なに、気にしなくていいぜ?酒代はこうしてたっぷり回収させてもらっているところだからさ」

 

「……下衆ね」

 

「下衆?さっきまであーんなに気持ちよくヨガっておいてそりゃないぜリタちゃん」

「そうそう、また聞かせてくれよ、リタイきましゅ〜♡ってさ」

 

ホルンが身じろぎしようとするも、両手両足を男が一人ずつで押さえ、もう一人の男が仰向けになった彼女の腹に乗っている状況にあり、僅かな抵抗も難しい。その様子に男たちはますます調子に乗って彼女への挑発を続けていく。

 

「そもそもリタちゃんさぁ、[[rb:こんなの > ・・・・]]ぶら下げておいてその気がないなんて嘘でしょ?」

 

「んはぁん♡……この、やめなさい!」

 

男の一人がすでに一糸纏わぬ姿にさせられているホルンの乳首に着けられたピアスを引っ張る。わずかに快感が漏れたホルンの様子に、男たちの笑みは深まる。

 

「しかもいくらなんでも感度が良すぎるしさあ……本当は男漁りに来てたんでしょ?」

「ホテルまで連れて行こうと思ったんだけど、リタちゃんがちょっとイジっただけで腰砕けになっちゃったからこんな路地裏で相手してあげてんのよ?」

「ギャハハ、それは俺らがケチっただけだろ!」

 

男たちの囀りを聞き流し、隙を探る。ホルンは軍人である。それもテンペスト特攻隊の隊長として、ダブリンやサルカズ、他にもヴィクトリアに仇なす数多の者たちを屠ってきた優秀な兵士である。体格差で劣る男三人に抑え込まれる不利な状況においても、相手が素人である以上その隙は確かに存在し、そしてそれを突かんとする、そのとき──

 

「ほいっ」

「んおっ♡リタ、イきますっ♡」

 

絶頂。腹に座る男が先よりも強く両乳首のピアスを引っ張っただけで、ホルンは呆気なく絶頂し、男たちへの抵抗の芽を瞬時に摘まれてしまう。

あるいはダブリンに囚われる前の彼女であるならば。この程度のちょっとした玩弄に影響されることなく、あっという間に男たちを組み伏せれていたはずなのに──なまじそうした考えがよぎるがゆえに、ホルンの内心の屈辱と羞恥は募っていく。

 

「はは、おもしれー」

「やっぱ完全に調教されてるよな、コレ」

「ありえない感度してるもんなぁ……んじゃ、そろそろ俺たちも気持ちよくしてもらおうかね」

 

腹に座っていた男がどき、ホルンの両足が開かれていく。ホルンは懸命に抵抗するも、甘い快感に毒された身体は思った通りに動いてくれず、すこしでも抵抗が強まった瞬間、身体を撫で回されて動きを封じられてしまう。

 

「……やめ、やめろ!やめなさい!この、離しなさい!」

「やめませーん。てかもうびっちゃびちゃじゃん!お預けしちゃってたかな?」

 

ホルンの濡れきった秘部に男の一物が当てられると同時に、ホルンの中で凌辱の記憶がフラッシュバックする。

何度も強制的に与えられた絶頂。幾度となく飲み干した男の精液。何度も媚びるように指導され、次第に抵抗も薄れてただ男のいいなりの情婦となった忌々しき敗北の記憶。終には男のそれを強請り、甘い声で陵辱者たる彼らに愛を囁き──

 

「違う!私は!そんな、やめて、許して……嫌、やめてちょうだい!」

「んじゃ、いただきますっと」

 

「やっ、あっ────」

 

拒みたい心とは裏腹に、躾けられた身体は久方ぶりの男を悦びながら向かい入れる。

男が挿入すると同時にホルンの身体は男のそれを優しく、しかしみっちりと締め上げて快楽をもたらしていく。そしてそれと同時にホルンの秘部は大量の潮を吹き出し、彼女の脳内はなにかが大量に破裂したかのごとき快感に支配される。

 

声にならない絶頂。ぐるんと白目を剥いて舌を突き出す彼女は、自らを盾として堅固な意志で規律を語る常のホルンを知るものからすれば想像もつかないような姿であり、彼女を知らぬ男たちの興奮をも著しく煽るものであった。

 

「うおっ……とんでもねえ名器じゃん」

「リタちゃんエロすぎるなぁ……はやく代われよ!」

「落ち着けって、抵抗もなくなったんだしこの胸も唇も好き放題だぜ?」

 

唇に吸い付き、胸をもみしだく。逸った男の一人は彼女の美しい髪に自身の一物を巻きつけてしごき始める。

 

「っし、そろそろ一発目だすぞ、いったん腹にでも──リタちゃん!?」

 

一物を引き抜こうとした男の腰に、ホルンの両足が絡みつく。

 

「リタの……中に、ザーメンくだひゃい……」

 

ホルンにとってはあまりにも残酷なる事実であるがしかし、度重なる快感で茫洋とした意識の中、彼女が表出した人格は、軍人たるヴィクトリアテンペスト特攻隊のホルンのものではなく──ダブリンの手で壊され、作り変えられた、男に媚びて快楽を求める浅ましき性奴隷たるリタちゃんであり──

 

「っそ、このエロ女!お望み通り一番奥に出してやるよ!孕めっ!」

 

「お、お、リタイく♡リタ、イきましゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♡」

 

濁流のような男の精液がホルンの──否、リタの中に注ぎ込まれていく。

大量の快楽を叩きつけられたリタは当然に絶頂し、快楽を味わいつくさんとさらに舌を突き出すと、男もまた彼女の舌を自身のそれと絡み合わせ、二人はまるで一つの生き物であるかのように強く繋がっていく。

 

やがて男の射精が終わり、その余韻が続く中で、ようやく男がリタから一物を引き抜き、立ち上がる。

 

ごっぽぉと粘着質な音を立てたリタの秘部からは、大量の精液が流れており、いかに男たちの睦み合いが激しいものだったかを物語る。リタに挿入していなかった男たちはごくりと唾を飲み込み、その一物は興奮によって痛くなるほどに強く怒張している。

 

リタは満足気な男の前でゆっくりと起き上がったかと思うと、ぼんやりとした表情のまま頭を下げ、手慣れた様子で土下座の姿勢となる。

 

「ご主人様の、チンポを、淫乱性奴隷のリタに下さり、ありがとうございまひた」

 

「へへ、最高だったよリタちゃん」

 

快感からか、いまだ呂律のまわらないリタの言葉。リタは股から大量の精液を漏らしながら精を放ったばかりの男の一物に顔を寄せ、まるで好物であるかのようにそれを一気に口内に包み込むと、一気に舌で残った精をねぶり取っていく。

 

「うお!リタちゃん、やっべーコレ!気持ちいい……!」

 

巧みな──おそらくは何十何百もの経験を積むことで卓越的な技巧を有するリタの舌使いは、男をあっという間に再びの射精に導く。

ごきゅん、ごきゅんと当然のようにリタは口内に出された精液を飲み下していく。

 

「んあ……ごちそうさまでした……ひゃん♡」

 

「おいおいリタちゃん、俺たちも忘れてねえよな?」

「とんだ淫乱女だなあ、リタちゃん……たっぷり可愛がってやるよ」

 

飲み干した口内を男に見せつけていたリタはいつの間にやら近寄ってきていた男二人にピアスをつねられて快楽の声を漏らす。

 

「ご主人様のチンポで、リタをめちゃくちゃにしてください」

 

そんな男たちの様子に抗うことなく、逆に股を開き男を誘うリタに、男たちは興奮した手つきで彼女の肢体を弄んでいく──

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぃー、やったやった」

「久々にこんなやったよなあ、何発だした?」

「覚えてね〜、てかリタちゃん見ろよ、もうチンコ抜かれてるのにまだ腰カクカク振ってるぜ?」

「ぶっは、マジじゃん、おーいリタちゃん、聞こえてる?」

「聞こえてねーみたいだな。さすがにきったねえし、リタちゃんはここで置いてくか?」

「こんなざまで放置されんのかわいそ〜。でもまあこんなビッチなら大丈夫か、代わりに代金置いてくわ。楽しませてくれたしな」

「はした金じゃねーか、ひっでえ。あんな乱暴な串刺しファックしておいて。あれで抜かずに何発出したよ?」

「いいんだよ!リタちゃんも大喜びだったしな。んじゃあね〜リタちゃん、また生ハメさせてね、デキても認知はしねーけど」

 

 

ぎゃはは、と男たちの笑い声が響き、その足音が遠ざかっていく。その声を、どこか遠い地の出来事であるかのように、ホルンは聞き、そしてそのまま意識を失った。

 

 

 

「ふんっ!ふんっ!こんな場所で!寝とるのが悪い!儂は悪くない!このっ!阿婆擦れが!」

 

「……あ……イ……」

 

意識が浮上する。しかし身体は動かない。

犯されていることは分かる。しかし言葉も発せない。口内が精液にまみれており、また快感で僅かなエネルギーさえも奪われている。

おそらく、あれから他の人物にも犯されたのであろうか。三人組の男たちが去ったときよりも、自身にかけられている精液が乾いていない。

 

おそらくは……ホームレスであろうか。老爺の腰は止まらない。うつ伏せに倒れている自身の髪が掴まれ、頭が持ち上げられると、頬を舐め回される。不快な口臭が脳を軋ませる。

抵抗しようとしたが、実際に動いたのは真逆な行為──老爺に媚びるかのように伸ばされた舌であり、しかしその行為によって、精液くさいと言って顔から老爺が離れていく。

 

「う、出るぞ、このビッチめ!雄の精を搾るしか考えとらん、儂が、儂が躾けてやる!」

 

ぱしん、ぱしんと腰の打ち付けとともに平手が尻に何度も打たれ、尻が腫れていくのを感じる。懸命に逃れようとするが、実際には快感を覚えて身じろぎするしかできない。

老爺が醜い声ともに絶頂した瞬間でさえ、逃避より先に絶頂が生じる。

 

ターゲットはどうなったのか、私はどうしてこんなことになっているのか。何も考えられない。

老爺が一物を抜き、あたりに散らばっている僅かな現金をかき集めている。じりじりとした複数の粘ついた視線を感じる。老爺とは別の息遣い。腰に当てられた手。どれほどの数がいるのかは分からない。

 

父の元で過ごした幼き日の自分。ヴィクトリア王立前衛学校で学びを進めた自分。テンペスト特攻隊として戦い続けた自分。すべてが消えていくような喪失感に加えて、頬に流れるなにかを感じると、私は再び意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

「……もう大丈夫なんですか、ホルンさん?」

 

「ええ、大丈夫。別に、大したことじゃないわ……だから、ロドスへの報告もしないでちょうだい。私は今日から任務に戻ります」

 

「それはしかし……いえ、分かりました」

 

気遣うようなロドスの隊員。しかし、ホルンは気づいている。彼の目線は彼女の肢体を、衣服を透かすかのように見ていたこと、そしてそれは特にホルンの隷従の跡──乳首に着けられたピアスを思っていたことに。

 

彼らがホルンを[[rb:発見 > ・・]]したとき、すでにすべての事態は終了していた。白濁に塗れた彼女の醜態は彼らを動揺させたが、しかしその場で応急処置をして、他の人々に目撃されずに拠点にホルンを連れ帰った彼らの手腕は称賛されるべきものであろう。

ホルンにとっては恥ずべきことに、そんな状態においてもうっすらと意識のあった当初のホルンは彼らに媚びて精を強請っていた記憶がある。彼らはそのことについて何も触れないがしかし、ホルンにとって昨日の一連の陵辱含め醜態でしかない。

 

 

ロドスの隊員は善性な人物であり、彼女を嬲ったダブリンの連中とも、昨日ホルンを襲った連中とも異なる。しかし彼らとて男、ホルンのような美女の痴態に劣情を催すのもやむを得ないことであり、そしてさらにホルンにとって問題なことは──

 

(その劣情を向けられていることに対して、嫌悪感どころか……興奮しているっていうの?私は……)

 

不甲斐なさ、驚き、そして自身への落胆。握りしめた拳が音を立てる。

仮に──仮にホルンが酔っ払ったなどで少し理性に欠く状態にあったとしても、彼らがホルンに手を出すことはないだろう。

しかし、彼らのような善性を有さない者が、たとえ悪人とまでは言えずとも、軽薄な男にまた声をかけられ、肌に触れられたとき──

 

(私は……それを拒むことができるのかしら……)

 

自分が茫洋とした状態にあったとはいえ、自身の奥底にある『リタちゃん』の存在にぶるりと震え、ホルンは自身の腕をつかむ。

 

虜囚としての烙印はいまだに彼女を蝕み、その残滓は彼女を大きく歪めることとなった。

彼女が再び元の清廉なる軍人に戻れるのか、はたまたその歪みのままに堕落していくのか、今はまだ、誰にも分からない。

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