【急募】悪徳領主募集。最低収入保証。寝取りやすい職場です。 作:よるのけだま
112年7月8日 PM 11:13
アロレア地方ラルトマン領第1管区東。
アロレア地方はアロレア家の所有領土ではない。アロレア地方のアロレア領がアロレア家の持ち物だ。領地と言っているが、国に近い。わかりにくいのは、いちおうアロレア地方の領主はアロレア家に若干帰属意識があるということだ。まちまちだが、まるで従属しているみたいにふるまう家もあるらしい。多くはなんかちょっとこのあたりで格が高い家くらいの認識のようだ。
つまり、アロレア地方ラルトマン領はラルトマン家が王だということになる。一般的には領主と呼ばれているが、敬称はちゃんと陛下だ。ラルトマン領は人口1万人程度なので、ガチ目に小国であるが、王は王だ。
ラルトマン家は当主・バビロア=ラルトマン(よく俺たちがパパラルトマンと呼ぶやつだ)。正妻とのあいだに息子が2人。プローシャーとレラージ。そして妾腹のティンダール殿下がいる。プローシャーはまあまあの愚物、レラージにいたっては領土管理すら任されていないので、立場は弱いがティンダールが圧倒的に有能だ。
プローシャーはパパラルトマンの言いつけを100%忠実に守り、機嫌を損ねないように動くので、ギリギリアホでも嫡男、みたいな男である。レラージは会ったやつ全員がああ、まあ、となるらしい。
なので、俺がティンダール殿下と手を結んだのは悪くない判断だ。
まあ、ステアリーとママーのおかげだというのはだいたいそうだ。
ポアンとティンダール殿下の話を総合すると、おおよそこのような感じだ。
アロレア地方ラルトマン領第1管区東にある比較的裕福な家庭の娘であるポアンが捕まえられた理由は表向きない。
いや、理由はもちろん明白で、つぶしてよさそうな領主のところにパパラルトマンごのみの女がいるとわかったから、だが。
ただそれを対外的に説明する手立てはない。ラルトマン家は領主という名の王であるため、説明する必要もないというのが、この話のもっともひどい点だ。
ティンダール殿下はこの点についてだけはこころから軽蔑しているようで、合理的ではなさすぎるイカれた父親、と断罪していた。
「犯すなよ。いま買い手がいない。処女はぜったいキープしろ。うしろもだ。こいつはいいとこの嬢ちゃんだからな。どっちも必ず新品で売る」とプローシャーは言った。
「兄さん、フェラくらいよくない?」とティンダールは言った。
「おまえ、親父に似てこういうの好きだもんな。色白でムチムチしてるほうが穴として優れてるのになあ」
「いやこういう貧相なの好きじゃない。好みは兄貴に同意だ。ただそれはそれとして、口くらい味見したい」
「おまえが金出すならな。調教込みで買ってくれる上客でも祈ってろ。こいつがしゃべったらやべえことになるからな。キスすらするな。いじくるのは好きなだけいじっていいが」
「それオナニーじゃんか」
「かけるのも自由だ」
プローシャーとティンダール殿下はこの略奪に正当性がないことは百も承知だったそうだ。
そして、パパラルトマンがポアンを犯そうとしていることも承知。
ただ性欲のためだけに第1管区東を適当な謀反などと称して罰した。ながれで、裕福な家庭を壊滅させ、天涯孤独にしたポアンをとらえた。
なるほど、クズの所業だ。
しかも、これはラルトマン家が性的な奴隷を裏で販売しているということを示唆するので、事情はなお悪い。領民を襲って性奴隷にしているのだ。ただの悪だ。まあ、そこの家に雇われて領主をしている俺も外から見れば悪だろう。
「あの、お願いします……父が……父がどうなったかだけでも」とポアンは言った。
「乳ぃ? これ乳かぁ?」とプローシャーが服の中に手を突っ込む。「貧相すぎるだろ。乳首くらい立てろよ」
ポアンの胸は揉みしだかれている。
「やめてぇ……」とポアンが悲鳴をあげるが、ティンダールは足を拡げてまんこの味見をした。「そこはぁ、まだだれも……」
「しょっぱ。洗ってねえな」とティンダールはつばを吐き、ひどいことばを吐き捨てる。
「汗かー。いや、しょんべんかな、舐めるからだよ、こんなばっちくて貧相な女」とプローシャーが乳房を潰すくらい強く握る。
「臭わねえから、汗だろ? なあ?」とティンダールが秘部をわざと嗅ぐ。
ポアンはことばを失い、もう自分の日常は終わったのだと理解した。
「しゃべらねえとクリトリス噛みちぎるぞ」とティンダールは脅す。
「漏らしてませんっ」とポアンは叫ぶように言った。
「汗か。じゃあ、いま垂れてきてんのなんだろうな? まあ、でもいくら濡らしても、俺ら挿れられねえらしいから。なあ、兄貴?」
「ダメだぞ。ぜったいに。親父がまずまちがいなくキレる。そしたらおまえが責任とんのか?」
「だからやらないってこの女に言ってるでしょ。親父のとこ今日持ってくんでしょ?」
「まあ、そうだな。フェラくらいさせてえがなあ」と自分が言ったことも忘れて、プローシャーは言った。
「バレないと思うけどなあ。まあ、こいつがしゃべるとコトだからね。すくなくともさきに親父のは舐めさせよう。こいつのことすごく好きっぽいからな。よかったな、貧乳ちゃん」
「あの……どういうことですか」となにも知らないポアンは尋ねた。
「おまえ、家族全員死んだのわかってないわけじゃないんだろ?」とティンダール。
「……はい。父はまだ息がありましたが……家が焼け落ちていますのでもはや……」
「まあ、おまえを性奴隷にしたいお客さんがいるのよ」とティンダールはそんなことをまったく思わずに言った。
殿下は、この時点ですでにほぼ100%、バビロア=ラルトマンの専属メイドにするのだろうと思っていたそうだ。
プローシャーは本気で性奴隷に仕立てて売るのだろうと思っていたようだ。
父親の性癖にどのくらいこの貧相な褐色娘がフィットしているかを理解していなかった。
「いったん、我慢するか。どうせ、
「ああ、
バビロア=ラルトマンがすでに勃起不全であるということは承知だったとティンダール殿下はおっしゃっていた。