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「お風呂が沸きました」
機械的なアナウンスが響き、健太は名残惜しそうにベランダの手すりから身体を離した。高橋家の室内では、未だに父親の怒鳴り声と母親のすすり泣くような声が続いていたが、とりあえず自分もお風呂に入って、高橋家への侵入作戦をじっくり練ろうと思い、ベランダを後にした。
お風呂に浸かる前に、リビングの電気もつけずにソファへと深く腰掛け、健太は机の上にバッグから取り出したばかりの戦利品を並べた。水色の薄手なレースのパンティと、圧倒的な質量を持った大きなブラジャー。
カーテンの隙間から差し込む街灯の微かな光が、それらの輪郭を怪しく浮かび上がらせる。
健太は辛抱たまらず、ずっしりとしたブラジャーを掴んで顔全体に押し当てた。鈴木の母親の体温がまだ残っているかのような錯覚と、大人の女性特有の肉厚な匂いが鼻腔を支配する。続いて水色のパンティを手に取り、先ほど味わったあのいやらしい酸味の残るクロッチ部分を、狂ったように何度も舐め上げ、吸い尽くした。
脳内には、先ほどキッチンの床で四つん這いになり、目の前でゆっさゆっさと巨大な胸を揺らしていた彼女の姿が鮮明に蘇る。
強烈な背徳感と征服感に突き動かされ、健太の股間は瞬時に限界を超えて膨張していった。ジーンズを引き下ろすと、圧迫されていた太い質量が勢いよく跳ね起きる。包茎の皮がズルりと完全に剥がれ、露出した先端からは、男の性器特有の、むっとするような強烈な異臭が溢れ出した。脱衣所で放ったものよりもさらに濃密なその悪臭は、部屋の空気を一瞬で澱ませていく。
健太は剥き出しになった自らのものに、水色のレースパンティと肉厚なブラジャーのカップを巻き付けた。大人の女性の肉体に直接跨っているかのような滑らかな感触に身を震わせながら、激しく手を動かし始める。
「あのおばさん……俺に、下着を汚されていると思わないだろうな……へへへ」
脳内で鈴木の母親を完全に組み敷き、その上品な表情を涙と快楽でドロドロに引き裂く妄想に没頭する。ピッチを上げるたびに、剥き出しの先端から放たれる異臭と、下着から漂う大人の匂いが混ざり合い、リビングは正視できないほどの淫靡な空間へと変わしていった。
「くっ……、ふ、あ……!」
限界に達した瞬間、健太は腰を跳ね上げ、激しく身体をのけぞらせた。
熱い塊が、ドクドクと勢いよくほとばしる。それは鈴木の母親から奪い去った、水色のレースと上品なピンク色の面影を残すブラジャーのカップの奥深くへと、容赦なく、大量に注ぎ込まれていった。強烈な精液の匂いが、鈴木の母親の匂いを完全に塗りつぶしていく。
出し切った健太は、どろりと汚れた二つの下着を見下しながら、醜く邪悪な顔に満足げな笑みを浮かべた。
翌日、大学の廊下はいつも通りの騒がしさに包まれていた。
「田中、マジで昨日はありがとな! お前のおかげで小テストの範囲、なんとなく分かった気がするわ」
翔太がいつもと変わらない屈託のない笑顔で、健太の肩をポンと叩いた。健太はいつものように少し背を丸め、大人しい生徒の表情を作って微笑む。
「ううん、鈴木くんが頑張ったからだよ。役に立ててよかった」
会話を続けながらも、健太の神経は翔太の表情の微細な変化を鋭く観察していた。家から母親の下着が二点も紛失したのだ。もしや家庭内で大騒ぎになって出席しているのではないかと一瞬の懸念はあったが、翔太の様子を見る限り、全くその気配はない。母親も、よもや息子の友人が泥棒だとは夢にも思わず、洗濯物の隙間に紛れて失くしたとでも思っているのだろう。
(やはり、チョロいな……)
確信を得た健太は、胸の奥で冷酷な安堵と、さらなる全能感を膨まらせていた。
その日の帰り道。
夕方の橙色の光が街を染める中、健太が自宅のマンションへと続く道を歩いていると、途中の小さな公園から賑やかな声が聞こえてきた。何気なく視線を向けると、そこには近所に住む高橋家の幼い息子・陽斗が走り回って遊んでいる姿があった。
その時、陽斗が遊具の段差に躓き、勢い余って派手に転倒した。
「う、うわあぁぁん!」
静かな公園に、幼い泣き声が響き渡る。健太がすかさず駆け寄ると、地面にへたり込んだ陽斗のめくれたズボンの下から、赤黒い血がタラリと流れ落ちていた。
(……これは、チャンスだ)
健太の脳裏に、冷徹な計算が瞬時にひらめいた。
怪我をした子供を送り届ける親切な近所の大学生。その完璧な大義名分があれば、あの高橋家へ正々堂々と足を踏み入れ、母親に接近することができる。
「陽斗くん、大丈夫? 痛いね……よし、お兄ちゃんと一緒に一回お家に帰ろう」
健太は普段学校で見せるものよりもさらに優しく、安心させるような声を意識して発し、陽斗の小さな手を引いて立ち上がらせた。陽斗はしゃくり上げながらも、健太に従って大人しく歩き始めた。
高橋家のインターホンを鳴らすと、すぐに内側から足音が聞こえ、ガチャリと重い玄関のドアが開いた。
「はーい、どうし――あら?」
姿を現したのは、高橋家の母親・美咲だった。
急な来客、それも近所の大学生が息子の手を引いているという状況に、彼女は驚きの表情を浮かべた。家の中ということもあってか、彼女の格好は非常にラフなものだった。着古された薄手のTシャツに、柔らかな生地の短パン。Tシャツの胸元には、しっかりと肉をせき止めているブラジャーの丸みが、生地越しにその存在を主張している。
「マ、ママー! えーん、血が出たぁ!」
陽斗が母親の姿を見るなり、再び大声で泣き出した。
「えっ、陽斗!? どうしたのその足!」
美咲は顔色を変えると、健太に「ちょっと待っててくださいね!」と言い残し、廊下の奥へと走っていった。すぐに白い救急箱を抱えて戻ってくると、彼女は玄関の三和土に直に膝をつき、陽斗の治療をするために玄関先で健太の前にかがみ込んだ。
「痛かったわね、すぐ綺麗にするからね……」
必死に消毒液を染み込ませた綿棒を動かす美咲。
その時、健太は立ったまま、自らの真下にある光景を見下していた。
美咲が屈み込んだことで、薄手のTシャツの首元がだらしなく前へと開き、健太の鋭い視線はその隙間へとまっすぐに突き刺さった。至近距離。上から見下ろすそのアングルからは、美咲の白い肌と、それを包み込むブラジャーのカップから漏れた白い肉同士が押し合ってできた深い谷間が、手に取るように丸見えになっていた。
自分よりも遥かに年上の、一児の母親である大人の女性が、自分の足元で無防備にひれ伏し、必死に手を動かしている。
その構図そのものが、健太の歪んだ支配欲を強烈に刺激した。学校の主役をバカにするのとはまた違う、大人の女を肉体的に見下ろしているという圧倒的な優越感。
(たまんねえな、このおばさんも……)
ズボンの奥で、昨日あれほど出し切ったはずの健太のものが、じわじわと熱を帯び、再び猛烈な勢いで巨大化していくのをはっきりと自覚した。
美咲が手当てをしている間、健太は「公園の遊具の近くを走っていて、勢い余って転んじゃったみたいなんです。泣きじゃくっていたので、放っておけなくて」と、あくまで誠実な青年を装ったトーンで経緯を説明した。
「そうなのね……。田中くん、本当にありがとう。あなたがいてくれなかったら、この子どうなっていたか。本当に助かったわ」
治療を終えた美咲が、額の汗を拭いながら立ち上がり、心からの感謝を込めて健太を見つめた。その潤んだ瞳には、近所の優しい大学生に対する全幅の信頼が宿っている。
「ううん、当然のことをしただけですから」
「もしよかったら、少しお茶でも飲んでいかない? ちょうど冷たい麦茶があるの。お礼をさせて」
美咲は少し申し訳なさそうに、しかし親しみを込めて微笑んだ。
「えっ、でも、お邪魔じゃありませんか?」
「全然! 今、娘も主人も出かけていて、家には私と陽斗しかいないから、気を使わなくていいのよ。さあ、上がって」
「……じゃあ、お言葉に甘えて」
健太は少し遠慮がちな会釈をしながら、高橋家の玄関を跨いだ。
玄関で靴を脱ぎながら、健太の視線は案内するために前を歩く美咲の後ろ姿へと注がれた。短パンから伸びる大人の太ももと、歩くたびに微かに揺れる腰のライン。至近距離から漂う彼女の香りに興奮を覚えつつ、健太は鋭く周囲を見回し、家の各部屋の情報を瞬時に頭へと叩き込んでいった。
このマンションは健太の部屋と全く同じ間取りのはずだった。廊下に並ぶ部屋の前を通り過ぎる際、うっすらとドアが開いているのが見え、それぞれの部屋にシングルベッドが一つずつ配置されているのが分かった。その様子から、この夫婦が別々の寝室を持っていることがすぐに知れた。さらに、片方の部屋から漂う化粧品と女性特有の匂いから、母親である美咲の寝室を完全に特定する。その少し先にある脱衣所と風呂場の位置も、抜かりなく確認した。
リビングに通され、無垢材のテーブルの席に腰掛ける。消毒を終えた陽斗は、母親のそばで徐々に落ち着きを取り戻し、ソファに座ってテレビを見始めようとしていた。
美咲は「今、お茶を持ってくるわね」と言い、キッチンへと向かった。彼女が後ろ姿になって、シンクの前で麦茶を注いだり、冷蔵庫から冷えた果物を取り出して用意している姿を、健太は席から舐めるように見つめていた。薄手のTシャツ越しに浮かぶブラジャーの線が、彼の欲望をさらに煽る。
しばらくして、運ばれてきた冷たい麦茶とみずみずしいスイカを口にしながら、健太は美咲とたわいもない雑談を交わした。近所の評判や学校の話など、大人しい大学生の仮面を被って完璧に相槌を打つ。すると、ソファで横になっていた陽斗が、退屈そうに健太の方を見て声をあげた。
「ねえ、お兄ちゃん、一緒に遊ぼうよ! 僕の部屋に面白いゲームあるんだ」
「陽斗、田中くんは疲れてるんだから無理言っちゃダメでしょ」
美咲がたしなめるが、健太はすぐに優しく微笑んで立ち上がった。
「あ、いいですよ。僕も子供と遊ぶの好きですから。行こう、陽斗くん」
「わーい! こっちだよ!」
陽斗は嬉そうに健太の手を引っ張り、子供部屋へと向かった。美咲はそんな二人の後ろ姿に「すみません、本当にありがとうございます。じゃあ、私はその間に夕飯の支度をしちゃいますね」と言い、キッチンへと戻っていった。
子供部屋に入り、陽斗がゲームの準備を始めて完全に集中したのを見計らい、健太はふっと席を立った。
「陽斗くん、ちょっとトイレに行ってくるね」
「うん、廊下出てすぐだよ!」
「ありがとう」
部屋を出た健太は、もちろんトイレに向かう気などなかった。廊下に立つと、リビングの奥のキッチンから、美咲が包丁でトントンと野菜を刻む小気味よい音が聞こえてくる。彼女の気配がキッチンに釘付けになっていることを確認すると、ドアノブを静かに押して薄暗い部屋の中へと滑り込む。
確信を持ってクローゼットやチェストの引き出しを開けると、そこには綺麗に整理された女性物の下着が並んでいた。健太は素早い手つきで、その中から大きなブラジャーと薄手のパンティを引っ張り出した。
やや慣れた手つきでブラジャーを片手でひっくり返し、アンダーゴム部分にあるタグを捲る。
「おお、あのおばさんはGカップもあるんだな。」ヘラヘラした顔つきで、タグの情報を脳裏に焼き付けた。
美咲の身体を直接包み込んでいるはずの布地。彼はそれを両手で掴み、顔を強く押し当てて深く息を吸い込んだ。それは、鈴木の母親とはまた違う、家庭的な石鹸の残香と、二人の子供を育て上げてきた大人の女性特有の濃厚な体臭が混ざり合った、この上なく生々しい匂いだった。興奮に身を震わせながら、彼は下着を畳み直すこともせず、わざと雑に引き出しの中へと戻した。他人の神聖な領域を荒らす愉悦が、彼の胸を満たしていく。
さらに下着を探そうと脱衣所へと移動したが、そこにある洗濯カゴや棚には、今すぐ味わえるような下着類は置かれていなかった。
(まあ、焦ることはないか……)
そんな不法侵入を繰り返している最中、健太の頭に一つの暗いアイデアが浮かび上がった。
この家に盗聴器を仕掛けたり、あるいはベランダの隙間から小さな監視カメラを設置して、リビングの様子を外からいつでも覗き見できるようにすればどうなるか。あの夫婦の生々しい諍いや、美咲が無防備に過ごすプライベートの姿を、自室にいながらにして完全に監視できる。その暗黒の妄想に、健太は暗がりの脱衣所で「くくく……」と低くほくそ笑んだ。
ひと通りの探索を終え、流石に時間が経ちすぎると怪しまれると考えた健太は、ようやく本物のトイレへと入った。
便器の前に立ち、ズボンのファスナーを開けると、いつもの癖で包茎の皮をズルりと根元まで剥いた。昨日から続く興奮の残り香か、露出した先端からは男の性器特有の、まるで腐ったイカのような強烈な悪臭がむっと立ち上った。狭いトイレの空間に、その不快で淫靡な残り臭が充満していく。健太はそれを気にする風でもなく、用を足して衣服を整えると、何事もなかったかのように子供部屋へと戻っていった。
子供部屋に戻った健太は、その後、陽斗と何戦もゲームをこなした。
「お兄ちゃん、今の強い!」「もう一回やろう!」と無邪気にねだる陽斗の相手をしばらく続け、コントローラーを置いたタイミングで、健太は陽斗の頭を優しく撫でながら、少年のプライドをくすぐるように微笑みかけた。
「それにしても陽斗くん、ゲームめちゃくちゃ上手いね。もうすぐ中学生だし、すっかり大人並みだなぁ」
「えへへ、本当? 僕、もうこれでもお兄ちゃんだからね!」
健太に大人扱いされたことがよほど嬉しかったのだろう、陽斗は得意げに胸を張ると、秘密の宝物を披露するかのように声を弾ませた。
「あのね、僕、自分の『おうちの鍵』だってちゃんと持ってるんだよ!」
「へえ、すごいじゃん。陽斗くんに鍵を任せるなんて、お母さんも信頼してるんだね」
「うん! でもね、僕がよく物を無くしちゃうから、ママが絶対に落とさないようにって。あそこのランドセルの横っちょにあるポーチの中に、しっかり吊るしてあるんだぁ。お留守番の時とかに使うんだよ!」
陽斗が部屋の隅に置かれたランドセルを無邪気に指差す。そのサイドのナスカンには、キーホルダーに紛れて、地味な柄の小さなポーチがぶら下がっていた。
(へえ……あんな分かりやすいところに、念のためのスペアをぶら下げてんのか。防犯意識が低い人妻だなぁ……)
健太は「さすが陽斗くんだね、偉い偉い」と優しく微笑みながら、その小袋の形状と位置を、冷酷な目でしっかりと脳内に焼き付けた。
遊びが一通り終わったところで、健太は「そろそろリビングに戻ろうか」と声をかけ、子供部屋のドアを開けて廊下へと出てきた。健太の後ろからは、すっかり懐いた陽斗が、満足げな顔でトコトコとついてきている。
その少し前、キッチンでの作業を一段落させた美咲が、何気なくトイレに入っていった。
ドアを閉め、便座に腰掛けようとした瞬間、美咲は鼻を突く異様な臭気に気付いた。
「え……? 何これ……」
上品な芳香剤の香りで満たされているはずの空間に、かすかに腐ったような、生々しいイカのような謎の悪臭が漂っている。それは明らかに、先ほどまで中にいた男子大学生――健太が残していったものだった。
不快なはずの臭い。しかし、その臭気に含まれる濃厚な男のフェロモンが、美咲の鼻腔を通じて彼女の脳の奥深くを直接刺激した。これまで経験したことのない異様な生々しさに、美咲の心臓がどくんと大きく跳ね上がる。なぜか身体の奥がにわかに熱くなり、じわじわと火照っていくのを自覚した。
その生理的な昂ぶりは、彼女の腸をも激しく刺激した。普段から女性特有の頑固な便秘気味で、いつもはウサギの糞のようなコロコロとした小さな排便しか出ない美咲にとって、それは全く予期せぬ衝撃だった。突然、下腹部がこれまで経験したことがないほどゴロゴロと不気味に鳴り響き、耐えがたいほどの激しい便意が波のように押し寄せてきたのだ。
下腹部を襲う猛烈な大波に耐えかね、美咲はなりふり構わず短パンと下着を膝下まで一気に引きずり下ろし、便座へとどっかとその大きな巨尻を打ち付けた。
小柄な体躯に似合わない、ムチムチと肉付きの良い安産型の大きな臀部が、重量のままにプラスチックの便座をミシリと歪ませる。
「ん、んんうっ……! あ、はァ……っ!」
白く柔らかな太ももを恥じらいもなく大きく左右に割り開き、色白な下腹部にぎゅっと全神経を集中させて強くいきむ。長期間の便秘によって限界まで膨らんだ腸壁がびくびくと痙攣し、次の瞬間、彼女の肉厚で巨大なお尻の割れ目の奥から、信じられないほど下品で生々しい破裂音が、静まり返ったトイレの個室にドロリと響き渡った。
「ブ、ブブブッ! ぼと、ボトトトトッ……! ぶち、ブブブッ……!」
37歳の人妻の体内で、じっくりと体温を吸って長期間発酵を続けていたドス黒い泥状の便が、一気に堰を切ったように容赦なく便器の底へと勢いよく噴出していく。逃げ場を失っていたガスが「プスのッ、ブススッ」と肉厚な二つの丘に挟まれた排泄口を激しく震わせながら抜け、それに押し出されるようにして、ドロドロと質量を持った排泄物が途切れることなく溢れ出た。
その瞬間、可憐な美咲の身体からは到底想像もつかないほど、鼻を突く強烈な腐敗臭が個室中に炸裂する。だが、その悪臭はただの不浄では終わらなかった。先ほど健太が個室の床に残していった、あの生臭く淫らな男の精の異臭と、自身の体内から出たばかりの生暖かい排便の臭気が、狭く密閉された小さな空間で行き場を失い、最悪な形で密着し、濃厚に入り混じったのだ。
「――っ!?」
美咲の身体が、息を呑んだように硬直した。
逃げ場のないトイレの個室という極小の密室で、彼女はその男の性と自身の排泄物が完全に一体化した、むせ返るような濃厚な臭気を、知らず知らずのうちに鼻腔から大きく体内に吸い込んでいた。
男の匂いと、己の不浄な排泄物の臭い。その二つが混ざり合った異様な空気は、美咲の脳髄をダイレクトに直撃し、彼女の中に眠っていた従順な「雌の性」を強烈に、そして容赦なく蹂躙するように刺激した。自身の最も汚い部分を曝け出している最中に、見知らぬ男の気配に全身を包み込まれるような倒錯した感覚。それは、彼女が心の奥底に隠し持っていた、男に支配され、陵辱されたいという歪んだマゾヒズムを決定的なまでに覚醒させていく。
「ふぅ、あ、あぁ……っ、はァ、アン……ッ」
全てをドボドボと出し切った美咲は、激しい排便がもたらした強烈な疲労感と、排泄口を激しく弄ばれたような身体の芯からの妙な火照りに耐えかね、何度も艶めかしい荒い吐息を漏らした。異臭に満ちた空気を吸うたびに、下腹部がドクドクと淫らに疼き、太ももの内側が小刻みに震える。
苦痛と、匂いによってもたらされた最悪な快感から、額にはじっとりと大粒の汗が浮かび上がっている。その不浄な雫が、彼女の意思とは無関係に、あごのラインを伝って、37歳の大人の色気を孕んだ豊かな胸の谷間へと淫らに滑り込み、色白なGカップの柔肌をじっとりと濡らしていく。美咲はハァハァと乱れた呼吸を繰り返し、急激に昂ってしまった不潔な肉体をなだめるように、トイレットペーパーを震える指先で、音を立てないよう女性らしく静かに引き出した。
そして、自らの下着を汚さないよう、汚れたお尻のデリケートな部分を丁寧に、そっと優しく拭き取った。何度も入念に拭き終えると、ようやく立ち上がり、勢いよく水を流してトイレのドアを開けた。
ガチャン。
トイレのドアを開けたまさにその瞬間、美咲は、遊びが一通り終わって子供部屋から出てきた健太と、至近距離で真正面から遭遇した。すぐ真後ろには、何も知らない陽斗が呑気に顔を覗かせている。
「あ……すみません」
健太はいつもの、大人しくて礼儀正しい無害な大学生の表情を作り、少し身を引いた。
しかし、先ほどトイレの狭い個室で、男の生々しい精の臭気と、自らの身体から放たれたばかりの下品な排泄の悪臭に脳髄まで当てられ、隠された雌の性を強烈に覚醒させられたばかりの美咲は、身体の芯に残る本能的な昂ぶりを未だに抑えきれずにいた。
健太の青年らしい無垢な瞳と至近距離で目が合った瞬間、美咲の身体を支配する不浄な熱が、吸い寄せられるようにして彼の股間へと視線を落とさせたのだ。自分でもなぜそんな場所を見てしまったのか分からない。37歳の人妻としての理性を、生臭い本能が完全に凌駕した、恐ろしく無防備で恥るべき動作だった。
美咲の血走った瞳が、健太のズボンのフロント部分を捉える。
そこには、先ほど彼女の寝室で下着を引っ張り出し、その匂いを心ゆくまで貪り嗅いだ時の、ドロドロとした暗い高揚感が未だに熱く残っており、それによってズボンの生地を大きく押し上げている、明らかに不自然な形状の「ふくらみ」があった。
その圧倒的な質量を、美咲は目と鼻の先ではっきりと認識し、ゴクリッと喉を鳴らして息を呑んだ。
その時、健太の鼻腔には、美咲がドアを開けた瞬間、トイレの奥からふわりと溢れ出てきた、彼女自身の排便直後の下品な生々しいにおいが確実に届いた。近所の清楚な母親が、今まさに個室の中で放ってきた極めて泥臭い、隠されるべき現実のにおい。
(へえ……こんな大人しそうな顔して、中ではこんな臭い糞を垂れ流してんだな)
それを敏感に察知した健太は、胸の奥でたまらない愉悦を覚えながら、ほんのり赤く染めた汗ばんだ胸元を大きく上下させている美咲の視線が、自分の股間に向けられていることにも気づいた。
そして一瞬だが、健太の裏の顔が姿を現す。彼は音もなく、美咲だけに伝わるような邪悪で下品な笑みを唇の端に浮かべ、のぼせている彼女をじっと見つめ返した。
(まさか……この子、私が今トイレでしてたこと、気づいてるかも……)
自分の最も汚い部分をすべて見透かされ、握り潰されるのではないかという、これまでに味わったことのないような極限の凌辱感。美咲のGカップの豊かな胸が、恐怖と恥辱、そして抗えない興奮のせいで激しく波打つ。額から流れた大粒の汗が、無防備な白く柔らかな谷間にヌルり、ヌルりと次々と滑り落ちていく。
健太は、美咲の汗ばんで波打つ大きな谷間を、誰にも気づかれぬよう堂々と、そして陰湿に見下ろしながら、仮面の奥で醜く邪悪な愉悦をさらに深く溺れさせていた。
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