とある性教の雌女昇格(メスメライザー) 作:無ければ作れ(Invenire404)
水音が響く。ぬたぬたとしなやかに蠢く流体が、自身の体内を行ったり来たり、出たり入ったりする。
たまらなく深い。そうであるはずなのに、あまりにも甘美で心地の良いそれに身を預けているだけで──。
「……はぁ」
そんなところで、御坂美琴は目を覚ました。
九月二十一日。件の事件から丸一日が過ぎた後の日の、その朝のことである。
そこから場面と時間が少し飛んで、常盤台中学。
大覇星祭期間中である今、校内に残っている人間は少ない。それはそれぞれの派閥に属する生徒も同じであり、だからこそ御坂は彼女に近付くことができた。
「ぬぇ~……冷房は文明の利器よねぇ。猛暑力が高すぎて外になんか出る気にならないしぃ」
「丁度良かったわ、食蜂。ちょっと……いい?」
「えぇ……?」
冷房の前で溶けていた食蜂操祈。その彼女を暗がりへ誘う。
面倒事の気配しかしないのだけどぉ~? とは食蜂の胸中である。
御坂から食蜂への相談。
その内容は──。
「淫らな夢を見る、って……あなたこんな往来で……。っていうかそんなの白井さんに相談すればいいでしょぉ~? 私を巻き込まないでくれるかしらぁ?」
「どう考えてもアンタにおびき寄せられたあの事件が発端だからアンタに言いに来てるんじゃない!」
「どうかしらぁ~? 御坂さんもそういうオ・ト・シ・ゴ・ロってだけじゃなぁい?」
「……それに、その……そういう夢を見る時、私はヘンな場所にいるのよ」
「変な場所ぉ? 暗い密室とかかしらぁ」
「暗いのは……そうだけど、雰囲気はBARとかが一番近くて、入り口から左右に分かれる道があって、私と……私の目の前にいる子は、その分かれ道に……展示品みたいに設置されてるの。その……あり得ないような格好で」
食蜂の脳裏に浮かぶは当然「あの店」であるけれど。
御坂があそこにいくわけがない……となると。……先日の事件が引き金かしらねぇ、なんて心当たりを脳裏に浮かべる。
御坂美琴の暴走……そして、それに対処したらしい安東。
結局あのおじさんが何かを握っているのだ。……となれば、もう引き込んでぐちゃぐちゃにしちゃえばいいんじゃないかしらぁ? なんてことまで考えて。
「御坂さんは、それを私に相談して、どうしたかったのかしらぁ」
「どうって……アンタはなんか、平気そうだし……解決策とか知っているんじゃないか、って」
「残念ながら夢に関してはなんとも。御坂さんには『
「なら……どうすれば」
「その場合、御坂様の昂りを爆乳が慰めてあげたらいいのではないですか? と、モリヤは見事な折衷案を提示いたします」
「えっ……」
「はぁ~っ!? 何言って……っていうか盗み聞きしてたのかしらぁ?」
「気配こそ消していましたが、モリヤは初めからいました。と、モリヤは先日ぶりですね、御坂様、という見事なカーテシーをキメながらご挨拶します」
モリヤ。そう名乗る、西洋人形みたいに可愛らしい顔の少女。
食蜂操祈と共に行動していたのは事実だけど、常盤台の学生ではなかったはずだ。どうしてここにいるのか、という視線が御坂からモリヤへ飛ぶ。
「どうしてここにいるのか、という視線をキャッチした気がしますのでご説明いたしますと、大覇星祭期間中はモリヤのホームステイ先の方々が全員家を空けるため、その方々の知り合いであるこの爆乳こと食蜂操祈に預けられているのです。どの道授業もないため、問題はありません。と、モリヤは案外面倒見の良い爆乳の胸をつんつんしながら答えます」
「だからといって……常盤台の中にまで入ってくるのは、やりすぎ……かも。見つかったら
「ま、彼女のことを認識できるのはそれこそ御坂さんくらいのものだから大丈夫よぉ。……で、モリヤ。さっき私達に言った言葉の意味を教えてくれるかしらぁ?」
「言葉のままの意味ですが? と、モリヤは首を傾げます。見たところ御坂様より性知識に長けた爆乳がリードをしてあげるのがこの場合のベストでは? と、モリヤはあんまり無い御坂様の胸を比較対象にしながら告げます」
「あ、アンタだって言うほど無いじゃない……」
「そこじゃなくて、胸の大きさで性知識の量は決まらないと思うのだけどぉ~?」
「では僭越ながら、モリヤが御坂様の疼きを鎮めてあげても良いですよ、と、モリヤは腕まくりをしながら答えます」
「あ、うーん。気持ちは嬉しいけど……アンタとはほとんど初対面も良い所だし……っていうか、流されたけど、こういう会話を聞かれるのも気まずい……」
となれば、という視線が食蜂へ向く……けれど。
「だからぁ、そういうことは白井さんの役割でしょ~? 普段からお姉様お姉様ってそのカラダを狙う発言をしているんだし、いいじゃない。別にあの日のことなんて話さなければ忘れられるんだしぃ」
「ぅ……」
「察するに、御坂様は超乳のことが気になっているのでは? と、モリヤはむんずとそのデカパイを掴みながらあうっ」
「いつまでも言われっぱなしだと思っているのなら間違いよぉ……?」
「の、脳内にオカシナ情報が。そういえばホワイトリストに入れたままでした。と、モリヤは校内で能力使用という校則違反を通報しようとして、そういえば自分の存在がそもそも違反の塊だったことを思い出し、断念します」
そーっと伸ばされる手があった。食蜂とモリヤが言い争いをしている隙に。
そーっと。ぴと、と。そのまま……ぎゅ、と。
「ひゃあ!? え、ちょ、み、みみ、御坂さん!?」
「……本当に、柔らかい、わね。重量感も……だし、弾力もあって……指が包み込まれているような……」
「良かったですね、褒められていますよ。と、モリヤは称賛の言葉を送りながら、空気を読んでこの場を立ち去ろうとします」
「待ちなさいってば!」
「っていうか、アンタ……下着は? これ……ブラ無し、よね?」
「だ、だぁって暑いし……体操服ならいいかなーってぇ……」
「う……。アンタの汗の匂い、これ……」
「そ、そんなもの嗅がないでくれるかしらぁ? っていうか、待って、近付いてこないで……も、モリヤ……いないしぃ!」
スイッチが入っている。食蜂から見た御坂は、あの時の食蜂自身と同じに見えた。
何か、何か彼女の意識を逸らすすべは無いか、と考えた、その瞬間。
「そ、そうだぁ、『
これなら100%気を逸らせるはず。そう信じて意気込んだ言葉は、唇によって塞がれる。
そのまま深い深い口吸いを──。
「あー、気になって様子見に来たんだけど、やっぱ暴走してたか。どうする便利リモコン、助け、いる?」
「いますぐにぃ!!」
本来性教育を推し進める側であるはずの磁性スライムが、そこにいてくれた。
掻い摘んで言うと。
「……つまり、その実験生物の身体を通して御坂さんに逆流したのはあの実験の記憶、なんかじゃなく、10039号の記憶だった、ってことかしらぁ」
「ああ。大部分は
「けれど、その記憶はあなたが奪ったと聞いたのだけどぉ~?」
「記憶はな。脳波を奪えってのはまた違う話だろ」
「……そこを分別して考えるあたりが科学的じゃないのだけどぉ。……つまり今の御坂さんには、モリヤ……10039号に与えられたダッチワイフとしての知識と、その後あなたに購入されたことで与えられた『霊磁性流体』や『アルモニ屋』における常識外の快楽脳波が残っちゃってるってわけねぇ」
ぷつんと、糸の切れた人形のように倒れてしまっている御坂美琴を見る食蜂。
その頬を扇で扇ぐは10039号である。
「治療方法は?」
「まずはお前さん。『
「御坂さんが私の操作を受け付けてくれたらなんとかできるかもだけどぉ、望み薄ねえ」
「次、"正常な御坂美琴"の脳波データの入った
「どこの誰がそんなもの持っているのかしらぁ?」
「その三、言うて10039号は普段から淫靡になっていないわけだから、御坂美琴だけが持つ何かしらに反応してこうなっている、と見るべきだと考え、それを探るためにまず彼女の内面を探索する」
「……私にやれ、って言っているように聞こえるわぁ」
「丁度お前さんに心を開いているっぽいし、良くね?」
「全然良くないのだけどぉ。……例のVR装置とか、私が座らされていたマシンチェアとかでどうにかならないのかしらぁ?」
「電気系能力者に効くとは思えんのが一点。あの映像用意するの割とめんどいんだよが一点。もうここまで来たら受け入れちゃえよ、という心のエールが一点」
「余計なお世話にも程があるわぁ~」
「一応さ、性教育者として、友人同士なのに互いの同意がない性交渉、ってのはお互いの傷になるだけだから割り込ませてもらったけど……別にお前さん、御坂美琴にケがあるわけでもないんだろ?」
「そうよぉ。だから」
「なら、性欲処理くらい手伝ってやれよ。互いに好き会ってないとそういうことしちゃいけないとか、純情ぶりやがってよ。お前さんだって最近ご無沙汰で性欲溜まってんだろ?」
「お・お・き・な・お・せ・わ!」
食蜂は──目の前の流体が、ニヤり、と笑ったのを見た。
「10039号。今ここで自慰をしろ。結界は貼ってやるから」
「承知いたしました。と、モリヤはダッチワイフとしての本懐を遂げるため、所有者の命令に従います。……ん」
「な、なにを……。……う!?」
「忘れたのか? お前とこいつの脳波はリンクしてんだぜ」
「そ……それこそ、あのヘッドギアありきの話だったと思うのだけどぉ!? それにこの子は今、あの首輪もつけていないし……そ、それが、どうして……こんなっ!」
「『
「承知いたしました。と、モリヤはまた新たなプレイに心を躍らせながら自慰を続けます。ところで当然のように所有者が口にしている結界とはなんなのでしょうか。と、モリヤは場違いな疑問を抱きます」
そこで……なんらかの薬品により気絶させられていた御坂美琴が、目を覚ます。
長いまつげも、艶やかな瞳でさえも。
甘美な果実に見えてくる食蜂。無理矢理にソウイウ気分にさせられているのだ。
「私……。寝ちゃってた……?」
無防備で、あどけなくて、何より──当然ではあるが──彼女の親友によく似た顔の少女。
知らず、ゴク、と喉が鳴る。
「なんだかふわふわする……これ……夢?」
「そう……そうよぉ、夢。現実なら、私が御坂さんが起きるまで介抱するなんて献身力を見せるはずがないんだゾ☆」
「そうよね……。……食蜂、あんた、暑いの? 首筋……汗がすごい」
「いやいやそんなわけ──ひゃあ!?」
ぺろり、と。いつの間にか近付いてきて……至近距離にいた御坂が、食蜂の首筋を舐める。
「……しょっぱい」
「ななななな、何を……」
「……電気、好きなんだっけ?」
「ぇ──ひゃあん!?」
今度は驚きだけでなく、快楽もあった。
突然乳首に対して流された電撃。それはここ数日間、食蜂が何度も求めた鋭く甘い痺れ。
絶対に正気ではない。正気ではないままに……体操服の上着を脱ぎ始める御坂。スポーツブラも脱ぎ去ってしまえば……確かに食蜂のものよりは小さかれど、別に無いというほどじゃない胸が露になる。
反り立つ小さなぽっち。『調教《カリキュラム》』で肥大化したままである食蜂のそれとは比べ物にならないほどに可愛らしい……まだ他者の指を受け入れたことのない突起。
知らずの内に、食蜂はその突起物へ手を伸ばしていた。
触れて。「ん……」という受け入れる声に、もう一度生唾を呑み込んで。
人差し指と中指で挟み込んだその突起物を……親指の腹で、しゅこしゅこと擦ってみる。
「は、ぁぁ……っ」
「私に……電撃とかやってくる割に、御坂さんも乳首……弱いのかしらぁ?」
「ぅぁ……あぁ……」
「それとも……自分が感じる場所だから、ああやって何度も何度もやってくるってことぉ? だとしたら……」
既に湿り始めている体操服短パン。その上から……御坂の股座をツツツ、となぞっていけば。
「や……やめて、そこ……ビンカン、だから」
「やめてほしい人は、私の指にお股をこすりつけてくる、なんてことはしないと思うけどぉ~? ……はぁ、もうなんだかなんにも考えられないしぃ……仕方ないわねぇ~」
ばるん、と音が鳴ったかのような錯覚。
その豊満な胸が、上着を脱ぐのに連れて跳ねる。
だから──思わず、御坂はその先端へとしゃぶりついた。
「ちょ、え、えゃ!?」
「すごい……前見た時も思ったけど……長くて、吸い甲斐がある……」
「吸い甲斐ってなによぉ~! というかそんなに吸ったって何も……ぅ? う……な、なにこれ……何かが込み上げて……」
ぷしゅっ、なんて可愛らしい音を立てて……その乳房、その乳首から、白い液体が飛び出した。
粘性のない、サラサラとしたそれを……御坂は驚きながらも、ちゅうちゅうと飲んで。
「食蜂アンタ……おちち、出るのね」
「出るはずないでしょぉ!? これ絶対……ああもう、『
「今は余計なことを考えないでいいでしょ。食蜂の大きな胸からは母乳が出る。それだけじゃない」
「ちょ、やめ、吸わないで、舌でこねくり回さないで! で……出る、感覚に慣れてないから……すぐイっちゃ、ぅ!」
絶頂する。乳首を舐めしゃぶられているだけで。
股座からの愛液分泌と共に、母乳もまた勢いを増して噴出した。その感覚は、まるで。
「まるで、って……そんなの知るわけがないのにぃ! ていうか、私ばっかり責めてないで、御坂さんにもやりなさいよぉ! これはそのためのことでしょぉ!?」
言われてみれば、確かに。
と言わんばかりに食蜂の母乳がその勢いを失い、それがそのままぐにゅりと動きだして……御坂の身体を縛り付けていくではないか。
最初は「な、なに……これ……」なんて抵抗していた彼女だったけど、今は母乳を吸うのが優先であると判断したらしく、四肢の抵抗をやめて吸引に専念する。
やがて御坂の体は、ほぼ180度まで開脚した足を曲げられ、大きく開かれた胸と腕、手を固定された……潰れた蛙のような姿で固定される。
無我夢中で舐めしゃぶっていた乳首を離した頃には、すでに身を捩ることもできなくなっていて。
「なに、これ……。……動けない……のは……」
「そういえばぁ……御坂さんって、胤河製薬の時も、今回の暴走? の時も、どっちも"全く動けない状態で"えっちなことをされて、っていう経験しかなかったわけだからぁ……。成程、白井さんに頼まなかったのはぁ、こうやって甘さのない緊縛をしてほしかったから、ってことかしらぁ?」
途端紅潮する御坂の頬。同時、乳首と陰核がピンと上を向く。
「あらあら、素直なことねぇ。……散々な目に遭わされたわけだしぃ、彼女からも出るようにしてほしいところだけどぉ~?」
……ややあって。
じゅわ、と……滲み出すように、御坂の乳首から半透明な液体が漏れ始める。
「なにこれ……キモチイイ……」
「さてさて、じゃあ味見に……んちゅぅ。……ちゅるちゅる。ぺろぺろ」
「わざとそんな喋らなくても良いから……ひ、ぃ……乳腺、気持ちいい……」
「そ・れ・と。もう私のフェチはわかっているんでしょぉ~? 御坂さんも多分若干そのケがあるからぁ」
こっちは言うや否やであった。
結界……10039号に漏れず、食蜂もそれが何のことなのかはよくわかっていないが、すりガラスのように周囲の風景を排していた結界なるものが、突然透明に切り替わる。
確かに大覇星祭期間中ゆえ人は少ない。だが、少ないだけだ。
いる。
廊下を歩く生徒が。いつも厳しい教師たちが。
ごく、と、二人の喉が重なって音を出した。
どうやら向こうからこっち側は見えない様子だが──だからこそ、ありのままの常盤台がすぐそこにあり。
その中で、食蜂と御坂は、ハダカになって乳繰り合っている。
事実は、二人の興奮を高めるものにしかならない。
「……VRより、やっぱりホンモノ、ってことかしらぁ? 私もとんだ変態力の塊に……なぁに、御坂さん」
「さわっ、触らせて……吸わせて。これ、本当に欠片も動けないのっ……!」
「なら、触って、の間違いじゃなぁ~い? たとえば、こことか──」
「はぁ~、まったく、お姉様ったらどこにいらっしゃるのかしら。今朝から熱っぽかったのですから一日くらい休めばいいものを。ヘンなところで真面目というかなんというか」
「──!?」
「っ!?」
いた。近くに。目の前に。
白井黒子だ。
「……このあたりみょーに涼しいですわね。どこかの教室の冷房が漏れていますの? まったく、最新鋭の学園都市ともあろうものが、そういう非効率は捨てきれませんか。えーと、風の方向からしてこっちの」
なんて言いながら。
結界と言われていた壁の中に
「ちょ……嘘……」
「しゃ、喋らないで御坂さんっ、意味は分からないけど、見えてはないみたいだから……」
「む。今お姉様と食蜂の声が聞こえたような」
「……」
「……」
「ま、気のせいですわね。その組み合わせが一緒にいること自体あり得ませんわ。……しかし、今朝の火照ったお姉様……なんとエロティックな……もし病によるものではない火照りでしたら、あぁん、この不肖黒子、全身余すところなく舐め尽くして鎮めて差し上げますのに……。お姉様は純粋無垢ですし、陰核の包皮内など通常の人生では一生知り得ない快楽スポットを詰めの先でくりゅくりゅと……ふふふふへへへへへ……」
ピン、と。さらに強く張っていく陰核。
だから食蜂は……そーっとその陰核を摘まみ、包皮をずりゅんと剥いていく。引きつるは御坂の頬だが、それとは反対に、まだ刺激も少ないだろう膣が収縮し、絶頂する。
「ふふふふふえへえへえへえへ……お姉様は知らないのですわ。毎度毎度お姉様の電撃を食らうたび、黒子の身に何が起こっているのか。特に尿意を我慢している時の電撃ときたら……。……お姉様には、黒子特製、その膀胱内に出した尿を再度注入されての無限放尿編を味わっていただきたく……そうですの、過注入と強制排尿のコルァヴォレイションはお姉様の身も心も余裕を奪い……うぅん、本気で昂ってきましたわまるでお姉様が目の前でハダカであられもない恰好で固定されているかのような昂りっ……」
「……」
「……」
「"ちょ、ちょっと黒子、こんなところで……"、"こんなところ、だからいいんじゃありませんの、お姉様。……さぁ、まずはこの……カテーテルを尿道口に当てまして、と"。"黒子……お、おしっこ……行きたいんだけど……"、"もちろんですわお姉様。さ、カテーテルを介し、黒子の膀胱に放尿してくださいまし……"。"き、汚いでしょ、もう……"、"お姉様の体に汚いところなんてありませんわ"……なんて、えへえへえへ、ぐへへへへへ」
「……ごめんなさい御坂さん。白井さんに任せればいい、って言ったの、撤回するわぁ」
「そ……そうね。危ないところだった」
はぁはぁと荒い呼気を漏らし、虚空をワキワキと掴み、自らの股座に手を添えながらクネクネする白井は──突然スンッとなって、「さて」と呟く。
「そろそろ
なんて言って……同じ空間にいる御坂達に気付くことなくそこを去っていく白井。
「あ……あんた、リモコン無しでもそこまでできるのね……」
「できるかできないかで言えばできないこともないけれどぉ、今回ばかりは濡れ衣なんだゾ☆ ……さて、ま、白井さんのおかげでお互いソウイウ気分でもなくなったでしょうし──イっ?」
冷たい感触。それは──食蜂と御坂、双方の尿道にあった。
つぷ……と。入ってくる感覚。
「ちょ……ちょっと、まさか白井さんの言葉を真に受けて……」
「うそ、おしっこ……逆流して……?」
膀胱がパンパンになるほどの注入と、自身の意思に関係なく出ていくスライムのような尿。
ただでさえ羞恥の高い排尿は、周囲に人の息遣いがあることで、更なる羞恥を呼び込んでいく。
「む、そこの生徒二人。そこで何をしている」
「……っ」
「ほーう。私相手に無視とは良い度胸だな」
近くで声を発したのは、二人にも勉学を教えている教師の一人だった。
厳格な性格であり、生徒想いであることはわかっていても、自然と委縮してしまうような相手。
それが、間の悪いことに、近くにいる誰かを叱って──。
「この距離でも私を無視するか、御坂、食蜂」
「ひゃ、え、い、いえ!」
「うそ、見えて……?」
「珍しい組み合わせだが……お前達、競技はどうした」
「あ、いえ、今は私達に種目は……ぁあっ、やめて、今は……」
会話が起きる。起きてはならない会話が。
そしてその間にも、尿道を出たり入ったりするつるつるのスライム。
「……食蜂」
「は、はい。なんでしょうかぁ?」
「母乳が出る体質だったとは、知らなかった。御坂もか。これは追加の
ぎゅむ、と。優しさの欠片も無い手つきで食蜂の胸を掴む教員。
さらには牛の乳でも絞るかのように手をすぼめ、その乳頭から零れ落ちる白濁を見てそんなことを宣った。
「あ、あ、うそ……」
「どうした、食蜂。まさか私が見ているからイけないとでも? 仕方ない」
乳房を掴んでいた手が……そのまま彼女の下腹部に伸びていく。
そして、こちらもまた優しさの無い手つきでその陰核を摘まみ上げた。
「あああっ!」
「比べて御坂は、普段の素行こそ多少目に余るものがあるが、やはり優等生だな。私が来てからもう三度も絶頂しているだろう。……食蜂、ほら、絶頂しろと言っているんだ」
親指と中指で陰核を摘まみあげ、人差し指でトントントンと叩く。
強い力で抓まれようと、刺激自体は甘い。これではイくにイききれない。
「む、これは? ……まったく、最近の若者は。尿道は何かを入れる場所ではない。抜くぞ、食蜂」
「だ、だめだめだめっ!」
ずりゅりゅりゅりゅりゅっ!! と。
出たり入ったりを繰り返していたスライムが、食蜂の膀胱内から全て引き抜かれる。
その衝撃。そして教師にそれをされていて、御坂に凝視されているという状況は。
「ぁぁあああイ゛っ、ぐ……」
「なんだ、排尿がキーだったのか。今度はからはそれも申告するように。……私はもう行くが、二人とも、励むことだ」
ガクンと首を垂らす食蜂。いわゆるレイプ目というものになった彼女は、その場に膝から崩れ落ち、仰向けに倒れ……びく、びく、と時折身体を痙攣させるばかり。
ちゅるん、と……御坂を拘束する液体が解けていく。
それにより立ち上がった彼女は、とぼとぼと覚束ない足取りで痙攣する食蜂の元へ向かい……覆いかぶさった。
微かな意識ながらに─別にペニスがあるわけでもないのに─犯される、と覚悟をし、目を瞑った食蜂……の耳に聞こえてきたのは。
くぅくぅと……安らかな寝息。
「……はぁ~っ?」
「刺激が強すぎて疲労で眠ったか。お前さんみたいに五日も八日も耐えられる方がおかしいんだよ」
「……ああ、アナタ。……っていうか、そろそろ教えなさいよぉ。『
「俺は能力開発なんて受けてないよ。誰が受けるかそんなものって感じ。そら、とっとと服着ろ。結界解いちゃうぞ~?」
「ちょ、ばか、まだ御坂さんも着てないんだから……。……その結界、っていうのが、あなたの能力、かしらぁ?」
「しつこいな。違うっつの」
結界。食蜂が真っ先に思いつくのは心理学用語だ。
心の結界、人間関係の結界など、防御、ないしは距離感の用語として使う。
他に思いつくとしたら……創作物のそれかもしれない。
「実際……他人の視界を遮ったり、認識をおかしくさせたり……心理系だとは思うのだけどぉ」
「ここで結界を消してみたりして」
ひゅお、と。今まで感じていなかった冷房の風が食蜂の肌を撫でる。
直後、すりガラスのような壁が作られた。
「あ、あなたねぇ~!」
「わかったらとっとと御坂美琴に服を着せて、自分も着ろ。あと10039号、もうやめていいぞ」
「はい。実は忘れられているのではないかと思っていましたが、流石はマスターです。と、モリヤは自らの股座から指を引き抜き、それをブイサインに転換し、母乳が出るようになって名実共にホルスタインになった爆乳に見せつけます」
「どぉいう意味よぉ! っていうか母乳……は。……良かった、出てないわねえ」
「流石にな。出てるって錯覚だよ。出るようにする薬もあるっちゃあるが、お前さん基本ノーブラノーパンだから生活に困るだろう」
「ショーツは履いてるんですけどぉ!?」
……そんな感じで。
なんとか鎮められた御坂美琴の性欲。彼女が起きた時、ようやく物語は再始動する……のだが。
「まさかとは思うけどこれ、御坂さんが昂るたびに私が処理しなきゃいけない、とかにはならないわよねぇ」
「実際どうなんだろうな。白井黒子は言動こそアレだが、加減もできるやつだと勝手に思っているんだが」
「……いえ、危ないと思うわぁ」
誰も聞いていないことは確認していたとはいえ、往来の暗がりであんなことを口にする存在である。
食蜂の中で白井は結構高いティアにいたのだけど……ナシねぇ、と勝手に取り消し線を引く。
「ま……最悪派閥のコの誰かを操って宛がうか……『
「つまり毎度相手するってことか。すまんが毎度結界は無理だから、寮かホテルかそういうところでやってくれ」
「話聞きなさいよぉ!!」
そんな感じの、大覇星祭三日目であった。