アークナイツ:不本意姦短編集 作:片腕チェーンソー
「では、契約は成立ということでよろしいかな?」
「……ええ、それで構わないわ。」
──大騎士領、某所
そこでは一人の貴族の男と、ザラックの若い女性がある契約を交わしていた。女性の名はソーナ。レッドパイン騎士団というカジミエーシュの中でもほとんど見られない感染者による騎士団の長である。
カジミエーシュにおいても感染者というのは差別対象である。もちろん、ウルサスのような国家にくらべれば感染者騎士というものの存在が認められている以上、その待遇には天と地ほどのさがあるがしかし、それでも非感染者と感染者の間には決して越えられない壁が存在しているのは事実であった。彼女はそんな彼らを支えるためにレッドパイン騎士団を設立していたのだが──
(お金が、たりない……)
競技騎士となり、『焔尾騎士』の称号を得るまでに至った以上、当然にそれなり以上の稼ぎを得ている彼女であったが、同じく称号を得ている団員らを含めたとしても、増え続ける団員に資金が追い付かなくなっていたのである。騎士競技自体が元来苛烈なものであることに加え、感染者というのはそもそもが鉱石病に罹患した病人である。症状によっては多額の費用がかさむこととなり、結果としてレッドパイン騎士団は資金難に陥ってしまったのだ。
「くく、話を持ち掛けてよかったよ。では、さっそく頼むよ。もう彼らも待ちきれないようなのでね。」
折しもそんな時期、レッドパイン騎士団、否、ソーナ個人に声をかけてきたのがこの貴族の男であった。感染者であっても労働力として雇用を行っているというカジミエーシュにおいても珍しい人物であったことから、彼女も藁にも縋る思いで男の提案を聞くべく彼と対談する機会を設けたのだが──
「み、皆さん!焔尾騎士ソーナです!今回は同じ感染者の身で働く労働者の方への慰労を行っていきたいと思います!」
いえーいと向けられたカメラにピースをしながらも、いつも通り快活な、しかしいつもより少しだけぎこちない笑みを浮かべるソーナ。それもそのはず、彼女の服装はもはや紐といっても過言ではないようなサイズのマイクロビキニであり、彼女の周囲には肌を触れ合わせるような距離感に筋骨隆々の男たちがどこか熱に浮かされたかのような表情で立っている。
(っっつ!やっぱり恥ずかしい!何が慰労よあのエロおやじ!)
貴族の男が求めたのは彼女の身体──しかし自身がそれを求めるわけではなかった。当然である。感染者とは非感染者にとってはもはや害獣の領域であり、感染のリスクまである以上手を出そうはずもない。男が求めたのは、自身がこき使う感染者の労働者たちへの『息抜き』である。男は極めて低賃金かつ劣悪な環境で感染者を働かせることで多大な利益を得ていたが、感染者たちの不満のガス抜きとして彼女を利用しようと考えたのである。
(ふー、落ち着いて私。こんなことしたくもないけど、この慰安とそれに伴う一般には公開されないでの撮影……それに見合うほどの額であったのは事実よ。レッドパイン騎士団の存続のためにもなんとかやってみせる!それに、あの貴族じゃなくて同じ感染者で酷な立場にあるこの人たちを相手にするんだからまだマシと考えましょう)
「お、おい、本当にいいのか?」
「……ええ、大丈夫!日頃のみなさんの重労働の報酬として──」
覚悟を決めたソーナはいまだ戸惑っている様子の男に身体をずいと寄せるとその股間に手をはわせ、周囲の男たちにもまた聞こえるようにささやく。
「──私を楽しんでいってね?」
そうした経験のないソーナにとってはただ単に緊張しているがゆえの振る舞いであったのだがしかし、焔尾騎士として騎士競技で名をはせている快活そうな美少女が恥じらいながらも自らを捧げんとするそのささやきは男たちの興奮を煽るのには十分すぎるものであった。
「……もう我慢できん、俺から行かせてもらうぞ!」
「んんっ!?」
そう言うとソーナと最も近く、先に股間に手をやられていた男が興奮した様子で彼女を抱き寄せ、その唇を一気に奪った。肉体労働を日々こなす男の屈強な肉体に抱きしめられ、ソーナの胸がぐにゃりと押しつぶされる。突然の行為に驚きを隠せないソーナであったが、唇を奪われ、さらに口内にまで侵入してきた男の舌をつたないながらも自身の舌と絡ませていく。ぐちゅりぐちゅりとしばし舌をからませあい、男がようやくソーナの口から離れると、二人の間にはつう、と唾液が垂れていく。
「お、俺も頼む!」
「俺もだ!」
「わ……だ、大丈夫よ!私は逃げないから、順番に──んぐ!?」
二人の様子をみて一気にソーナの周りに男たちが駆け寄っていく。自身に性欲によって濁った眼を向けられることにわずかながらに気おされたソーナであったが、すぐに落ち着いて一人一人対応しようとする。しかし日々過酷な労働を強いられていた男たちにとって理性はすでに消耗され切ったものであり、先のソーナの振る舞いによってわずかに残ったそれも振り切れてしまっており、一人がソーナの唇を奪うと、我先にとソーナの身体に群がり始める。
「へへ、いつも剣握ってる手で俺のモンしごいてくれよ」
「ガキだと思ったけどいい乳だぜこりゃ」
「騎士様の恥ずかしいところ、いただきま~す!」
「むぐんあっ、んんんっ!んんんんんんんん!」
両手に男たちの一物を握らされ、胸を揉みしだかれ、さらには自身の秘部を嘗め回されたことによって、口をふさがれたままソーナは嬌声をあげる。騎士としてまっとうに戦えば自分たちを打倒してしまえるような強く、そして可憐な美少女が自分たちの思うがままにされているその様子に男たちはさらに熱を帯びてソーナの身体を楽しんでいく。
(あ、やばい、これは、もう──)
「ん、ん、んんん~~~~~~~~~~!」
こうした経験のないソーナが耐えきれるわけもなく、あっという間に男たちの責めによってソーナは絶頂する。荒い息を吐いてへたりこむソーナだったが、男たちは当然配慮することはない。
「それじゃあ、本番といこうか。」
「……え?」
不慣れな行為ですでに疲れを見せているソーナを立ち上がらせると、いまだ茫洋とする彼女の濡れそぼった秘部へとずぶりと男の一物が挿入される。
「あ、ああああああああ!」
「うお、すげえ締まりだ!やっぱ鍛えてるやつは違うなあ」
感嘆の声をあげる男が腰を動かし始めると、そのたびにソーナからは声があがり、不慣れな快感を逃がそうと大きく身体を動かしていくが、男はソーナの腰をがっちりとつかみ彼女を逃がさない。
「へへ、こっちも頼むぜ」
ソーナが大きく身体を動かすことで揺れる胸を楽しんでいた男たちだったが、そこから一人我慢ができなくなった男がソーナの口に自身の一物を入れ、がしりとソーナの小さな顔をつかむと、そこからソーナの意思に関係なく腰を動かし、彼女の喉にまでそのおおきな一物を突き立てていく。
「んぶ、んん、んごぁ、んぶ、んんんん~~~」
後ろから男の抽送を受けながら、喉を男によって突き立てられ、呼吸さえ困難になっていくことで、ソーナの思考も徐々に薄れていく。思考を続けられなくなっていくことで快感をより強く受けるようになりそれに伴う反応が男たちをさらに喜ばせる。
「おら、だすぞ!」
「こっちも受け取ってくれや」
そう言い放つと男たちは一気にソーナに向けて射精する。たまりにたまった男たちの精液はソーナの膣と口内を蹂躙し、さらに奥へ奥へと進み、彼女の身体を汚していく。一方呼吸困難であったソーナはそんな状態に対して思考を巡らせる余裕すらもなく、酸欠状態を解消するために舌を突き出して必死に荒い呼吸を行っていく。
「う゛ぇ……お゛ぉっ…………はぇ……」
疲弊困憊のソーナであったが、男たちからすればその様子でさえ興奮の一助としかならず、ソーナの周囲に再び男たちが近づいていく。
「ま、待って、ちょっとだけで──」
「うるせえ、オラッ!」
「お゛ぉっ……あ゛あっ!」
ソーナの秘部に再び挿入されると今度はそれだけではなく男の上にまたがる態勢を取らせられ、それによって空いたソーナの尻穴にずぶりと男の一物が突き立てられtる。
「ん゛なあ゛!?お゛おっ……なんでそんなところお゛っ、ああっ」
完全に不意を突かれたソーナが絶頂するとその隙をぬって三人目の男がソーナの口に再び自身の一物をいれこみ、各々が抽送を開始する。後ろからは両腕をつかまれ、引き寄せられることによってまるで家畜のような姿勢で肛門を突き立てられ、前からは頭を抱えられ、時には男の一物を咥えさせられて膨らんだ頬を撫でられながら舌で押しのけんとする抵抗もむなしく喉にまで貫かれる。そして前後の運動を利用して下側からも大きな剛直がソーナを貫いており、さらに目の前に存在するソーナの胸をぎゅう、とにぎり、快感によって固くなった乳首をときたま強くひねり上げることで強く自身の存在を主張していた。このようにして三つの穴を同時に利用されることで生じる快感はソーナのキャパシティの範疇に収まるものではなく、また再び喉まで剛直が突き立てられることによって酸素を十分に取り入れさせてもらえないことは、まだ先の疲労の抜けきらない状態だったこともあって、どんどんソーナは何も考えられない、ただただ快楽におぼれさせんとする状態に追い込んでいく
(私は、騎士団を、みんなを……あ、あ、あれ、なんでこんなところにいるんだっけ……私は、確か……だめだ、もうわからない……ただとにかく、気持ち、い゛い゛)
騎士団を、そして同胞たる感染者を守らんと意気込み、懸命に思考を巡らせるソーナであったが、快感の波にさらわれてそれも散り散りになっていく。そしてついに男たちの射精にあわせた絶頂によって彼女の思考は完全に空白となってしまった。
「ふい~。ほらソーナちゃん、カメラにむけてピースしな、ほら」
「あ……へ……え、へへ」
男たちに身体を支えられてカメラへと向けられたソーナは言われたままにピースサインをする。男たちにされるがままとなっている彼女のその顔は完全に快楽に染まり、だらしなくゆるんでいる。そしてカメラを横目に見ながらも近くの男の一物にちゅ、と唇を落とし、男たちに”おねだり”をする彼女は、これが契約によって騎士団を守るために行っているものであるということが抜け落とされた、ただただ雄による快楽を求めんとする雌であった。
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「あ、あ、あん!もっと突いて!奥に、あ、ああぁぁ~~」
「へへ、とんでもねえスケベな女だぜ、おらもっと行くぞ!」
「……本当によろしかったのですか?」
嬉々として男たちに群がられるソーナを後目にして、従者が貴族の男に問いかける。貴族の男はソーナの痴態に口角をあげながら、ゆっくりと口を開く。
「確かに感染者の連中に息抜きなんぞやらんくとも切り捨ててまた代わりを見つけてくればいいだけの話だ。しかし今の不安定なカジミエーシュにおいてつまらん悪評を流す余地を残したくもない。それに──」
貴族の男がソーナの顔をちらと見る。なんども絶頂させられたその顔は、男と契約を結んだ時の気丈な様子はどこにもなく、口元をだらしなくゆがめてよだれを垂らすその様子は、騎士としてのソーナを知るものからすれば信じられないものであった。
「感染者騎士団などとくだらんもんを作った女が、同胞を助けるためだのどうとか言っていたのがあのざまになっているのを見ろ!やはり感染者は騎士どころか畜生に近しいというものが納得ではないか、ええ?」
感染者への差別意識をむき出しにしてソーナを小ばかにしてそう話す男の顔は醜く歪んでいたが、しかし確かにそれよりもなお、男たちの抽送によって嬌声をあげつづけるソーナの顔の方が男よりもはるかに快楽によってだらしなく歪んでいたのであった。
──後日。ソーナは予定通りの金額を受け取ったものの、「仕事」の様子を撮影したものが一部の貴族たちに流出し、そのなかでも性悪の騎士貴族らなどから、映像をネタに驚愕され、恥辱を受けさせられ続けることとなったのであった。