※この作品はR-18です。

アークナイツ:不本意姦短編集   作:片腕チェーンソー

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アンダーフロー 性接待

 

エーギルによる陸側諸国への通知、これを受けて諸国からの使者がイベリアに集まる中でのことである。

諸国からの使者、といっても必ずしもエーギルに協力せんとするものばかりではなく、こちらに疑念を抱くもの、そればかりか露骨にこちらを敵視するものまで見受けられ、シーボーンという危険が迫る中でのこうした動きをとる浅はかさには、いささか失望の念を禁じ得ない。

 

 

そんなある日のこと、ある招待状が私のもとに届いた。なんでもエーギルとの親睦を深めるべく、会食の場を設けたらしい。本来なら陸海における友好の一歩として歓迎されるべくことであるが、いかんせん差出人がまずかった。彼は諸国からの使者でも特に傲慢な反エーギルの立場を取る者であり、会合においても反対意見ばかりをだして議論を遅滞させているらしく、十中八九、良からぬことを企んでいるので違いない──というのがアイリーニの評であり、これは実際のところその通りなのだろう。しかし、エーギルにはもう時間がない。我らが直面している苦難に比すれば些細な問題であるし、同胞だけでなく、イベリアやロドスにいたるまで、皆が懸命に責務を全うしているなかで、自身に与えられた機会に尻込みするほど、私は臆病な人間ではなかった。

 

 

 

 

こうした気概を持って招待に応じた私だったが、現状では正直なところ参加を後悔するほどに、無意味な時間を過ごしている自覚があった。男は出会い頭に隠す気のない値踏みの視線をぶつけた後は、自らがいかに優れているのか、エーギルはより慎みを持つべきであり、どれほど自身の権益を害しているのかという主張をまくし立てており、エーギルの立場として、その主張がいかに誤っており、適切でないかを懇切丁寧に説いているのだが、どうにも納得のいかないらしく、男の機嫌はあからさまに悪くなっていく。以前相対したヴィクトリアの使節とは比較にならないほどの無能さである。とはいえ、現状を打開するために男の招待に応じた以上、エーギルのため、なんとか妥協を引き出さねばならないのだが──

 

 

 

「随分と我らとエーギルの利益について語ってくれたが、それならどうだ、エーギルの女は随分と締まりがいいらしいじゃないか、友好の証として一つ試させてみろ──」

 

にやり、と顔を醜く歪ませ、これまでの不機嫌を押し殺した、あるいはそれが噴き出たかのような口調でもって男が私を見やる。

 

直球の侮辱に思わず眉をしかめかけるも、ぐっとこらえる。もちろん、不快ではあるし、その低俗さに侮蔑の感情を抱かなかったかといえば嘘になる。しかしあまりにも直接的なこの侮辱が陸側諸国の交渉の一種であるとして、どうしてそれを否定できようか?イベリア使節を受け入れて以降、私も数多くの陸側諸国の文化に触れてきた。もちろん興味深いものもあるが、我らからすれば低俗と言わざるをえないものも数多く存在した。諸国においてエーギルが最も先進的文明であるとの考えは、陸側諸国との交流を経ても変わり得ないものである。しかしそうした文化をも否定してエーギルの文化を押し付けるというのはあまりにも傲慢がすぎ、そしてそこに協力というものはない。

 

「ふう……」

 

僅かにため息を吐く。自身にそうした経験があるわけでもなし、しかもこのような男──醜く、能力もない、血筋しか持たないような男──に身を捧げるというのは、もちろん不快なことではある。しかし、この陸側諸国の低俗な文化に沿い──そしてその程度・・・・でエーギルに有利に働くというのであれば、海巡隊の指揮官として、エーギルのために尽くす者として特段、拒むほどのことではないだろう。瞬く間の思考によって、私は結論を下す。

 

「……小官のような者でよろしければ、ぜひお相手させてください」

 

「……ほぉ……なんだ随分と物わかりがいいじゃあないか……そういう女は嫌いじゃないなぁ……」

 

わずかに驚いた表情を浮かべる男であったが、すぐににたり、と頬を歪め、私のもとまでやってくると肩に手を回してくる。男の体温にすでに不快さを抱いてしまうものの、これがそうした取引である以上、それを尊重するのもやむなしかと割り切る。私自身も席を立ち、男に身を寄せながら、我々は男の寝室へと向かった。

 

 

 

「はは、よもや初物とはな!そうした経験もないのか?」

 

男の指示の通り、シャワーを浴びせられた後、一糸まとわぬ姿で男の前に直立する状態になった私が、そうした経験のなさを伝えると、ベッドに座ったままの男は興奮した様子で手をたたく。性経験のないことがなぜ喜びにつながるのかは理解し得ないが、結果的には吉とでたことにわずかに安堵する。

 

「くく……では私の下に傅きなさい。ファーストキッスを与えてやろう」

 

「その……それでは体勢的に難しいと思われるのですが……」

 

「ん?ははは、君が最初にキスをするのは私の唇ではなく、私のこれだよ」

 

下半身を露出し、自らの性器を指し示した男の嗜虐心の発露にうんざりした気持ちになるも、ためらいを見られるほうが癪である。ゆっくりと男の男性器に顔を近づけると、もわりとした臭いが鼻から入り込み、不快さが募っていく。しかしそれをぐっとこらえて、わずかに息を整えて決心を固めると、その先にちゅ、と口づけを落とす。続けて二度、三度──先端から根元に至るまで、何度も口づけ、男性器が光沢を帯びていく。

 

「ふふ、積極的でいいじゃあないか……とはいえ少し手緩いねえ。」

 

「──なにを、んぐもっ!?ごぼ……ぐお……」

 

男は私の頭をつかむやいなや、自身の男性器を私の口内へ押し込み、さらにその勢いのまま喉元にまでえぐりこませていく。

 

「あ~、いいぞ。なかなかにいい締まりだ。いったんここでだしておいてやるから、なっ!」

 

びゅるるるる、と私の体内へ男の精液が注ぎ込まれていく。不快としか表現できないような嫌悪感を押し殺し、精液が溢れ出ないようにごくりごくりと飲み込んでいく。男の満足げな表情を見るに、これで間違っているわけではないのだろうがしかし、男の精液を取り込んだことで、自身の体内に、消えない瑕疵が生じたような、そんな気持ちになる。

 

「ふふ、はじめてとは思えん具合のよさだな。これもエーギルの特性か?まあいい、そろそろ本題にはいらんとなぁ……」

 

男は私をベッドに上がらせ、寝転がる自身にまたがって立つよう指示する。

 

「おっと、そのままでは私の一物を咥え込むには痛かろう──そこでオナニーしたまえ」

 

「は──」

 

「ん?分からんか?自慰だよ、自慰。それともそれすら経験がないかね?」

 

「……いえ、承知しております。では、始めさせていただきます」

 

そんなわけないと分かっているのにもかかわらず、したり顔で聞いてくる男への苛立ち、そしてこれからの行為への羞恥を押し殺し、右手を自身の性器へ、左手を自身の乳首にあて、それぞれ動かしていく。

 

「くっくっく……顔が赤いな。いいぞ一度イきたまえ」

 

「……んっ、ああっ……ん、ふうっ……あっ、ああっ、イくっ!」

 

びくん、と私の身体が痙攣し、絶頂する。股からたれる愛液を見て興奮したのか男が急かすように私の手を取り、自身の男性器に押し当てる。

 

「後はもう分かるだろう?私も待ち切れんよ、入れたまえ」

 

「……かしこまりました。それでは──ふっ、ぐっ、ううん……は、ああっ!」

 

男の男性器の根元をもち、自身の秘裂の先端に押し当てると、ゆっくりと腰を落としていく。男の男性器は大きく、私は自身の膜が破れ、そして押し広げられていくのを感じていた。ごぷり、ごぷりと私の内部で存在感を主張していく感触に、私はどこか自身が征服されているかのような敗北感を覚える。

 

「んおっ……い、いかがでしょうか?不備がなければ、んっ、いいのですが」

 

「いやあ、大変に結構だよ。それにいい眺めだ。そうだな、そこで腰を振りながらあらためて自己紹介でもしてもらおうか」

 

徹底的に媚びへつらうよう仕向ける男の浅ましさに嫌気が差してくるも、この浅ましさを利用せんとする以上、それを飲み込まざるを得ない。

 

「あっ……んんっ……小官は、エーギル海巡隊のおおっ!?ん、ああっ、し、指揮官を務めております、セクンダ、と、おっああっつ!」

 

自身の動き、そして男の突き上げによる快感に、頭が真っ白になっていく。何度も絶頂し、見るに堪えないような表情をしているだろう私に対して、男の喜色は深まっていく。

 

「はは、いいぞ、たまらんな、私の方も、出すぞ!」

 

「あ、ああっっっっっっ!」

 

男が私のなかに射精すると同時に大きく絶頂する。ぶしゃりと吹き出した愛液は、私の快感の度合いを男にも示すものであり、私の中で男の一物が再び固くなっていくのを感じる。

 

「ふふ、あの高慢そうな態度をとっていた女がこうも乱れるとはなぁ……淫売の素質があったとみえる。まだまだ楽しませてもらわんとなぁ!」

 

がばりと覆いかぶさる形になった男を、私は抗うことなく受け入れていき──

 

 

 

 

 

 

「オッ……あ、ああ……お楽しみ、いただけたでしょうか?」

 

「ああ、実によかったよ、君たち、エーギルへの便宜を尽くそう」

 

ごぼり、と自身の秘裂と口内から精液が溢れていく。

……数時間が経ったであろうか。何度も貪られ、私は息も絶え絶えな状態であったがしかし、確かに男との交渉を──この低俗なものを交渉とするのは憚られるが──乗り切り、一定の譲歩を引き出すことに成功した。

 

 

 

 

 

一度身体を許すと、驚くほどすんなりと交渉がまとまっていった。こちらからすればあきれるほどの低俗さではあるのだがしかし、文化の違いとはそういうものだ、根回しのために体を使うという陸の文化にも理解を示さなければならないだろう。そう考えると早かった。他にも反エーギルの立場の有力者に、先の男の伝手を頼り面会そして──

 

「小官の身体に興味がお有りですか?いえ、謝られる必要はありませんよ。小官の身体はエーギルのもの。貴方がエーギルに近しい立場をとっていただけるのであれば──」

 

頬張り、跨り、搾り取る。

 

そういう接待だと理解した男たちはことごとく調子に乗り始め、こちらに指導・・してくるものだから、そうした経験のない自分でも、技術の向上を感じざるを得なかった。

 

「おー、いいぞっ!もっと舌で竿を舐めまわせ!」

 

「もっと腰を使い給えよ、エーギルの兵士というのはその程度か?」

 

「ひひ、男性器では雰囲気が薄れますからねえ、チンポと言って下さいよ。こういう場は品のない物言いであればあるだけいいんですから」

 

「ええ、そうです。自分でその秘裂を広げて私に懇願しなさい。あなたが申し出た話なのですからねぇ……」

 

嫌悪感、そして内心での軽蔑をよそに確かに適切な結果を得られていることで、こうした行為は定期的に、そして継続的に行われるようになっていった。

 

 

──そして

 

「おっ……パーティ、ですか?んんッ」

 

「そうだ……今後の協力関係について我らで話し合う機会を設けようとしてなあ。といっても堅苦しいのは辞めにして、我らで胸襟を開いて理解を深めようという会合だよ……分かるかね?」

 

「……」

 

ある貴族との交渉セックスにおける提案であったが、言葉を取り繕ったところで招待された面々からして、私を弄ぶための下賤な機会なのは目に見えている。しかし──しかし緩やかにエーギルの交流が進んでいる今、反エーギルの勢力を改めさせる、好機でもあった。

 

「──小官でよければ、喜んで」

 

 

 

 

 

「──このような会合にお招きいただき光栄です。我々エーギルと皆様の間で少しでも相互理解が進むことを願っております」

 

「ぐふ、素晴らしいですなセクンダ殿。それでは──」

 

「──ええ、どうぞ小官の淫乱な身体に、皆様のチンポのお恵みをくださいませ」

 

がばりとガニ股に足を開き、手指で輪を作ると、それを開けた口の前に置く。招待者の指示を受け、すでに全裸となった私の身体を舐め回すかのようにみていた男たちが、そのしぐさを皮切りに一気に私に群がっていく。

 

 

 

「んぐっ、じゅぼ、れろぉ」

 

「はは、手慣れているじゃあないか。ただ、我々ともぜひ友誼を結んでいただきたいものだ」

 

左右に男の一物を突き出される。舌を絡ませ、喉元にまでくわえることで、一気に射精にまで導いていく。手早く済ませていくつもりが、男たちの性欲はとどまるところをを知らず──

 

「おお、マンコもいい締まりだが、こちらの穴も使わせていただきましょうかね、どうもセクンダ殿とお近づきになりたいものが多くてねえ」

 

「んぐ、ぷ、少々お待ちを、おおっ!あがああっっっ!」

 

「うお、すげえ締まりだ。最高のケツ穴ですよセクンダさん」

 

「ほら、喘いでいないでこっちも咥えなさい」

 

「んぐぽ、ぐぽっ……じゅるる……ごぽっっ!」

 

 

数え切れないほどに、口、胸、性器で男の精液を搾り取っていく。しかしそれと同等、否、それ以上のペースで絶頂していくことで、ついに私の意識は薄れ、白濁に染まる視界のなか、失神することとなった。

 

 

「んッ……おおっ……あ……へぇ……」

 

べろりと精液にまみれた舌をだし、白目を剥いたセクンダの表情は、彼女を少しでも知る者であれば到底信じられない様相であり、ひどく淫靡な雰囲気を醸し出す。その無様な様子をみながら一休みする男たちは、おもむろに彼女への嘲弄を露わにしていく。

 

 

「いやはや、エーギルからの使者がここまで淫売ですとはなぁ?」

 

「はは、全くそのとおりです。おかげで楽しませてもらっていますが」

 

「初物からここまで仕込めるとはねえ……」

 

「いやいや、まだまだ弄びがいがあるでしょう」

 

「ええ、ええ、基本従順ですが、ときどき羞恥心が垣間見えるので、露出調教などいいかもしれませんね」

 

「いいですな!私はやはりなにか身体に残るようなものを──」

 

セクンダが意識を失ったあとも男たちの談笑、そして彼女への劣情はとどまるところを知らず、彼女の将来を蝕まんとしていく。異文化への尊重をよしとしたがゆえに起きた悲劇は、優秀な女性を、彼女が本来なら唾棄するような者たちの贄へと変えるものなのであった。

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